4回
「イザ」6回目 | 横浜発 驢馬人の美食な日々
「IZA(イザ)」@鎌倉(☆☆☆彡)
https://www.iza2021.com/
https://www.instagram.com/iza_restaurant/
住所:鎌倉市御成町11-13第一興産26号館2F
電話:0467-81-3791
定休:月曜・日曜夜
営業:12時〜15時半/18時〜21時
24年7月10日夜の来訪。
19時からで大崎さんの貸切会に参加させていただく。
menuIZA 16500円 + ノンアルコールペアリング 4400円
紫蘇ベリー
自家製紫蘇ジュースとクランベリーのノンアルコールカクテル。クランベリージュースの美味しさに紫蘇の風味が効いています。
タルト
極薄のパリパリタルトに、ゴールドラッシュとホワイトショコラ。上にはキャビアを乗せています。
そこにカルダモンの香り。カルダモンはオイルにして濾したものをかけているそう。これがまたものすごく効いています。実に美味しい。
最近このタルトをあちこちで見かけますが、こちらのタルトは毎回頭1つ抜きん出ている味わい。
赤エビ
これがまた素晴らしかった。
アメリカンチェリー、アーモンド、赤海老のマリネです。
それにビーツのローストとまったり美味しいフォアグラのパテ、爽やかでクリーミーなサワークリームに香り良いディル。
食感といい旨味といい香りといい、うまーい!!
こちら名物のワンスプーンが何回も続いているかのような美味しさと満足感。
カラモヒート
カラマンシーの柑橘ベース。ミントとライム。爽やかで美味しい。これはノンアルコールカクテルのバーがあれば文句なく定番メニュー入りです。
焼きたてのパンはいつもながら美味しい。
タコ
赤ワインで煮たセネガルのタコ。
長い間冷凍されて繊維が壊れたタコを、48度で3時間半煮ている。
それにより実現される柔らかいが歯応えがあル美味しさ。
上にはオレンジ色のパプリカのソース。ミント、クルトン、ケッパー、コルニッション。それにトロトロのパプリカのマリネ。仕上げにオレンジの香りのオリーブオイル。
クルトンがサクサクの食感で効果的に美味しかった。
カツオ
カツオです。
上には赤ワインビネガーでマリネした苦味あるトレビスのソテー。その表面を覆っているのは柘榴と紫蘇のゼリー。
横には赤いラズベリーソースとマスカルポーネにシナモンやアニスのク白いリーム。大葉も入っていました。上にはほうれん草のベビーリーフ。
シークグルト
シークワーサーのビネガーとヨーグルトのビネガー。結構さっぱり目。
カジキ
片面グリルしたカジキ。それなりに脂が乗っています。
上にレーズン、刻んだ赤玉ねぎ、マイクロセロリ。そして柚子の皮を削りかけています。
かけているのは透明なトマトのソースとバスクの唐辛子、そしてスモークしたスペインのオリーブオイル。口に入れた時の香りが複雑ですごいことになっていました。
レモントニック
レモンシロップとトニックウォーター。
スプーン
定番のワンスプーン。とびこ、ヘーゼルナッツ、グリーンオリーブ、チコリ、自家製レモンジャム、マジョラム、つぶ貝。
まずは甘いジャムがきて、噛む砕くとヘーゼルナッツの香ばしい香り、そしてつぶ貝の旨みが来ます。そして、シャキシャキのチコリの食感にマジョラムの香りが追ってきます。全体的に感じる酸味はグリーンオリーブのもの。
相変わらず面白く美味しい。
ネロダーヴォラ
同名の赤ワインをイメージ。ブルーベリーやチャイ。トロッとして美味しい。
春巻き
揚げたての春巻き。
中の具は太刀魚とグリルナス、それに生ハムとバジルです。
上にはもやしと赤キャベツのスプラウト。
下にはアメリケーヌのような味わいの甲殻類のソース。
モモリング
桃ビネガーとリースリングの果汁。これまた美味しい。定番メニューで欲しい。
サラダ
