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1位
3回
2019/08訪問 2019/11/26
<料理>
■シェフのおすすめコース…8500円(税別)
茨城の良質な食材をふんだんに使用したシェフのおすすめフルコース。
メインの肉料理は、COLKのスペシャリテ「53℃ローストビーフ」が基本ですが、「桜美味牛サーロインの炭火石窯焼き」に変更することも可能で、こちらに変更。
まずは、「自家製フォカッチャ」とホイップバター。
バターも自家製だった気がしますが、記憶違いかもしれません。
温かくむちっとした食感のフォカッチャも美味しいですが、このホイップバターがとても美味しい。
ただ、やはりどちらかと言えばやはりフォカッチャにはオリーブオイルの方が合うと思うので、まずはフォカッチャにたっぷりとのせたホイップバターだけをぱくりといただき、それからフォカッチャだけをとそれぞれ別にいただきました。
続いて登場したのは、「石岡市 鈴木牧場のモッツァレラチーズの泡とフルーツトマト」。
直径30cm以上ありそうな大きな器は笠間焼。
泡立てたモッツァレラチーズの中に、ハーフカットのフルーツトマトが2つ。
使用しているモッツァレラチーズは、石岡市にある鈴木牧場のもの。
ちなみに、こちらのCOLKは鈴木牧場の提携レストランの一つになっています。
モッツァレラとトマトの相性が良いのは言うまでもなく。
モッツァレラのエスプーマは初めていただきましたが、ふわっふわでなめらかでとても美味しい。
そして、フルーツトマトは張りがあって予想以上に甘く美味しい。
「つくば鶏と芋豚のガランティーヌ」は、茨城県産野菜とともにモダンなプレートに縦一列に並べられたスタイリッシュな盛り付け。
脇に添えてあるのはナスとオリーブオイルを和えたようなもの。
ガランティーヌはねっとりとしたフォアグラのような味わいで、とても美味しい。
スープは「炭火で焼いたトウモロコシの冷製スープ」。
炭火で焼き上げることで甘みが凝縮したトウモロコシと塩だけで味付けした冷製スープで、キンキンに冷えているにも関わらずとても甘い。
ポタージュのような乳製品の粘度はなくさらっとしているのにトウモロコシの味が濃厚で、とても美味しい。
同時に配膳されたパンは、「笠間市『森の石窯パン屋さん』のバケット」とホイップバター。
ひきの強いバゲットで、クラムはもっちり、クラスとはパリッと。
こちらはバターが合います。
魚料理は、「真鯛の炭火石窯焼き トマトとアセロラのソース」。
真鯛を炭火石窯でじっくりと焼き上げ、皮をバーナーで炙って仕上げ。
実はふっくらとしていてとても甘く、皮はパリッと香ばしい。
もともと塩味が付いていますが、脇に自家製の白ワイン塩が添えてあるのでお好みで塩加減をできます。
白ワイン塩は、白ワインに漬け込んだ塩を敷地内で天日干しして作っているのだとか。
ただ、味覚音痴の私には白ワインの風味は感じ取れず。
ソースはケッパーの風味がして好みの味わい。
真鯛はそのまま甘みを楽しみたかったので塩もソースもあまりつけませんでしたが、それではこの美味しいソースをいただけないので、添え野菜をつけていただきました。
なお、この添え野菜も全て茨城県産とのこと。
種類豊富な上に立体的な配置で、食べる楽しみがあります。
グラニテは「さしま焙じ茶のソルベ」。
モダンなレンゲのようなものにのった一口サイズのソルベ。
生姜のエスプーマがのっており、小さなスプーンでいただきます。
お茶のスイーツを美味しいと感じることが稀なのですが、こちらは香ばしくて美味しいソルベ。
口の中もリセットされ、続くメイン料理に期待が高まります。
そして登場したのは「桜美味牛サーロインの炭火石窯焼き」。
器は笠間焼で、ステーキに余熱で火が通ることがなく、それでいて冷えて脂の口どけが悪くならない絶妙な温度に温められています。
お肉は厚さ3cm程の厚切りで、1人分ずつ焼き上げたものではなく、大きな1枚肉を焼き上げてから1人分ずつカットして提供しているようです。
そのため、人によってかたちが異なりましたが、重量はほぼ同じなのだと思われます。
私のカットは立方体に近い直方体。
そのうち3面がこんがりと焼けています。
石窯焼きだからこそなせる火の通り加減。
使用しているお肉は、栃木県産の「桜美味牛」。
桜美味牛は黒毛和牛のオスとホルスタインのメスの間に生まれた交雑牛。
黒毛和種の肉質の良さとホルスタインの成長の良さを兼ね備えた交雑種で、ホルスタインよりも美味しく黒毛和種よりもお安い値段でいただけるCPの良い牛肉です。
こんがり焼けた外側はカリカリとしていてとても香ばしく、美味しい。
グリルや鉄板では出せない食感です。
そしてローズピンク色をした内側は、とてもやわらかく肉の旨みが口中に。
脂は常陸牛程ではないものの十分甘く、臭みもなく美味しい。
あらかじめ適度な塩が振ってありさらにフォン・ド・ボーを使用したソースが敷いてありますが、塩味が足りない場合用に、ほんのりピンク色の赤ワイン塩も添えられています。
付け合わせはニョッキ。
もっちりとした食感のニョッキ。
ソースはクリームソースのようでしたが、後から辛味がやってきてびっくり。
デザートは、「ライチの雲とフランボワーズのカタラーナ」。
こちらも器は笠間焼で、「石岡市 鈴木牧場のモッツァレラチーズの泡とフルーツトマト」の器と同じ作家さんによる作品。
写真では分かりにくいのですが、ボーリングの球を半分にカットしたような、とても器には見えない焼きもの。
カタラーナは私が知っているカタラーナとは違い、献立表を見間違ったかと思いました。
彩度の低いローズピンク色。
器と同じ半球体で、中心部はほんのりアイス状でかたく、外側はやわらか。
カタラーナならではのカラメルは、格子状に固めたカラメル刺してあるかたち。
さらに、雲に見立てたふわふわで爽やかなライチ味のギモーヴがのっています。
王道のカタラーナではなく、アレンジしたカタラーナ。
最後まで飽きさせません。
食後の飲み物は紅茶かコーヒーから選べ、紅茶をお願いしました。
ポットでの提供で、ティーバッグ1つにカップ2杯半分くらいのお湯が入っているので、少し長めに蒸らした方が良いです。
なお、コーヒーはサザコーヒー。
スタッフの応対も大変丁寧で、気遣い心遣いも素晴らしい。
料理の説明も細かく大変参考になります。
それでいて上から目線でもなく、アメリカ屋の精神が息づいているなと。
大変満足できるフルコースでした。
<お店について>(追加)
コンセプト変更のため、2018年6月21日をもってランチ営業終了。
また、10歳未満の子どもの入店お断りに。
<料理>
■スタンダードコース+究極のローストビーフ 53℃の世界…+フォアグラのソテー追加…税込5000円+500円+980円=6480円
・自家製フォカッチャと笠間市『森の石窯パン屋さん』のバケット
・石岡市鈴木牧場のモッツァレラチーズとトマトのエスプーマ
・本日の鮮魚のカルパッチョ 2種の柑橘のソース
・とうもろこし ~3つのバリエーション~
・フォアグラのソテー【+980円】
・愛媛県産真鯛の炭火石窯焼き アンチョビのブールブランソース
・マンゴーのグラニテ
・究極のローストビーフ 53℃の世界…【+500円】
・パイナップルのラビオリ仕立て
・ハーブティー
メニューも一新され、コースは
・スタンダードコース…税込5000円
・シェフのおまかせコース…税込8000円
の2つに。
「スタンダードコース」についてはメイン料理を3種類から選べたり、「フォアグラのソテー」を追加したりできます。
「シェフのおまかせコース」はメイン料理はステーキで固定で、追加料理については記載なし。
あとはアラカルトから選択していくかたち。
今回は…今回もローストビーフが食べたかったので、「スタンダードコース」を選択。
メイン料理を+500円の「極のローストビーフ 53℃の世界…」に。
そして、+980円で「フォアグラのソテー」を追加。
「フォアグラのソテー」は「とうもろこし ~3つのバリエーション~」と「愛媛県産真鯛の炭火石窯焼き アンチョビのブールブランソース」の間の提供を提案され、それでお願いしました。
パンは「自家製フォカッチャ」と「笠間市『森の石窯パン屋さん』のバケット」の2種類。
最初に「自家製フォカッチャ」が2カット、ポーションタイプのソフトホイップバター6gとともに提供。
「笠間市『森の石窯パン屋さん』のバケット」は、魚料理(愛媛県産真鯛の炭火石窯焼き アンチョビのブールブランソース)とグラニテ(マンゴーのグラニテ)の間に、パン皿に追加というかたちでの提供。
ちなみに、パンのおかわりは有料。
「石岡市鈴木牧場のモッツァレラチーズとトマトのエスプーマ」は、一品目に合う酸味のあるトマトのエスプーマとむちっとした食感のモッツァレラチーズの組み合わせ。
「本日の鮮魚のカルパッチョ 2種の柑橘のソース」はスズキがメイン。
さっぱりとした柑橘系のソースが合います。
「とうもろこし ~3つのバリエーション~」は、とうもろこしゴールドラッシュを使用した三品。
冷静コーンスープは、ゴールドラッシュと水のみで作っているそうで、牛乳も生クリームも砂糖も不使用とのこと。
これが驚くほどとうもろこしの味が濃厚で甘みも強く、美味しい。
乳製品不使用とは思えない濃さ。
+980円で追加した「フォアグラのソテー」は、鮮やかなフランボワーズとビーツのソースでいただきます。
ねっとり濃厚なフォアグラは期待以上の美味しさ。
ソースもとても美味しく、これは追加して大正解。
+980円でいただけるのはCPもよいと思います。
「愛媛県産真鯛の炭火石窯焼き アンチョビのブールブランソース」の真鯛は、皮はパリッと香ばしく身はふんわり。
ブールブランソースはアンチョビの味がしっかりとしつつもバター感もあり、美味しい。
添えられた紙のような薄さのズッキーニもパリッパリで面白い。
そしてさっぱりとした「マンゴーのグラニテ」でメイン料理の前の口直し。
「究極のローストビーフ 53℃の世界…」は、前回いただいたものと同じ桜美味牛のサーロインを使用したローストビーフ。
3cm程と厚みはありますが小振りのものが2カット。
焼き温度を53℃に設定し5時間かけて熱を加えているのだそうで、カット面は綺麗なピンク色。
なお、桜美味牛は国産牛と前回伺いましたが、詳細については不明。
とりあえず、和牛ではないようです。
サーロインの芯に当たる赤身のみを使用しており、しっとりやわらかで国産牛にありがちな変な臭みもなく美味しい。
塩とソースが添えられており、個人的には塩の方が合うと思いました。
締めのデザートは「パイナップルのラビオリ仕立て」。
パイナップルやゼリーを求肥で包んでラビオリに見立てたスイーツ。
