3回
2025/05 訪問
Ramen 翡翠【参】 ~愛知県犬山市にある『せいめん 未さく』と4月13日にコラボイベントを開催した東京・赤坂に誕生した期待の新店で「特製塩ラーメン」+「鴨ロース マグレドカナール」~
2025/06/05 更新
2025/03 訪問
Ramen 翡翠【弐】 ~東京・赤坂にオープンして、瞬く間に大行列店になった話題の新店で「マグレ・ド・カナール」がデフォルトでトッピングされた「特製醤油ラーメン」&「カクキュー八丁味噌お肉ご飯」~
訪問日:2025年3月6日(木)
本日のランチは東京・赤坂に先月の2月8日にオープンして、瞬く間に大行列店になった話題の新店『Ramen翡翠』へ
カフェレストランの『コスメキッチンアデプテション』の料理長だった渡邊さんという方が開業したラーメン店
渡邊店主は飲食歴20年以上のキャリアがある人
しかし、ラーメン店での経験は『RamenBreakBeats』とその系列店でアルバイトのみ!
そんな店主が、どんなラーメンを作るのかにも興味があったし♪
それに、デフォルトのラーメンが1,300円。
「特製」にすると1,900円という、食べログ「全国ラーメン・つけ麺人気ランキング」で2位と3位の『RamenFeel』に『らぁ麺や嶋』並の価格設定なのも…
場所が赤坂とはいえ、超有名ラーメン店出身のサラブレッドというわけでもないのに…
ここのところ、高額ラーメンを販売している店が相次いで閉店している現状を見ても…
それに見合う味とクオリティのものなのかにも興味があった。
オープン3日目の2月10日に訪れて!
「特製塩ラーメン」をいただいた。
これが、飲食歴が長いとはいえ、ラーメン店での経験はバイトのみという人が作ったとは思えない極旨なスープのラーメンで
だからブログには、こんな風に書かせてもらったくらい…
“地鶏の旨味をベースに鮮魚や乾物の旨味も入れて、重層的な味わいに仕上げたスープは…
厚みがあって、旨味の塊のようなスープで”
“こんな風に感じられたのは、最近では『JapaneseRamen五感』に『RamenFeeL』で食べたときに感じたのと同じ!
めちゃめちゃ美味しいじゃないてすか”
“プレオープン以来、評判はよさそうだったので、美味しいスープなんだろうとは思ってはいたけど♪
ここまで美味しいとは”
麺も自家製麺歴3ヶ月とは、とても思えない秀逸な麺だったし
トッピングもラーメン職人が作るものというよりは、プロの料理人が作るクオリティの高いものだったし
だから、すぐにでも、今度は「マグレ・ド・カナール」がデフォルトでトッピングされた「特製醤油ラーメン」を食べに行こうと思ったけど…
この日、食べに行ったときの模様をこんな風にブログに書いたところ…
“オープン時間の11時30分から13時過ぎまでは、ある程度は混んでいるはずなので…
それを避けて、13時17分にやって来たというのに”
“思った以上に多かったかな
立って、6番目で待つ。”
これに対して、Xのフォロワーさんなどからお叱りを受けた
私が行った翌日に行った方は1時間30分待ったとか
さらに、その後の土曜日に行った人は2時間30分も待ったそうで
尋常じゃないよね…
これは『奈つやの中華そば』並
ただし、『奈つやの中華そば』に比べて、ラーメンが高額なので…
何処までオープン景気が続くのか!?
そこで、とりあえず、オープンから1ヶ月は様子見をしようと思っていたところ…
今日、仕事のドタキャンがあって、思わぬ時間ができたので♪
到着して、もし、スゴい行列ができていたら…
すぐ近くにある、閉店した『らー麺本間』の跡地に3月3日にオープンしたばかりの『らー麺福久朗』で、「白河ラーメン」をリスペクトした「手打ち中華そば」を食べに行けばいいと思って!
赤坂へと向かうことに️
そうして、前回同様、最寄り駅の赤坂駅1番出口からアプローチ
徒歩2分の「赤坂みすじ通り」沿いにある「ドルミ赤坂」という飲食店が入る雑居ビルの2階に入る店へとやって来ると…
前回は気づかなかったけど、2階に店の看板があった。
店に入るには、1階に入居している『横浜家系ラーメン一刀家』の右にある狭い通路を通って…
突き当りにある階段を2階へ上がって!
階段を折り返して2階に上がった正面右側が店
そして、開店30分前の11時ジャストに店に到着すると️
8人のお客さんが待っていた。
でも、思ったほどではなかったかな♪
それに、9番目なので、開店と同時に、ギリ1巡目に入店することができる
この後、10時59分にスタッフの人が現れて、開店するまでに16人ほどのお客さんが並んだけど…
オープン景気も、少し、落ち着いてきたってことかな!?
この後、先頭のお客さんから入店していって!
