Ribotさんが投稿した福将軍(大阪/千里中央)の口コミ詳細

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この口コミは、Ribotさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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閉店福将軍桃山台/ラーメン、餃子

1

  • 夜の点数:3.7

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.7
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.2
  • 昼の点数:3.7

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.6
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 3.2
1回目

2014/08 訪問

  • 夜の点数:3.7

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.2
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人
  • 昼の点数:3.7

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.2
    ~¥999
    / 1人

続・終物語

千里ニュータウンの歴史上、名実ともに最高峰のラーメン屋であった「福将軍」が、2014年8月19日をもって閉店した。最終レビューが点数ナシだと締まらないので僕もレビュー。

◇◇

地元では、まず知らぬものののない、九州ラーメンの有名店。九州の人間から言わせれば久留米、博多、長浜、熊本、小倉…さまざまな性格をいっしょくたに「九州ラーメン」と言われるのは複雑なのだが、ここは「トンコツラーメン」にまったく知名度がない時代から続いているお店なので、ご容赦願いたい。九州ラーメンと謳うだけあってもちろんトンコツベースだったのだが、臭みのあるコッテリスープではなく、ライト系。

子供のころ近所に住んでいたのでよく通っており「安い!旨い」と大満足の店だったのだが、かなり久々に寄ってみると、インパクトは以前よりずいぶん薄れていた…もっとも、予想はしていたが。記憶の味とは、そこまでズレは感じなかったので、大人になりさまざまなラーメン屋を経験したあとでは、平均的に感じた、という面もあったろう。

値段も、時代とともに少しづつ上がって行っているのは仕方ないが、初回レビューの2010年は600円(さすがにオープン直後は知らないが、かつては長らく500円だったと記憶)と他店の価格に近づき、閉店した2014年は700円と他店並みになっていた。とはいえ、「子供のころの美しい思い出」がない人にとっても、一般価格で「厭味がなく、ケチをつけ辛い、よくできた味」が食える良店だったはずだ。

チャーシューは超!極厚。僕は薄いチャーシューのほうが好きだが、一般的には厚いほうが好まれるようなので、減点はせずに加点対象とした。その、チャーシューの切り落としを使ったヘタ丼、これはよくできている。ちょっと味は濃いが、半熟卵との相性は抜群で、ビールにもよく合う。餃子もラーメン屋によくある味だが悪くない。

なんだかんだ言って、繰り返し通って飽きない味だと思う。思い出がいかに色褪せても「ラーメン」と「ヘタ丼」に関しては、やはりこれ以下の点数にはならないなぁ。

ところで、この店で旨いのはノーマルの「九州ラーメン」ではなく「にんにく入り」だと思う(ただし、入っているかどうか、ともすれば気づかない程度)。のだが、なぜかメニューには「にんにくラーメン」はないし、店員さんも「にんにくは入れますか?」と聞いてくれない。常連向きか。

(2010.2)
◇◇
当店、食べログ開始早々にレビューし、その後も更新こそしなかったものの比較的定期的に訪問していたが、今回ようやく生涯初めてカメラにラーメンの姿を収めることした。なんとなく、感慨深いな(笑)。

ラーメンも、改めて味わってみると、やはり「大阪風九州ラーメン」としては、完成度が高い。大阪に多い、「トンコツ」というよりも、「豚肉」の旨みが前に出てきているスープとは違って、「アッサリ」ではあるが、きちんと「トンコツの旨み」を煮出して取った、まっとうなトンコツスープである。旨いマズいを云々する前に、この点は強調しておきたい。ライトトンコツらしく鶏ガラや野菜も少し使用していると思われる。それでも「福岡と比べれば少ない」かもしれないが、大阪のライトトンコツ店の中では「トンコツ比率」は高いと思う。

ちなみに、レビューの陳腐化についてはこの店に関しては心配無用だった。いつまでも変わらぬ、子供のころの記憶を思い起こさせてくれる、「大阪におけるトンコツラーメン」の原体験ともいえるスープである。

(2010.09.12)
◇◇

2014年8月19日をもっての閉店が決定!ちょうどそれと前後して、せっかくだから全メニューを制覇しようと、いろんなメニューにも手を出しはじめていた。もう閉店したが、記念に全メニューのコメントを残そう。

■ノーマルラーメン(★∞)

当店の、もっともベーシックなメニュー。上で説明したように「大阪風ライトトンコツ」である。スープではなくタレのほうに、かなり濃い目の昆布の旨味が含まれている。チャーシューはしっかり味がするのだが、昆布ャーシューを煮るときのタレにも使っているのではと思われる。煮たタレでカエシを作ることで濃いめの旨味をスープに添加。クラシックな手法だが、チャーシューの煮汁にまで昆布を感じさせる店は少ないかも。

採点だが、こればかりはパス。思い入れが強すぎて点数がつけられない。

■味噌ラーメン(★4.00)

実は当店の隠れ人気メニューだったかも。ただし、遅い時間に行ってもまずスープ切れで閉店なんてことがない当店にしては、早々に売り切れることも多かった。人気に加え、かなり数量が限定されていたのかも。

ライトトンコツに、あまり強すぎない味噌ダレで味付け。トンコツの風味が完全に勝っており、「味噌ラーメン」のカテゴリーに入れるのはどうかな?と思っていたが、最近だと「ラーメン人生JET(JET600)」の味噌ラーメンも、完全に鶏白湯が全面に出た旨い味噌ラーメンだし、これはこれでアリだったんだなぁ。

■うま辛ラーメン(★3.30)

いわゆる「辛味噌」の類が添加されており、辛さはそれなりにあって楽しめるが、塩分も添加されていて、ちょっとバランスが悪い。チャーシュー増しであればごまかせたかも??