鎌倉野菜の温かいサラダ。
カボチャ、ズッキーニ、万願寺、赤茄子、胡瓜、はぐら瓜のソテーで、下には食感良いコリンキーのスライス。カボチャの種を添えています。
それに辛味を感じるフェンネルとオレガノのドレッシング。
さらに昆布とブラックオリーブのパウダーです。
冷製パスタ
具沢山な冷製パスタ。青唐辛子と小柱、しらす、カラスミ。
冷製で甘酸っぱいものは多いけど、辛いのは珍しい気もします。
もちろん、美味しい。
SDGs
ヨーロッパのあら汁、ズッパディペッシェ。半量ずつ継ぎ足し継ぎ足しして、端材となった食材を煮込んで作られている海鮮のスープ。今回はモズクも入っています。旨みが凄い。
キティー
メルローの果汁とジンジャーシロップ。赤ワインのようで香りが強い。
ラビオリ
豚肉のラグーとリコッタチーズを包んだラビオリ。上に棒状のペコリーノチーズと砕いた黒胡椒。ソースになっているのはセージバター。
仔羊
オーストラリアの仔羊。レアな感じの焼き加減で、実に美味い。塩胡椒が載せられています。
下には赤キャベツと白インゲン豆。それに黒トリュフのピリ辛ソース。
口直しにレモンのヌーヴォラ。上にレモンピール。
冷たいお菓子で、細かな空気の入ったゼリーを凍らせたものだそうです。
杏子のタルト。
上に赤ワインのアイス、オレンジ色の杏子、円形のクッキー、緑色のピスタチオクリームと白いレモンクリーム。
メレンゲ、チョコ、レモンのクッキー、アーモンドの入るビスコッティなど。
コーヒーはコロンビアの豆。
標高が高いところのもの。イエローブルポンとのこと。
2024/07/15 更新
2022/07 訪問
「イザ」3回目 | 横浜発 驢馬人の美食な日々
「IZA(イザ)」@鎌倉(☆☆☆彡)
https://www.iza2021.com/
https://www.instagram.com/iza_restaurant/
住所:鎌倉市御成町11-13第一興産26号館2F
電話:0467-81-3791
定休:日曜・第3月曜
営業:18時〜21時
素晴らしい店がランチタイムの営業も始められていました。内容は昼と夜一緒です。
19時開始。友人らと4人での会食ですが、先にもうひとりのお客が来ていました。一人利用も可能なのだと。2ヶ月おきに一人で来ちゃおうかな〜。
桃ラベンダートニック
白桃のノンアルコールジントニック。ラベンダーと塩が縁についています。
白桃のソーダで、ラベンダーの香る塩が美味い。
今回から紙芝居のようにメニューのカードが。ペアリングと料理の組み合わせを教えてくれます。
タルト
今回も木製のアーティスティックな台の上に切り株型の皿。
定番の極薄でサクサクのタルト生地。刻んだ甘い白桃にしっかり盛られたキャビアの塩味。そしてクリームチーズの旨味もあり、やはり美味しい。
赤海老と白桃のマリネ。
上には白桃のゼリーのシート。
コリアンダーと白バルサミコ酢。そしてレモンの皮。
とにかく海老が美味しい。エビは毎回欲しいね〜。
サラダ
白桃とトマトに「べべ」のストラッチャテッラ。
木の芽とマイクロバジルと赤いペンタスの花を添えています。
底にはバジルのジュース。
これも美味しい。
モヒート
スライスしたキュウリとペパーミントのモヒート。
ライムの皮を仕上げにかけていますが、飲むと確かにキュウリが香ります。
イカと合わせるとキリッと引き締まりますね。
イカ
生の赤いかでグリルしたズッキーニを巻いています。
緑色のきゅうりのソースは鰹出汁でミキシングして白醤油を加えたもの。このあたり日本人の料理ですね。
上にはミントと松の実、削りおろしたからすみ、そして削ったライムの皮、オリーブ。
イカのねっとり感が素晴らしい。
グレフル煎茶
グレープフルーツと濃いめの煎茶。上に落としているのは乾燥させたピンクグレープフルーツ。グラスの縁の柑橘の皮の粉末は香りだけ楽しむものだそうです。
