4回
2025/06 訪問
「鎌倉 北じま」の水無月 | 横浜発 驢馬人の美食な日々
「鎌倉北じま」@鎌倉(☆☆☆)
https://www.kamakura-kitajima.jp/
25年6月6日夜の来訪。
6月なので入り口に毎年作られる茅の輪を潜っての入店。今年は周りの枠が竹ですね。
冷たい小豆茶。小豆も程よい感じ。
夏越の祓。蘇民将来子孫也の札を添えています。
大きな緑色の朴葉の上に、飯蒸しと酢醤油に漬けた相模湾の太刀魚を炊いたもの。
安定して美味しい。
臼井豆の摺流しにスッポンの煮凝り。この煮凝りが美味しい。横にあしらいの臼井豆とその葉は食べられません。
相模湾のオオモンハタ。1.5キロのものを刺身に。
横にはサクサクの鱗の煎餅。繊細な感じで香ばしい。
山葵に塩に醤油です。
刺身もう1品は赤ムツ。たっぷりと脂が乗っています。表面は熱した炭で焼いています。脂が乗っているので山葵をたっぷりつけていただきます。横に蕪。
鮎の風干し。もうこれだけで美味しいよね。
下には切れ目を入れた冬瓜と山葵。
発酵したお米のなれだしの汁です。
炭火で焼いたうなぎの筒焼き。一緒に甘い万願寺唐辛子。タレをかけています。
うなぎは骨が抜いてあり、皮がパリッとしていて身はとろける仕上がり。流石です。
胡麻和え。詰み上がっているのは水分を絞ってスライスしてあるきゅうりと干した椎茸を炊いたものとその粉末。白いキクラゲとコリコリしたクラゲ。食感から味まで素晴らしい。
とうもろこし。
粒を外して茹で、まとめて揚げたスティックをとうもろこしの皮で包んで渡されます。それだけでシンプルに美味しい。
さらにとうもろこしのひげと芯からとった出汁につけていただく。
さすがは萌莉ちゃん。
ブロックを刻んだスネ肉のミンチ。しっかりした歯応え。滋賀のサカエヤのものだそうです。 中にはカリッとした茄子のおかき。
上にとろとろの卵。
蘇でまろやかになっています。塩は薄め。
ほうじ茶。
アジの棒鮨。赤酢のシャリと塩梅がよく、今日はとくに美味しい。
赤出汁。とろろ昆布とオクラが入っていました。香の物も一緒に。
本鮪の漬け丼。上に山葵。
定番のミンククジラのラーメン。今日は鯨の味が濃い。
イサキと新玉ねぎの炊き込みご飯。蒸した玉ねぎとと揚げた玉ねぎと一緒に。提供前に酢橘を絞って。刻んだアスパラも入っていて、食感翌日に美味しい。さすがは萌莉ちゃん。
真竹の雑炊。穏やかな香りがすごい。これがまた美味しい。塩梅も良く、シンプルな構成ながらも締め5品のうちでも印象に残り一番美味しかったと思う。
パッションフルーツの花を煮出してお茶にしてから作ったゼリー。パッションフルーツの種と薄いカリカリの飴と一緒にパッションフルーツの器で。
和菓子は白餡に豆。周りに少し甘くした温泉水のゼリー。
最後に抹茶。
コンブチャ1杯目はセンチャ。
2杯目はホップ。種類があるの知らなかった。
会計は40300円でした。
2025/06/19 更新
2025/02 訪問
「鎌倉 北じま」の如月 | 横浜発 驢馬人の美食な日々
「鎌倉北じま」@鎌倉(☆☆☆)
https://www.kamakura-kitajima.jp/
「北じま」の評価を上げました。
25年2月13日夜の来訪。
火事による損害も治り、万全の体制となったこちらの個室に伺いました。
多くの人に手伝ってもらえる大将の人徳あっての復興、若い才能を見出し、きちんと育て活用する手腕には脱帽です。
この日の個室の接客担当はエコール辻卒後2年しか経っていないという鈴木萌莉さん。聞いたことにはきちんと答えられるし、お客の話に入るのもうまいし、料理もコースのうち2品任されていてどちらも素晴らしい。将来は名をなすと確信できる有望な女性料理人でした。
カウンターはもちろん素晴らしいのですが、個室で良いところも多い。親しい友人らと気兼ねなく話せるところや、個室担当者と仲良くなれること、そして、遊び心ある些細なことも。
壁に子供の面。写真撮れませんでしたが、その前は鬼の面だったそうです。途中で退治されたとひっそり交換されている遊び心が嬉しい。
これは個室だけでしょうか?
