raven-spkさんが投稿した割烹 新多久(新潟/村上)の口コミ詳細

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渡鴉が,喰っちゃ啼き…

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割烹 新多久村上/日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2017/10 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

いよぼやの郷里にて"鮭づくし"の懐石を頂く

十月下旬;女房と新潟方面に"いよぼや"喰いに (o^-')b
新潟二日目.水産増殖を学びそのニッチに四十年の禄を食んで来た私にとって, 日本で, いや世界で
初めて鮭の増殖を手掛けた"いよぼやの郷里 村上/三面"は聖地. 念願叶い訪問;鮭公園近くの和食処
で昼食を摂ったら, イヨボヤ会館三面河畔・村上城下(おしゃぎり会館/武家屋敷/寺町界隈など)を
巡礼.一旦ビズホに C/Inして 缶ビールで一息吐いたら, 愈々"いよぼやの晩餐"です.ホテル近くの
バス亭から二区間;安良町で降り, 大町筋から黒塀通りを歩いて予約の割烹に向います.

"新多久"さん;新潟のマイレビ ダイアンサスさんのランチレビューでBMのお店ですが, 村上に赴く
目途が立ち 改めて先行諸兄のレビューを隈無く拝読すれば, 時季には"鮭づくし"の膳を頂ける模様.
これは願ったり!と GW明けに早々予約を入れました (^^;)ゞ
黒塀通りの帳に溶け入る黒い構え;行燈に導かれ暖簾を潜れば女将の迎え.店主の構えるカウンター
に案内
されました.テーブル席では先客さん二組が食事を始められています.店主に札幌より来訪の
挨拶を述べカウンター中央に用意の二席に着席.手元隠しの席間に灯る燈明が和の風情を盛上げます.
先ずは村上の地酒をお願いして "鮭づくし"の晩餐が始まりました.

【鮭づくし】: 値付け中程, 料理のみ: 0.5k+Tax のコース
・先付 五点盛; はらこ味噌漬/すっぽん煮/焼漬/白子旨煮/厚焼玉子
  味噌漬の"いくら"は初めて, 予想よりさらりとした漬け上り."余りねっとりさせたく無いので"
  と, 味噌は煮切酒と味醂で緩く溶くのだとか.味噌の風味は軽く, 甘めですがコクは確り入って
  いるので嫌味にはならず, 辛口の酒(この時は〆張鶴の普通酒)と相性抜群.柿葉に盛られた四点
  も甘辛い系統.焼漬に詰った鮭の旨味, 白子のねっとりしたコク, すっぽん煮の ほろほろと煮込
  まれた骨の旨さ, ほんのり鮭の風味が香る厚焼玉子.どれもこれも酒盗みですね (^^;)ゞ
・煮物椀 子皮煮; 鮭真薯(卵/皮/身)の澄し仕立です
  煮物椀の扱いですが明らかに吸物仕立. 本枯節を奢った出汁は並の椀種には強過ぎますが, 鮭の
  皮や卵の旨味が詰まったこの真薯には この強さが無ければ対抗出来ないでしょう.先付の甘辛
  から一転;凛として, 美味し.
・酒肴 二点盛; めふん/酒びたし(酒には浸ってません ^^;)
  出汁で緩く溶き泡立てた大和薯とろろに埋んだ"めふん".背腸(腎臓)の形は殆ど失せて とろり
  と枯れた塩味/苦味, とろろの深い土味.浸していない"酒びたし"はしっとり加減を残しながら
  凝縮/熟成された鮭の旨味.宛ら "鮭のプロシュート".どちらも至高の酒肴です(酒は大洋盛の
  普通酒にシフト; 〆張鶴より酸とボディがやや厚く, 私好みです).
・向付 氷頭生酢; 鼻先の軟骨と鬼おろしの鱠です
  "氷頭"は本当の鼻先, 軟骨の一段と柔かい所だけ使ってます(私はギリギリまで削りますが ^^;).
  クニクニの食感で 漬け酢の塩梅も好く, それを吸った鬼おろしがまた旨い.ただ, 私テキには
  もう少しコリコリな食感を残した方が好みかな (^^;)ゞ
  因みに, 予約時に女房は生魚が不得手な事をお伝えしておいたので, 女房の皿は"焼漬の昆布巻"
  に置換えて下さいました.一齧りしましたが, こっくりと美味しかったです.
・蒸物 飯蒸し; "酒びたし"のおこわです
  御凌ぎですね.最前の"酒びたし"に籠っていた旨味が 水と熱を貰い放たれて, しっとりと強飯
  (こわいい)に纏います.乾鮭の力は深く強い.…蓋し,滋味.
・油物 湯葉揚げ; 鮭の擂身を湯葉で巻いて揚げてあります
  擂身は先程の真薯より鮭身の風味が強い.衣の湯葉は塩梅の好い掛け地を含んでしっとり擂身
  に沿います.はりはりとした揚素麺が好コントラスト.酒は重めな大洋盛の原酒にチェンジ.
・温物 雅味煮(がじに); 鮭の"なわた(腹わた)"と身, 茸や野菜を取合せた羹(あつもの).
  此方は煮物椀とは異り 鮭中落の共出汁でしょう."なわた"の出汁も手伝って, このコースの中
  では一番強く"鮭そのもの"を感じます.敢えて, の仕立てと思いますが, 具の中では肝の風味が
  強めなので, 好き嫌いが出易い一椀だとは思います.
・強肴; "しょうゆはらこ"と"塩引鮭", 鮭処 村上の代名詞
  どちらもドーミンにはストンと落ちる味わい.ちびちび撮みつつ酒を啜り, 食事を待ちます.
・食事; 羽釜のご飯・味噌椀・漬物一揃
  待つうち 竈から下されたばかりの陶の羽釜がカウンターに据えられ, 初めの一膳が主に依って
  盛られました.次いで岩船麩の味噌椀と漬物揃.先ず汁で口を湿し, 飯一口.新米らしい瑞々
  しさと粘り気.時季為りですが, "はらこ"や"塩引"の力強さを受けるには, もう少し籾で措いた
  方が良いかな.まァ, 強肴二点の本来の時季は年の瀬なので, それも贅沢過ぎる悩みなのでは有
  りますが (^^;)ゞ
・水菓子; 酒粕(〆張鶴)のアイスクリーム
  燕三条と思しき鎚目の匙を添えて供されました.酒粕アイスは以前 函館で頂きましたが, 粕も
  乳もそれよりは軽め.けれど今宵の膳を締めるに相応しい爽やかな味わい.追って出された香
  り高い焙じ茶を頂き, 鮭づくしの晩餐はお開きとなりました.