■高菜ラーメン(★3.50)

高菜ラーメンは、高菜がまず油で炒められているのだが、この油がラーメンに溶けて風味を加えている。ただし「味噌」「うま辛」が専用のタレを使っているのに対し、(おそらく)これは「ノーマルのトンコツラーメン」を作った上で高菜を投入。そのため味が濃くなっている。アッサリ系が好きな人にはちょっと濃いかも。当然、それほどの高菜であればライスには合うが。

■キムチラーメン(★3.40)

これは至ってふつう。想像通りの味で、特に書くことなし。ラーメンとキムチ、別で頼んだほうがまだ良いと思う。

■明太ラーメン(★3.70)

定番ではないが、福岡でも、それほど珍しくないメニュー。これも高菜ラーメン同様ノーマルラーメンにトッピングのため、その分味は濃くなる。その分ライスを頼んだ場合は破壊力抜群。また高菜ラーメンの高菜もそうだが、極厚のチャーシューにまぶして食べるとまたオツ。もちろん麺と絡めてもよし、スープに溶かしてもよしの万能トッピング!

ちなみに「明太チャーシューラーメン」が、この店の最高値メニュー。お値段なんと1,450円(笑)。さすがにこれまでは注文を躊躇していたが、結果的に最後の一杯となる日、思い出に注文してみたが、やはり値段相応の旨さだった。

■ヘタ丼(★4.00)

チャーシューの切れ端を丼にしたもの。温泉玉子トッピング。むかしはもっと量が多かったのだが、年々少量に…ただその分、ミニヘタ丼との量の差がほとんどなくなり、どう考えても「ミニ」を頼んだほうがお得という事態も(笑)。繁忙期はごく稀に温泉玉子が売り切れることがあり、その場合は50円引きになったはず。まさに当店の看板サイドメニューだった。

■チャーシュー丼(★?.??)

例の、極厚のチャーシューがこれでもかと乗っている。空腹時なんかに頼むとビールがめちゃめちゃ進む。ただし1人で頼むと「ミニヘタ丼じゃなくて良い?」と聞かれるほど量が多い!正直1人で完食するのはキツい…こればっかりはハタチのころからすでに完食はキツかった。元からシェア前提で置いてあるメニューだろう。堂々と複数人で分けて食べるべし。

◇◇

閉店の報を聞き、さすがに最後は何とか機会を作って数回連続で訪問。最後の土曜営業の日は、ちょうど開店直前に豪雨が降ったのだが、それにもめげず、100人近い(!)と思われる行列が。11時開店のところ、10時半には店をオープンしていたよう。元々開店の早い博多ラーメンだから、100人待ちといっても1時間もあれば入れたのでは。開店の遅いあのラーメン屋で100人待ちだったらと考えると怖い(笑)。

そして正真正銘、最終営業日。会社を急いで出て訪問するが、やはり20人ほどの行列。しかも僕の目の前数人のところで売り切れの悲報が。一品モノだけは残っていると言われたので、ビールはあるのか確認したところ「ナンボでもある」とのこと。僕の前の人は帰ったが、僕はビールとキムチをいただくことにした。どうせ顔を見るのが最大の目的なのだから。

おかみさんから「ラーメンはなくなったけど、さっき焼きすぎた餃子があるからサービスでそれでも食べていく?」と、差し入れをもらい、これらがこの店での最後の食事となった。のんびり食っていると、途中にプレゼントを渡して帰る人や、うっすら目に涙を浮かべながら食べる人もいて、本当に愛されているのだなぁと感じた。

僕が店を出たときにも何人かが来たが、表の「売り切れ」の案内を見て帰ろうとしたので「ラーメンは完売したが、ビールと餃子、キムチ程度ならあるようですよ」と告げたところ、僕と同じく「それなら最後の思い出に」と入店された方もいた。

僕は福岡出身なので旨いトンコツラーメンは食い慣れているが、上位店と比べても引けを取らないこの店のオリジナリティある味がもう食べられないのはこの上なくさびしい。ただ、北摂を中心に、大阪には福岡のトンコツを少し大阪向けにカスタマイズした、「大阪ライトトンコツ」というべき店が多い。おそらくその源流のうち一本は、間違いなくここだったろう。

今とときめく「きんせい」も、最初はライトトンコツでスタートした。ひょっとすると、福将軍の影響があったのかもしれない。店はなくなったが、その魂は永遠に受け継がれるのだろう。

  • 元気に営業していたころ

  • デフォルトのラーメン(豚骨の旨みが煮出されている!)。で、舌歯鶏孤聞さん、どこのことでっか?

  • ヘタ丼(は、商標登録済…とのこと(笑))

  • チャーシューメンニンニクあり

  • いらっしゃいませ

  • 最終日も「募集中」のままだった(笑)

  • 店内にあった、閉店のお知らせ…

  • 最近の店と違い、「閉店後」にしかまず掲げられることのなかった「店仕舞い」案内。最終日はさすがに20時ごろに売り切れ…

  • 最後の一本

  • ビールのグラス

  • 最後のお冷や

  • 数が多いのは失敗したから(笑)

  • 「失敗したのあるけど、よかったらそれも食べて」

  • 看板の内側

  • なんてことないコショウだが…

  • 最近は存在を知らない人も多くなったニンニクラーメン

  • ここにニンニクが

  • もう公開してもいいよね?ラーメンスープを炊いていたエリア

  • 明太明太チャーシューメン

  • 味噌ラーメン

  • 明太ラーメン

  • 高菜ラーメン

  • 高菜ラーメンアップ

  • キムチラーメン

  • 今回もヘタ丼

  • キムチラーメンアップ

  • 辛みそラーメン

  • チャーシュー丼!!!

  • 餃子(これは普通)

  • 昼の 外観

2015/05/18 更新

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