添えられた泡状のものが予想外に酸っぱく、一口目は驚きましたが、おかげでさっぱりと締めることができました。
食後の飲み物は、
・珈琲(サザコーヒー)
・紅茶(オーガニックダージリン)
・ハーブティー
から選択。
紅茶とハーブティーはポットでの提供で、カップ2杯分楽しめます。
サービス面も素晴らしく、大変居心地の良い空間。
CPもとても良いと思います。
■ぶどうジュース…税込550円
正式名称失念。
「こだわりのぶどうジュース」とか、頭に何か付いたのは確か。
大ぶりなワイングラスでの提供。
冷え過ぎておらず、"ぶどう"をしっかり味わうことができます。
渋みもなくフルーティーで、美味しいぶどうジュースでした。
<お店について>
2014年9月オープンのビストロ。
水戸の人気店ステーキハウスアメリカ屋と同じ有限会社サンファームのお店。
屋号である「COLK」は、
記念日やお祝い事など特別な日に空けられることの多い
ワインやシャンパンのコルク栓(CORK) から。
"レストランで過ごされる大切な人との幸せな刻にそっと寄り添い、
幸せの象徴であるCOLK(CORK)がたくさん抜けますように"
という願いが込められているのだとか。
また、「COLK」のスペル"K"は、
ラテン語の"台所"を語源とする英語の"窯"を表す"kiln"を表しており、
オープンキッチンの中央には世界に一台しかない三連石窯が据えられています。
その窯を使用し、備長炭や石窯の輻射熱により、
こちらのお店では数々の美味しい石窯料理がいただけます。
・駐車場
20台分以上
・席構成
テーブル席…4名がけ10卓上
・その他
メニューに"(税込)"と書いてあるもの以外は税別価格。
ランチタイムは平日のみ予約可能。
<料理>
■53℃ローストビーフ クラシックスタイル+スペシャルランチ…税別2700円+1080円=3780円(税込4082円)
・前菜
カボチャの冷製スープと山形県産鰯のマリネ、パテドカンパーニュの3点盛り合わせ。
冬瓜の上にのった鰯のマリネもさっぱりとして美味しいですし、
パテドカンパーニュも脂が濃厚で粒マスタードと良く合い美味しい。
この盛り合わせとデザートが付くのが、+1080円の「スペシャルランチ」。
デザートは通常価格580円~780円なので、
この前菜が500円から300円くらいでいただけてしまうということになり、
とてもお得です。
・サラダ
ガラスの器に盛り付けられたエビとブラックタピオカのサラダ。
ビーツ入りのピンク色をしたドレッシングがかけてあるので、
とってもかわいらしいビジュアル。
ブラックタピオカはデザートのイメージがありますが、
醤油漬けのような味付けでこういう使い方もあるのね…と学習。
エビはぷりっぷりの茹でエビが3尾。
コース料理のサラダにしてはボリュームもありました。
・桜美味牛サーロイン 53℃ローストビーフ クラシックスタイル
国産牛(桜美味牛)サーロインを使用し、
タンパク質が凝固せずそれでいて中心部まで確実に熱が通るよう、
53℃で5時間かけて熱を通したこだわりのローストビーフ。
今回注文したのは、差額なしの標準量である150g。
なお、増量も900円/50gで可能。
ちなみに、税込3500円の「ランチコース」でも、
+500円でメインをこのローストビーフに変更することができますが、
その場合のローストビーフの重量は70gとのこと。
少しずつ色々食べたいなら「ランチコース」が良いでしょうが、
看板商品のローストビーフをじっくり味わいたいのであれば、こちらの方がおすすめ。
厚さ1cm程のステーキのようなビジュアルのローストビーフ。
ローストビーフと聞くと赤身肉をイメージしますが、
こちらのローストビーフはサーロイン使用なので、脂身もあります。
ほんのり温かい状態で、グレービーソースやホースラディッシュとともにいただきます。
しっとりとしていてやわらかくて、とても美味しい。
側面のほんのり焦げたところの香ばしさもまたたまりません。
コクと甘味のあるグレービーソースは、
常陸牛や黒毛和牛の血を引いた交雑種から取ったフォンを使用しているのだとか。
脂身部分は少々くどいので、ホースラディッシュとともにさっぱりと。
150gでは物足りないかもと思いましたが、
脂身があるため見た目以上にお腹にたまります。
赤身肉を使用したさっぱりとしたローストビーフが好みの方には不向きかも知れませんが、
ステーキ食べるならヒレよりサーロインという方にはおすすめ。
水戸でこのレベルのローストビーフをいただけるお店は他にないと思います。
・パン
パンかライスを選べ、パンをお願いしました。
メインのローストビーフと同時に配膳されました。
バゲットとフォカッチャ1カットずつにソフトホイップバター6g付き。
どちらも軽くトーストしてありほんのり温かい。
バゲットは森の石窯パン屋さんのもの、
フォカッチャは自家製とのことで、
個人的にはしっとりとしたオイリーでほんのり甘味のあるフォカッチャが気に入りました。
・デザート(COLKオリジナルチーズケーキ 赤い実のソルベを添えて)
デザートは通常価格580円~780円の7種類から選ぶことができます。
注文した「COLKオリジナルチーズケーキ 赤い実のソルベを添えて」は、
通常価格680円のメニュー。
デンマーク産クリームチーズを使用した円柱型チーズケーキに、
ラズベリーとブルーベリーの実、赤紫色のソルベが添えられています。
ソルベはカシスと思われる甘酸っぱくてさっぱりとしたソルベ。
底にはカリカリとした食感のお菓子が敷いてあり、凝った造り。
チーズケーキは、ねっとり濃厚それでいてなめらかでとても美味しい。
"COLKオリジナル"と付いていますし、
デザートメニューの最初に出てくるメニューなのでイチオシなのだろうと踏んだのですが、
大正解。
お陰様で大変満足度の高い締めとなりました。
・ドリンク(オーガニックダージリンエステート・レモン)
ランチに付くドリンクは14種類から選択。
通常価格500円の「オーガニックダージリンエステート」を食後でお願いしました。
ホットの紅茶はティーポットでの提供。
レモンやミルクを付けることもでき、
レモンをお願いすると輪切りのレモンがオシャレなガラスの器にて提供されます。
茶葉は、マイティーリーフ社のものと思われますが未確認。
磁器製のティーカップが少々年季が入っている代物だったのが気になりましたが、
ティーカップ2杯分以上入っており、たっぷりといただくことができました。
長々と居座ってしまいましたが、
急かされることもなく美味しい料理をゆっくりと味わうことができました。
料理が美味しいことももちろん大切ですが、
それを美味しく味わうためには空間(雰囲気)も大切だと思うので、
こちらのお店は美味しい料理を美味しくいただくことができる素敵なお店だと思います。
2位
5回
2021/01訪問 2021/02/21
奥久慈卵を使用し小麦粉不使用のねっとり濃厚な「奥久慈テリーヌショコラ」
<商品>
■奥久慈テリーヌショコラ…税込380円
・横…約7.7cm
・高さ…約4.7cm(本体3cm)
・重さ…約98g
創業時からある人気No.1商品。
以前は「テリーヌ ショコラ」という商品名でしたが、日立農園の奥久慈卵を使用していることからか「奥久慈テリーヌショコラ」と言う商品名に変わりました。
また、2020年2月6日から9日に茨城県庁で開催された世界チョコレートフェスティバルに出品された「奥久慈テリーヌショコラ ーフランボワーズー」という商品が駐日ベルギー大使のロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング大使に絶賛されたことからか、こちらにも“ベルギー大使大絶賛”というポップが付いていました。
常温で10分置いてからいただくのがおすすめの小麦粉不使用ねっとり濃厚でなめらかな口どけのテリーヌショコラ。
久しぶりにいただきましたが、やはり美味しい。
チョコレートケーキの濃厚さで入ったら、水戸界隈では最強なのではないかと思います。
そして個人的には「奥久慈テリーヌショコラ ーフランボワーズー」よりこちらの方が、ただひたすら最初から最後までチョコ感を楽しめるので好み。
濃厚なチョコレートケーキが好きな方には断然おすすめのテリーヌショコラです。
■リエデレ…税込530円
・直径…約5.5cm
・高さ…約4.3cm
・重さ…約78g
シェフパティシエがフランスの修業先であるRIEDERER(リエデレ)で作っていたというケーキ。
“シェフのおすすめ”というポップが付いていました。
艶々のガナッシュでコーティングされた円柱型のチョコレートケーキ。
一番下にはチョコ味のジェノワーズ。
その上にチョコレートのムースとピスタチオのムースが層になるように重ねてあります。
ムースはなめらかですが、カカオ感強めのチョコレートムースとコクのあるピスタチオムースなので、後味はかなり濃厚。
ただ、下の方には甘酸っぱいベリー系のソースが忍ばしてあるので、くどくは感じません。
RIEDERERで作っていたという元のケーキが不明なので、再現性も不明ですが、シェフのおすすめなだけあり、とても美味しいケーキでした。
ちなみに、3日前までに予約すればアントルメもできるようです。
■ティラミス…税込490円
・直径…約6.5cm
・高さ…約6.5cm
・重さ…約96g
ティラミスを彷彿とさせる味わいのズコット型ケーキ。
トップには濃厚ですが甘さ控えめの生クリームと口に含むとすっと溶けるくらい薄い円形の板チョコレート、屋号入り紙チップが飾られています。
外側は硬度のあるホワイトチョコレートで覆われており、パリッとした食感。
てっきりやわらかいガナッシュかと思っていたので、予想外。
良い意味で裏切られました。
中にはコーヒーのジュレとマスカルポーネのムース、それとコーヒーに浸したジェノワーズ。
まとめていただくと、完全にティラミス味。
ビジュアル的には全然ティラミスではないのに味はティラミスなので、不思議な感覚に襲われます。
チョコ系は間違いないと思っていましたが、チョコ系以外でもこんなに感動できるケーキがあるとは…。
シェフパティシエの引き出しの多さを思い知らされました。
■モンブラン…税込530円
・直径…約6.5cm
・高さ…約8cm
・重さ…約107g
シェフこだわりのモンブラン・オ・マロン。
オープン当初よりぐんと高さが増し、より一層スタイリッシュなビジュアルに。
そして、トップにあしらわれていたチョコレートは1/4にカットしたは渋皮栗の甘露煮になっていました。
巻きの美しさがたまらない渋皮栗を使用したマロンクリームは、とてもなめらかで変わらぬ美味しさ。
中にたっぷりと入ったミルキーな生クリームとともにいただくとバランスが良い。
