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昼の点数:4.0
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| 酒・ドリンク- ]
いったい何者?
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前菜盛り合わせ
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黒オリーブ入りフォカッチャ
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オレキエッテ ムール貝と菜の花のソース 自家製ボッタルガ添え
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淡路島産えびすもち豚の香草風味ロースト"アリスタ" フレッシュトマトのカッケーソースとサルサ・ヴェルデ
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シチリア風カッサータとエスプレッソ
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2026/02/05 更新
阪急の宝塚駅と西宮北口駅間に広がる閑静な住宅街を南北に貫く路線の1駅、逆瀬川駅から歩くこと15分程だろうか、基本的には地元住民向けの店だ。店のコンセプトも「大阪や神戸に行かずとも、地元宝塚で味わえる洗練されたイタリア料理とワイン」となっている。また店名の“Gastronomia”とはイタリアのどの町にもある惣菜屋のことだそうで、店内には惣菜のショーケースもあり、町の人々の生活に寄り添うイタリア料理店を自認している。赤いドアと窓枠が印象的な可愛らしい小さな店舗。2人席が4つ。カウンター席もあるが、現在は使われていない様子。
店には朴訥としたシェフ1人で、ワンオペの様だ。口数は少ないが、よく客席を見てくれていて、仕事も早い。
ランチはスタンダードコース3,800円を選択。前菜盛り合わせ、自家製フォカッチャ、パスタ、主菜、ドルチェ、カフェと充実の内容。
前菜盛り合わせは、想像を超える豪華さと美しさ。なんとなくの盛り合わせではなく、全力の盛り合わせだ。自家製モルタデッラ、鹿肉のパテ、白インゲン豆とツナ、イワシのマリネとポテトサラダ、3種の大根と鶏ハム、紫キャベツと胡桃、蓮根アラビアータとペコリーノ。見た目だけでなく、味も素晴らしい。サルーミは全て自家製とのことで、モルタデッラや鹿肉のパテは手の込んだ見事な仕上がり。やさしく味わい深い。野菜料理は全て酸味や香りの具合が少しずつ異なり、それぞれの味わいが楽しい。イワシは脂が乗っている。薄切りのペコリーノに挟まれたピリ辛のソースを纏った蓮根も組み合わせが絶妙。本場の香りを纏いながら、スタイリッシュで都会的なアンティパストミストだ。
黒オリーブ入りのフォカッチャももちろん手作り。フォカッチャらしい柔らかさと小麦の香りが良い。温めて出される気遣いもうれしい。
オレキエッテはムール貝と菜の花のソース 自家製ボッタルガ添え。まず、見た目が美しく、心奪われる。そしてムール貝とにんにくの香りが食欲をそそる。ソースはムール貝の旨味と菜の花の苦味の調和が最高。にんにくはやさしく、ピリッとした辛味で全体が締めてある。ボッタルガの旨味も良いアクセント。オレキエッテも手打ちじゃないかな。柔らか過ぎないモチモチした食感が良い。それにしてもボッタルガまで自家製とは恐れ入った。
主菜は、淡路島産えびすもち豚の香草風味ロースト"アリスタ" フレッシュトマトのカッケーソースとサルサ・ヴェルデ。豚は塊肉を外は香ばしく、中は柔らかに焼かれたもののスライス。脂まで軽やかに美味しい。にんにく香るオリーブオイルに加えての、爽やかな2種類のソースがよく合う。
最後に、シチリア風カッサータとエスプレッソ。ドルチェまで丁寧な装飾が施されている。ナッツやドライフルーツにリコッタのアイスがさっぱりとしつつコクがあり、最後まで満足感が高い。
ワンオペながら、どこまでも手作りで、手が込んでいて、しっかりとボリュームもあり、この値段でいいのか不安になるほどだ。ふんだんに使われている岡山の親戚農家から届くという野菜も美味しい。ハーブやスパイスの使い方も含めて、味の構成はセンスに溢れていて、絶賛したい。東京は神楽坂辺りで出店すれば、あっという間に大人気となりそうだ。
こんな所で、と言えば失礼に当たるが、あまりのハイレベルに一体このシェフは何者なのかという疑問が湧いてくる。調べてみると、宝塚にあったISOLABELLA Operetta a TAKARAZUKAでシェフをしていたらしいので、関西イタリアンの巨匠として名高い八島淳次シェフの弟子に当たるのか。イタリアでの修行経験はないとのことだが、本場に負けないクオリティの料理だと思う。
アクセスは決して良くない、まさに隠れた名店だが、キラリと感性が光る料理にまた会いに行きたいと思わせる魅力がある。