Reciterさんが投稿したラ・トォルトゥーガ(大阪/北浜)の口コミ詳細

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割烹逸史

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ラ・トォルトゥーガ北浜、なにわ橋、淀屋橋/ビストロ、フレンチ

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2025/03 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

抜かりない仕事

大阪の有名ビストロ。
ビストロ然とした内装を、数年前に思い切って席数まで減らして、1枚板の巨大テーブルを全員で囲む形式に大改装。雰囲気もモダンなスタイルになった。その後、コロナ禍などを乗り越えてのここ最近、あまり席が埋まっていない様に感じるのは気のせいか。今回の平日昼も客は私含めて5名。かつては昼も夜も多くの客で賑わっていたのになと思う(もしかすると私が行っていないときは満席なのかもしれないが)。
安くて美味くて量が多いと聞いて通い始めた20年程前、2000円だったデジュネが3300円。まあ物価も人件費も上がってるしな、と思ったら今はさらにワンドリンク制だそうな。知らなかった。うーん、ノンアルビールでも710円かー、と思ったがこのノンアルビールが香りも苦味もしっかりしていて結構美味しい。
そこにキャベツのスープ。大量のクタクタに煮込まれたキャベツが甘い。シンプルだけどうまい。生瀬ヒュッテのカンパーニュのような田舎風パンが本当によく合う。
前菜は鯖のオーブルー。ソースは思いの外コッテリ系だが、ビネガーの酸味とよく合う。何より鯖の舌触りが、こんなにしっとりきめ細やかになるもの?というほどで驚く。どこかで食べた上等な熟鮓を思い起こす。
主菜は鴨もも肉のコンフィー。皮目パリッと中シットリはもちろん、この鴨肉がうまい。どこ産の鴨か聞き忘れた。付け合わせの大量のレンズ豆は食べきるのが大変と思いきや、とっても美味しいスープで炊かれていて、芽キャベツ、隠元豆、人参などの野菜もたくさん入っていて、これだけでもモリモリ食べ進められるくらい。
デセールは、しっとりお酒を含んだ胡桃のパウンドケーキ、ハチミツのアイス、ハーブシロップ漬けの苺の3種盛り。とにかくまず香りの調和が素晴らしい。甘いものはそこまで好まないが、お腹いっぱいのところに出されても、気分がすっきりする香りの組み合わせが気に入った。
入店時には色々と気になることもあったが、料理は相変わらず素晴らしい。そういえば店頭に看板も出していなかったし、働き方改革的な意味もあって、客数を求めていないのかな。
とはいえ、こんな素敵なビストロは多くはないし、これからも長く続く店でいてもらうために、もっとみんなで押し掛けましょう。

  • ノンアルコールビール(モリッツアクア)

  • キャベツのスープ 生瀬ヒュッテ パンドカンパーニュ

  • サバのオーブルー

  • 鴨モモ肉のコンフィー

  • 本日のガトー

  • エスプレッソ

2025/05/07 更新

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