デジタルなキャッシュレスの券売機で食券を購入して席へと着いていく。
そうして、8人が入店したのに、なかなかスタッフの人に呼ばれず、外で待つことに…
9席あった席を8席に席を減らしたのかな
開店から13分後の11時43分に呼ばれて、入店して…
券売機で食券を買って、店内の中待ちで待つ。
券売機の麺メニューは「塩ラーメン」に「醤油ラーメン」と、それぞれに「特製」、「味玉」、「チャーシュー」がトッピングされたバージョンが用意されて…
「チャーシュー」トッピングの画像がないのは前回同様。
「手揉み麺変更」、「大盛り」対応していないのも前回同様
予定通り、「特製醤油ラーメン」にタッチ
さらに、ご飯もののページに移動。
この中から「カクキュー八丁味噌お肉ご飯」にもタッチ
これは、愛知県岡崎市八丁町にある八丁味噌の老舗2社である「カクキュー」と「まるや」のうちの、「カクキュー」が伝統的な製法で造る八丁味噌で味付けされたチャーシューご飯のこと。
2017年に「八丁味噌」が愛知県の共有財産として捉えられて、農林水産省の「地理的表示(GI)」制度に登録され…
愛知県内のいろいろな会社でで岡崎の2社が守り続けた伝統的な製法以外で造る「八丁味噌」が販売されるようになったので…
こうして、「カクキュー」、「まるや」の名を冠した本物の「八丁味噌」で作ったものとわかるのがいい
渡邊店主は飲食歴が長いこともあるだろうけど…
この辺もわかっていて、だから、あえて、「カクキュー」の名を入れていると思うし♪
調理する際に使用するガスバーナー一つとっても、市販の安いものではなく、40万円近くする超高価な「AMGHBurner」が使われていて…
これはガスバーナーを使うとガス臭が食材に移ってしまって、美味しくなくなる。
特に前回食べた「特製塩ラーメン」には生のホタテ貝を炙ったものがトッピングされていて…
これを安いガスバーナーで炙ると、本当、残念なので
でも、「AMGHBurner」なら安心
「AMGHBurner」はガス臭くないバーナーで
高くても、これを愛用する料理人を知っているので!
しかし、これをラーメン店で見たのは初めてだったし
ラーメンを食べる前から、普通のラーメン店の新店の店主とは違うものを感じたし…
実際にラーメンを食べても、そうだったし
そうして、食券を購入して、中待ちのスツールで、少し待つことに…
このスペースには店の屋号にもなっているカワセミ(翡翠)の写真が飾られていて!
さらに、開店祝いの花に観葉植物が飾られていて!
前回、撮影したのにピンボケで掲載できなかった渡邊店主の友人の『yagu-noodle』矢口店主からのピンクの胡蝶蘭をパチリ
他に、「ブルーエレガンス」か「ブルージーン」かは分からなかったけど、希少な青い胡蝶蘭も撮影していると…
その隣にあった観葉植物が『せいめん未さく』からのもの!
『せいめん未さく』は、愛知県犬山市に昨年の3月9日にオープンした店で!
今、一番行ってみたい愛知県のラーメン店
その店主からのお祝い
どういう関係なんだろうか
その後、5分ほど待ったところで…
男性スタッフの人から、L字型カウンター席の入口に一番近い右端の席へと案内された。
目の前にはカワセミ(翡翠)が描かれたラベルの日本酒が
秋田の超辛口の地酒「刈穂」だった。
スマホのGoogleレンズで検索してみると…
大仙市の象徴であるカワセミをモチーフにして造られた「刈穂 純米吟醸 kawasemilabel」の四合瓶ということがわかったけど
「へぇ〜、こんなラベルのお酒があるんだ」
男性スタッフの人に、そう言うと…
替わって、渡邊店主から…
「後ろにもありますよ!」と言われて、振り向くと…
冷蔵ショーケースの中には「刈穂」のカワセミラベルの一升瓶が何本も陳列されて!
さらに、カワセミのビールもあった
店主によれば…
「カワセミが好きなので置いてます」と笑顔で話していたけど…
カワセミは漢字で「翡翠」と書く、「空飛ぶ宝石」と呼ばれる人気の高い野鳥だけど♪
「目標が達成したり望みが叶うという縁起のよい鳥」とも言われているので、そんな商売上の意味も含めて、この屋号にしたってことなのかな
などと、しょーもないことを考えているうちに、席に着いて7分ほどの11時55分には「特製醤油ラーメン」が完成して!
渡邊店主自らの手でサーブされた。
さらに、少し遅れて…
「カクキュー八丁味噌お肉ご飯」もスタッフの人から出された。
大判の豚ロースのレアチャーシューに「マグレ・ド・カナール」のロースのロティ、ブロック状の地鶏のもも肉の炭焼きチャーシュー、鶏ムネ肉のレアチャーシューの4種類のチャーシューと
味玉、炙り舞茸、メンマ、九条ネギが盛りつけられた美しいビジュアルの醤油ラーメン✨️
まずは、醤油が芳醇に香るスープをいただくと…
地鶏出汁の旨味をメインに鰹と昆布、干し椎茸の旨味を重ねたと思われるスープで♪
これに全国6カ所の木桶仕込み醤油にデーツ、メープルなどの天然甘味料で作ったカエシを合わせた醤油スープは突き抜けた味わいで
絶品
しかし、前回の「特製塩ラーメン」もヤバ旨だったけど
この醤油スープも極旨
でも、このスープ…
地鶏と水だけで作ったスープではないよね
卓上にあった「翡翠のこだわり」と書かれたPOPには…
「黒さつま鶏、押岡地頭鶏、信濃地鶏、名古屋コーチンなどの地鶏4種を贅沢に使用し、厳正な温度管理のもとでじっくりと炊き上げた自慢の無化調スープ。」と解説されていたけど…
地鶏の他に鰹と昆布と干し椎茸の旨味が感じられたし…
それに、基本、淡麗な地鶏スープのはずだけど、厚みを感じるスープで、あさりが使われているのかな!?
そこで、店主に…
「これ、地鶏だけのスープではないですよね?」と聞いてみると…
「豚も使ってます。」
「2割ですけどね…」
なんて、答えがあったので…
動物系に豚を入れることで、スープに厚みを持たせていたことがわかったので…
「貝じゃなかったんですね…」
「貝を加えて、スープに厚みを出しているのかと思いました。」と言うと…
「貝は使ってません。」と言われて…
「節と煮干し、昆布、干し椎茸を使ってます。」なんて…
すべて、包み隠さず話してくれたけど
ほぼ、予想通りの味わいで!
