rammyさんが投稿した初音鮨(東京/蒲田)の口コミ詳細

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rammy (40代前半・女性・東京都) 認証済

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初音鮨蒲田、蓮沼、京急蒲田/寿司

1

  • 夜の点数:4.9

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2016/01 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

素材と温度へのこだわり。五感で楽しむ中治劇場。

昨年より恋焦がれていた初音鮨。
やっと伺える機会が訪れました。新年からなんと幸先のよいスタートでしょう。どうもありがとうございます^^

2回転の一斉スタート。
8人の席は、まるで中治親方を取り囲む劇場のよう。

様々なレビュアー様が詳しくレビューしてらっしゃるので、うまく書ける自信はありませんが、レビューを拝見してあれこれ想像していたものよりも素晴らしく、色々な方のレビューを拝見して想いを巡らせておりましたが、はるかにそれを上回っておりました。
私の中でお鮨屋さんのベストかもしれません。同じお鮨屋さんでもこんなにも違うものなのだなぁと。
感動しました。圧巻の2.5時間。
これから他のお鮨屋さんで満足できるか不安です(笑)

満点をと思いましたが、次回以降の楽しみも踏まえて4.9にさせていただきました。

今回は気合を入れて、初めてメモしながら食べましたので、それぞれのネタの感想を書いてみます。

まずは炊き立てのシャリから。
温かく酢の主張があり、アルデンテ強という感じ。
ここから期待とわくわく感が高まります。

シャリがどんどん終盤に向けて変化していくのに合わせてネタも変化していきます。
30度が一番舌が旨味を感じられる温度ということ。

ほぼ全ての握りは上を向いて口に入れてから、下の上で噛まずに5秒ほど転がすようにと言われます。
ここで風味を味わい、唾液の分泌を促し、5秒たってから噛み始めます。

・縞鯵
20日寝かせた5kgのもの。
暖冬の影響でまだ美味しく食べられるということでした。

・赤貝
宮城県産。

・鯖
淡路のもの。

・牡蠣
陸前高田。
海のミルクと言われている牡蠣は母乳の温度が美味しいのではないかとたんぱく質が固まるギリギリのその温度で蒸し焼きしているそうです。
とにかく大粒でクリーミィー。
火を入れることで生牡蠣よりも牡蠣の旨みが増して味わい深くなっています。

・鮪
この日は大間の149.4kg!
赤身、中トロ、大トロが全て漬けとそうではないものの食べ比べという贅沢さ。

漬けは湯洗いしてから漬けにしているそうです。
大トロだけが漬けの炙りになって出てきます。

漬けは醤油の甘さがけっこうあり、よりマイルドです。
大トロの漬けの炙りはマグロとは信じられないもの。
旨味と焼きの苦味、香ばしさが交わり初めて食べる味です。

個人的には鮪の中では中トロの漬けが一番好きだったかも。

・雲丹
北海道産。
本来は夏が一番美味しいとのことですが、たまたま美味しいものがあったとのこと。
雲丹好きとしてはとても嬉しい。
玉子は半熟が一番美味しいということで、こちらも炙ってあります。
まさに雲丹のTKG!
とろけてクリーミィで卵かけご飯のよう。

・寒ブリ
佐渡。
漬けにして大きく長く切ってあり、織り込むような握り方になっています。
幅広い部位を食べて欲しいという思いからだそう。
醤油の主張がけっこう強めでした。

・白子トリュフ
食べたいと思っていた一品。
1kg80万円のアルバ産の白トリュフを贅沢に白子にかけたもの。
口の中でリゾットのようにして食べます。
白子とトリュフのマリアージュがすごく、意外にもどちらが強すぎるということはありません。
思わず無言に・・・。

・毛蟹
1kgの毛蟹を8人で握りで食べる贅沢さ。身がこんもり。
一度生きたままの蟹さんを見せられ、みんなで足を引っ張り生きていることを確認(笑)
その後蒸されます。茹でると塩味がついてしまうけれど、蒸しなので素材の味のみ。
そして、なんとそのまま食べたい~と思ってみていた蟹味噌をおもむろにシャリと混ぜ合わせるという!
小ぶりのおにぎり位の大きさの握りになりましたが、それを半分にして2回に分けて出してくれるので、2度楽しめて嬉しいです。

・鉄火巻き
そして、名物の全部入りの鉄火巻き。
今まで食べた赤身、中トロ、大トロが全てこれでもかとおしげもなく入っています。
海苔の香りもすごくよく、満足感で溢れます。

最後に干瓢巻きと玉。

玉はしっとり系というよりは、水分少な目でパウンドケーキのような感じ。
最後の〆として最適です。


とにかく全てにおいて食材はもちろん、温度へのこだわりがすごく、今まで食べてきたお鮨とは別物でした。
お皿を温め、その上にネタを置いておくことで一番美味しく感じる温度へと導きます。

ネタが温かいことで、舎利との一体感、そして体への一体感がすごいことが驚きでした。
けっこうな量を食べたにもかかわらず、体にすんなりと吸収されているのか重さやもたれ感がないのです。

原価率はなんと8割。
お話上手、コミュニケーション上手で変態的なまでの探求心のある職人な親方は、全ての素材をなぜそう調理しているのかと丁寧に実物を見せながら説明してくださいます。
これが場に一体感とわくわく感を生みます。
視覚、嗅覚、聴覚、味覚、五感をフルに使って味わうお店だと思いました。
自分の手を込みでの写真では美しく撮ることが難しく、また伝えきれないので、ぜひ直接体験していただきたいです。

美味しいんだろうな~とわくわくしながら手に乗せてもらい、口に運ぶと全てが想像を超える美味しさ。
私には珍しくお酒もそこそこに食に集中してしまいました。

中治夫妻はもちろんのこと、食材とそれに関わる全ての方に感謝と敬意を示したくなる、そんな気持ちになりました。
ご夫婦にはいつまでもお元気で頑張っていただきたいです。

もう3月までの予約はいっぱいとのことでしたが、また絶対行きたいし通いたいと思うお店でした。
こんな素晴らしい食体験ができて、幸せです。

今思い出してもすでに食べたくなります><
今年も素敵な一年になりそうです。

2016/01/12 更新

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