最初にお猪口で檜茶。香りが檜です。
飲み物は熱いお茶を。
先付で濃厚な粕汁。海老芋と三浦大根に上にペロッと揚げふきのとう。
天青の酒粕を使った粕汁は濃厚。ふきのとうもこれだけでかなり存在を示す香り。海老芋と粕汁がとてもあい美味しい。
柊鰯。節分のメニューだそうです。
横には大根の鬼おろしに爽やかなブンタン。
パリッと薄い皮に骨まで煮込んだイワシが激うま。中はトロッとした感じがします。
飯蒸しと五目豆。もっちりしたご飯はそれだけで美味しい。にんじん、こんにゃく、椎茸、大豆などが混ぜ込まれています。さらに上にカリカリの大豆。実に美味しい。
お造り1品目は伊東の金目鯛。
桜海老を食べているキンメは実に良い質。
塩で最初いただき、山葵や醤油でもいただく。
赤ムツ。皮は炭火で炙り香ばしく素晴らしい。脂ののりもすごい。たっぷりの山葵といただく。
蕪の梅酢。エッジがたった蕪に梅酢が絶妙の美味しさ。口直しだそうです。
お椀。中央に焼いたフグの白子。出汁にすり下ろした聖護院かぶら。仕上げに柚子皮。あつあつでとろとろのフグの白子はもちろん文句なく美味しい。辛味とキレのある蕪は直前にすりおろして一煮立ちだけして出しているそうで存在感を感じます。
ちぢみほうれん草とイバラガニもどき、それに海鼠のおひたしです。
上にはたっぷりの白胡麻。土佐酢で和えられています。
ブロック上のナマコはねっとりした口当たりなのに、食感はゴリゴリしてすごい。胡麻も効いて美味しい。
アンコウの焼き物。上にあん肝と奈良漬。下に山葵。
アンコウはそれが魚であると信じられないほどぷっくりしていてもの凄い身のハリ。まさに異次元の出来。
上にはたっぷりのあん肝と刻んだ奈良漬が泣かせる美味さ。
魚料理でこれを超えるものがあるのかと思うほど。
猪と山菜の鍋。とろみのある苦味鍋。出ものである苦味がしっかりしたふきのとう、長谷川さんの小松菜やカラシナがとろみのある出汁に入っています。
下にはなんと炭火。
ここに質の高い薄切りの猪肉を入れていただく。
グハッ!!激うま!!
締めのご飯は5種類。
その先に出されるのは白菜と山葵菜の漬物。これもなんという美味しさ。
鯵の棒寿司。炭火で炙った皮目に大きく厚みのある身。それに合わせているのは赤酢のシャリ。前回は塩気が足りないと思ったが、今日のは素晴らしいバランス。
一緒にはワカメの入る赤出汁。
土鍋で1合半炊かれたブダイと芹と生姜の炊き込みご飯。
米が美味しいのはもちろんだが、炭火で焼かれたブダイのほぐし身に、根まで入る芹のザクザクした美味しさは格別。盛り付けてから柚子皮を削りかけてくれてもいます。その具の分量も普通の炊き込みご飯に比べ具が多い!!