節は、上質な鰹だけか鰹節と鯖節の併用…
煮干しはいりこを使用しているんじゃないかと思われるけど…
すると、さらに店主から…
「スープは前回より、ぜんぜん、美味しくなってるでしょう?」と聞かれたので!
「前回のスープも、スゴく好みの味わいのスープでしたけど」
「このスープの方が美味しいと感じるお客さんは多いんじゃないと思います♪」
「前回の塩は『JapaneseRamen五感』っぽくも感じられたけど、今回の醤油は『HomemadeRamen麦苗』ぽいかも…」
「もちろん、細部の味わいは違いますけど…」
「スープの旨味という店では引けを取らないほど」
「今年食べた醤油ラーメンでは一番美味しい」と答えると…
「五感さんも麦苗さんも、うちといっしょで、天然酵母を使ってますからね…」
なんて言っていたけど…
ただ、前回の方が荒々しかったかもしれないけど…
重層的で旨味の塊のようなスープに感じられたので
このスープで、作った「特製塩ラーメン」を食べないと…
スープの評価はできないかな
麺は、切刃22番に見える平打ちの中細ストレートの自家製麺で…
見る限りは、変わってはいないような…
食べても、やっぱり同じかな…
やや、やわめに感じられる麺で!
なめらかな口当たりのいい!
つるっと入っていく、啜り心地ののいい麺で!
噛めば、もっちりとした食感の…
しなやかなコシの強さも感じられる麺で♪
前回の塩スープ以上に、この醤油スープとの相性はバツグンで!
コク旨なスープをいっぱい持ってきてくれて、美味しくいただくことができたし
しかし、これが製麺歴、僅か3ヶ月で作れちゃうものなのか?
本当、驚かされるし
このスープに麺をいただいて…
改めて、店主のセンスとポテンシャルの高さ感じさせられた。
トッピングも今日も完璧!
まず、低温調理されたと思われる豚ロースのレアチャーシューは、今日、卓上にあった「翡翠のこだわり」を見て、岩中豚、松坂ポーク、霧島豚などの銘柄豚で作られたものとわかったけど…
上質な豚ロースが使われているので、他店の外国産豚の肩ロースを低温調理して作ったレアチャーシューとは肉の旨味が、ぜんぜん違って…
最高に美味しかったし
「マグレ・ド・カナール」のロースのロティは、火入れが絶妙で
しっとりとした食感とジューシーな味わいが、たまらなくよかったし
ブロック状の地鶏のもも肉の炭焼きチャーシューは、前回と同じ感想になってしまうけど…
『RamenFeeL』や『らぁ麺や嶋』でいただいたものと変わらない美味しさで、絶品だったし
鶏ムネ肉のレアチャーシューも、よく他店でトッピングされる、市販のサラダチキンのような食感のものとは違うし!
塩味の味付けも、ソミュール液に浸けて真空調理しているからだと思うけど、味付けもひと味違ったし
舞茸もスタッフの人が「AMGHBurner」で炙っていたから、ガス臭くなかったし♪
香ばしくて、美味しくいただけたし
味玉も二つ割りすると…
ほぼ、理想的な半熟加減だったし♪
黄身が甘くて♪
白身の臭みのない美味しい玉子が使われていたのがよかったし
メンマは醤油ラーメンだけに入るトッピングで、これにも、店主のこだわりがあるのかもしれないけど…
これだけは、唯一、普通に美味しかったかなという感想
あえて、トッピングしなくてもいいようにも感じられたし…
トッピングするなら、何か他のものの方がいいかも
「カクキュー八丁味噌お肉ご飯」は、「AMGHBurner」で炙られたカットチャーシューが香ばしくて
それに、「カクキュー」の「八丁味噌」で味付けられて…
濃厚でコクがあって!
甘みはなく、酸味とビターさも感じる、この味わいが、めっちゃ美味しくて好みで最高だったし
そうして、最後はスープの最後の一滴も残さず完食
堪能させてもらいました。
また、日を置かずに、新しくなったスープの「特製塩ラーメン」食べに来ますね♪
ご馳走さまでした。
メニュー:特製塩ラーメン…1900円/味玉塩ラーメン…1500円/塩ラーメン…1300円/チャーシュー塩ラーメン…1750円
特製醤油ラーメン…1900円/味玉醤油ラーメン…1500円/醤油ラーメン…1300円/チャーシュー醤油ラーメン…1750円
味玉真っ赤卵…200円/豚チャーシュー(ロース2枚)…450円/鴨ロースマグレドカナール(3枚)…600円/メンマ…250円/炙りホタテ…300円/有明産海苔…200円
ご飯(新潟コシヒカリ)…250円/選べる木桶醤油卵かけご飯…450円/カクキュー八丁味噌お肉ご飯…500円/カクキュー八丁味噌お肉ご飯温玉のせ…650円
2025/03/11 更新
2025/02 訪問
【新店】Ramen 翡翠 ~ラーメン店の経験は『Ramen Break Beats』とその系列店でアルバイトのみ、製麺経験は3ヶ月というのに店主のセンスとポテンシャルの高さを感じる新店で「特製塩ラー
訪問日:2025年2月10日(月)
本日のランチは東京・赤坂に2月7日にプレオープン
そして、翌日の2月8日にグランドオープンした新店の『Ramen翡翠』へ
Xで同業者の『ソラノイロ』の宮崎代表がオープン前に、こちらの店で試食して!
大絶賛してポストしていて、スゴく気になっていた店!
