僕はタバコを一切吸わない。
生まれてから一本も吸ったことがないし、吸いたいとも思わない。
ただ、体育会系だったこともあってか、周りで吸われる分には一向に構わない。
まぁ、自分が吸わないから、同じく非・喫煙者の人と完全喫煙店に行くと
有難いと感じることは確か。
で、僕は今でこそ、食べログレビューがどうのと、頻繁に新店開拓を
するようになったが、元来(というか今でも)気に入った店には何度も通う派。
年に250件くらいレビューしてるけど、これでも特定の店には
何度も再訪してるのよ(笑)。
さて、前回の日記でも書いたが、こうなると、いろいろと面白い話が
店の人から聞けるようになる。
何店舗かは、社交辞令半分とは思うが、僕が食に興味あるということを
尊重してくれる(それに天狗になるほど愚かではないけど)。
ここからが本題なのだが、あるとき言われた、面白い一言。
僕が食べ歩きに興味があることを知っている店主、
「Ribotさん、そんなに食に詳しいのに、タバコ吸わないのは珍しいね」
最初は聞き間違いと思った。「旨い不味いを言うクセにタバコを吸うんだ」
なら分かるし、「食に詳しいなら、タバコを吸わないのも納得だね」でも
理解できるのだが…。
詳しく話を聞くと、料理人の世界でタバコを吸わないのは、珍しいそう。
もちろん、超一流の、1人単価数万円取る店であれば別だろうが、
いわゆる一般的な居酒屋、フレンチ、イタリアンはもちろん、
寿司職人の世界でも、タバコを吸わない人のほうが、少ないのでは?と。
理由はしごく簡単で、「あんな世界、タバコ吸わなきゃやってられない」そう(笑)。
僕が、仕事でキツいことがあると「飲まなやってられへん!」と言うのと同じか(笑)。
反対に、酒のほうは、ご法度なことが多く、飲まない人も少なくないとか。
なので、某マンガで執拗に書かれていた、「タバコを吸う料理人は失格!」は
当事者からすると、ちゃんちゃら可笑しい話らしい。
もちろん、「ま、タバコを吸わないのが理想なのは分かりますけどね~」とは
言っていたので、理想論であることは、間違いないそうだが。