ダイエットしているのにおかわりしてしまいました……。
ミンククジラのラーメン。もはや定番。「めじろ」を彷彿とさせるネギの切り方に和食ならではの醤油スープ、上に乗る鯨のベーコンも美味しい。
太刀魚のフライの玉じめ丼。上に太刀魚のフライでソースがかかっています。
ご飯の上のとろとろな卵は田中農場の卵。それに佃煮の実山椒。
アンコウの雑炊。アンコウの蝶や皮のゼラチンが入る雑炊。米の入るスープに近い。そのスープがまた美味い!!
甘味の前にスプーン。フランスの銀細工工房Henin&Cie(エレナ)の紅茶・コーヒー用サイズのスプーンで、萌莉さんのもちこみだそうです。
甘味は大きな晩白柚の器に杏仁豆腐。
晩白柚の味わいのする杏仁豆腐の上に、その晩白柚の白い皮のシロップの白いパウダーと黄色い皮のシロップのパウダーを振りかけてくれます。
これが美味しい。
おかわりしました。
和の甘味は下萌がテーマ。
雪から新しい草の芽が生えだす春の季語。
あんこの饅頭に緑色をした菜の花の黄身餡きみあん。
最後に抹茶です。
まさに神回の出来。
次はカウンター2名だけの予約にしました。
2025/02/16 更新
2023/03 訪問
「鎌倉 北じま」 | 横浜発 驢馬人の美食な日々
「鎌倉北じま」@鎌倉(☆☆彡)
https://www.kamakura-kitajima.jp/
鎌倉の奥地に素晴らしい和食のお店があります。
「和久傳」出身の北嶋靖憲の大将が、どこにこんなものがと思う様な神奈川の凄い食材を使い、京都仕込みの和食を京都まで行くことなく味わえます。
そのため予約は困難。現在ぼくが唯一次の予約をとって帰っているお店でもあります。
住所:鎌倉市大町4-3-18
電話:0467-73-7320
定休:不定休(完全予約制)
営業:18時〜(昼は貸し切りのみ対応)
場所は鎌倉でも大町の駅から遠くの方。よくぞこの立地でお店をしようと決めたと感嘆するくらい。この場所に絶対に一見で入る人は通りません。
緑に包まれた平屋の古民家リノベーション型のお店。
店の前には駐車場2台分で、石畳のエントランスに紫陽花や竹が鎌倉らしい。
中に入れば穏やかな照明の和の空間で、向かって左にダイニングです。
ダイニングは大将のいる厨房に面した横並びのカウンター。
壁に一輪挿しがあるだけのすっきりした空間です。
黒い塗りの盆に木の箸と手ぬぐい。手ぬぐいは持ち帰れます。
23年3月13日夜の来訪。
18時にお誘いいただだいてカウンターに。
2021年7月15日から1年半ぶりです。
左にはお一人様、「車力門おの澤」@四谷三丁目の3人、ぼくら、右は日銀総裁が下っ端みたいなことを言っている偉い高齢の方々2人。
キミノウメ 800円
前回来た時はキミノユズでしたから。
おまかせコース 27500円
おまかせのみです。
ガラスのお猪口に座付きの桜湯。
フグの白子のスリ流し。手前の飾りには桃の花の蕾の枝。
上にあるほろ苦いフキノトウの葉は少しドライに。サイコロ状の繊細な厚揚げ。そして香り付の陳皮。
熱々で当然のことながら美味しい。
イバラガニモドキという鎌倉で取れる蟹のちらし寿司。
上に錦糸卵。結構たっぷり使われている蟹の身は大きく驚く美味さ。インゲンとレンコン、味付きの椎茸が混ざっています。
こんなに美味しい蟹が鎌倉周辺で獲れると聞いてびっくりです。
前回と同じく真っ赤に熱せられた炭火を押し当てて直接皮を焼く。 当てている大将は熱いのでしょうが、もう慣れたと言っていました。目の前のカウンターに座っていて熱いのに。
それにしても素晴らしい香り。
皮目を焼かれていたのは神経締めの赤ムツ。
なんて美味いんだ!!!