そして、宮崎さんは、さらにこんなポストをしていたので♪
これは食べに行っとかないとね!
何人かの方に質問されたので、
書きまーす。
Ramen翡翠の渡邊店主とは、
以前から知り合いでして、
コスメキッチンアデプテションの広報谷口さんという方に紹介していただいて、
渡邊店主が、そちらの料理長だった時に、
ソラノイロ本店に食べにきてくださったご縁です。…pic.twitter.com/MjpmooP5PO
—株式会社ソラノイロ代表取締役宮崎千尋(@miyachihi)2025年2月9日
ちなみに、プレオープン、またはグランドオープンの日に訪れてレポしている新店ハンターさん情報によると…
店主は飲食歴20年以上のキャリアの方で!
ラーメン店での経験は『RamenBreakBeats』とその系列店でアルバイトのみ!
『RamenBreakBeats』非公認の店だそう!
というわけで、Googleマップでナビしてもらって!
最寄りの赤坂駅1番出口からアプローチ
徒歩2分の「赤坂みすじ通り」沿いにある「ドルミ赤坂」という飲食店が入る雑居ビルの2階に入る店へとやって来ると…
1階に『横浜家系ラーメン一刀家』が入居していて
その右横に小さめの店のA看板を発見!
「2F↑」となっていたので…
『横浜家系ラーメン一刀家』の右にあった通路を入っていって…
突き当りの階段を2階へ上がっていくと…
正面右が店で!
店頭に並べられた5脚の椅子に座って、お客さんが待っていた。
ただ今の時刻は13時17分!
プレオープンに翌日のオープン日の7日・8日に!
明日の祝日の11日も混雑が予測されるけど…
休みの合間の今日は、そうでもないじゃないか…
そう思いながらも、オープン時間の11時30分から13時過ぎまでは、ある程度は混んでいるはずなので…
それを避けて、13時17分にやって来たというのに
思った以上に多かったかな
立って、6番目で待つ。
なお、店頭には、店をおすすめしていた『ソラノイロ』宮崎代表からのフラワースタンド️
店を入ると、『yagu-noodle』の矢口店主からのお祝いの花も飾られていて
写真には収めたんだけど、ピンボケてしまったので画像はなし
やぐっちゃん、ごめん♂️
14分ほど待って…
13時31分にスタッフの人から呼ばれて入店。
券売機で食券を買うよう言われて…
デジタルなタッチパネル式の券売機で食券を購入する。
メニューは「塩ラーメン」に「醤油ラーメン」の2択で!
トッピング増しの「特製」、「味玉」、「チャーシュー」が用意されていた。
昨日までの情報で、「特製醤油ラーメン」だけに「マグレ・ド・カナール」のロースのレアチャーシューがトッピングされるのがわかっていたので
鴨チャーシュー好きとしては、これにするよね
と思って来たけど…
メニューの上位に「醤油ラーメン」より「塩ラーメン」があって、おすすめっぽかったのと
券売機にあった「特製塩ラーメン」にドライトマトと鶏もも肉のローストがトッピングされていたのが見えて…
ちょっと、迷って、決めたのは「特製塩ラーメン」!
カートに入れて、決済画面に進むと…
現金の他にキャッシュレス決済が可能という情報だったけど…
キャッシュレスなのはPayPayなどのバーコード決済ができるものに限られていて…
クレカは使用できなかった️
現金で決済して、発行された食券を持って、3席ある中待ちのスツールに座って待っていると…
スタッフの人から、オープンキッチンの厨房の前に造られたL字型カウンター9席のうちの、右手前から3番目の席へと案内された。
コートとバックを入れる荷物入れがないかと思って探すと…
それに気づいた男性スタッフの人が、席の後ろの奥のスペースから折りたたみ式の荷物入れを出してくれようとしていたので…
受け取りにいくと…
その荷物入れが置かれた横が製麺室になっていて、大和製麺機の「リッチメン」が見えた。
コートを脱いで、荷物を入れて、席に着くと…
厨房では店主が「特製醤油ラーメン」を2個作りしているところで…
男性スタッフの人が舞茸を網焼きして!
さらに、バーナーで炙って仕上げていたけど…
そのバーナーというのがガス臭くないバーナーの「AMGHBurner」
これ、超高価なバーナーで、これをラーメン店で見たのは初めてかも
そして、「特製醤油ラーメン」が先客2人に出されると…
店主がスタッフの人に向かって…
「次、特製塩いこうか!」と言ってラーメンを作り始めた。
まず、雪平鍋に移したスープをガス台の火に掛けていくと…
何種類かの塩ダレに香味油をラーメン丼にレードルで計り入れて…
麺を茹で麺機のテボに入れて、タイマーをセット⏲️
温まったスープをラーメン丼に注ぐと…
1分5秒で鳴り出したタイマーをさり気なく止めて…
湯切りされた麺がスープの張られたラーメン丼に入れられると…
男性スタッフの人が網焼きして、最後に「AMGHBurner」で炙って仕上げた、鶏もも肉のロースト、ホタテ貝柱、蕪他を店主が盛りつけて…
1個作りされた「特製塩ラーメン」を完成させると…
それが私に、店主自らの手でサーブされた。
大判の豚ロースのレアチャーシューが1枚に炙ったブロック状の地鶏のもも肉のローストチャーシューが1個と鶏ムネ肉のレアチャーシューが2個の3種類のチャーシューに
味玉、炙りホタテ、ドライトマト、九条ネギ、フライドエシャロットが盛りつけられた美しいビジュアルの塩ラーメン✨️
まずは、「宮崎県産地鶏と平目等のアラをベースに10種以上の魚介や4種の海塩をブレンドに、いしる、鮎魚醤、りんご酢」で作ったという情報の…
黄金色したスープをいただくと…
宮崎県の地鶏といったら「みやざき地頭鶏」だろうし…
「みやざき地頭鶏」で出汁を引いたラーメンは、今まで、阿佐ヶ谷の『だれやめや』や行徳の『らーめん屋バリバリジョニー』に池袋の『JapaneseRamen五感』、武蔵小金井の『中華蕎麦麺ノ歌』、八王子の『らーめん楓』!