ガッツリ栗という栗が主張するモンブランではありませんが、スイーツとして食べて美味しいモンブランです。
■レアチーズフレーズ…税込490円
・直径…4.7cm
・高さ…約4.8cm(本体のみ)
・重さ…約104g
フランス産クリームチーズを使用したレアチーズケーキ。
土台はジェノワーズで、トップにはハーフカットの苺とラズベリー、中には苺のコンポートが入っていました。
レアチーズケーキ部分はクリーミーを超えてエアリーなふわりとした食感で、甘酸っぱい苺のコンポートも良く合います。
とても美味しいレアチーズケーキでした。
<商品>
■奥久慈テリーヌショコラ ーフランボワーズー…税込300円
・縦…約4.7cm
・横…約6.5cm
・高さ…約2.2cm
・重さ…約51g
・原材料名…チョコレート、バター、全卵、グラニュー糖、フランボワーズ、水飴、ペクチン、一部に大豆
2020年2月6日から9日に茨城県庁で開催された世界チョコレートフェスティバルに出品されたテリーヌショコラ。
ベルギー産チョコレートと茨城の食材を使用した商品であることが出店時の条件だったようで、ベルギー産チョコレートと日立農園の奥久慈卵を使用。
中央部が凹んだオーバル型で、凹んだ部分にはフランボワーズのコンフィチュールの詰まっています。
小麦粉不使用のねっとり濃厚なテリーヌショコラで、甘酸っぱいフランボワーズのコンフィチュールともとても良く合います。
世界チョコレートフェスティバルでは駐日ベルギー大使のロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング大使も絶賛したとか。
小振りですが、味も食感も濃厚なので、1個で十分満足できるテリーヌショコラです。
■オレンジショコラ…税込290円
・直径…約7cm
・厚さ…約0.5cm
・重さ…約25g
・原材料名…オレンジ、砂糖、チョコレート
自家製オレンジコンフィにビターチョコレートをコーティングしたお菓子。
原材料もシンプルですし、見た目もシンプルですが、オレンジコンフィから手作りということで手間暇掛かっています。
艶やかで型崩れもない輪切りのオレンジコンフィは、甘酸っぱくてほろ苦さもあり、とても美味しい。
コーティングしているチョコレートは割とビターなチョコレートで、オレンジとの相性も抜群。
予想通りの美味しさです。
■オレンジショコラオレ…税込290円
・直径…約5.5cm
・厚さ…約0.5cm
・重さ…約19g
・原材料名…オレンジ、砂糖、ミルクチョコレート
自家製オレンジコンフィにミルクチョコレートをコーティングしたお菓子。
ほろ苦甘酸っぱいオレンジコンフィとミルキーなチョコレート。
個人的には「オレンジショコラ」の方がオレンジと合うように感じましたが、甘党さんならこちらの方がおすすめかもしれません。
<商品>
■フィナンシェ
・横…約7cm
・縦…約4cm
・高さ…約2.6cm
・重さ…約30g
・原材料名…砂糖、卵、バター、小麦粉、アーモンドパウダー、コンスターチ、ベーキングパウダー、塩
しっかり膨らんで厚みがありながらもしっとりとした重めの焼菓子好きにたまらないフィナンシェ。
卵たっぷり、バターたっぷり、アーモンドパウダーたっぷりな贅沢仕様。
いただきものでお値段が不明なのでCPは分かりませんが、大変美味しかったです。
■フィナンシェ ショコラ
・横…約7cm
・縦…約4cm
・高さ…約2.6cm
・重さ…約30g
・原材料名…卵、バター、砂糖、チョコレート、小麦粉、アーモンドパウダー、カカオパウダー、ベーキングパウダー
しっとりとしたチョコレート風味のフィナンシェ。
甘さ控えめなのでカカオ風味がより強く感じられます。
よりバター感を楽しみたいならプレーンタイプを、チョコレート好きならこちらを、しっとり濃厚な焼菓子好きならどちらも食べてみることをおすすめします。
■サブレ フォユティーヌ
・直径…約3cm
・厚さ…約0.7cm
・重さ…約2g
・原材料名…バター、小麦粉、粉糖、アーモンドパウダー、塩
フォユティーヌ入りのひと口サイズのサブレが1袋に5枚。
フォユティーヌのシャキシャキとした食感が楽しいサブレ。
食感が楽しいだけの色物ではなく、バターの風味も強くとても美味しいサブレでした。
■ラングドシャ
・横…約6.5cm
・縦…約2.5cm
・重さ…約9.5g
・原材料名…小麦粉、バター、粉糖、卵、バニラペースト
猫の舌(ラング・ド・シャ)のように細長い楕円形のような形状のものが1袋に4枚。
サクサクとした軽い食感と心地よい口どけ、バターの香りも良く美味しいラングドシャでした。
<商品>
■エトワール…税込450円
・直径…約6.5cm
・高さ…約3.5cm
・重さ…約70g
ドーム型のムースショコラ。
土台はビスキュイ・ショコラ。
その上にムースショコラがのり、中心部にはソテーしたバナナとキャラメルアニス風味のムースが。
周囲はグラサージュプラリネで覆われ、トップには薄いショコラとショップ名入りの紙チップがあしらってあります。
店頭に4つ並んでおり、他の3つはグラサージュショコラに艶がありましたが、ピックアップされてきたこちらは曇りがあり…ちょっと残念。
全体的に砂糖の甘さ控えめで、その分ミルキーなショコラ味を堪能できます。
ねっとり濃厚なバナナソテーも良く合い、少量なのでショコラの邪魔をしませんしチープ感もなし。
そして一番は、アニス風味のキャラメルムース。
こちらも少量ではあるのですがインパクト大で、アニス特有のエキゾチックな甘い香りが何とも言えません。
やはり、こちらのお店はショコラ系美味しい。
見た目はありがちなショコラムースですが、味は唯一無二。
アニス嫌いでなければおすすめです。
(少量とは言えアニス入りなので、気になる妊婦さんは控えた方が良いかもしれません)
■フレーズ…税込450円
・直径…約6.5cm
・高さ…約3.5cm
・重さ…約70g
ドーム型の苺のムースとバニラのケーキ。
ケーキ箱に付いていたメモに、
"常温で5分おいてからお召し上がりいただくととろけるようなおいしさを楽しめます"
と書いてあり、大抵のスイーツはそのとおりだとですが、こちらに関しては溶けやすいので、いただくタイミングに注意。
1月とはいえ室温が高かったのか、常温で5分と待たずに溶けだし…断面写真がお見苦しい状態となってしまいました。
子どもが食べたいと言って購入したものの、子どもには酸っぱ過ぎようで…写真よりさらに溶けた状態になってからですが、いただきました。
他のショコラ系のような感動はなかったものの、甘酸っぱさとバニラの甘さのバランスが良く、美味しかったです。
■ブランルージュ+箱代…税込1300円+300円=1600円
ドライフランボワーズとホワイトチョコレートでコーティングしたケーク。
贈答用として購入したため詳細不明。
贈答用の箱は+300円。
300円あれば自分用に「シュークリーム」買ってもお釣りがくる…と瞬間的に貧乏人勘定してしまいましたが、喜んでもらえればとそこはケチらず箱に入れていただきました。
箱はピッタリサイズのシンプルでスタイリッシュな箱。
紙袋は無地の茶色の紙袋で、持ち手の片側にショップ名入りのリボン型テープ。
正直、華やかさはないので、そういう見栄え重視の方への贈答品としては不評かも知れませんが、この界隈ではこういう包装のお店はあまりないので、このセンスに理解のある方への贈答品としては、返って目に留まり評価も高いと思います。
<お店について>
2017年9月30日オープンのフランス菓子店。
場所は、以前ダイニングたか木だったところ。
オーナーシェフパティシエは、日本のフランス菓子界の巨匠にして東京洋菓子協会会長である大山栄蔵氏が開いた成城のマルメゾン(惜しまれつつ2017年8月20日閉店)やフランス人パティシエサントス・アントワーヌ氏のいるクリオロ、表参道にあるルタオを手掛けるケイシイシイブランドのアントルメグラス専門店グラッシェルにて腕を振るっていた他、南フランスのエクスアンプロヴァンスにある「RIEDERER(リエデレ)」でM.O.F(国家最優秀職人章)のフィリップ・スゴン氏の下でも修行した経験のある小薗尚史氏。
飴細工を得意とするパティシエで、日本最大の洋菓子コンテストであるJapan Cake Show Tokyo2014ではピエスアーティスティック部門においては最高賞である連合会会長賞を受賞。
接客は元デザイナーの奥様が基本的に担当しており、お店の制服は奥様が以前勤めていたデザイン会社の同僚(現在はフリーデザイナー)がデザインしたもの。
付かず離れずな大変好感の持てる接客で、商品についての知識も豊富。
店内外は元デザイナーの奥様のセンスの良さがわかるナチュラルでありながらヴィンテージ感のあるデザイン。
なお、生ケーキが並んでいるショーケースは、独立にあたり大山氏からいただいた、マルメゾンで20年以上使われていたもの。
・駐車場
店舗前に4,5台分
・イートインスペース
なし
<商品>
■テリーヌ ショコラ…税込360円
・長さ…約7.5cm
・高さ…約3.3~4cm
・重さ…約115.5g
スタッフであるシェフの奥様に私の好みを伝えると、迷うことなくオススメされたのがこちら。
商品名が書いてあるポップには、"小麦粉不使用 本物のチョコレート好きに"というメモが付いています。
この日並んでいたプチガトー13種類の内、チョコレート系は4種類。
つまり約30%がチョコレート系なので、チョコレート系がお好きなのだろうと勝手に推測。
冷たい状態でも美味しいですし、少し温めてとろぉりチョコが溶けてくるくらいもオススメとのこと。
5号サイズのアントルメを1/6サイズにカットしたと思われるカットケーキ。
見た目は小振りですが、100gオーバーと重みがあります。
フォークでカットする際、冷蔵庫から出したてのバターの塊をカットする時と同じような抵抗を手に感じ…期待に胸が膨らみます。
ねっとり濃厚…大変濃厚…超絶濃厚。
チョコレートに生クリームのコクが加わって、チョコレートを超えたチョコレート菓子。
そのままいただいても美味しいですし、トップのミルキーな生クリームとともにいただくとまろやかに。
少しだけ温めていただいたりもしようと思っていたのですが、あまりに美味しすぎて途中でやめることができず、一気に完食してしまいました。
久しぶりに…もしかしたら最も、私好みのタイプのチョコレートケーキに出会えました。
この濃厚さ、ボリュームで360円…CPも最高。
カカオ感溢れる濃厚なチョコレート好きな方に絶対食べて欲しいチョコレートケーキです。
■ショコラエキゾチック…税込430円
・長さ…約11cm
・幅…約2.8cm
・高さ…約5cm