pescebianca
クロムツ。その身はしっとりしていて美味しい。
そこに苦味がありつつ爽やかさを感じるグレープフルーツのソース。
添えられているのはバナナピーマン、シシトウ、ゴーヤ、万願寺とうがらしのグリル、そしてナスタチウムの葉と緑のもの。
REDEYEフローズン
トマトソースとタバスコにノンアルコールビール。グラスの縁の酢橘を縛ってから中に入れます。トマトジュースもノンアルコールビールも飲み慣れていないのですが、結構きますね。
パニーノ
バインミーとパニーノの間の料理。
サンドされているのは鮑と鶏のレバーパテ、なます、鮑の肝のソースとコリアンダー。
ソースが面白く、煮込んだ鮑の肝にスイートチリとナンプラーを混ぜているのだそう。パンはチャパタ。塩気は珍しく薄い感じがしました。
焼きたてのフォカッチャ。これはいつもながら美味しい。
タコ
蛸のクスクスの一皿。
エビの頭やイカのワタ、クロムツのアラを焼いて出汁をとり、ビネガーと合わせた濃厚な味わいのスープ。これが素晴らしく美味しい。
具に使われているのは48度で3時間火を入れたセネガルのタコ。フニフニな感じ。冷凍庫に入っている期間が長いのだそう。この触感、シチリアのタコ屋の食感を再現しているそう。
カモミールバニラティー
カモミールティーにバニラの香り。長野県産のリンゴ酢でさっぱり仕立て。このバニラが凄いです。香りの味のギャップも凄いけど。
ホタテ
小さな丸いガラスの器に。
カモミールとリンゴ。ホタテは両面ソテーしたそうですがレアな食感。黒オリーブの砕いたものとシャクシャクのおかひじき。まんまカモミールがゴロゴロ入っていました。アリオリソースで。リンゴチップスを砕いて合わせていただく。甘味が引き立つ料理です。
Dr.pepper
ショットグラスで。ドクターペッパー。スプーンの余韻に合わせて飲む。
甘みが合わさって面白いですね。
スプーン
熊本の馬肉でももの肉。さっとバーナーで炙っています。
上にはイタリアのラルド、下にラッキョとローズマリー、ピンクペッパー、ゴルゴンゾーラシャーベット、アマレッティを砕いたもの。アマレーナチェリーのシロップも。
これを全員一斉に口に入れ、20回噛んで口腔内調理するわけですが、シェフの解説付きで面白い。最初にサクサクのアマレッティから始まり、ゴルゴンゾーラシャーベットの冷たさが来て、馬肉の食感と旨味、ピンクペッパーが砕けて…とその通りに進んでいくのだから面白い。
茗荷しそベリー
魚料理に合わせるのがこれ。飲むと赤紫蘇がすごい。
途中で柘榴やラズベリーのソースを混ぜる。茗荷の香りを移している。
カシスに五香粉、クローグなども入っている赤ワインといった感じになるのはすごかった。。
青魚
カツオをさっとグリルしたものです。
焼き茄子、甘いイチヂク、そして塩気のある生ハム。
茗荷をラズベリービネガーでつけたものや、マイクロ赤紫蘇とゆかりをのせ、周辺に白いヨーグルトのソースと緑のエストラゴンのオイル。
川魚
稚鮎の春巻き。大葉でくるんであります。
パリッとした春巻の皮の中には苦味が美味しい稚鮎。
周辺には魚の骨の出汁と赤ワインのソース。このソースがイタリアンよりもフレンチを感じるもので濃厚。シェフの経歴ならではです。
ハーブのサラダとサマートリュフを上に添えています。
シナモン茶
これがまたすっごくシナモン。
アニスに黒胡椒、リコリス。なので味は甘い。
シナモンが苦手な自分にはちょっときつかった。
穴子
砂糖を振り炙った穴子の身。
パイ生地と杏、上にはマイクロセロリです。
そしてソースは甘いマデラ酒のソース。
仕上げにかけられたのはフォアグラのかき氷!! これがまた濃厚で素晴らしく美味しい。
穴子の組み合わせも、甘さが複雑に組み合わさり、とても美味しい!
