R923Eさんが投稿したオーベルジュ・ド・リル サッポロ(北海道/円山公園)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

1700枚の写真で比較出来る埼玉フレンチ&イタリアン180軒

メッセージを送る

R923E (男性・埼玉県)

この口コミは、R923Eさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

オーベルジュ・ド・リル サッポロ円山公園、西28丁目/フレンチ、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:5.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

後発組の名店も札幌ランチフレンチの抜群のCPを追随

訪問:[2009/3/31 12:40]
20年前に愛用していた「グルマン」(日本のミシュランを目指して見田盛夫氏が中心となって毎年発行していたフランス料理店ガイド)の1990年版でわずか6軒しか無かった三つ星レストランのひとつであるレストランひらまつが札幌に展開した店である。ちなみに札幌第2位の東京資本のレストランであるコート・ドールは当時二つ星。(二つ星全体は16軒、1992年版で三つ星を獲得している)

現在札幌どころか全国のフレンチで1位。札幌フレンチ巡りと題してこの2年で20軒程を試してきたが、こういった東京資本の大御所的な店はあえて避けてきた。東京の店をわざわざ札幌まで来て食べる気が起きなかったからだ。しかし、平日のみの「MENU D'AFFAIRE(2940円+サ10%)」なら、他の札幌フレンチ個人経営店の上位価格店と同等であり、比較しても良いだろうと思って出かけてきた。

ウェイティングルームで待っているまでは気にならなかったが、席に案内されて見回すとみなさんおめかししている。こちらはいつものように普段着。カジュアルパンツにカラーシャツ+セーター。上着とネクタイが必要な店であることを忘れていた。(といっても、予約無しの一見客を入れてくれたのだから、とりあえず身なりはパスしたのかな?)

さて、メニュー上はアペリティフ、前菜、スープ、魚か肉、デザート、小菓子、珈琲と記されていたので、その数だけ皿が出てくるものと理解していたが、実際は皿ではないものの色々と趣向を凝らした一口サイズの料理が出てきて驚かされた。ラ・トルテュでのディナーを思い出してしまった。

既に多くの写真付レビューが掲載されているので個々の料理は出てきた順に写真とコメントを登録することで控えようと思うが、札幌で最近多く見られる経歴をアピールして次々と開店しているライトフレンチ系の店の料理とは平均レベルがまったく違う感動をもたらしてくれた。創作の完成度の次元が違うのだ。

安易に変わった素材を融合させて創作だと言わんばかりの料理を出す店が増えている中で、十数名の水準の高いシェフのチームワークで作られると、こうも完成度の高い料理に仕上がるのかと驚かされた。3千円クラスのランチとしては文句なく満点である。

もちろん100%完璧・感動を味わえたという訳では無い。特にメインの「真鱈のポトフ仕立て キノコのムースリーヌ アネットの香り」は、真鱈の質が悪いのか仕上げが悪かったのか、そこだけ突出して次元の低さを感じてしまった。しかし、コストと全体の内容を考えれば、メインの皿とはいえ減点する理由はないだろう。少なくともフレンチの真髄であるソースは素晴らしかったので、十分補えている。

最後のデザートは液体窒素を使ってミルクを固めた(と言われたが、水っぽさが無いのでクリームを固めた食感)いわゆる「イチゴミルク」は、個人店では真似の出来ないアプローチだし、その後の「小菓子」は小菓子とは言えない充実したお菓子群が3皿に分けられて盛られていた。特に砂糖だけで作った普通の白い綿菓子のように見えた「ルビーグレープフルーツの綿菓子」は、その果汁濃度を考えると驚きだった。

こういった店に行ってしまうと、20年前の高級フレンチ巡りが復活してしまいそうだが、やり始めると止まらなくなる性格なので自重しなければ・・趣味が多すぎるというのは限りある時間配分が難しくなるので困ったものだ。退職後に回すことにしたい。

  • 平日限定「MENU D'AFFAIRE(2940円+サ10%)」のスタート

  • 単なるタルタルでも独特なゼリーやピュレと合わせた完成度の高いスプーン

  • グリーンピースのピューレをストローに閉じ込めてある

  • ピスタチオのローストをキャラメルコーティング

  • アペリティフと前菜の間にも口直しのスプーン(ビールのジェラード)

  • パンとバター

  • 帆立貝のセジール クレソンのサラダ添え 林檎とクルミのアクセント

  • 帆立貝のセジールをアップ(高級店は前菜が一番の楽しみだが今回最高の料理だった)

  • 南瓜のポタージュ

  • 南瓜のポタージュを接写

  • 真鱈のポトフ仕立て キノコのムースリーヌ アネットの香り

  • メインとデザートの間にもスプーンで。各スプーン料理も高級店らしい完成した味が楽しめる

  • デザートの「イチゴミルク」 ルバーブのチップとピューレがアクセント

  • 液体窒素で固めたというミルク(実際はクリームだと思う)

  • イチゴは素直にそのまま潰しただけ。もちろん高品質のもの。

  • 単に「小菓子」とメニューに書かれていたが、これ全部が「小菓子」

  • 焼き菓子だけなら他店でもあるが、ミニジュースが付いていた

  • ブームの生キャラメルもさりげなく出してくる

  • カプチーノと砂糖。この砂糖が凝っていた

  • 粉糖に何かを混ぜてある(何かが聞き取れなかったが・・)

  • ウェイティングルームの奥は2階への階段

  • ウェイティングルームから入り口方向

  • 欧州でよく見かける洋館風の入口のロゴプレートとメニュー掲示

2015/02/01 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