塩と醤油と山葵でいただきます。
江ノ島蛤の変わり椀。
白濁した汁は蛤の旨みたっぷり。蛤の殻はなく、大きくぷっくりした身が2つ。
上には細く切ったごぼうと三つ葉と人参。
江ノ島でこの大きさの蛤がとれることにも感銘を受ける。
ところで、ここで厨房にやってきたのが全国の有名店に魚を卸す長谷川大樹さんが。はま大根、明日葉、クコの葉を持ってきたと嬉しそうに言っていました。毎回のことかと思ったら、今回始めて、実にレアなことなのだと。
魚は昨日釣ったというカツオ。目の前で皮をはぎ、切り分けてくれています。
その心臓はレア。弾力があり美味い。
塩は米と一緒にプレスした塩辛くない塩でした。
なんと相模湾で獲れたという高級魚クエ。その木の芽焼きです。
目の前で炭火で焼くのですが、その煙も凄いことになっていました。換気扇をつけたと言われていましたが、静音設計の高いものにしたら出力が足りなかったのだそうw。
上にはカリカリとした鱗を散らしています。
水深の浅い場所のクエしか使わず、生存競争に勝ち残った水深の浅い場所の魚は美味しいと言っていました。
明日葉とウドと利休麩の白和え。
さっき持ってきたてのを使っているそう。
これがまたとても美味しい。
アンコウのおかき揚げ。香ばしいおかきの衣が美味しい。アンコウの身もプリプリ。生きて捕まえられたものだそう。
それにあん肝。一緒に食べるとより美味しい。
そして小さなツボにはゼラチン質な皮の煮凝り。
鰤しゃぶ。枯らしたような色合いのカツオを目の前で切り分け、スープで火を通し、上に九条ネギを盛って提供。
見はもちろん美味しいが、そのスープもとても美味しい。
鎌倉周辺の食材に拘って素晴らしい料理を出されていましたが、ネギは流石に京都の九条ネギでした。
このあとは飯物5種からの選択。せっかくなので小サイズ5種類全部。
最初に太刀魚の棒鮨。肉厚の太刀魚のもの。酢飯はそれほど主張してこない。
イバラガニもどきの蟹の炊き込みご飯、土鍋で炊かれたもの。
一緒にしじみの味噌汁。赤出汁でとても美味しい。
このときに、新しく入ったという寿司屋の息子さんが提供してくれたのですが、東京の修行先を聞くとなんと「初音鮨」@蒲田だそう。近い将来横浜に名店が誕生しそうと感じる。
ミンククジラのラーメン。魚のアラの出汁にミンククジラの油を浮かせたという。上には鯨のベーコン。細麺は縮れた硬めでなかなかに美味い。ネギが「めじろ」と同じ切り方で泣けました。
タコの玉じめ丼。
柔らかく煮込まれたタコの天麩羅の下にとろとろの玉子を乗せたご飯の小丼。
アンコウの雑炊。先程のアンコウの雑炊は贅沢すぎる旨さ。その身もぷりぷりして美味しいのですが、なんと目玉を入れてくれていました。
湘南ゴールドの器にそのババロア。和食の店とは思えない美味しさ。
鶯餅。粒あんにむっちりした餅。
締めは大将が淹れる抹茶。
カウンターは年内いっぱい。個室をオープンするので6月の個室は取れるのだそう。4人から6人までとのことでした。ということで、個室の予約をとって帰りました。
2025/01/18 更新
「鎌倉北じま」@鎌倉(☆☆☆)
https://www.kamakura-kitajima.jp/
鎌倉の奥地に素晴らしい和食のお店があります。
「和久傳」出身の北嶋靖憲の大将が、どこにこんなものがと思う様な神奈川の凄い食材を使い、京都仕込みの和食を京都まで行くことなく味わえます。
そのため予約は困難。現在ぼくが唯一次の予約をとって帰っているお店でもあります。
25年10月24日夜の来訪。
18時開始に家内と行く。
今回は大将の目の前です。