ワンスプーンの講釈食べも面白かったのですが、今日一番の皿はこれかと思います。
ホロホロ鳥
今日も龍泉刃物のナイフで。
焼いたホロホロ鳥は目の前でシェフが切る時からその香りが美味しい。
そして、皮側の脂にしっとりした身が美味しい。
加茂茄子、コーン、実山椒のパウダー、実山椒のオイル、塩が添えられています。
パプリカのソースにはキャラウェイとクミンが使われています。
これもまた素晴らしく美味しかった。
カッペリーニインブロード。
冷たい仕立てのスープパスタです。
上にはプルンとした潤菜、生の白いとうもろこし、マスの卵に刻んだオクラ。
ほろほろどりのガラのスープと鮑の煮汁による冷たいスープを注ぐのですが、これがまた素晴らしく美味しい。
そして、焦がしたアンチョビとニンニクとオイルで仕上げていました。。マスの卵、オクラ、生のとうもろこし。刻んだフライドガーリックとオイルで仕上げています。
まさに、夏はこのメニューだけでお店ができるのではないかと思われる味。
カルピスのカヌレ。手で食べます。
これがまた新食感のカルピス。口の中で溶けるとカルピスになっていくんです。
大人の雪見だいふく。
餅の中にシナモン、生姜、黒胡椒、丁字、バニラを煮込んだセミフレッドです。
シンプルながら気の利いたドルチェはさすがです。
食後の飲み物は珈琲を選択。
藤井また彦さんのエルサルバドルのコーヒー豆。シティローストくらいだそうで特殊な焙煎とのこと。
これがまた甘さが出る焙煎で、淹れるときも粉を蒸らさない。蒸らすとえぐみが出るのだと。
これが驚きの美味しさ。
お茶菓子は生姜視の盛り合わせ。
山椒味のフィナンシェ。
カリカリのカントゥッチ。
カルダモンのラムネ。
サラミを模したチョコレートの小菓子。クッキーが脂身を模しているのだそう。
ミントのマシュマロ。
くるみっ子オマージュ。
日向夏のゼリー。
ハーブティーの方々に添えられた非加熱のハチミツ。
味見させていただいたが、ジャスミンの香りのするもので、さすがの美味しさ。こんなに普段口にするものと違うのかと感心しました。
2022/08/04 更新
2021/08 訪問
「イザ」 | 横浜発 驢馬人の美食な日々
「IZA(イザ)」@鎌倉(☆☆☆彡)
https://www.iza2021.com/
https://www.instagram.com/iza_restaurant/
「サローネ2007」の遺伝子を色濃く受け継ぎつつも、少数多皿でどの皿も極上という信じることができない店が鎌倉に誕生している。
「リストランテシーヴァ」@七里ヶ浜の芝先康一シェフが満を持して開いた“洋の鮨屋”。
少数多皿は正直なところ、一品一品に当たり外れもあることが多く、好きではないのですが、芝先シェフのコースは一品一品に深い満足と余韻があるので、ぼくにしては珍しくやられました。
三ツ星半をつけるのは何年ぶりでしょうか。
鮨バブルの高価格店に通うより、こちらに2ヶ月に1回定期で通うのが正解だと個人的に感じます。
予約困難になりませんように!!
住所:鎌倉市御成町11-13第一興産26号館2F
電話:0467-81-3791
定休:日曜・第3月曜
営業:18時〜21時
鎌倉駅からほど近く。御成通りに入ってすぐ右の脇道の奥にある小さなビルの2階です。こんなところに素晴らしいお店があることは一見さんでは気が付きようがありません。
茶色のシンプルな扉に店名の書かれた四角いプレートとマット。
入って右に厨房に面したカウンター6席。分厚い木の一枚板でシンプルに美しい。
左にはテーブル席もあります。壁の前衛的な絵はなんとシェフの書いたもの。
道明寺さくらさんの会。18時半から3人で貸し切り。
道明寺さくらさんにお誘いいただき、芝先康一シェフの新店を訪れる。「イルテアトリーノ」のシェフを勤めてから「リストランテシーヴァ」を開店し、満を持しての理想のお店が開店です。
以下は参考までに。
「リストランテシーヴァ」の昼
「リストランテシーヴァ」の夜
menuIZA(13品〜14品) 16500円 + ノンアルコールペアリング 7杯 4000円
コースは少数多皿で、洋の鮨屋的構成を目指しているという。
道明寺さくらさんの美しい写真とお店への愛あふれる記録はこちら。
雲丹のタルト
木製のアーティスティックな台の上に切り株型の皿。
パリパリの薄い皮に盛られた生雲丹。その下にはまったりして甘みのあるカリフラワーのムースと芳ばしいコリコリのアーモンド。上にかけられているにはフェンネルシードのピクルスと新生姜のチップスです。
パリパリの薄い皮などの食感に甘みのある生雲丹はとても美味しく、とくにフェンネルシードの香りがマッチしていて素晴らしい。
また食べたいと思わせる一皿。
最初の皿が美味しいと、とにかく後の期待が高まるものです。
青柚子とトマトのスパークリング
雲丹のタルトとエビに合わせるノンアルコールカクテル。
ワインらしい香りと味わいのベネト州のワイン用ブドウのスパークリングに、トマトを濾して作られたトマトのエッセンス。上には細かな青柚でその香りがします。最初はノンアルコールワインの味が強いが、後味が旨味のあるトマトです。
エビ
赤海老のマリネです。そこに奈良県のハウス栽培のカキのスライスをあわせるところが非凡。
エルダーフラワーのゼリーにオキザリス、シャクシャクのエシャロット。白にんじんのピューレ。甘みのあるホワイトバルサミコのソースを合わせています。
赤海老がとにかく美味しい。心掴まれます。
ほんと、2皿目も美味しいなぁ!
