Reciterさんが投稿したブション(京都/河原町)の口コミ詳細

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割烹逸史

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ブション京都市役所前、三条、神宮丸太町/フレンチ、ダイニングバー

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/08 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

ビストロの力強さ

京都のビストロの先駆的存在といわれ、フランス人の来店客が多いことでも有名な店。シェフの思い入れが現れているのか、店内の雰囲気は席間の狭さも含めて本場さながらで、個人的にはとても気に入っている。
いつもいるギャルソンの名物的おじさんは、慇懃ではないものの、視野が広く、気が利き、対応も素早い。複数人で行ってバラバラのデセールを頼んだ際などに、後でサーブする者がすぐ分かる様に、紙のテーブルクロスの端に席次に合わせてサッと注文した品名を走りする姿など、プロだなあと見惚れてしまう。
さて、今回は1人でデジュネ。デセールのつかない1,950円のFormule Aに、アラカルトの前菜を追加。
前菜にはイワシのマリネ 熱々のじゃがいも ハーブのサラダ。皮付きじゃがいもを半分に切って、ホクホクに揚げたものの上にアリオリの様なソース。そしてその上にイワシのマリネが山盛り。でその上にイタリアンパセリ、ディル、ミントが山盛り。ドレッシングは酸味が強めでキリリとしている。イワシ自体はそこまで酸味は強くなく、旨味を存分に楽しめる。手が込んだ料理ではないものの、熱いじゃがいもと冷たいイワシの混合がビストロらしい力強い組み合わせになっている。サラダ仕立てでミントを使うのは珍しいと思うが、これがとても合っていて、ちょっと感動する味。こういう料理に出会えるのが、食べ歩きの真骨頂だなあと感じさせる一品。
主菜にはこの店のデジュネの代表的メニュー、ハラミのグリエ ポテトフライ添え。フランスの昼食の定番である所謂ステックフリット。独自性の高さを感じる料理ではないが、食べ応えがあり、たまにどうしても食べたくなる。ハラミなので、とても柔らかいということもなく筋もあるが、これをパセリバターを溶かしながら噛み締めるのが美味しい。山盛りのフリットも前半はカリッと揚がっているものを楽しめ、後半は肉汁とバターが染み込んだものを楽しめる。これもまたビストロならではの力強い料理だ。
今回は前菜を追加したため、少し高くついたが、大正解だった。アラカルトのメニューは前菜も主菜も幅広い選択肢があるので、この店の本領を体感するなら絶対に夜が良いと思う。

  • イワシのマリネ 熱々のじゃがいも ハーブのサラダ

  • Formule Aのサラダ

  • ハラミのグリエ ポテトフライ添え

2025/08/13 更新

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