・重さ…約94g
パッションフルーツがアクセントのチョコレートケーキ。
チョコレート風味のスポンジ生地とパッションフルーツ風味のガナッシュが交互に5,6層重なったメインとなるケーキ部分の上に生クリームが絞ってあり、その上に薄い板チョコレートと屋号入りのピックがのった芸術的な見た目。
ピックは黒地に金の箔押し文字というシックで品の良いもの。
板チョコレートはカカオ含有量の多いビターなタイプで、パリパリ。
生クリームはとってもミルキー。
そしてチョコケーキはパッションフルーツの爽やかな酸味が効いたエキゾチックな味わい。
見た目にはごく普通のチョコレートケーキなので、知らずにいただいた時のインパクトは強いです。
それぞれ単体でいただいても美味しいですが、パリパリの板チョコとミルキーな生クリーム、そしてチョコレートケーキの全てを一緒にいただくとより美味しい。
私のようなコアなカカオ好きでないとひたすら濃厚な「テリーヌ ショコラ」は後半飽きるかも知れませんが、こちらはそこまで重くないですし、"スイーツ"としてはこちらの方が楽しめると思います。
■モンブラン…税込510円
・直径…約7.5cm
・高さ…約4.7cm
・重さ…約98.5g
栗を使ったモンブラン・オ・マロン。
こちらのお店でこの日販売していたプチガトーの中で最も高額にして唯一の500円台のプチガトー。
茨城は栗の栽培面積、生産量ともに全国第1位という栗処。
それもあってか茨城の菓子店で販売しているモンブランは、丸栗なり刻み栗なりの栗そのものが入っていることが多く、私自身も、"栗なし<刻み栗入り<丸栗入り"という評価を付ける傾向にあります。
購入する時点で栗が入っていないと分かれば、そもそも購入を見合わせることも。
こちらの「モンブラン」も、購入する時点で、丸栗はもちろん刻み栗も入っていないと説明を受けたのですが、同時にそれが、
"これはモンブラン(という栗のケーキ)なのだから、栗ではなくケーキから栗を感じて欲しい"
というシェフのこだわりによるものだと伺い、栗なしでありながらも510円という強気の価格設定を自信の証と考え、あえて購入してみました。
まず、ビジュアルが魅力的。
周囲を覆うマロンクリームの渦模様の美しさ…。
特に、ショーケースの中にずらりと並ぶ姿は惚れ惚れとする光景。
土台は厚手のスポンジ生地。
その上にラム酒風味と思われるマロンクリームが少しだけのり、そのさらに上にはミルキーな生クリーム。
周囲は渋皮栗のマロンクリームで芸術的な絞り方で綺麗に覆われ、表面にはアルプス山脈最高峰のモン・ブラン(白い山)に降り積もる雪に見立てた白い粉糖が振りかけてあります。
そして頂上には薄い板チョコレートが2枚と屋号入りピック。
周囲を美しく覆うマロンクリームは、なめらかでフルーティな洋酒の香り。
量は決して多くないものの、生クリームとともにいただくと存在感抜群。
生クリームとスポンジ生地の間のマロンクリームはより生クリーム率が高く、外側のマロンクリームとは異なる洋酒…おそらくラム酒入りと思われるマロンクリーム。
香りは違えど外側も内側もマロン。
ただのアクセントにも思われかねないトップのビターな板チョコもマロンクリームと合います。
ビジュアル的にも味的にも洗練されたとても上品なモンブラン・オ・マロンです。
3位
1回
2017/09訪問 2017/09/28
<お店について>
創業80年程の老舗日本料理店。
元々は都内に店を構えていましたが、40年程前にこの地に移転。
40年ということで外観は確かに年季が入っていますが、
店内は掃除が行き届いており古さを感じさせません。
カウンターは白木の一枚板。
テーブル席のテーブル天板も白木で、足は丸木。
壁には腰板が貼られ、床は石張り。
奥の6畳2間以上はあると思われるお座敷席の様子は不明ですが、
明らかに夜の営業が中心と思われる落ち着いた雰囲気。
・駐車場
店舗前に10台分以上
・席構成
カウンター席…7席
テーブル席…4名がけ2卓
お座敷席…席数不明
・その他
貸し切りバスあり
<料理>
■天丼…税込880円
天丼、小鉢、漬物、味噌汁のセット。
目の前で揚げ油の良い香りを楽しんでいると、
先に小鉢と漬物が配膳されました。
小鉢は大根おろしが添えられた大きな出汁巻き卵。
巻きがしっかりしており、1カットでも玉子1.5~2個分くらいあるかと。
甘さ控えめで、あらかじめ醤油がかけてある大根おろしとともにさっぱりといただけます。
漬物はきゅうりや白菜、にんじん、生姜入り。
こちらも漬物自体は塩分控えめですが醤油がけでちょうど良い塩加減。
天丼ができあがるタイミングに合わせて、味噌汁も作られほぼ同時に配膳。
板前さんたち(親子?もしくは師匠と弟子?)の息もピッタリです。
お味噌汁は豆腐と長ネギの薬味入り。
煮込んではおらず味噌が活きている美味しい辛口の味噌汁。
天丼は、蓋付丼にて。
目の前で天ぷらを揚げている様子も良く分かるカウンター席なので、
蓋なんか洗い物が増えるだけだからなくていいのに…
とずぼら主婦的には思ってしまうわけですが、
この状況であえて蓋付で出すお店の心意気に感動。
蓋をあけると、立派な江戸前天丼が。
海老天2本、アナゴ天、ピーマン天、なす天の5点盛。
特筆すべきは、綺麗な花が咲いた海老天。
惚れ惚れするビジュアルです。
天丼のたれは、
創業以来継ぎ足し継ぎ足し使い続けているという秘伝のたれ。
甘ったるくなく、さっぱりとしていてキレがあります。
ご飯は新米ということもありお米が一粒一粒立っていて、炊き加減もベスト。
食事が終わる頃を見計らってお茶のおかわりを持ってきてくれたりと、
サービスも素晴らしい。
どうして今まで食べログ投稿がなかったのか不思議でたまらない名店でした。
4位
1回
2017/10訪問 2017/11/04
<お店について>
2016年4月15日創業のご夫婦で営む洋菓子店。
シェフは都内のお店や結城のアルチザン・パティシエ・イタバシで修行を積まれた方。
店名"おん"は、温かいという意味の"温"やスイッチが入るという意味の"ON"等色々な意味が込められているのだとか。
こじんまりとした店内には生ケーキや焼き菓子が並び、焼き菓子は試食もおいてありました。
ガラス越しに菓子工房を見ることができるので安心して購入できますし、奥様の明るく丁寧な接客も好感が持てます。
また、細かいことですが、お持ち帰り用の生ケーキ箱が秀逸で、保冷剤(無料)が箱の天井部分に収まる作り。
冷たい空気は下に行くのでこれだと保冷効果も高いですし、保冷剤も邪魔にならないので感動しました。
・駐車場
店舗前2台分、店舗向かって右隣に5台分程
・イートインスペース
なし
<商品>
■モンブラン(Mont-Blanc)…税込580円
・直径…約7.5cm
・高さ…約9cm
・重さ…約112.5g
秋冬限定販売のモンブラン・オ・マロン。
2017年は9月15日より販売開始。
期間限定なだけでなく、
・賞味期限30分
・土日祝日のみ販売
・一日30個限定
という、購入する上でかなりハードルの高いモンブラン。
シェフの修行先であるアルチザン・パティシエ・イタバシの「モンブラン」の賞味期限は40分でしたので、それより短い設定。
イタバシはカフェ併設でしたのでカフェでいただきましたが、こちらのお店はカフェもイートインスペースもありません。
賞味期限であって消費期限ではありませんが、できればシェフが味を保証できる状態でいただきたい…
というわけで、お皿とフォークを持参し車内でいただくことに。
注文を受けてから作るため、3,4分程待ち時間がかかります。
まず先にモンブランを注文しておき、作っていただいている間に他のケーキをゆっくり選びました。
出来上がると、商品が運ばれてきて、「こちらでよろしいですか?」と目視確認があります。
シェフが真心こめて作ってくれたものによろしいもよろしくないもないので、間髪入れずに快諾。
お会計後、早速車内にていただきました。
土台はメレンゲ。
その上に生クリームがのり、周りをマロンクリームで覆い粉糖でアルプス山脈モン・ブランにかかる白雪を表現。
土台のメレンゲはお椀型で、頂上は高さ3cm近くかなり存在感があります。
焼き菓子として150円の大きな「メレンゲ」がありましたが、それと同じでしょうか。
シャクシャクとしたとても軽やかな食感及びくちどけ。
混じりけのない純粋な甘さで…美味しい。
賞味期限を30分に設定している所以は、"メレンゲの食感を保つため"。
時間の経過とともにクリームの湿度を吸い込みこの食感が損なわれていくのでしょうから、可能な限り作りたてをいただくのがベターかと。
その上の生クリームは無糖で、まったりとした乳脂肪分のコクが楽しめるもの。
そして表面を覆うマロンクリームは、イタバシ同様モンブラン用の口金ではなく小田巻で仕上げているのか、独特の盛り方。
フォークが触れるとホロホロと崩れて落ちてしまうくらい繊細。
栗はパティシエの奥様のご実家で収穫された無農薬栽培の笠間栗を主に使用。
笠間栗100%ではパサついてしまうため洋栗も混ぜているそうですが、香料不使用、洋酒も不使用と思われ、栗の味がとても濃い。
濃厚な栗の味。
洋栗も混ぜているとは言え和栗がメインなので、無糖の生クリームとともにいただくと生クリームのコクが加わってより美味しい。
個人的にモンブランは丸栗入りの方が栗らしさが上がるので好みなのですが、こちらのモンブランについてはマロンクリームのレベルが高いので、丸栗なしでも栗を堪能することができ、高評価。
イタバシでいただいたモンブランに似ていますが、いただいた当時はここまで感動しなかったような…。
私の味覚が変わったのか、こちらのモンブランがイタバシ以上の美味しさなのかは分かりませんが、こちらのモンブランがかなり秀逸なモンブランであることは間違いありません。
これをお持ち帰りしてゆっくりいただくことができるご近所の方々が羨ましいです。
■タルト ショコラ イランカ…税込500円
・長さ…約11cm
・高さ…約2.8cm
・重さ…約102g
フランス・ヴァローナ社の高級チョコレート"イランカ"を使用したチョコレートケーキ。
"イランカ"はペルー産の極めて稀な白いカカオ豆"グラン・ブランコ"からつくるカカオ分63%のビターチョコレート。
チョコレートタルトにしっとり濃厚なガトーショコラのような生地がのり、その上には2種類のガナッシュ。
トップには金粉と粉糖が振りかけられ、玉子型生クリームの上には円型とリング型の板チョコレート。
宇宙を連想させるモダンなビジュアル。
濃厚でなめらかな2種類のガナッシュは上の層がよりビター。
間にサンドしてあるガトーショコラのような生地もねっちり濃厚。
土台のタルト生地もチョコレート味で、ザクザクとした食感の違いが楽しめこちらも美味しい。