帆立
北海道の帆立貝柱。上にキャビア。
下にはパクチーとアサリの出汁のクリーム。
そして、バジルの緑のソースと削りかけたライムの皮。
甘みのある帆立にパクチーの香りが合います。
素晴らしいですね。
かぼすとバジルのモヒート
ホタテにあわせたノンアルコールペアリング。カボスのジュースにバジルの葉。
イカ
イカのカルパッチョ。イカ墨のソース。
上の黄色いものはコリンキーのマリネ。クレソンのスプラウト。パリパリしたケール。カラスミのパウダー。
スライスしたラディッシュにはサフランの香りの黄色いアリオリソース。
白いのは小玉ねぎのピクルスです。
切り株の上に熱々のフォカッチャ。これもめちゃ美味しい。
タコ
低温調理して赤ワインでマリネしたタコと生のタコの組み合わせです。
上には緑のナスタチウムの葉。
赤玉ねぎのビネガー漬けにくるみとともにいただく。ソースはクリーミーなマッシュルームのソース。
タコが美味しいですね〜主となる素材の味わいを本当に引き出しています。
うま
熊本県産の馬肉のタルタル。ロースをコルニッション(小きゅうり)とケッパー、エシャロットであえたものです。生に近い肉は美味しいね〜。
上にはペコリーノチーズを削りかけ、オレンジの素揚げ、セルフィーユを乗せています。旨味や香りが良い。馬肉にあいます。
周辺にはオレンジのパプリカのソースとローストしたピスタチオ。
これも素晴らしい。
アーモンド香る自家製甘酒
タコとうまに合わせたノンアルコールペアリング。
米麹から作った自家製の甘酒。
アーモンドとナツメグで香り付けされています。
牛タン
ワンスプーン料理です。「サローネ」の系譜を感じますね。
先の方にあるのは牛タン。柄側にフォアグラとマルサラ酒のゼリー。そしてマジョラム。
下にはバルサミコに漬けたレーズン、ヘーゼルナッツ、小玉ねぎ。
これを一口でいただく。噛み続けていくと渾然一体となって美味しい。
ぶたコンフィ
鹿児島黒豚のバラ肉のコンフィとローストを積み上げています。
横に添えられているのは赤キャベツのマリネとビーツの酢漬け。
コリコリのミミガーの軟骨とリンゴにはクミンをきかせてあり、青柚を削りかけています。
コンフィはいつまでも食べていたい美味しさ。
中国山椒とリンゴのソーダ
牛タンとぶたコンフィに合わせたノンアルコールペアリング。
りんごのソーダに花椒が香ります。
サーモン
サーモンのマリネです。しっとりしたその身は間違いなく美味しい。
グリーンペッパーで爽やかに仕上げています。
アボカドとサワークリームのソースに、発酵させた舞茸の泡を合わせていました。
添えられているペコロスのピクルスは軽くソテーしてあり、ニンニクの芽のピューレを中に添えています。
ルバーブティー
サーモンに合わせるのはルバープティー。ルバーブのコンポートに紅茶を合わせているのだそう。飲み口はしっかり甘い。それを引き締めるためかグラスの縁にはピンクペッパーです。
アワビ
鮑とポルチーニです。
昆布と白ワインで煮込んだ柔らかく弾力あるアワビを贅沢にもブルギニオンバターでソテーしています。
醤油や味醂を使用したアワビの肝のソース。このあたりイタリアンぽくないですねw.