それに、愛知県春日井市の『らぁ麺飛鶏』に東大阪の『極汁美麺umami』など…
いくつかの店でいただいたことがあって、美味しい出汁を出してくれる地鶏だということはわかっていたけど…
この地鶏の旨味をベースに鮮魚や乾物の旨味も入れて、重層的な味わいに仕上げたスープは…
厚みがあって、旨味の塊のようなスープで
こんな風に感じられたのは、最近では『JapaneseRamen五感』に『RamenFeeL』で食べたときに感じたのと同じで…
めちゃめちゃ美味しいじゃないてすか
プレオープン以来、評判はよさそうだったので、美味しいスープなんだろうとは思ってはいたけど♪
ここまで美味しいとは
それに、茹で時間1分5秒の切刃22番に見える平打ちの中細ストレートの自家製麺は、なめらかな口当たりの…
つるっと入っていく、啜り心地ののいい麺で!
噛めば、もっちりとした食感の…
しなやかなコシの強さも感じられるのがよくて♪
それに、地鶏と鮮魚と乾物の旨味MAXの清湯スープとの絡みがバツグンで♪
とても秀逸な麺だったので、食べ終わって、店主に…
製麺の経験を尋ねたところ…
「3ヶ月です。」なんて答えだったのにも驚かされた
ラーメン店での経験はアルバイトだけ!
製麺の経験は僅か3ヶ月!
それで、こんな美味しいスープに麺を作れてしまうの
飲食の経験は長いみたいだけど、店主のセンスとポテンシャルの高さを感じたし
さらにトッピングも、皆、秀逸♪
まず、炙ったホタテが最高だった
軽い焦げの香ばしさを感じて♪
中はレアでホタテの甘味もあって!
こうして食べる方が、生で食べるより数段美味しくいただける
しかし、普通、ガスバーナーで炙ると、食材にガス臭が付いてしまって
あのガス臭い臭いが苦手なので…
興醒めになることがあるのに
スタッフの人がガス臭のしない「AMGHBurner」で炙って、そうならないようにしているのを見ていたので…
それで、店主に、そんな話しをすると…
「そんなこと言われたの、お客さんが初めてです。」
「僕もガスの臭いが嫌で、高いけど、これを使ってます。」
「それをわかってくれて、嬉しいです。」
そう言って、喜んでくれて!
これをきっかけに、少し、製麺機の話しや…
開店祝いのお花が贈られた、気になる『yagu-noodle』の矢口店主との関係も…
親しい友達で、つい先日も、いっしょに鹿児島に旅行にいった
なんて話しも聞けせてもらったけど♪
ただし、忙しい店主に、それ以上のことは聞けずに…
スープや麺など、店主の作るラーメンのことは、まったく、聞けてないけど
そして、ホタテだけではなく、特殊なバーナーで炙った地鶏のもものローストも蕪も最高で
特に地鶏のもものローストは『RamenFeeL』や『らぁ麺や嶋』でいただいたものと変わらず、絶品だったし
ムネ肉のレアチャーシューも、切り方の工夫もあるとは思うけど…
他店で、よく提供される、しっとりとした食感なのが唯一の取り柄のものとは食感が違ったし!
塩味の味付けも、ソミュール液に浸けて真空調理しているからか?
味付けもひと味違ったし
こちらも低温調理されたと思われる豚ロースのレアチャーシューも…
他店の外国豚の肩ロースを低温調理して作るレアチャーシューとは違って、国産豚のロースで作られていることもあるけど…
肉質のいい豚肉が使われていて…
肉の旨味が、ぜんぜん違ったし
味玉は、こうして1個のまんま提供されることが多いけど…
これを食べやすいように二つ割りすると…
黄身が緩かったりすると…
ドロっと流れ出してしまい、せっかくの美味しいスープを汚してしまうので…
それで、特定の店以外で食べることはないけど…
今日は「特製」にしたので、もれなく付いてきたけど
二つ割りにしたところ、ほぼ、理想的な半熟加減だったし♪
黄身が甘くて、味玉でよかった
ドライトマトも爽やかな酸味がアクセントになって
このスープとも合っていたし♪
終盤に、最初にレンゲにとって、ラーメン丼の受け皿に移動させておいたフライドエシャロットを戻して、麺とスープといっしょにいただくと…
味変して、スープにパンチを与えてくれたのもよかったし
最後はスープも美味しく飲み干して完食
堪能させてもらいました。
今年もまだ、始まったばかりだし…
個人的には有名ラーメン店への忖度から選考されるきらいがあって、あまり興味はない賞ではあるけど…
今年のTRY新人大賞もあり得るんじゃないか️
それだけの新人離れした風格すら感じさせる一杯
日を置かず、「マグレ・ド・カナール」がトッピングされた「特製醤油ラーメン」も食べに来ないとね♪
ご馳走さまでした。
メニュー:特製塩ラーメン…1900円/味玉塩ラーメン…1500円/塩ラーメン…1300円/チャーシュー塩ラーメン…1750円
特製醤油ラーメン…1900円/味玉醤油ラーメン…1500円/醤油ラーメン…1300円/チャーシュー醤油ラーメン…1750円
味玉真っ赤卵…200円/豚チャーシュー(ロース2枚)…450円/鴨ロースマグレドカナール(3枚)…600円/メンマ…250円/炙りホタテ…300円/有明産海苔…200円
ご飯(新潟コシヒカリ)…250円/選べる木桶醤油卵かけご飯…450円/カクキュー八丁味噌お肉ご飯…500円/カクキュー八丁味噌お肉ご飯温玉のせ…650円
