2回
2014/07 訪問
【更新】ハイレベルかつ個性的な焼き鳥屋
小倉の食べ物は、実に旨い。競馬騎手の、かの武豊が「個人的に日本で一番食べ物が美味い街と思っている」と言うくらい。まぁ、好みの問題もあるから、実際の日本一は人それぞれだろうが、旨いものがふんだんにあることは間違いない。しかも安いしね。
さてこの店は、小倉駅から徒歩数分のところにある、焼き鳥屋さん。食べ物の美味しい小倉だけに、焼き鳥もなかなかレベルが高く、安い店が揃っているが、ここもご多分に漏れず、旨くて安い。
当店はそれだけではなく、ちょっと個性的なところがある。マスターが野球好きで、店内には野球グッズが飾られているほか、テレビはもちろん、基本的に野球中継を流している。メニューも野球にちなんだ名前が付けられている。焼きモノも、牛さがりには「江夏」、レバーには「落合」、肉団子は「香川」(笑)などなど、80年代後半~90年代前半の野球選手の名前が付けられている。もっとも、お客さんは誰もそう呼ばず、普通に牛さがり、などと注文しているが(笑)。
ちなみに、入り口右手のテーブル席は「西武球場」である。インボイスドームになろうがグッドウィルドームになろうが西武ドームに戻ろうが、そのままである(笑)。
肝心の焼き物だが、ほぼ全メニューを制覇したが、どれも美味しい。その中でもダントツに気に入っているのは、牛さがりだな。肉は香ばしいし、肉汁もジュワっと口の中に広がる。牛タン、馬刺しなどは入荷せず、ないことが多いけど。それと、意外とモツ鍋も美味しい。ただ、よくよく見たら、暖簾に「焼き鳥とモツ鍋の店」とあった。なるほどね。
お酒はそれほど種類が揃っているわけではないが、小倉で焼き鳥食べるんなら、この2種類が揃ってりゃいい、というビールと芋焼酎(黒霧島)はあるので何も問題なし。1本あたりの値段はちょっと失念したが、遅くまでワイワイ飲んでも、せいぜい4,000円と記憶している。普通に食べて飲んでなら、2~3,000円台で収まるだろう。
店は正直、それほど綺麗というわけではない(一般的な焼き鳥屋レベル)なのだが、この店は不思議と若くて綺麗な女性客が多いように思う。それも、野球好きではないのか、野球中継を見ているでもない。きっとマスターの人柄なのかもね。
基本的には、友達・同僚とワイワイ楽しめる店で、個人的なオススメ度は高い。もちろん、野球に興味がない人でも。
唯一の不満は、お手洗いに10年前のカレンダーが、いつまでも貼りっぱなしなことかな。いや、別にその日が何月何日か知りたいから貼り変えろ、と言っているわけじゃないが、貼ってるのが10年前の中日ドラゴンズのそれで、山崎が阪神の福原からサヨナラスリーラン打って、Xポーズ決めてる写真なんだよね(笑)。阪神ファンとしては、ちょっと複雑です(笑)。いや、焼き鳥と関係ないけどさ。
あ、二階は座敷になっていて、右手の広間などは、貸し切れば結構な人数が入るので、宴会にも使えます。
(2010.03.25)
◇◇
こちらも、前回レビュー時から何度か通っていたが、性格的に、知った店だといまさら写真を撮るのもこっ恥ずかしいので、撮れずにいた。しかし、読者のみなさまのため、今回の訪問では写真を撮ることに決めた!
マスターに、串の種類と本数を告げる。今回は二階だったので、ある程度まとまってから持ってきてくれたのだが、大皿に綺麗に盛り付けてもらったので、壮観!さっそく撮影した。
今回も、例によってモツ鍋を注文したので、これもパチリ。
…全部データ消えました(涙)。1枚くらいは、携帯でも撮影しておけばよかった~。
しょうがないので、文章で、以前との違いを二点ほど。
上で、「お手洗いのカレンダーが、いつまでも99年の中日カレンダー(しかも阪神が打たれた)」と書いたが、これがついに交換されていた!広島カレンダーになっていた(これは携帯で撮影していた)。阪神ファンとしてはポイントアップ!
もう一つ、この店イチの人気メニューであるサガリに、タレが掛けられていた。ごく控え目な味のマスタードソースなので、あってもそれほど気になる人はいないだろうが、それでも素材の味を楽しみたい方は、ソース抜きで注文されてはどうだろうか。
2020/07/06 更新
何度も何度も行っているのだが、初期に気合入れて文章書いたこともあって、わざわざのネタもないしと更新しなかった店。この店に限らずだが、何度も通っているが更新していない店、多いんだよね(初めての店ばっかり行ってるわけじゃない、ということが言いたい(笑))。
ここも新型コロナによる自粛開けに、ささやかな売り上げ貢献のため訪問。扉はほんの少し開いていたほか、なんとカウンターと焼き場の間にビニールシートが設置されていた。客⇔マスターの感染予防はばっちりだね。
あとはまぁ、以前と点数は良ければ上げてもいいが、悪くとも変えないというポリシーで来ているので、良かった点だけ書こう。
といっても以前と変わっていないのだが、鶏皮はパリパリではなくふわふわ系。タレは北九州にしては甘さ控えめで他府県の人にも好まれるだろう。キモは質も焼き具合も今回は◎。ズリは塩強めにふられていて、臭みを消し旨味を引き出している。
今日に限ってはビールの泡が雑だとか、手羽やサガリは珍しくちょっと臭みありだといったネガティヴポイントもあったけど、このへんはまぁ不問(番長<nana>さん風に)ということで(笑)。