Ribotさんが投稿した酒趣 柳浦堂(福岡/平和通)の口コミ詳細

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掲載保留酒趣 柳浦堂平和通、旦過、小倉/バー、ダイニングバー、ワインバー

1

  • 夜の点数:3.9

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 3.7
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2018/06 訪問

  • 夜の点数:3.9

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

It's now or never

夜、「羅山韓」で胃袋を満たした僕たちは、バーへと向かう。僕の固定観念からすれば、食後すぐバーというのは早い気がしたが、今日はホストに委ねることを決めていたため言わずにいた。結果から言うと、こちらのバーではまず肝臓を満たし、また次の焼き鳥屋で小腹を見たし、そのあとさらにバーに行ってようやく「いわゆるバー使い」で楽しんだので、現段階でまずバーを挟んだのは大正解。というか、今ここに行かないのは不正解ではないかとすら思った。

やはり、歴戦のグルメの出した回答。無計算に見えて綿密なロジックに基づき弾かれた答えであることが多い。ちなみに小倉から大阪に来たレビュアーさん人が、10軒を超えるハシゴツアーに連れ出されていたが、あれも僕から見れば「綿密なロジックに基づいているなぁ」と感心した。大阪以外のレビュアーさんには「無茶してるなぁ」とツっこまれていたが。

ただ、「バーを挟む」とは決めても、どのバーとするかは多少議論の余地があったようで、実は何店か候補があったうちの1つ。しかもどうやら小倉の街は、思った以上にバーのレベルが高いようだ。

さて、店が決まったようで、こちら「柳浦堂」へ到着。ビルの2階なのだが、入り口に看板が掛かっていて、この材質や字体を見れば一流の店のオーラが出ている。朝に続いて夜も、関西魂をアピールするため「はたらく魔王さま」ことサタンアルバイト(かつて存在した、当時若者に人気のブランド)が阪神タイガースとコラボした、2003年優勝記念Tシャツを着ていたのだが、さすがにこれでは失礼かとシャツの前ボタンを止める。

店内は非常にシック。しかもカウンターが非常に洒落ていて素晴らしい雰囲気。椅子も、一般的なバー用の椅子ではないようで、しかし座り心地が良さそう。こういう店で、1人または2人で来ると非常に落ち着けそう。僕らは人数が多かったため、半個室のテーブル席に案内される。こちらは新地の一般的な店でもよくありそうな内装で、カウンターに比べると雰囲気は落ちるが、その分大人数でも話しやすい。

バーテンダーさんとのコミュニケーションを取るならカウンター、仲間内でのコミュニケーションを取るなら半個室という使い分けができそう。僕らは、すっかり打ち解けたとはいえ初対面の人同士も何組かある(僕にいたっては全員初対面)ので、非常に助かった。

注文は各自思い思いのものを。僕は初っ端からマティーニにする。いつもバーに行くとマティーニを真っ先に注文する僕。まぁ定点観測みたいなもので。「いきなりマティーニ?」と訝しむ人もいただ、僕にとってはいつものこと。ただ…この後3軒(しかもうち1件は再度のバー)行と分かっていれば、確かにもう少し自重すべきだったかもしれないが(笑)。

それとフードも何か…というところで、「レーズンバター」があるのを見つけた。小倉の方はほとんどが未訪だろうが、大阪に西成という区域があり、そこの呑み屋ではかなりの確率でレーズンバターが置いてあり、隠れた名物だと思っている(笑)。西成といえばマイレビュアーのルー・フランクさん…そういえば今日は土曜日。毎週土曜日はルーさんと飲む日なのだが、今日は小倉に行くからとパスさせてもらった。元気かな…と、気付いたら「レーズンバター」を注文していた。

マティーニは、一般的なカクテルグラスではなく、もっと底の深い、また厚みもあるグラスで出てきた。またオリーブも、最初から入っているのではなく別添えなのも特徴的。この「別添えのオリーブ」、大阪では見たことがなく、また後日行った別の小倉のバーでもこのスタイルだったので、ひょっとしたら「小倉ではポピュラー」なのかもしれない。どこかに偉大な先駆者がいるのかも。小倉バー道、奥が深そうだ。

またドリンクとともに冷静スープが運ばれてきた。僕の席はいちばん奥で、何スープなのか聞き取れず。一口で飲んだので結局何かは分からず仕舞い(笑)。でも旨かったぞ。

マティーニは、グラスこを風変りだが味はいたって定番。後入れのオリーブは意図がわからないが、「ピュアなマティーニを味わってほしい」ということだろうなと推測する。

レーズンバターは…うわっ、これは本気の奴だ。大阪北新地に、アップルバターが名物のラルモニー・デュ・ヴァン・ピュールという店があって、あちらの手作りのものにはかなわないが、良いものを仕入れているよう。当たり前だが…西成のレーズンバターとは比較にならない(笑)。もちろんあちらは100円とか150円で値段のハンデはあるが。いずれにせよ、このレーズンバターは酒が進む。今はまだ飲んではいないがウイスキーなんかにも合うから、後で頼もう。

ただ2杯目は、結局ウイスキーの前にギムレットにした。1杯目がステア(マティーニ)だったから、2杯目はシェイクしたカクテルを、という狙い。なお僕が「ギムレットをください」と言うと、隣でYさんが「ギムレットには早すぎる…」と一言。

別に「もっと後で頼め」と揶揄されたわけではなく、ご存知レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」の一節。僕はミステリは好きだが国産モノばかり読むので、小説自体は未読なのだが、さすがにこの名ゼリフは知っている。さすが社交的な面々、ここから弾んで

Bさん「お!チャンドラー」
Yさん「実はあのセリフ、主人公のフィリップ・マーロウが言ったんじゃないって知ってました?」
全員「ええ!?」
Yさん「でしょう~。なぜかみんな勘違いしているんですよね」

と話が膨らむ。僕も「ええ!?」だった。興味ある方は調べてみてください。

さて、ギムレット登場。するとここでまたYさんが「ギムレットには早すぎる…」と一言。

Yさん「ギムレットには早すぎる」
Bさん「じゃぁ、いつ頼むの?」
全員「今でしょ!」

…なにこのコント集団。

さて脱線はこれくらいにして、ギムレット。これもジンベース。ただしマティーニ(ステア)と違い、シェイクしてあるので口当たりはまろやか(もちろん、ベルモットとライムの違いもあるけど)。ただ、今回はごく一般的なカクテルグラスで出てきた。シェイクしてあるとグイっとイケるため、こちらのほうがむしろ深いグラスで出しても、と思った。

ただ、後日レビューを書いていて、ハタと気づく。

ひょっとして、一杯目は乾杯でグラスを合わせるだろうから、厚みのあるグラスで出してくれたのか?

だとすればこのバー、思った以上にさらに実力がありそう。食べログをやっていると、以前からの行きつけはともかく、なかなか「初めて行った店に2度行く」ことが減っているが、ここはまた行きたい。

ギムレットの後はスコッチ(ボウモア)も頼んだが、写真が上手く撮れていなかったのは店内が暗いせいか、カメラのせいか、酔っていたせいか…半個室なのであまり遠慮せず写真撮ったのだが、半数以上が暗くてボツにしたので、店内のせいにしておこう(笑)。

  • ドヤ!渋いでしょう

  • 看板

  • マティーニ

  • ルネッサ~ンス!

  • マティーニ(明るさ補正)

  • 付き出しの冷製スープ

  • ギムレット(早くないよ)

  • レーズンバター

  • この日のメニュー

2018/07/21 更新

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