2回
2013/09 訪問
普段着の味。
最近ちょっと疲れを感じてしまい(食べ疲れではなく)、土曜日のお仕事をサボって10:30から並んでみました。
既に待ち有り、後ろにも続々とお客さんが接続し、開店の時刻には20名以上の行列。
待っている間に奥様が注文を取りに来られ、「らーめんとちゃーしゅうごはんのセット850円」を頼みます。
一巡目で入店し、らーめんが出てくるまでに5分ほど待ちました。
味の感想を先に言ってしまうと、「普通」です。
でもそれは「ラーメンとして普通」ということではなく、「普段食べているもの」に対しての「普通の味」
平たく言うと、食べ慣れた、身体に馴染んでいる味わいでした。
ここの「らーめん」は「みそ汁」の如く、と店主が表現されていますが、同感です。
インパクトを追求する人には物足りなく感じられそうですが、安心できるラーメンだと感じます。
最初は「ふーん、こんなものかぁ」という感じでしたが、ちゃーしゅうごはんと並行して食べ進め、最後にごはんとちゃーしゅうをスープに投入して食べきると、大きな満足感が訪れました。
「毎日食べられるラーメン」とはお店の弁ですが、確かに(私にとっては)「毎日食べたいラーメン」ではないけど、「毎日出されても食べられる」ラーメン。まさにみそ汁です。
私にとって外食は「ハレ」の食事なのでインパクトの少ないものをわざわざ選んで食べたいとは思いません。だからまた仕事をサボってこのらーめんのためだけに電車に乗って出向くかと言えばどうかな?という感じなのですが(行列も半端ないし)、近くにお住まいでいつでもお店に行ける方を羨ましく思いました。
らーめんの量は少なくて、ちゃーしゅうごはんと一緒でちょうど良いくらいでした。
らーめんに乗っている叉焼はちゃーしゅうごはんに乗っているものとは違って、薄いピンク色の、ぺらぺらではないちょっと厚みがあって硬めのものです。
ちゃーしゅうごはんにはしっかり味付けされたほぐし叉焼と海苔がたくさん乗っています。
ごはんの炊き方はとても私好みでした。
レンゲは2種類置いてあり、普通のレンゲが苦手で炒飯を食べる時には普通のスプーンが欲しい私はスプーン型のレンゲの方を遠慮なく使わせていただきました。
評判の奥様の接客は、飲食業として「こうあるべき」な見本だと感じました。レンゲの件や、待合スペースに椅子や雑誌を置いているなどの気配りと、けっして押しつけがましくない接客にとても好感が持てました。
更に、「お好きな席へどうぞ」と言われててんでんばらばらに座ったお客の注文を全部正確に把握していて順番も間違えずに出してくる目配りの見事さには感動ものでした(先日新宿の某ラーメン店でお客が少ないにも関わらず間違って配膳されたのとは大違い)
常連らしいお客さんには「らーめんでよろしいですか?」などの声かけもされていて、通う人が多いのも納得できました。
安心の美味しいらーめんをいただいた帰りには深川不動尊に寄って不動明王様にパワーをいただき、ちょっと疲れが和らいだ週末となりました。
2013/09/10 更新
癒しを求めて門仲へ。
前回伺った時は土曜日だったため早めに行って並びましたが、今回は平日11時ちょうどに到着。
カウンター1席とテーブル1卓が空いており、どちらでもお好きな方へと言われたのでカウンター席に収まりました。
こちらの接客が素晴らしいのは周知の通りですが、何が素晴らしいって、待っているお客を不安にさせないところです。
奥さんが常に声かけされていて、「まだかしら」「いつかしら」「どうなのかしら」という気持ちを一切起こさせません。
あんなに常に忙しいのだから無言でやってても文句は出ないはずなのです。
なのにどうしてこんなパーフェクトな対応ができるのか。
もしや前世は高僧だったのではないか、などと感心しているうちにオーダーを取りに見えられたので、
今回はらーめんだけいただくつもりだったのですがついついちゃーしゅーごはんのセット930円を注文しまいました。
ご飯とらーめんは12分くらいで到着。オープン時刻に入ったお客に提供が開始されたタイミングだったので妥当な時間ですね。
大きめ丼に浅めに入ったらーめん。
丼は厚くてスープの温度をあまり感じさせません。
入っているものは叉焼1枚、ネギ、メンマ、海苔。
麺はきれいに畳まれています。
メンマがやわらかくてとても美味しいですね。
ちゃーしゅーごはんの方に乗っているのはらーめんとは違う味付けのほぐし叉焼。あと細かく刻まれた海苔。
らーめんは相変わらず優しい味で、本当にこれなら毎日食べられる。
いつもはラーメンのスープは残す派ですが、ここのは最後まで飲み切りたくて残ったご飯を全部スープにダイブさせて完食。
あー美味しかった。
こちらのお店で不自由を感じるとことがあるとすれば、カウンター下の棚が狭くて荷物を入れにくいところ。
カウンター自体も狭いですがこればっかりは仕方ありません。
またしばらく経ったらわざわざ食べにいくでしょう。
あ、タイトルに「神」と書いたけど、神様は接客しないと思うので「天使接客」と改めさせていただきます。