R923Eさんが投稿したル・ レストラン・ ドゥ・トーマ(北海道/西11丁目)の口コミ詳細

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R923E (男性・埼玉県)

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閉店ル・ レストラン・ ドゥ・トーマ西8丁目、中央区役所前、西11丁目/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/12 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

2年ぶりの訪問で、かなり腕を上げられたように感じた

再訪:[2009/1/11 12:00]
2年前のディナー訪問時も食べログでのランチの評判は高かった。日程の都合でディナーを先に試してしまったため、今回は札幌らしい抜群のCPを期待して再訪問してみた。

ランチは1800,2100,2800円の3種。もちろんフルコースとなる2800円でお願いした。

最初に全体印象を書いてしまうが、全皿ブレが少なく非常に安定している。前日に訪問したLe Gentil hommeと違って皿による印象の差が少ないのだ。しかも2年前と比べてかなり腕を上げている。安くて美味しくCP抜群という札幌ランチフレンチを象徴している店のひとつであることは確かである。

●一口オードブル
コンソメジュレの中心にラタトゥーユ、その上にマグロの周囲をハーブ類を塗りつけ軽く炙ったものが乗っている。マグロには胡椒と岩塩でアクセントを加えてある。
前回のアミューズも良かったが、最初の皿から他の店と違うなと思わせてくれると期待が膨らむ。

●オードブル:軽く燻香をつけたサーモンムース ~トマトクーリー・バジルマヨネーズ~
香草使いの上手いシェフという印象があるので、サーモンの味に驚きがあるかと皿を見た時思ったが、比較的シンプルな味だった。

●スープ
蕪のポタージュ。特徴的なのは、中央にデンと構えた物体。
コレ、4種の材料で層状に固めた硬めのフランで、かなり旨い。
スープ全体の写真だと層が見えないので、ひっくり返して層が見える写真も掲載しておくが、底側からトマト、ほうれん草、人参、マッシュルームという構成。確かに単独の皿で出すと個々の主張が強すぎて皿の構成が難しくなりそうだが、こうやってスープと合わせて食べると意外にも良く合う。

●魚料理(2択):帆立・海老のポワレ・茸のリゾットを添えて ニンニクの泡と甲殻類のジュ
この皿では焼きに腕を感じた。最初に海老を口に入れた時の海老を焼いた時に出てくる良い香り。小さいながらも海老の品種にも拘っているのだろう。プリプリ感も含めて思わず旨いと思った。
帆立は海老ほどのインパクトは無かったが、ランチ価格では無理だとしても活物を使えばかなり改善しそう。
ソースも絶妙のバランス。ニンニクも甲殻類の香りもそれほど強くなく調和していた。
リゾットはイタリア米だそうだ。粒が大きく現地風なのかもしれないが、個人的にはイマイチだった。

●グラニテ
フランボワーズとシャンパン。
やはり口直しはいつまでも味が口の中に残らない軽いグラニテが一番。

●肉料理(3択):大麦豚のグリル・札幌黄を使ったオニオンカラメルソース
これはストレートに豚肉を楽しむ皿。「大麦豚」の名前は良く聞くが、実際は何かを知らなかったのでググってみたら、通販サイトばかりヒット。国内の生産者のサイトが見つからないので、カナダ産の豚肉のブランドなのか、大麦で育てた豚なのか不明。
写真では左半分が白くて全部脂身に見えてしまうが、これも赤身(というか白身?)。脂身は右の端の方に少しだけで、脂身苦手症にかかってしまった私でも2種の肉質で楽しめた。
オニオンカラメルソースは、オニオングラタンスープの製造過程そのものという感じ。もちろんオニグラスープ好きにはたまらない。量もたっぷりで美味しくいただいた。

●デザート(2択):色々なドライフルーツとパインのガトー ~ラム林檎にアイスクリーム~
柔らかいドライフルーツがたっぷり入ったケーキと、キャラメルアイスにラム酒に漬けたリンゴと、フレンチらしいデザートで嬉しい。特にアイスが美味しい。

●プティフール
フィナンシェが良くなった点でもデザートの腕が上がっていることを感じた。前回はキャリア20年、商売ではないので回数はせいぜい50回程度の家内が作る物よりも落ちていると思ったが、今回は同等レベル。このしっとり感と周囲の微妙な歯触り感が良かった。抹茶も控えめでフィナンシェ本来の味を壊していない。
また、アップで掲載したものはホワイトチョコに白トリュフを加えてイチゴパウダーでコーティングしたもの。白トリュフをこんな使い方をするというのも冒険心がある。

それにしても、評判の通りCPは抜群。金に糸目を付けない方々が求める味を論じても仕方ないが、単に安いだけでなく腕も確かで、私のように安くて美味しいフレンチを求める者にとっては満足すぎる内容だった。本当に札幌フレンチの平均水準が高いことを実感する。
早くても来年以降になると思うが、再びディナーで、今度はコース料理を楽しみたいと思う。


※昼夜共に試した店の採点は、昼夜の平均値を採用している。今回だけなら4.5点となる。
※2年前のディナーレビューはコメントに移しました。

  • 帆立・海老のポワレ・茸のリゾットを添えて ニンニクの泡と甲殻類のジュ

  • 軽く燻香をつけたサーモンムース ~トマトクーリー・バジルマヨネーズ~

  • サーモンムース(というよりはタルタル風)のアップ

  • 大麦豚のグリル・札幌黄を使ったオニオンカラメルソース

  • 大麦豚をアップ

  • 一口オードブル

  • ラタトゥーユが中に隠れていたので、断面撮影

  • 蕪のポタージュの中央に怪しげな物体・・これが旨い!

  • 4層の状態が見えるように向きを変えてみた

  • 色々なドライフルーツとパインのガトー ~ラム林檎にアイスクリーム~

  • デザート本体部分だけで

  • 珈琲に付く小菓子

  • ホワイトチョコに白トリュフを加えてイチゴパウダーでコーティング

  • フランボワーズとシャンパンのグラニテ

  • パンにはオリーブオイルとバルサミコ

  • ジャラン産窒息鴨の蜂蜜ロースト(2100円)

  • 牛ほほ肉の赤ワイン煮(1500円)

  • アミューズグール

  • デザート盛り合わせ(1500円)

  • 店内の雰囲気

  • ランチは最高峰をお勧め。値段差以上に充実した内容となる

2009/01/18 更新

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