神無月献立 33000円
突き出しにお猪口に金木犀の香りを移した炭酸水。氷入り。
籠にたっぷりの緑の銀杏の葉。なかに茶碗が隠されています。
中にはざく切りしてある鮑と巻いた湯葉に銀杏の醤油餡。厚切りのムチムチ鮑、大豆の香る湯葉で美味しい。
お椀は菊の花で邪気祓い。
基本煮麺です。汁はシジミの出汁で、表面を覆う様に入っているたっぷりの菊の葉がとろりとしています。麺は超極細。とろみのある汁とよく絡みます。
さかな人長谷川大樹さんのアオリイカ。
裏と表双方に細かく入っている包丁で歯切れよく甘みを感じます。
塩と味のついた海苔、おろしたてのワサビでいただく。
次にカンパチ。神経締めしたその身はエッジがたつハリで脂も乗っていて実に良い。
塩と太刀魚の骨の旨味を乗せた自家製骨醤油でいただく。
通常のものとは違いますが、美しいけんちん汁。
料理屋バージョンと呼ばれていましたが、精進料理仕立てとのこと。
里芋、蓮根、赤い蒟蒻、牛蒡、青菜に、笹がいた感じの千切りの牛蒡。
野菜1つ1つを個別に炊いて、汁と合わせているのだそう。
半日炊いたという子持ち鮎のおかき揚げ。
朴葉で包んでいます。これがまためちゃ美味しい。
家内が前にも食べたというので記録を見たら、昨年の11月初めにたしかに食べていました。
柿がまで甘酢につけた大根、利休麩、フレッシュな柿の白和え。
柿釜は岡山の柿で皮ごと食べれるものですから、白和を食べた後に器も齧らせていただく。
オウモンハタの味醂干し。
目の前の炭火で火を入れたものです。
肉厚な素材も焼きもよく、実に美味しい。
横には柚子おろし。
三輪休雪の大きな器に葉山牛。
これを鍋でしゃぶしゃぶに。
下にはキノコの摺流し。香茸を使っているようですごい香りです。実に嬉しい。
こちらは葉山牛を使っていますが、どちらかというとキノコを楽しむための皿です。
次に野菜を添えて。
葉山牛はよりレアな仕上がりで、肉をより楽しめます。
上に銀杏。下に先ほどのキノコのスリ流しで和えた程度の葉物野菜。
漬物はオクラの白味噌漬け、白茄子、鰹節をまぶした昆布。
味噌汁は焼きなすとフカっとした小麦のなにか。
締めのご飯5種類は全てSサイズでお願いしました。
最初に鯵の棒寿司。
赤酢のシャリで旨みが強く美味しい。
キハダマグロの漬け丼。
しっとりと美味しい。上にワサビ。
ミンククジラのラーメン。
毎回いただいているこれですが、今日のラーメンの汁は十分な旨味で珠玉の出来。大崎さんに是非食べさせたかった。
ザクザクした頃合いの良いネギに、レアな鯨のベーコン、硬めの細麺のバランスが良かった。
土鍋で炊いた太刀魚と蓮根とオオマサリの炊き込みご飯。
ゆで落花生に使われるオオマサリにサクサクした食感のレンコン、肉厚な太刀魚で美味しい。上に柚皮を削り振っています。
梅と出汁氷の冷やし茶漬け。
そこに出汁氷を乗せてくれます。
梅の爽やかさと出汁の旨味が柔らかく、淡い味わいが好ましい。まさに真の〆と思える味わい。
甘味はフレッシュな梨と梨のコンポート。球形に切り取った梨は甘味があって美味しい。一個だけ生姜とレモングラスで梨を炊いてコンポートにしてありました。
さらにもう一品。これが秀逸。
牛蒡をくり抜いて、栗餡を入れて、揚げたものです。牛蒡自体もさつまいもの様に甘く感じる。中の穏やかな栗餡もあわせてとても美味しい。
まさに一流の仕事。
聞くとやはり鈴木萌莉ちゃんの作だそうです。
最後は北嶋の大将が点てるお抹茶。
気がつくとお土産を作るようになっていたので「ねのか」3400円を購入して帰りました。6種類の味を楽しむ練り切りみたいな和菓子でした。