2025/02/12 更新
訪問日:2025年5月1日(木)
本日のランチは東京・赤坂に今年の2月8日にオープンして、瞬く間に大行列店になった『Ramen翡翠』へ
オープン3日目の2月10日に訪れて、こちらの店の渡邊シェフの作る「特製塩ラーメン」をいただいた。
これが、地鶏の旨味をベースに鮮魚や乾物の旨味も入れて、幾重にも旨味を重ねたスープは、厚みがあって、コクがあって、旨味の塊のようなスープで絶品だったし
こんな風に感じられたのは、『JapaneseRamen五感』に『RamenFeeL』で食べたときに感じたのといっしょ
そして、この極旨なスープに合わせられた自家製麺も製麺歴3ヶ月とは思えない秀逸な麺で
これは、もう一つのレギュラーメニューの「醤油ラーメン」も、すぐに食べに行かないと♪
そう、思いながらも、行列がスゴいことになっていたこともあって、少し間が空いてしまったけど
約1ヶ月後の3月6日に訪れて「特製醤油ラーメン」をいただいた。
4種の地鶏をメインに豚の旨味も入れて
節と煮干し、昆布、干し椎茸の乾物の旨味を重ねることでブラッシュアップさせたと渡邊店主が話していたスープは極旨
前の荒々しさも感じられたスープも超絶美味しかったけど、この洗練されたスープも同じくらい美味しくて
このスープで作る「特製塩ラーメン」を、ぜひ、食べてみたい♪
とは思ったけど、店は、さらに人気が出て、行列も延びているというようで…
長い時間、待って食べるほどの時間が、なかなか作れずに、時間だけが過ぎて行ってしまった…
そうしているうちにGWを迎えて…
たまたま、この店のことを思い出して!
何気にネットでググってみたところ…
こんなYouTubeを発見!
渡邊シェフはフレンチの料理人だった父のもとに生まれ
自身も料理人になった
そして、このYouTubeを見て、わかったことは…
渡邊シェフが生粋のラヲタだったこと
飲食歴20年という長い経歴があるとはいえ、ラーメン店での経験は『RamenBreakBeats』でのバイトのみ…
それで、こうも簡単に、これだけ美味しくてクオリティの高いラーメンを作れるんだろう!?
他の飲食経験があっても、そう簡単にラーメンを作れるものではない。
今まで、和食やフレンチ、イタリアンなどの料理人が簡単に考えて、ラーメン店をオープンさせて!
しかし、結局、閉店に追い込まれてしまった店を東京でも大阪でも何店も見てきているので…
疑問だったけど…
それは料理人としての技術と才能がある上に!
東京中のラーメンを食べ尽くしたと豪語するほどのラヲタで、ラーメンのことを、よくわかっているので♪
それを知って!
さらに、こちら『Ramen翡翠』と4月13日にコラボしてラーメンを作った愛知県犬山市にある『せいめん未さく』で4月18日に「Rich塩らーめん」を食べてきたこともあって
それに、GW期間中とはいえ、GW前半と後半の休みの間で!
もしかして穴場なんじゃないかと思って、赤坂へ️
そうして、今日も東京メトロ千代田線の赤坂駅の1番出口からアプローチして
徒歩2分の「赤坂みすじ通り」沿いにある「ドルミ赤坂」という飲食店が入る雑居ビルの2階に入る店へとやって来て…
1階に入居している『横浜家系ラーメン一刀家』の右にある狭い通路を通って…
突き当りにある階段を上がって!
階段を折り返して2階に上がると…
7人のお客さんが待っていた。
時刻は10時45分!
11時前に到着する予定で来たのに、少し早く着きすぎたけど…
前回は11時ジャストに着いて8人待ちだったから…
だいたい、こんな感じなのかな…
なんて思っていたら…
この後、次々にお客さんが並んで…
開店直前にスタッフの人が1階入口前に置くA看板を持って店から出てきて…
看板を設置して戻ってきたときに渡邊店主に…
「40人待ちです。」と報告していたのが聞こえてきたので…
今日は、この時間に来て、大正解
11時30分に定刻開店
先頭のお客さんから順番に入店していく。
しかし、入場制限しているのか?
なかなか呼ぼれずに、外の椅子に座って待っていると…
中待ちに昇格できたのは20分後の11時50分。
渡邊店主が大好きな「カワセミ(翡翠)」の額に飾られた写真を撮っていると
スタッフの人から食券を買うよう促されて…
タッチパネル式のデジタルな券売機の前に立って!
まず、「ラーメン」のページをチェックすると…
販売されていたのは前回同様、「特製」を筆頭とした「塩ラーメン」に「醤油ラーメン」のトッピング違いのバージョン!
「限定」のページを見てみると…
「冷やし豆乳担々麺」が販売されていた。
「トッピング」のページには、大好きな「鴨ロースマグレドカナール(3枚)」が販売されていて
さらに、前にはなかった「チャーシュー盛り合わせ」というメニューが追加されていたけど…
画像がないので、わからないけど…
たぶん、「鴨ロース」と「豚ロース」の盛り合わせだと思うけど
もし、これに「特製」にしか入らない地鶏もも肉の炙りチャーシューが入るなら
これを選択するのもありかなと思った。
「ご飯」のページには、前回いただいた「カクキュー八丁味噌お肉ご飯」に3種類の木桶醤油から選べる「選べる木桶醤油卵かけご飯」もあったけど…
今日はスルー!