トップの生クリームは無糖なので、濃厚なチョコレートとよくあいます。
基本的にフルーティーなチョコレート味ですが、トップの2枚の板チョコレートはよりフルーティさを堪能できます。
濃厚なチョコレート好きにはたまらないケーキです。
■紅玉のタルト…税込400円
・長さ…約11.5cm
・高さ…約4.5cm
・重さ…約140g
紅玉とカシスのコンフィチュール入りのタルト。
紅玉とカシスのグラデーションがかった紅色が綺麗で、その見た目にうっとり。
"温めるとさらに美味しく"というポップが付いていたのでオーブントースターで軽く温めてからいただきました。
紅玉は皮付きのまま大きめにカットしたものをそのままタルトにのせて焼き上げているそうで、皮もやわらかくとってもジューシー。
カシスのコンフィチュールは甘酸っぱく、紅玉よりカシスの酸味の方が強いので紅玉の酸味が控えめに感じられます。
タルトはバター感がとても強く、底の部分はデニッシュ生地のような食感で、側面はザクザクと。
バター好きにはたまらない濃厚なバターの香りと甘味で、とても美味しいタルトです。
5位
5回
2024/08訪問 2024/10/05
鶏と豚の白湯に干し海老と桜海老、海老みそを加えた濃厚な海老白湯らーめん
<料理>
■海老白湯(大盛)180g…税込950円
食券を渡してから5分程で配膳。
鶏と豚の白湯に干し海老と桜海老、海老みそを加えたという海老白湯らーめん。
以前は鶏白湯でしたが、いつの間にか鶏豚白湯になっていました。
海老粉がたっぷり入っていて海老の香りが素晴らしい。
麺は加水率低めの細麺。
大盛りにしたので麺量は180g。
濃厚なスープにも負けてません。
具はチャーシュー2枚、メンマ、焼海苔、長ネギ、玉ネギ。
味も良い上に量も多くてしかも安い。
久しぶりにいただきましたが、変わらず満足度の高い一杯です。
<料理>
■担々麺(大盛)…税込900円
「ふる川オリジナル、大人の為の贅沢な担々麺(えび風味)。お好みで酢とラー油をどうぞ。残ったスープにご飯(追い飯)を入れて食べるのもオススメです。」とのこと。
2017年12月15日に販売開始、しばし販売休止中でしたが、2019年9月にリニューアルし販売再開となりました。
リニューアルにより、やや辛口になったようです。
食券を渡してから5分経たずに配膳。
相変わらず早いです。
茶濁色のスープは芝麻醤と思われる濃厚なゴマ風味で、とても美味しい。
具はチャーシュー、肉味噌、干し海老とナッツ、ネギ2種類。
チャーシューはしっとりとした鶏むね肉の低温調理チャーシュー。
干し海老とナッツを混ぜたようなものは、食べ進むにつれスープに混ざっていき、少しずつ海老風味の担々麺に。
ナッツはカシューナッツのようなやわらめのコリっとした食感と脂の甘さで、ピリ辛のスープの良いアクセントになっています。
麺は低加水の細ストレート麺。
大盛にしたので180g。
濃厚なスープとの相性も抜群。
麺も美味しいスープも美味しい、ふる川オリジナルの担々麺です。
■和節らーめん(大盛)…税込900円
「ベースのスープに煮干し・スルメ・節類を加えた出汁の濃いらーめん」とのこと。
こちらも数量限定メニュー。
具はチャーシュー2種類、ナルト、メンマ、焼き海苔、長ネギ。
麺は低加水の細ストレート麺で、こちらも大盛にしたので麺量は180g。
味見程度に少しいただきましたが、煮干しや節類のイノシン酸豊富な大人な味わいのらーめんでした。
■醤油らーめん(大盛)…税込830円
「あっさりした普通の醤油らーめん。中高年層向けで塩分も控えめ。」とのこと。
キラキラと輝く鶏油が浮かぶ透明度の高い黄金色の清湯。
具はチャーシュー2種類、ナルト、メンマ、焼き海苔、長ネギ。
麺は低加水の細ストレート麺で、こちらも大盛にしたので麺量は180g。
こちらも少ししかいただいていませんが、鶏だしが効いたシンプルながらも美味しいらーめんでした。
<料理>
■油そば(大盛・260g)…750円(税込)
着席して1分と待たずに配膳。
割とシンプルな、昔ながらのビジュアルの「油そば」。
素早い配膳に敬意を表し、急いでいただこうとまずは混ぜ込まずに勢いよく啜ったら、一口目で火傷しかけました。
涙目になりながら丼を見ると、麺の間から見えるのは透明な油。
汁なし麺だから気持ちぬるめに違いないという思い込みで油断していましたが、あらかじめ熱々の油メインのタレを絡めてある麺なので、水分の多い汁あり麺よりむしろ高温でした。
しかもこちらの麺は長さが長いので、その熱さに耐えながら啜り切るのが大変でした。
そんな長めの麺は、加水率の低い中太麺。
小麦の風味が感じられ、とても美味しい。
麺量は大盛にしたので260g。
汁なし麺としては少なめですが、こちらの低加水麺を美味しい状態でいただくにはこれくらいの麺量が限界なのかなと。
これ以上多いと、食べ終わる前に麺が伸びそうです。
でも、移転前は300gだった気も…。
ちなみに、50円安い並盛だと220g。
こちらのお店、汁あり麺は大盛無料ですが、汁なし麺は大盛有料なので、量を求める方の場合は汁あり麺の方がお得感があります。
たれは、配膳時丼の底をのぞきこまずとも麺の間から見えたくらいですから多いなと思いましたが、食べ終わる頃にはほぼ残らなかったので、加水率の低い麺がしっかりとその油だれを吸い込んだのだと思います。
まったりとした油の甘みが強く、塩味は控えめ。
そのままいただいても美味しいですが、個人的にはお酢を掛けた方がすっきりとして美味しかったです。
具は、チャーシュー、メンマ、青ネギ、焼海苔。
チャーシューは2種類。
そのままガッツリ食べて味わう豚バラ肉の厚さ1.5cm程の厚切りロールタイプと、麺に混ぜ込んで麺と一緒にも食べやすい短冊切りにした低温レアチャーシュー。
麺が熱々だったので、チャーシューの常温感が際立ちましたが、猫舌な私にはむしろ好都合。
余熱で火が通る前にいただきました。
豚感溢れるバラチャーも美味しいし、プリッとした食感と肉の旨味が堪能できるレアチャーも美味しい。
焼海苔は細かくちぎってあるので麺に絡めやすく、そしてこの海苔がかなり美味しい。
海苔が美味しいのかこの油そばのたれとの相性が良くより美味しく感じられたのか…とにかく合いました。
ボリューム的にはやや物足りないものの、味については文句なし。
ただ、"ふる川でなければ食べられない一杯"とまで絶賛できる程感動的な「油そば」というわけではなかったので、何度も来店していてあれこれ攻めていく中での一杯ならいいですが、初めて訪問した方や、滅多に訪問できない方であれば、他のメニューをおすすめします。
<料理>
■鶏白湯(大盛)…税込780円
こちらのお店では"中濃厚"に分類される一杯。
店頭掲示の案内文によると"年配の方でも食べやすいサラリとした魚介鶏白湯"とのこと。
ベースのスープは、以前いただいた「塩らーめん」と同じ冷凍ガラ不使用の国産丸鶏使用のものと思われますが、こちらは鶏白湯なので、当然鶏だしが濃い。
一口目は鶏の獣臭さが鼻に残りましたが、それも一口目だけ。
二口目からは鶏のミルキーな旨味が口内を占拠。
味は濃いものの粘度はさほどありませんし、コラーゲンで唇がんぱんぱしたりする程でもなく、確かに食べやすい。
魚介鶏白湯とのことですが、魚介は気持ち程度でほぼ鶏に感じました。
具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、ナルト、焼海苔、長ネギ、タマネギ。
豚チャーシューは厚さ1cmオーバーの厚手の煮豚。
食べ応えもあり薄味で美味しい。
鶏チャーシューはしっとりとした低温調理の鶏むね肉。
焼海苔はちょっと小さめ。
そして、長ネギとタマネギがどちらも…特にタマネギがとても良く合います。
麺は強力粉を使用したコシの強い低加水の細ストレート麺。
麺量は、大盛りにしたので180g。
並盛140gでも大盛180gでもお値段が同じなのは大食いさんには嬉しいサービス。
回転も良くあまり待つことなくハイレベルな一杯をいただくことができました。
<お店について>
2014年6月5日にオープンしたラーメン店。
以前は同じ水戸市内の白梅にありましたが、2017年11月13日こちらに移転オープン。
(移転前のレビューはこちら)
・駐車場
他店との共用駐車場30台分程
・席構成
カウンター席…厨房前に9席程
テーブル席…4名がけ2卓
・喫煙/禁煙
終日全席禁煙
・その他
注文は食券制で、入口入って右手に券売機あり。
店内に待合席あり。
子ども用食器あり。
卓上にボックスティッシュあり。
お冷や(麦茶)は券売機隣の給水器からセルフサービスで。おかわりは卓上の保冷ポットから。
<料理>
■塩らーめん(大盛)180g…税込830円
女性人気No.1メニュー。
スープは、冷凍の鶏ガラではなく契約業者から仕入れた国産の生丸鶏をベースに、豚ひき肉・節類、野菜等を加えた和風コンソメスープがベースで、このベーススープは他のメニューも共通。
そこに、さらにムール貝・帆立・えび等のだしを加えたのがこちらのスープ。
透明度の高い黄金色の清湯にキラキラと輝く黄金色の油が浮かび、移転前同様とても美しい。
熱々なのも変わらず。
ムール貝か帆立かの判別すらできない味覚音痴ですが、貝類のだしが効いたまろやかな甘みのあるスープは、とても美味しい。
具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、ナルト、焼海苔、長ネギ。
豚チャーシューは厚さ5mm程の煮豚で、スープの邪魔をしない薄味。
鶏チャーシューはしっとりとした低温調理の鶏むね肉で、らーめんの具らしからぬ独特の風味がしてとても美味しい。
そして、シャキシャキとした長ネギがとても良く合います。
麺は強力粉を使用したコシの強い低加水の細ストレート麺。
麺量は、並盛140g、大盛180g。
お値段が変わらないので大盛でお願いしましたが、麺もスープもとても美味しいのであっという間に完食。
移転前と変わらず大変満足度の高い一杯でした。
ちなみに、移転後初登場となった650円の「かけそば塩」についてスタッフに確認したところ、スープや麺はこの「塩らーめん」と同じで、違いは具。
「かけそば塩」は具がなく、薬味として長ネギがのっているだけなのだそうです。
(つまり、「かけそば塩」+180円で2種類のチャーシューとメンマ、ナルト、焼海苔が付いたのがこの「塩らーめん」。)
6位
8回
2024/12訪問 2025/01/01
<商品>
■ガトーフレーズ(5号)…税込5500円
苺とラズベリー、ブルーベリーを使用したショートケーキ。
スポンジ生地の間にもスライスした苺とクリームがサンドされています。
スポンジ生地は奥久慈卵を使用したもので、きめが細かくふんわり。