そして上からサマートリュフをたっぷり削りかけています。ヘーゼルナッツのペーストを添えています。
鮮魚
甘鯛の松笠焼き。鱗をパリパリに揚げ焼いた甘鯛はそれだけで美味。
白ワインソースと春菊のソースの2種がしたに。
上には爽やかでぼくの好きなディル。
とてもフレンチっぽい。
ビーツとジャスミン茶
ローストビーツとジャスミン茶のドリンク。これがまたビーツの土の香りが強い。
ラズベリービネガーを途中で入れます。いちごっぽくなるといわれましたがよくわかりませんでした。
ハト
鳩の胸肉のロースト。皮がバリッと焼かれ、その身はレアで素晴らしく美味しい。塩が添えられているので足りないときはそちらを使うことができる配慮も好みです。
脚はコンフィ。こちらも美味しいね〜。
ポップコーンに牛乳を加えて作った口当たりの柔らかいマッシュコーンのようなソースと、鳩のバラのローストと赤ワインで作られた濃いソース。
下に敷かれているのはラディッキオ・ブレコーチェ。
リゾット
ゴルゴンゾーラと洋梨のリゾット。梨の優しい香りに味わいとゴルゴンゾーラのバランスが素晴らしい。
上には粗挽き黒胡椒とローストした松の実。シチリア料理を感じますね。
白桃のジントニック
桃のジントニックです。ジュニパーベリーとミント。
グラスに冷たい口直し。
レモングラス、ミント、バニラ、レモンバームのジュレ。パイナップルとアニスのグラニテ。パッションフルーツの種。爽快なパッションフルーツは大好きなので、これも素晴らしく美味しい。なんとも嬉しい。
ココナツのヌーボラ。
ガラスの台の上にココナッツの四角いマシュマロ。イタリア語で雲の意味。
上にライムを削りかけていてこれも爽やかにいただけます。
ピスタチオとウイスキーと塩のジェラート。サブレの上に乗っています。
それにイチヂクの葉を牛乳で煮出したジェラート。
そして、サブレの上にベイクドチーズケーキのクリームで、ライムのメレンゲが乗っています。
横に添えられているのはイチヂクとイチゴとラズベリーとブラックベリーの赤ワインコンポート。
コースに合わせたコーヒーはシェフにハンドドリップで淹れていただく。
藤井また彦さんのコンサルだそう。
豆はエチオピアのレケンプティのシナモンロースト。調べるとレケンプティはエチオピア西部オロミア州ウォレガ地方で栽培されている自然乾燥式のコーヒー豆で、酸味の柔らかなモカコーヒーとのこと。それをシナモン色までローストしたのがシナモンロースト。
苦味がしっかりしてコクがあり、酸味がない好みの味でした。
木の皮の皿に小菓子の盛り合わせ。
ピーナッツが入ったサクサクの焼き菓子。
シュワシュワな感じのミントの香りの甘いギモーブ。
ナッツにチョコレート。
カントゥッチというトスカーナ地方の硬めのサクサククッキー。
コリアンダーの香りのラムネのタブレット。
甘みがない生チョコレートな感じのトンカ豆のテリーヌショコラ。
スポンジで挟んだ鎌倉銘菓クルミッ子インスパイア。
会計はぴったり20500円。
メニューは2ヶ月で変わる予定ですが、マイナーチェンジは仕入れによってあるそうです。
ここはもう☆☆☆彡(三ツ星半)以外ありません。
記録が遅くなって申し訳ない!!