そうして、この中からチョイスしたのは、もちろん「特製塩ラーメン」!
「鴨ロースマグレドカナール(3枚)」も追加して…
クレカで決済して、スタッフの人に食券を渡して
中待ちのスツールに座って、待っていると…
席に案内されたのは11時59分!
今日は思ったよりも時間が掛かった…
席に着くと、渡邊シェフから…
「鴨ロース」をラーメンに入れるか別皿にするか聞かれて…
別皿でお願いすると…
冷蔵庫から鴨ロースの肉塊を取り出して、包丁でカットして、すぐに出されて!
今度は生のホタテの貝柱を「AMGHBurner」で炙り始める渡邊シェフ
「AMGHBurner」については『せいめん未さく』のブログ記事に詳しく記載させていただきましたので、興味のある方は、ご覧いただければと思いますけど♂️
簡単にいえば、一般のガスバーナーのようにガスの臭いが食材に移らずに、食材の旨味と香りを引き立てられる
ただし、高価なので、ラーメン店で使用しているのを、ほとんど見たことがない。
しかし、最初に訪れたときに渡邊シェフが、これを使用して調理しているのを見て…
ラーメンを食べる前から、普通のラーメン店の新店の店主とは違うものを感じたし…
そして、これを『せいめん未さく』の井上シェフも使用していたので…
Xでポストしたら、渡邊シェフからコメントがあった。
バーナーは僕が勧めました
—Ramen翡翠(@Ramen_hisui)2025年4月18日
これは他のラーメン店でも、ぜひ、使っていただければと思う。
ここ数年、行けてないけど、兵庫県の伊丹駅近くにある『がふうあん』の早川シェフも、使ってよかったとブログに書いていたし
閑話休題…
ラーメンに話しを戻して
渡邊シェフから「特製塩ラーメン」がサーブされたのは着席から4分後の12時3分。
早っ
前回は7分掛かったのに…
今回は席に着いて、すぐに私のラーメンが作られたこともあるけど…
渡邊店主と、もう一人厨房に立つスタッフの人の動きは機敏で無駄がなく…
ラーメン店のスタッフというより一流の料理人もので…
それに、渡邊シェフは、ラーメンの盛りつけのこだわりも他の有名ラーメン店の店主とは違うからかな…
今、流行りなのは美しく麺の麺線を揃えて提供する方法。
いろいろな店で、そんなキレイに麺線を整えて提供されるラーメンを目にすることが多くなった。
しかし、渡邊店主の麺の盛りつけは、はっきり言って、雑。
具を全部、「鴨ロース」が載る別皿に移してみると、こんな感じになる
これで、もし、具なしの「かけラーメン」が出てきたら、ガッカリだよね
でも、こちらの店の場合、お客さんの多くが「特製ラーメン」を選ぶので…
そうなると、この上にトッピングの具を慣れた手つきで素早く載せれば、キレイにまとまる
大判の豚ロースのレアチャーシューが前回の1枚から2枚に増えて
鶏ムネ肉のレアチャーシューが2枚から1枚に減って
さらに、炙ったブロック状の地鶏のもも肉のローストが1個の3種類のチャーシューに
味玉、炙りホタテ、ローストトマト、九条ネギ、フライドエシャロットが盛りつけられた美しいビジュアルの塩ラーメン✨️
「黒さつま鶏、押岡地頭鶏、信濃地鶏、名古屋コーチンなどの地鶏4種を贅沢に使用し、厳正な温度管理のもとでじっくりと炊き上げた自慢の無化調スープ。」に…
「まろやかな塩味と甘み、旨味を併せ持つ、秋田から沖縄、フランスの海塩5種を使用。帆立や蛤、海老に昆布など10種以上の魚介を贅沢にブレンドした唯一無二のおいしさ。」の塩ダレを合わせたと…
卓上の「翡翠のこだわり」と書かれたPOPに書かれていた…
地鶏の鶏油がキラキラと煌めく黄金色したスープをいただくと…
地鶏の旨味をベースに鰹、煮干し、昆布、干し椎茸の乾物の旨味を重ねた味わいのスープに
塩ダレに入れられたホタテの干し貝柱、フレッシュな蛤、干し海老の旨味と…
さらに、塩ダレには渡邊シェフから焼きアゴと牡蠣煮干しの旨味も入れたと話していた塩スープは
厚みがあって、コクがあって…
幾重にも旨味が重ねられて…
旨味の塊のような味わいのスープは絶品
これは、鰹節、煮干しなどのイノシン酸に昆布のグルタミン酸、干し椎茸のグアニル酸を重ねることで、さらなる旨味を引き出す和食の料理人の技を流用した方法ではあるけど…
ラーメンを、よく、わかっている渡邊シェフは、これを、わかりやすくいえば、お鍋の出汁のようにはしない。
あくまで、ラーメンのスープなので、一つ一つの出汁の旨味は強めに出しているし…
味付けも、やや、濃いめにしている。
さらに、地鶏の旨味を入れることで、力強さをだして!