クリームは甘さ控えめでミルキーな生クリーム。
花びらのようなかたちのほんのりピンク色のホワイトチョコレートやさりげなく散らしてあるアラザンが美しさをプラス。
見てうっとり、食べて満足なクリスマスケーキです。
<商品>
■ガトーフレーズ 苺のクリスマスショート[5号…税込5500円]
贅沢に苺をつかたスタイリッシュな苺のショートケーキ。
所用でプラザホテルを利用した際に見つけたパンフレットに載っていたこのケーキのデコレーションの美しさに魅了され、勢いで予約。
箔押しが施されたしっかりとした作りの箱入りで、標準でろうそくが5本くらい付いていました。
側面にはホイップクリームでウェーブ模様のデコレーションが施された上で大小のアラザンがちりばめられており、トップにはホワイトチョコレートでできた飾りと粉糖をまとった大量のフレッシュ苺。
苺は、トップに飾られていたものだけで16粒。
さらに3枚のスポンジの間にも2層、クリームとともにスライスした苺が隙間なく挟んでありましたので、苺の量はかなり多かったのではないかと。
飾りのホワイトチョコレートには、「Mito Plaza Hotel」というプリント入り。
スポンジは奥久慈卵を使用したきめ細やかなスポンジで、これがとても秀逸。
しっとりふんわりとてもなめらかでクリームと一体化しています。
ホイップクリームは甘さ控えめ、乳脂肪分控えめでミルキーな生クリーム。
植物性油脂100%クリームではないので時間の経過とともにエッジはぼんやりしてきてしまいますが、味の方が重要なので無問題。
特別な日にいただく特別なケーキ。
満足度の高いクリスマスケーキでした。
<商品>
■スコーン(レーズン)…税込120円
・縦…約4.5cm
・横…約4.5cm
・高さ…約2.7cm
・重さ…約32g
・原材料名…薄力粉、バター、ラムレーズン、牛乳、生クリーム、ベーキングパウダー、砂糖、塩、卵黄
・製造者…水戸プラザホテル
今回いただいた中では唯一の水戸プラザホテル製造の菓子。
ラムレーズンが練り込まれたキューブ型のイングリッシュスコーン。
腹割れもなく上品な佇まい。
噛むと小麦の風味を強く感じられる粉密度の高い生地で、バター感もあり。
スコーン専門店のスコーンと比べると物足りなさはありますが、ラム酒の香りのするレーズンもたっぷり入っており、120円というお値段を考えるとCPも悪くないと思います。
■フルーツケーキ
・縦…約4.5cm
・横…約6cm
・厚さ…約1.9cm
・重さ…約42g
・原材料名…いちじく、小麦粉、バター、砂糖、オレンジピール砂糖漬け、ドレンチェリー、全卵、オレンジピューレ、レーズン、アーモンドプードル、シナモンパウダー、膨張剤、ミョウバン、香料、酸味料、着色料
・製造者…見方
手づくりが基本の業務用食品製造会社、見方製造のバターケーキ。
赤と緑のドレンチェリーで見た目も華やか。
しっとりとしたバターリッチな生地にドライフルーツがたっぷりと入った美味しいバターケーキです。
■ナッツタルト
・直径…約5.7cm
・厚さ…約2cm
・重さ…約40g
・原材料名…小麦粉(国内製造)、くるみ、砂糖、マーガリン、バター(乳成分を含む)、液全卵、アーモンド、カシューナッツ、ポリデキストロース、かぼちゃの種、麦芽糖、果糖、植物油脂、でん粉/ソルビトール、乳化剤(大豆由来)、香料、酸味料、トレハロース、着色料(カロチン、リボフラビン)
・製造者…井桁堂
クルミやカシューナッツ、アーモンド、かぼちゃの種入りのタルト。
前回いただいた時はアーモンドよりカシューナッツの方が使用量が多かった(原材料名で先にきていた)のですが、逆転していました。
バター感はあまりないものの、アーモンドやカシューナッツ、カボチャの種がみっちり入っているので満足度の高いタルトです。
■チーズタルト
・直径…約5.7cm
・厚さ…約2.3cm
・重さ…約54g
・原材料名…小麦粉(国内製造)、ナチュラルチーズ、砂糖、マーガリン、加糖卵黄、バター、加糖れん乳、液鶏卵、アーモンドパウダー、蜂蜜、でん粉/香料、トレハロース、乳化剤、膨張剤、着色料(クチナシ、カロチン)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
・製造者…井桁堂
チーズフィリング入りのタルト。
こちらも製造者は井桁堂。
残念ながら濃厚なチーズ菓子が好きな私にはチーズ感が足りず物足りないものの、しっとりとして生地とフィリングに一体感のあるタルトです。
<商品>
■ナッツタルト
・直径…約5.7cm
・厚さ…約2.2cm
・重さ…約45g
・原材料名…小麦粉(国内製造)、くるみ、砂糖、マーガリン、バター、液鶏卵、カシューナッツ、ポリデキストロース、アーモンド、かぼちゃの種、麦芽糖、アーモンドパウダー、果糖、植物油脂、でん粉/ソルビトール、乳化剤、香料、酸味料、トレハロース、着色料(カロチン、V.B2)、(一部に小麦・卵・乳成分・カシューナッツ・くるみ・大豆を含む)
・製造者…井桁堂
クルミやカシューナッツ、アーモンド、かぼちゃの種入りのタルト。
ホテルメイドではなく、井桁堂のタルト。
タルト生地はサクサクと香ばしいものの、バター感は希薄。
ただ、クルミメインでナッツがぎっしり入っており、満足度は低くありません。
■チーズタルト
・直径…約5.7cm
・厚さ…約2.1cm
・重さ…約52.5g
・原材料名…小麦粉(国内製造)、ナチュラルチーズ、砂糖、マーガリン、加糖卵黄、バター、加糖れん乳、液鶏卵、アーモンドパウダー、蜂蜜、でん粉/香料、トレハロース、乳化剤、膨張剤、着色料(クチナシ、カロチン)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
・製造者…井桁堂
チーズフィリング入りのタルト。
こちらも井桁堂のタルト。
タルト生地はチーズフィリングの水分を吸ってかしっとりとした食感で、フィリングと一体感があります。
やはりバター感は希薄で、チーズフィリングもややチープ感が否めないものでした。
■フルーツケーキ
・縦…約4.5cm
・横…約5.7cm
・厚さ…約1.9cm
・重さ…約43g
・原材料名…いちじく、小麦粉、バター、砂糖、オレンジピール砂糖漬け、ドレンチェリー、全卵、オレンジピューレ、レーズン、アーモンドプードル、シナモンパウダー、膨張剤、ミョウバン、香料、酸味料、着色料
・製造者…見方
手づくりが基本の業務用食品製造会社、見方製造のバターケーキ。
透明袋に“Palette”と店名が入っていたので、OEM商品と思われます。
しっとりとしたバターリッチな生地にドライフルーツがバランスよく入っています。
緑色のドレンチェリーに懐かしさがこみ上げますが、オレンジの風味が強く、爽やかな柑橘系の味わいで美味しかったです。
■マロンケーキ
・縦…約5.4cm
・横…約5.5cm
・高さ…約2.4cm
・重さ…約18g
・原材料名…卵白、バター、粉糖、小麦粉、アーモンドプードル、はちみつ、洋酒、マロンコンフィ、トレハロース、香料、着色料(カラメル)
・製造者…見方
栗の実のかたちをした栗入りの焼き菓子。
こちらも見方のOEM商品と思われ、パッケージに店名が印刷されています。
バターリッチでアーモンド風味のしっとりとした生地。
以前は丸栗入りでしたが、大小様々なサイズの刻み栗入りになっていました。
丸栗の方が贅沢感はありますが、刻み栗の量が多いので、どこを食べても栗に当たるのは嬉しい。
栗感溢れる贅沢なお菓子でした。
■マドレーヌ
・縦…約7.5cm
・横…約5cm
・厚さ…約2cm
・重さ…約15.5g
・原材料名…全卵、バター、小麦粉、砂糖、転化糖、レモン皮、膨張剤、香料
・製造者…見方
縦長シェル型のマドレーヌ。
こちらも見方のOEM商品と思われます。
レモン風味ではなくしっかりレモン味ですが、バター感もあり美味しいマドレーヌでした。
■フィナンシェ
・縦…約4cm
・横…約8cm
・厚さ…約1.6cm
・重さ…約27.5g
・原材料名…卵白、バター、粉糖、小麦粉、アーモンドプードル、はちみつ、トレハロース、香料
・製造者…見方
金塊型のフィナンシェ。
こちらも見方のOEM商品と思われます。
外はしっかり、中はしっとりとした焼き加減で、濃厚なバター味。
以前のものと比べるとバター感が希薄になりましたが、それでも十分美味しかったです。
<商品>
■六甲山チーズケーキ…税込450円
・直径…約8cm
・重さ…約123g
神戸の六甲山をイメージしたチーズケーキ。
例年5~6月頃に開催される神戸フェア期間中に販売されるケーキですが、別のフェア期間中でも販売していました。
魚の鱗のような生クリームデコレーションで全面覆われた目を引くビジュアル。
トップには中央に穴の開いたスクエア型のホワイトチョコレートとラズベリー、セルフィーユ。
クリームで覆われた中にはスポンジ生地とフランボワーズソース、クリームチーズ。
"チーズケーキ"なのでもっとチーズ感のあるものを期待していましたが、ほんのり酸味のあるクリームチーズと甘酸っぱいフランボワーズソースの組み合わせは絶妙。
たっぷりと盛り付けられた生クリームやふわふわスポンジとともにいただくと至福のひと時。
濃厚なチーズケーキ好きには物足りませんが、ケーキとしては見た目も味も良くCPの良いケーキだと思います。
■ショコラフロマージュ…税込250円
・横…約11.8cm
・縦…約3.8cm
・高さ…約3cm
・重さ…約71g
スティック型のチーズケーキ。
商品名のとおりチョコレート味のチーズケーキで、トップには生クリームと"Choco fromage"と書かれたホワイトチョコレート製のメッセージプレート。
塩気のあるチーズとカカオの香り、そしてナッツのような香ばしさも。
サイズは小さいものの、250円ならCPも良し。
甘いものがそれ程好きではない方にもオススメです。
<商品>
■ミルフィーユ…税込420円
・長さ…約9cm
・幅…約3.6cm
・高さ…約7.2cm(生地の高さ約4cm)
・重さ…約113.5cm
苺やラズベリー、ブルーベリー、パイナップルがのった見た目にも華やかなミルフィーユ。
3枚のフィユタージュでクリームやフルーツを挟んだタイプが一般的かと思われますが、
こちらのミルフィーユは2枚のフィユタージュで挟み、そのまま立てたタイプ。
倒してからいただくのがミルフィーユのスマートないただき方と言われますが、
その点こちらはすでに倒れた状態とも言えます。
そのため、フィユタージュは厚みもありかなりしっかりとした硬度。
そのフイユタージュで挟んであったのは、カスタードクリームとスポンジ生地。
…だったと思うのですが、ホワイトチョコレートの味もしたような?
