2回
2016/05 訪問
洗練されたオシャレなケーキが並ぶ洋菓子店
<お店について>
2015年11月5日にオープンした洋菓子店。
オーナーパティシエは九州の菓子店で修業の後、こちらのお店をオープン。
店内は個人店らしくこじんまりとしており、
日曜日のお昼前の訪問でアントルメ1台、ロールケーキ3本、プチガトー18種類、シュークリーム1種類、
クッキーやフィナンシェ等の焼菓子ばら売り、化粧箱入り…といった品揃え。
ラインナップを見る限り、修行先は佐賀県のパティスリー アンジェココかな…
と思いつつも未確認。
屋号はフランス語で“千の(たくさんの)蜜蜂”…という意味と思われ、
商品ポップにも蜜蜂の絵が描かれていました。
・駐車場
店舗向かって左に5台分以上あり
・イートインスペース
なし
・その他
予約、取り置き可能
保冷材サービスあり
<商品>
■ロッソ…税別420円
・直径…約6cm
・高さ…約5cm
・重さ…約98.5g
スタッフおすすめの鮮やかな深紅色(イタリア語で赤=ロッソ)のチョコレートケーキ。
円柱型で、トップにはチョコレートソースとゼブラ柄のハート型のチョコレートがあしらわれています。
ビターなチョコレート味のスポンジ生地やムースが基本で、
アクセントとしてキャラメリゼしたと思われるクルミとロッシェが入っています。
とても濃厚で滑らか…そしてコリコリ、カリカリとしたクルミとロッシェが香ばしくて美味しい。
トップにあしらわれた少量のチョコレートソースすらもフルーティーで美味しい。
井の中の蛙なものでチョコレートショップの「アニバーサリー」が浮かび、
もしかしてチョコレートショップでも修業を?…なんて思ったりも。
ビジュアル騙しではない、とても満足度の高いケーキでした。
■アンジェココ…税別420円
・直径…約7cm
・高さ…約6cm
・重さ…約101g
フランス語で“天使の卵”という意味のチーズとマロンのケーキ。
ホワイトチョコレートで天使の羽が、シュー生地で天使の羽が表現されており、
乙女心をくすぐるとっても愛らしい天使型。
土台はしっとりさっくりとしたビスケット生地で、
中心部にはスポンジやムース、そしてたっぷりのクリームで全体が覆われています。
くどさのないさっぱりとしたチーズ風味なので、濃厚なチーズケーキを求めていただくと物足りないですが、
チーズにこだわらず一つのケーキとしていただくとバランスが良くとても美味しい。
ボリュームも十分で、こちらもビジュアルだけでなく味も伴った満足度の高いケーキでした。
ただ、クリームがとても繊細で崩れやすいので、長時間持ち運ぶ際は注意した方が良いでしょう。
■モンブラン…税別420円
・直径…約7cm
・高さ…約6.5cm
・重さ…約116.5g
見た目は小振りですが、100gオーバー(底のトレイ含む)というずっしりとした重みを感じる
モンブラン・オ・マロン。
土台は厚手のタルト生地。
モンブランの土台としてはかなり厚手ですが、
硬すぎてフォークでカットしにくいということもなく、上のクリームとともにいただくことができます。
そのタルト生地の上には、カスタードクリームと生クリーム、
そして表面をマロンクリームで覆い、トップにはカットした栗の渋川煮が。
マロンクリームは栗の渋皮入りで、よく見かけるモンブラン用の口金で絞ったタイプではなく、
左下部から右上部に向けて(上から見ると放射線状に)塗ったタイプ。
マロンクリーム自体は濃厚で美味しいものの薄手で全体量が少ないので、
中心のクリームや土台のタルト生地とともにいただくと栗感はあまり感じられません。
栗はトップのカット栗のみ。
ケーキとしては美味しいものの、栗感が控えめでモンブランとしては物足りなさが否めません。
タルト生地がかなり分厚いので、
マロンクリームの量がもっと多いかタルト生地に刻み栗が入っていたりすれば、
モンブランとしても満足度が上がるのではないかと思います。
■チョコレートケーキ…税別350円
・縦…約5.5cm
・横…約5.5cm
・高さ…約5.5cm
・重さ…約86g
立方体型のチョコレートケーキ。
トレイの枠とケーキの底辺が平行でなかったので、
持ち運びの際にずれてしまったのかと思い写真を撮る前にずらそうと試みましたが動かず。
撮影してきたショーケース内を写真を確認すると他のものも同じでしたので、
元々こういうセッティングのようです。
トップにはチョコ生クリームと、「ロッソ」と同じゼブラ柄のチョコレートがあしらわれています。
ゼブラ柄のチョコレートは、何のかたちでしょうか…
ハート型を抜いたあとのものをうまく利用しているように見えます。
ケーキ本体は、ふわふわのチョコレートスポンジの間にチョコレートクリームの層が3層。
トップのチョコ生クリームで囲まれた中心部には濃厚なチョコレートムースのようなものが入っており、
こちらを切り崩しながらスポンジとともにいただくとちょうど良い濃度に。
こちらのお店、チョコレートを使用したケーキが豊富ですが、
その中では軽めのチョコレートケーキだと思います。
ロッソ…税別420円
「ロッソ」を半分にカットしたところ
アンジェココ…税別420円
「アンジェココ」を半分にカットしたところ
モンブラン…税別420円
「モンブラン」をカットしたところ
チョコレートケーキ…税別350円
ロッソ、チョコレートケーキ、アンジェココ、モンブラン
生ケーキ用の箱。オリジナルではありませんが、とってもかわいく開ける前からテンション上がります♪
2016年5月のショーケース内
すっきりとした外観
2016/05/20 更新
<商品>
■キャラメルショコラ…税込432円
・縦…約3.7cm
・横…約7.5cm
・高さ…約9.6cm
チョコレート生地とキャラメルクリームが幾層にも重なったケーキ。
トップにもりもりのった生クリームはとてもミルキーで美味しい。
その生クリームに刺さっている転写シートでプリントした柄付きのチョコレートは、丸く型抜きしたものの残り感のあるかたち。
華やかになりビジュアル的には悪くないものの、口内を覆う油脂分が多くチョコレートとしては今ひとつ。
メインのチョコレート生地とキャラメルクリーム部分は、ほろ苦く濃厚で想像以上に美味しい。
トップのミルキーな生クリームと合わせるとマイルドになり満足度大。
幸せなチョコキャラメルケーキでした。