『タイ人向けのタイ料理弁当』りす３さんの日記

タイ人が経営するとあるお店にやってきたタイ人のお弁当屋さんから、従業員に紛れて購入したお弁当。


一つは、ご飯の上に鶏の唐揚げとキュウリがのり、別添のタレをかけていただくお弁当。
唐揚げは一口サイズのものではなく、鶏モモ肉の一枚肉を揚げてから1cm幅にカットしたもので、油淋鶏のような感じ。
鶏唐揚げそのものは生姜で下味が付いているくらいで辛いわけでも独特の香辛料が効いているわけでもないのですが、別添のタレが物凄く辛い！
青唐辛子やパクチー、レモングラス、あとはなんでしょう？
タイ料理独特の色々なハーブやスパイスが効いたタレで、ベースはおそらくナンプラー。
辛い、けど旨い。
旨い、けど辛い。
…と、ヒーヒー言いながら完食。
流石は、タイ人相手のお弁当屋さんです。
日本人相手に商売している日本のタイ料理屋さんとは違いますね。
久しぶりに本場のタイ料理を食べた気がします。


もう一つは細切りにした鶏肉にしっっっかりと下味を付けてから揚げた唐揚げのようなものと、カオニャオ（蒸したもち米）のお弁当。
こちらはスープが付きます。
こちらの鶏唐揚げは、そもそも鶏肉なのか？
と思うくらいカリカリとしており、中までしっかりと味が染み込んでいます。
噛むとジュワっと味が滲みでてきて、まるでジャーキーのよう。
ご飯のおかずより、酒の肴にピッタリですね。
カオニャオはなぜか小さなビニール袋入り。
袋からパックに取り出していただきます。
タイの方は指で丸めて手で食べるのでしょうが、私はお箸で。
私好みの少しかための蒸し加減で、もっちりとしていて美味しいカオニャオ。
スープも袋入りでしたので、カップに移してからレンジでチン。
セロリと鶏皮のスープで、黒胡椒は効いているものの辛味はなし。
セロリたっぷりで爽やか…これまた美味しいスープ。


どちらも満足度の高いタイ料理弁当でした。
一体どちらのお店だったのか…在日タイ人専門店なのでしょうか。
思い当たるお店はバンセンストアくらいですが、そこのスタッフではなかったようですし。
こういう現地の方向けの本格的なタイ料理レストランがもっと増えてくれると嬉しいです。