カスタードクリームが卵黄の味が濃くてとても美味しい。
トップのラズベリーやブルーベリーも、冷凍フルーツではなくフレッシュフルーツ。
食べにくさは否めませんが、大変美味しいミルフィーユでした。
■オペラ オ キャラメル…税込400円
・長さ…約7.8cm
・幅…約3.2cm
・高さ…約6.2cm
・重さ…約112g
コーヒー味のスポンジ生地とコーヒー味の生クリーム、
そしてキャラメルガナッシュを重ね、トップをキャラメルでコーティングしたケーキ。
トップのキャラメルも艶々で綺麗ですし、スポンジやクリームの層も綺麗。
スポンジ生地はコーヒーがたっぷりと染み込んでおり、口の中で染み出てくる程。
ほろ苦いキャラメルとの相性も良い大人のケーキでした。
■和三盆ロールケーキ…税込300円
・横…約8.8cm
・高さ…約10.2cm(生地の高さ約7cm)
・重さ…約66g
和三盆を使用したシンプルなロールケーキ。
しっとりふわふわのスポンジ生地は、和三盆の上品な甘さ。
たっぷり詰まった生クリームとともにいただくと、絶品スイーツに。
見た目は地味ですが、食べると満足度の高いCPの良いロールケーキです。
■りんごのチーズケーキ…税込350円(正式名称失念)
・直径…約5.8cm
・高さ…約5.5cm
・重さ…約93g
りんごの甘露煮がのったチーズケーキ。
淡い色合いでまとまった上品なビジュアル。
未食なので詳細不明ですが、
りんごの下のカスタードムースのようなものにはバニラビーンズがたっぷり入っており、
美味しそうでした。
<商品>
■笠間栗のモンブラン…税込400円
・高さ…約7.8cm
・直径…約6cm
・重さ…約107g
スタッフおすすめの円柱型のモンブラン。
土台は薄手ながらもバター感が強く存在感のあるタルトもしくはクッキー生地。
その土台の上にはこれまた薄くてしっとりとしたスポンジ生地のようなものと、
栗の渋皮煮と生クリームがのり、
生クリームの側面はマロンクリームで覆われています。
そしてトップには屋号入りの立体的な紙チップと、
モンブランにかかる雪をイメージした粉糖が振りかけられています。
マロンクリームは絞り器で絞ったタイプではなく、
スパチュラで滑らかな曲線を描くようにして等間隔に盛り付けられたタイプ。
厚みはないものの、渋皮入りのマロンクリームは栗の味が濃く美味しい。
たっぷりと詰まっている生クリームは、
主役であるマロンクリームにミルキーなコクをプラス。
スイーツとしての完成度の高いモンブランです。
笠間栗を使用していて400円ですから、CPも良いと思います。
■ストロベリー7…税込400円
・高さ…約8.5cm
・直径…約6cm
・重さ…約113g
期間限定品。
「いばらきイチゴメニューフェア2017」エントリースイーツ。
私は未食なので詳細不明。
イチゴのムースやイチゴチョコレート、イチゴクリーム、生のイチゴ等々がのった、
イチゴ尽くしのスイーツ。
"7"とつくので、おそらくイチゴを使用した素材を7種類使用しているのでしょう。
トップのイチゴムースは表面を軽く炙ってありますし、
途中の構造も手が込んでいます。
見た目に美味しそうなので、ちょっとでいいから食べてみたかったです。
■アップルパイ…税込410円
・長さ…約9cm
・高さ…約4.5cm
・重さ…約85g
本来温かい状態の方が美味しい焼菓子のためか、
この「アップルパイ」のみ木製の台にのって飾られていました。
こういう細かい気遣い、感心します。
6号ホールをカットしたくらいの大きさで、
生地は割と小麦感がしっかりとしています。
中にはスライスした甘酸っぱいリンゴの甘露煮がたっぷりと。
公式HPの写真と比べるとそれでも量が少なく見えましたが、
お値段を考えると十分なサイズだと思います。
■ピスタチオロール…税込340円
・長さ…約8cm
・高さ…約5.8cm
・厚さ…約3.5cm
・重さ…約73.5g
ピスタチオ入りの緑色をしたスポンジ生地で、
ピスタチオ入り生クリームとチョコレート生クリームを巻いたロールケーキ。
写真は今一つですが、実物はもう少し鮮やかな緑色。
鼻に抜ける香ばしいピスタチオの香りが素晴らしく、
ほんのり苦いチョコレート生クリームも良く合います。
生地もしっとりとしていて口どけも良し。
見た目の華やかさはありませんが、ナッツ好きにはたまらないロールケーキです。
<お店について>
こちらは皇族の方々も利用される水戸プラザホテル内に2009年にオープンした洋菓子店。
こちらのお店のオーナーシェフパティシエでありホテルの製菓長でもある篠崎覚氏は、
帝国ホテルに20年勤務し、その後パリ、ベルギー、スイスなど海外留学を経験した後、
横浜ベイシェラトンホテルのシェフを経て、こちらのお店のオープンに際してホテルに招かれたのだとか。
店舗はシェフ自身も設計段階から携わったそうで、高級感がありながらも明るいオープンキッチンスタイル。
店内も仕切りを最小限に抑え、スイーツを作る音や香りを利用客が楽しめるように工夫しているそうです。
ただ、店舗は正面玄関入って右手の日比谷花壇(お花屋さん)やパティオ(ギフトショップ)と同じ並びにあるのですが、
こじんまりとしているので、あまり目立ちません。
商品は生ケーキの他焼き菓子もありますが、少数精鋭といった感じで種類は少なめ。
こちらの店舗内での飲食はできませんが、すぐそばにあるCAFE&BAR PLAZAにていただくことは可能なので、
イートインOKと言っても良いのではないかと。
<商品>
2015年6月
■マドレーヌ…税込160円
・長さ…約7.2cm
・幅…約5cm
・厚さ…約2.5cm
・重さ…約22g
・原材料…バター、卵、小麦粉、砂糖、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー、バニラエッセンス
以前と変わらない縦長シェル型のマドレーヌ。
今回はパッケージに貼ってある屋号シールが横向きになっていました。
前回は「フィナンシェ」と同時にいただいたので物足りなさが否めませんでしたが、
今回は「マドレーヌ」のみをいただいたのでそのようなこともなく、
バター感も強くアーモンドのコクも十分で美味しくいただけました。
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2012年4月
今回はこちらの焼き菓子セットをいただきました。
ホテル名が印字されたホテルオリジナルの品の良い包装紙を開けると、
中にはしっかりとした作りの真っ黒い箱が入っていました。
箱の中央部にはホテル名とホテルのマークが金色で箔押しされており高級感が漂います。
その箱の中には、下記の焼き菓子が計13個入っていました。
■フィナンシェ
・重さ…約25g
フィナンシェ型で焼かれた金塊型のフィナンシェ。
写真は表裏反対に撮ってしまいましたので、金塊のかたちに見えませんが…。
こちらのフィナンシェはベーキングパウダーを使用せず、卵白(メレンゲ)の力で膨らませているタイプ。
なので小振りながらも見た目にそぐわないずっしりとした重みがあり、その辺りも金塊のよう。
いただいてみると、バターたっぷり、アーモンドパウダーたっぷりでとてもしっっっとりとしています。
バターの芳醇な香りも素晴らしく、過去最高に美味しいフィナンシェでした。
■マドレーヌ…150円
・重さ…約25g
縦長のシェル型で焼かれたマドレーヌ。
しっとりふわふわでこれはこれで美味しいのですが、
ずっしりとした重みのあるフィナンシェを食べたあとにいただいたので、
濃厚なもの好きの私には残念ながら少し物足りなく感じてしまいました。
■マロン
・重さ…約28g
栗の甘露煮が丸々1粒入った栗型の焼き菓子。
栗は小粒の洋栗でしょうか…少しかための煮加減。
その栗を包み込む生地は「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の間くらいのしっとり感で、
ほのかにラムの香りがして美味しかったです。
■サブレ・オ・セザム
・重さ…1枚約11gが計6枚
白ゴマや黒ゴマがたっぷりと入った四角形のサブレ。
割としっかりとした円柱形の容器に6枚入っていました。
バターたっぷりのサックリとした心地良い食感で、つなぎに使用しているのは贅沢にも生クリーム。
だいぶ塩が効いていますので、甘い焼き菓子の合間にいただくとちょうど良いと感じました。
■カットケーキ・チョコ
・重さ…約42g
小さく砕かれたクルミ入りのチョコレートケーキ。
残念ながらチョコレートの質が今ひとつ。。。
…と思ったら、こちらはショップ内で作っているものではなく、
こちらのパティシエのレシピを元に外注に出している商品とのことでした。
■フルーツケーキ
・重さ…約43g
イチジクを赤ワインで煮たものや、オレンジピール、レーズン、チェリー、アップル、パイン等のドライフルーツが
たっぷりと入ったケーキ。
さっぱりとしたオレンジの香りが強くラム酒は控えめ。
こちらも外注品となりますが、しっとりとしていてフルーツ感溢れる美味しいケーキでした。
■スイートポテトタルト
・重さ…約52g
こちらも外注品。
さつま芋や白餡で作られたペースト入りのタルトで、上には黒ゴマが振りかけてあります。
タルト生地はとてもしっとりとしておりやわらかく、
外側の型から外す際に気を付けないと崩れそうになるくらい。
悪くはないですが、洋菓子屋さんのスイートポテトなのですから、
個人的には白餡を使った和風のものではなくバターを使った洋風のものが良かったです。
■チーズタルト
・重さ…約41g
こちらも外注品。
クリームチーズがベースのタルトで、「スイートポテトタルト」同様にタルト生地はしっとりやわらか。
パッケージに、冷やしても美味しいと書かれていたので1つは冷やしてからいただいたのですが、
冷やすとチーズのコクが薄れてしまうので個人的には常温の方が美味しく感じました。
<まとめ>
包装紙や化粧箱はプラザホテルの名前入りで高級感もあり、
その辺のお菓子やさんの焼き菓子詰合せよりずっと見栄えが良いと思います。
ただ、茨城を代表するホテルのお菓子でありながら、