先客さん方と私達に食事を出し終えた店主は翌日の仕込みに掛ります.日曜夜というのに, トロ箱
からピシッ!と活〆された見事な鰆や歯鰹を取出し 手練れの包丁捌きで部位取りしていきます.
伺えば岩船港の漁師さんから届いた許りだそうで, 足の早いこれらの青魚も"私は寝かせますヨ(^^"
先客さんの見送りに"十一月は鴨を... "と仰っていたのでそれもお聞きすると, 御友人が網猟(!)を
なさっているそうで, "鴨は寝かせませんw".調理にも仕入れにも とても沢山の引出しをお持ちの
料理人
とお見受けしました.
 これは時季を変えて是非また伺いたい, されど村上は遠い.何時になるやら伺えるやら...
  けれど,きっとまた何時か... 本当にそう思わせてくれたお店でした.
                ・・・本当に美味しかった.心から ご馳走様でした!(o^-')b

  • 設えと献立;"鮭づくし"は例年十月中~下旬から提供の様です @2017/10/22

  • 先付5点;はらこ味噌漬/すっぽん煮/焼漬/白子旨煮/厚焼玉子 @2017/10/22

  • 煮物椀;子皮煮. 鮭真薯(はらこ/皮/身)の澄し仕立 @2017/10/22

  • 酒肴2点;めふん/酒びたし(酒には浸ってません ^^;) @2017/10/22

  • めふん;大和薯のとろろに隠れていました @2017/10/22

  • 向付(私);氷頭生酢. 鼻先の軟骨と鬼おろしの鱠 @2017/10/22

  • 向付(女房);焼漬の昆布巻に置き換えてくれました @2017/10/22

  • 蒸物;飯蒸し. "酒びたし"のおこわです @2017/10/22

  • 油物;湯葉揚げ. 鮭の摺身を湯葉で巻いて揚げてあります @2017/10/22

  • 温物;雅味煮(がじに). 鮭の"なわた(腹わた)"と身, 茸や野菜を取合せた羹(あつもの)です @2017/10/22

  • 強肴と食事;肴は"しょうゆはらこ"と"塩引鮭", 飯が進みますね. 味噌椀の具は岩船麩です @2017/10/22

  • 陶製の羽釜;竈から下したばかりが据えられました(o^-')b @2017/10/22

  • 水菓子;酒粕(〆張月)のアイスクリーム. 鎚目の匙は燕三条製でしょう @2017/10/22

  • カウンターに灯る燈明;油はサラダ油だそうです(^^;) @2017/10/22

  • 夜の佇い②;行燈に導かれ・・・ @2017/10/22

  • 夜の佇い①;黒塀通りの帳に溶け入ります @2017/10/22

  • 昼の佇い②;仕込み中に, 失礼(^^;)ゞ @2017/10/22

  • 昼の佇い①;駐車場より. 整った庭です @2017/10/22

  • 武家屋敷(若林家住宅);百五拾石取り侍の屋敷は流石に格調が高いです @2017/10/22

  • おしゃぎり会館に展示の"おしゃぎり(山車)";円形フロアに5基が並びます @1017/10/22

  • おしゃぎり会館;イヨボヤ会館とセットの入館券が有ります @2017/10/22

  • 鮭増殖発祥の地;"三面種川", 青砥武平治の遺産

2018/03/03 更新

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