2022/07/27 更新
「IZA(イザ)」@鎌倉(☆☆☆彡)7回目
https://www.iza2021.com/
https://www.instagram.com/iza_restaurant/
24年10月4日夜の来訪。
まきえ姉さんのカウンター貸切の会6人で。
なんと全員、ノンアルコールペアリングですw。
ザクロ茗荷ソーダ
ザクロジュースに茗荷がまんま入っています。さっぱりして美味しい。
タルト
定番のタルトから。
薄焼きでパリパリのタルト生地に、サツマイモのピューレとキャビア、ラベンダーリーフ。
仕上げにかけているのもラベンダーリーフのオイル。サツマイモの甘さが印象に残ります。
焼きたての丸いフォカッチャ。熱々です。
赤エビ
ディルとラズベリーのグラニテ、サイコロ状に刻んだフルーツに生の赤海老です。そこにレモン果汁を加えています。生の赤海老の美味しさはもちろん、フルーツの甘さや酸味、レモンの酸味、ディルの爽やかさなどが好み。
ピーリング
ピーチマンゴーティーに白ワインの葡萄であるリースリングを加えた甘みと酸味の良いノンアルコールカクテル。
イカ
ソテーしたイカに、パプリカとトマトのソース。
パルメザンチーズ焼いたチーズせんべいとルッコラの新芽、プチトマトです。
悪くはないけど、それほど良くもなかったかな……。
塩が薄いことが原因かもしれないけど、イカの味わいをもっと濃くするか何か一味足してくれると良かったなぁ。
サバ
ホワイトバルサミコ酢でマリネした生の鯖。身はレアで、皮は薄くパリパリに炙られています。
上にはすりおろしてあるミョウガのビネガー漬け、ハーブのワカタイやチャービルにオリーブオイル。
下に香ばしい焼きなすとゴンゴンゾーラ。
黒い粉末はブラックオリーブと昆布のパウダー。
ほうじ茶コーヒー
昆布水で煮出したコーヒー。ほうじ茶で香ばしさを足してミルクで割っています。ミルクコーヒー的です。
タコ
これがこの日一番好きな皿でした。赤ワインで煮たブロック状のタコ。
上には香り良いソテーした舞茸。ケッパー、ベリー、アーモンド、それに酸味のある発酵マッシュルームのソース。
タコのクニクニ、アーモンドのコリコリ。苦味と酸味と香りと旨味と混ざり合って大満足です。
甘酒
自家製の甘酒。上にシチリアのオリーブオイルと黒胡椒。
スプーン
上にハーブのマジョラム、フォアグラ、ドライイチジクの赤ワイン煮、ローストヘーゼルナッツ、チョコ、そしてバルサミコのグミです。
いつもの解説付き。定番の美味しさ。
アールグレフル
ベルガモットとグレープフルーツ。柑橘の香りと味わいで美味しい。
魚
真鯛の白ワイン蒸しです。
上にはマイクロセロリ。
下の緑は春菊のソースとジェノバペースト。
ごぼう茶
まんまごぼうです。
秋刀魚
素揚げした秋刀魚にエノキとエリンギを具とし、ビネガー漬けしたレーズンとひまわりの種をアクセントに加えたロングパスタ。手打ちでキタッラに近く美味しい。アンチョビと魚出汁を絡めています。そこに酢橘の皮をふりかけていました。
黒胡麻カカオ
まったりカカオと黒胡麻のドリンク。
トルテッリ
エミリアロマーニャの郷土パスタであるカペレッティです。
中の具にはポルチーニとリコッタとミント。
上からペコリーノチーズと黒胡椒。セージバターであえています。
これは、もっともイオタリアンらしいイタリアンでした。
途中、肉に合わせてメルローを注いで味変してくれます。
肉
和歌山と大阪の間の犬鳴豚。
焼かれたそれは脂身が甘くほろっとした肉質で実に美味しい。
下にはレバーのソース。甘酸っぱい蒸し煮の赤キャベツとトレビス。
それにまろやかで甘みのあるバリ島の太陽の塩。
定番のスープ。
今回は赤海老の頭やイカのワタなどが追加されています。相変わらず激烈美味しい!
口直しに赤紫蘇と生姜のグラニテ。
下には切られている巨峰。
洋梨とカシスのコンポート。上の白いアイスはイチジクの葉のアイス。驚くほど無花果の香り。コンポートも素晴らしく美味しい。
食後のドリンクはインドネシアジャワ島のコーヒー豆。
ビターで酸味がなく美味しい。コースに合わせて毎回豆は違います。
小菓子はカレー風味の焼きたてフィナンシェ、2度焼きして大変硬いが口でほぐれて美味しいカントッチョ、紙に包まれている塩キャラメル。
今回も美味しくいただきました。
ただ、スタッフが増えたように見えるので、皿によって少し塩梅が今までと違うような気もしました。これは気のせいかもしれませんが。