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夜の点数:4.2
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¥8,000~¥9,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
This is バル
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冷たいタパス4種盛り合わせ
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豚肉ピカディージョのミニ春巻き
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芝海老とマッシュルームのアヒージョ
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キノコのレブエルト
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カジョス
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2025/11/17 更新
今村真シェフのバルだからバルマコ。覚えやすい。飯田橋のスペイン料理店「エル・カミーノ」で16年間シェフを務めた後、2011年に開店。今村シェフはスペインでの修行経験はないそうだが、スペインには足繁く通い、現地の味を目指しているとのこと。
ファサードは白い壁に木枠のガラス戸が洒落ている。中が見えるのも安心感がある。店に入ると手前はスタンディング・エリアとなっており、カウンター席が長く奥に続いている。2人掛けテーブルが2つあるが、基本的にはカウンターが中心のバルらしい店だ。
メニューは1,000円前後のタパスが冷製と温製に分かれてズラリと並び、どれを頼むか悩むのも楽しい。一部メニューはハーフサイズも用意されている。シェフの出身地、土佐清水から直送される鮮魚のメニューも魅力的。
冷たいタパスは盛り合わせも出来るようになっており、まずは鯵のビナグレッタ、じゃがいものアリオリソース、紫キャベツ・胡桃・鶏のサラダ、くらかけ豆と青大豆の冷製、の4種盛りにルックスというカバ。軽く酢でしめられた鯵にバルサミコの甘さと下に敷かれたパンコントマテの旨味と食感がとても良い。スタートに秀逸な一品。じゃがいものアリオリソースはクリーミー。紫キャベツのサラダは食感が楽しい。豆の冷製は爽やか。野菜が色々と食べられるのも嬉しい。
続いては、豚肉ピカディージョのミニ春巻き。元々ラテンアメリカ国で有名なスパイシーな挽肉料理だったはずだが、逆輸入の様な形でスペインでも食べられているのかな。それを春巻き状にしたのはシェフのアイディアらしい。スモークパプリカの効いた挽肉の濃い味わいが良い。フルボディ赤ワイン、ベインテアルデアスと一緒に。
芝海老とマッシュルームのアヒージョもきっちり定番の美味しさ。プチパンを追加してオイルまで堪能。
キノコのレブエルトはスクランブルエッグとしての半熟の火入れ加減も完璧。シンプルな料理なのにキノコ類から出た出汁を卵が吸って、とんでもない旨味がある。そしてドライなシェリーをソーダで割ったレブヒートがその口をサッパリとしてくれる。
最後に締めとしてカジョスとレブヒートをもう1杯。ぐつぐつとカスエラの中で煮立つスープをすくって口に運ぶと、スモークパプリカの香りがどっしりとした深い味わいに胃袋が落ち着く。ハチノスも柔らかく、やさしい味の一品だ。
この店は深い時間になればなるほど客が増えてくる。近所の常連客が多い様だ。注文が増えれば、一人で料理を担うシェフは八面六臂の動きとなる。事前の準備と手際の良さがいかに大切か、見ていて色々と勉強になる。バル文化というのか、カウンターに並んだ見知らぬ客同士でも話が弾んだりして楽しい空間だ。東京にもスペイン料理店は増えたが、タパスに振り切った本格的なバルは少ない。近所にこんな店があれば最高なのになあ、と思わせる店だ。