手作り品と外注品とで味にだいぶ差があるのが残念です。
舌の超えた方に、皇族の方々も利用するホテルメイドのお菓子としてプレゼントするのであれば、
商品を選ぶ際にパッケージ裏面等から店内手作り品か外注品かを確認した上で、
店内手作り品のみをチョイスした方が良いと思いました。
7位
1回
2017/08訪問 2023/06/08
<お店について>
2004年に小美玉市(旧玉里村)創業のラーメン店。
こちらの店舗がつくば研究学園店としてオープンしたのは2011年4月4日。
その後、小美玉にあった本店が道路拡張工事のために閉店となり、
2012年4月17日より店主が仕込み麺上げする時はこちらが本店として営業という形態に。
場所は、以前らぁめんの店 小櫻 研究学園店 LittleCherryだったところ。
・駐車場
10台分程
・席構成
カウンター席…6席程
テーブル席…4名がけ3卓
<料理>
■黒真空そば…税込830円
マー油入りの「真空そば」。
真空鍋で豚骨、鶏、魚介を炊き出したというとろみのある濃厚なスープ。
まずはマー油を混ぜ込まずにそっと「真空そば」として楽しみます。
数年ぶりですし、作り手も異なるので味も違うとは思われますが、
それでも、そうそうこの味と思える濃厚でとにかく美味しいスープ。
香ばしいマー油を混ぜるとより美味しい。
塩分濃度も高めですが、もうちょっともうちょっとと飲み干してしまいました。
具は、チャーシュー、玉ネギ、長ネギ、メンマ、焼海苔、魚粉。
選べるチャーシューはバラチャーシューでお願いしたはずが、
のっていたのは低温かローストか…といった綺麗なピンク色のものが2枚。
あれ?と思ったのと同時に、
謝罪の言葉とともにスタッフがバラチャーシューと味玉1/2を持ってきました。
スタッフが間違ってしまったようですが、
選んでいないチャーシューに味玉までいただいてしまい、
かえってすいません状態に。
失敗を好機にしてしまうあたりも流石は人気店。
甘めの味付けのメンマも美味しいですし、
みじん切りの玉ネギがスープととても良く合います。
麺は自家製麺なのだそうそうで、エッジのしっかりとした加水率高めの太麺。
麺量は300gあるので、汁あり麺としては多めで食べ応えも十分。
大変満足度の高い一杯でした。
■真空まぜ+チャーシュー…税込820円+100円
「真空そば」のまぜそばバージョン。
タレは「真空そば」のスープよりさらに濃いめの味。
あっつあつでの提供なので、最後まで温かい状態でいただけます。
チャーシューは、+100円で1枚追加したので2枚。
低温チャーシューと炭火焼チャーシューを選択。
低温チャーシューは薄手ながらも表面積の広い綺麗なピンク色。
豚の外モモ肉をモンゴル岩塩と黒こしょうで味付けしてあり、
プリッとした食感が何とも言えません。
炭火で4時間かけて焼き上げているという炭焼きチャーシューは、
表面積は低温チャーシュー程ないものの厚さ3~5mm程あり、
香ばしくて美味しい。
甲乙つけがたいがためにチャーシューです。
麺は「黒真空そば」と同じと思われるエッジのしっかりとした加水率含めの太麺。
麺量も同じ300g。
まぜそばなので、汁あり麺よりさらに麺の食感を楽しむことができます。
最後はスープ割り(鶏か魚から選択)をお願いでき、魚でお願いしました。
丼ごと一旦回収され、スープとともに角切りチャーシュー4つ入りで戻ってきました。
チャーシュー入りだととても得した気分。
さらに別注文の「ごはん」を投入すれば、魚介出汁の効いたあっさりとした追い飯に。
最後まで美味しくいただけました。
■ごはん…税込130円
お茶碗1杯分のご飯にサービスのチャーシューがのったメニュー。
チャーシューは、一応切れ端等のサービス品ということになるので、
種類の選択は不可。
ただ、切れ端と呼ぶには立派過ぎるものがのってきます。
チャーシュー丼ではないのでご飯にタレ等はかかっていませんが、
追い飯的な食べ方をする場合には無問題。
トッピングのチャーシューが1枚100円であることを考えると、
とてもCPも良いと思います。
8位
1回
2017/11訪問 2019/09/12
<お店について>
2017年11月9日オープンのまぜそば専門店。
本店は、日立にある麺’s Bar MOGでこちらは2店舗目。
麺’s Bar MOGは同じ日立市内のまぜそば専門店九里林のスタッフが始めたお店と聞いたことがありますが、未確認。
・駐車場
店舗前に3台分程
・席構成
カウンター席…厨房を囲むかたちでL字型に9席、壁際に3席
テーブル席…4名がけ2卓
・卓上調味料
刻み玉ねぎ、粗おろしニンニク、白ゴマ、自家製一味、酢、醤油たれ、胡椒
・その他
日立の本店では、つくば鶏やローズポーク、太田産の無農薬米や県産のオレンジ玉子等を使用しているようですが、こちらの店舗の材料も同じなのかは不明。
<料理>
■まぜそば(超特盛)…税込650円+150円=800円
メニュー表の一番左上に書いてある基本メニュー。
麺量は、
・並盛(150g)
・大盛(225g)…+50円
・特盛(300g)…+100円
・超特盛(450g)…+150円
となっており、大盛と特盛は+50円で+75gですが、超特盛は+50円で倍の+150gなので、どうせならば超特盛がお得。
というわけで、超特盛で。
ちなみに、活龍の「つけめん」やとりだけの「つけそば」の大盛も同じ450g。
また、オープン記念として、
・もやし&キャベツトッピング無料(通常価格100円)
・麺炙りオプション無料
・ランチ以外でも追い飯無料
でしたので、もやし&キャベツトッピングをお願いしました。
ランチタイムの追い飯はもともと無料なので、もちろん追い飯もお願いしました。
割箸やレンゲが小さく見える大きな黒色丼にて登場。
丼の底には麺量に見合った多めのタレ、450gの麺の上には、鶏チャーシュー、メンマ、長ネギ、ナルト、焼海苔、もやし&キャベツ。
鶏チャーシューはしっかりとした味が付いた鶏のもも肉で、ご飯が進む甘辛い味つけで美味しい。
もやし&キャベツはキャベツの方が多くもやし少なめという嬉しい比率。
お陰でもやしがあちこちにびよよんと飛び出してビジュアル的には綺麗ではありませんが。
それらの具ごと天地返しして、よくタレを絡めていただきます。
タレはラードなのかまったりとした動物性油脂のコクが効いており、塩味もちょうど良くとても美味しい。
もやし&キャベツトッピングで薄まるかと思いきやそのようなこともなし。
麺は多加水の太縮れ麺で、もっちりとした食感。
汁あり麺やつけ麺ではやわらか過ぎですが、まぜそばならちょうど良いもちもち感。
450gありますのでボリュームも十分。
物足りなさを感じることもありません。
量が多いので、途中で卓上の色々な味変アイテムを楽しむことができます。
個人的なオススメは、刻み玉ネギと粗おろしニンニク、手づくりと思われるラー油(自家製一味)。
玉ネギを加えるとシャキシャキとした食感が楽しめますし、清涼感も増しますし、何よりお腹に入る量が増えるので胃的満足度も上がります。
ニンニクはよくある業務用のすりおろしニンニクより粗めで、味もより強烈。
手づくりと思われるラー油は香ばしく、混ぜると味がガラッと変わります。
麺を食べ終えたら、残ったたれの中に「追い飯」を投入。
「追い飯」はランチタイムは無料ですがディナータイムは+100円。
刻み海苔とフライドオニオンがのった、小振りなお茶碗一杯分程のご飯。
よく混ぜてたれを吸い込ませると、写真には残せないようなビジュアルになりですがとても美味しい。
さらに卓上の保温ポットに入っている熱々のガラスープを加えると、おじや風に。
このガラスープ、スープ割用として置いてある一般的なだし汁と比べるとかなりしっかり味がしますしコクもあります。
汁なし麺が苦手だけど付き合いでこのお店に来てしまった…なんて方は、最初からこのスープを投入して汁あり麺として食すという手もありかと。
総じて、とても満足度の高い一杯でした。
■肉そば(超特盛)…税込850円+150円=1000円
「まぜそば」に豚チャーシューが3枚のり、焼海苔が刻み海苔にかわるのがこちら。
麺はこちらも+150円で450gになる超特盛で。
また、オープン記念の
・もやし&キャベツトッピング無料(通常価格100円)
・麺炙りオプション無料
とランチタイム無料の「追い飯」もお願いしました。
麺炙りというオプションは、丼に盛り付けた麺を上からバーナーで炙っているようで、麺の表面が焦がしてありました。
焦げた部分は麺と麺がくっついており、中華料理店でいただく焼きそばで、たまに中華鍋に麺を押し付けて焦がしたような麺が入っていたりしますが、それに近い味わい。
炙ることで水分が抜けてプリッとしますし香ばしいのは確かですが、麺が束になっているので混ぜ込みにくく、まぜそばの麺としてはどうかな…と。
また、炙ってあるのは丼の表面に出ている部分だけ。
450gという麺量からするとごく一部なので個人的には炙り部分が少なかったのは幸いでしたが、麺が全て炙ってある状態を期待していた場合にはちょっと残念かも知れません。
3枚のっていた豚チャーシューは、豚バラ肉のロールタイプ。
厚さ5~8mm程あり、カット面もしっかり炙ってありとても香ばしい。
やわらかくて味付けも絶妙で、最近いただいたチャーシューの中では一番美味しい。
やわらかくてほぐれたチャーシューを回収せずに麺と混ぜ込んでいただくと、この香ばしさがたれにも混ざりより美味しいまぜそばに。
とても満足度の高いまぜそばでした。
メインエリアである茨城県の県央地区、新店もポチポチ行きましたが、再訪が増え、口コミの追加投稿をしない飲食が増えてきました。再訪も、メニューが変わっていたり、同じメニューでも味や量が違っていたりということもあるのでできる限り追加投稿したいと思いつつ、でもやっぱり後回しになってしまいそのうち記憶も薄れ…未投稿ということが多々あり。ここ数年の海外レビューもたまってしまっているので忘れないうちに文字にしておきたいと思いつつ、こちらも後回しになっています。。。
2018年も茨城の飲食店の口コミ投稿を最優先に、マイペースに投稿していこうと思います。