貝出汁のコハク酸の旨味を入れることで、塩味のスープを、さらなる高みへと昇華させている。
技術的にいえば、こんなことなんだろうと思う。
しかし、そんなことよりも、このスープは突き抜けている
『RamenFeeL』の渡邊大介シェフに『らぁ麺や嶋』の盛山シェフの作る塩ラーメンが最高峰にあって、双璧をなす塩ラーメンと思っていたけど…
これは、その2つに引けを取らない極上の味わいのスープといえる
ただ、最初に食べた「特製塩ラーメン」の…
「宮崎県産地鶏と平目等のアラをベースに10種以上の魚介や4種の海塩をブレンドして、いしる、鮎魚醤、りんご酢」で作ったという…
こんなに洗練された味ではなく、荒々しさも感じられたスープも、めちゃくちゃ好みで
めちゃめちゃ美味しかったので
それに、他にはない唯一無二の味わいのスープだと思うので
あのレシピで作る塩ラーメンを限定で出してもらえると嬉しいんですけど
そうして、この極旨な塩スープに合わせられた麺は、これは、前回、「特製塩ラーメン」のときにいただいた切刃22番の平打ちの中細ストレートの自家製麺と同じように見えるし…
茹で時間も前回同様、1分5秒だったし!
いただいてみると…
なめらかな口当たりで、つるっと入っていく、啜り心地ののいい麺で!
噛めば、もっちりとした食感の、しなやかなコシの強さも感じられるのもいっしょ!
それに、スープと絡んで、極旨なスープをいっぱい持ってきてくれて、美味しく食べさせてくれたし
気のせいか、前回よりも、より、もっちりとして、コシも、しっかり感じられたような気がしたけど…
小麦粉のチューニングを変えたのかな!?
いや、まだ、今日で製麺を始めて5ヶ月も経っていないので、きっと、日々、製麺する中で、経験を積み重ねて、上手く麺を打てるように、なっていっていると考えるのが自然か…
今後の進化が、さらに楽しみ
トッピングも全体的には、スゴくよかった♪
まず、炙ったホタテの貝柱は…
「AMGHBurner」で軽く焦がすことで、香ばしさを感じさせてくれて♪
中はレアのままで、ホタテの甘味を感じるもので
前回も、スゴく美味しかった記憶はあった。
でも、『せいめん未さく』で食べた、同じ「AMGHBurner」で炙ったホタテが最高だったので
どうかなと思ったけど…
それ以上でした
そして、ホタテ同様、「AMGHBurner」で炙った地鶏のもものローストも蕪も、ともに香ばしくて♪
これは、前回の感想といっしょになってしまうけど…
地鶏のもものローストは『RamenFeeL』や『らぁ麺や嶋』でいただいたものと変わらない美味しさで、絶品だったし
この塩スープに炙った蕪を合わせるセンスも
キレイなロゼカラーの「マグレ・ド・カナール」のロティは若干、火が入りすぎているようにも感じられたけど…
しっとりとした食感に仕上げられていて…
味も「マグレ・ド・カナール」らしい濃厚で、ジューシーな鴨ムネ肉で!
とても美味しかったし
豚ロースの低温調理されたレアチャーシューは、銘柄豚のロースで作られていることもあるけど…
肉質のいい豚肉が使われていて…
ラーメン店で、よく出される外国産豚の肩ロースのレアチャーシューとは肉の旨味が、ぜんぜん違って
最高に美味しかったし
鶏ムネ肉の低温調理されたレアチャーシューは、ソミュール液に浸けて真空調理していて、塩味も、程よくて!
食感も、まずまずとは思うけど…
ただ、これだけは、普通のラーメン店で食べるものと、そう、大差は感じられず…
このトッピングだけは、特に、このこだわりまくったラーメンには、唯一、不要に感じられたかな…
味玉は、これは、前回のコメントと、まったく、いっしょ!
大概の店では、こうして1個のまんま提供されるので…
食べやすいように、セルフで二つ割りして食べると思うけど…
黄身が緩いと、ドロっと流れ出してしまい、せっかくの美味しいスープを汚してしまうので…
それで、特定の店以外でトッピングすることはない…
今日は「特製」に、もれなく付いてくるので、仕方なし
でも、今日も二つ割りにしたところ…
ほぼ、理想的な半熟加減の味玉だったし♪
黄身が甘くて、美味しい味玉だったから
決して悪くはないけど…
せっかく、こだわりのラーメンで提供するんどったら…
ラーメンには味玉!
「特製」には味玉が付くという概念を変えてもいいんじゃないかな…
もっと、このスープには最適なトッピングの具があると思う…
ドライトマトは、その爽やかな酸味がアクセントになって
この塩味のスープとの相性はバッチリだったし♪
フライドエシャロットは、最初にラーメン丼の受け皿に移動させておいて…
今日も終盤に戻して、麺とスープといっしょにいただいたけど…
こうすると、スープの味はわからなくなってしまうけど
でも、スープにパンチを与えてくれて、これはこれで、とても美味しくいただけたし
もちろん、最後はスープの最後の一滴まで飲み干して完食
まだ、今年も3分の1が終わったばかりだけど…
今年オープンした新店の中ではダントツに美味しくて
それどころか、今年食べてきたラーメンの中でも、一二を争うほど
本当、スゴい新店が誕生したと思う
ご馳走さまでした。
メニュー:特製塩ラーメン…1900円/味玉塩ラーメン…1500円/塩ラーメン…1300円/チャーシュー塩ラーメン…1750円
特製醤油ラーメン…1900円/味玉醤油ラーメン…1500円/醤油ラーメン…1300円/チャーシュー醤油ラーメン…1750円
【限定】冷やし豆乳担々麺…1700円
味玉真っ赤卵…200円/鴨ロースマグレドカナール(3枚)…600円/有明産海苔…200円/炙りホタテ…300円/豚チャーシュー(ロース2枚)…450円/チャーシュー盛り合わせ…1200円/メンマ…250円
カクキュー八丁味噌お肉ご飯温玉のせ…650円/カクキュー八丁味噌お肉ご飯…500円/選べる木桶醤油卵かけご飯…450円/ご飯(新潟コシヒカリ)…250円