1回
2025/06 訪問
スパイスに包まれて、いつまでも食べていたい
「サバカン」
サバ好きが喜ぶ
「ほねつきラム」
熱々を手でつかんでがぶり
「タンドリーチキン」
「サモサ」
サモサはひき肉たっぷり
「タンドリー砂肝」
つきだし
「ごぼうフライ」
スパイス酒「カルダモン焼酎」
スパイス酒「シナモンラム」
スパイス酒「フェンネルジン」
カレー「レモンチキン」
カレー「ブラックスパイスマトン」
「ガーリックナン」
「ターメリックライス」
物静かで親切なマスター ※写真掲載に了承をいただいています
2025/06/12 更新
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成城学園での所用を夕方終えて、若い世代の２人と３人で「何か食べていこうか」。思い出したのは経堂にあるインドレストランです。ディナータイムは予約必須との口コミも目にしていたのですが、週明けの比較的早い時間帯でした。「もしかしたら」と思い、小田急線で経堂に移動。店を訪ねてみたら「ＯＫ」。予約なしで、まんまと入ることができました。
イラストが楽しいメニューを３人で見ながら、注文を決めました。何としても食べてみたかったのは「サバカン」。サバ缶に入って出てきました。缶詰のサバをほぐして、野菜と一緒にスパイスで炒めているようです。サバ好きのわたしは、ひとくち食べたとたんに思わず「ふはははは」と笑いが出ました。
ほかに、ほねつきラム、タンドリーチキン、サモサ、タンドリー砂肝を注文。ラムは柔らかさ、ジューシーさに驚きました。ラム特有のふくよかな香りが、ふんわりとスパイスに包まれているようです。
サモサに詰めるのはジャガイモだとばかり思っていたら、ひき肉がぎっしり。付け出しのぱりぱりの前菜（料理の名前を聞き忘れた）、サービスでいただいたごぼうフライも含めて、どの料理もスパイスの香りにうっとりします。
ドリンクも最初の一杯こそ生ビールでしたが、２杯目は店のマスターにお奨めを教えてもらい、カルダモン焼酎をソーダ割りで。料理と合わせてスパイス×スパイス。すっかり気に入って、お代わりもシナモンラムやフェンネルジンにしました。
最後にカレーを２種頼んでシェアすることにしました。注文を聞いたマスターが、「初めてでしたら、お奨めがありますよ」。もうこの店のスパイス使いのワザに魅了されていたので、注文を変更。言われるままに、レモンチキンとブラックスパイスマトンにしました。合わせるのはターメリックライスとガーリックナン。ナンはニンニクの芽を刻んで練り込んでいるようです。香ばしく焼き上がって、これだけで、いくらでも食べられそうでした。
途中で気付きましたが、どの料理もそんなに辛くありません。少なくとも、汗が噴き出す、などということはありません。「インド料理＝スパイス＝辛い」との思い込みが崩れ去りました。もう、スパイスに包まれたまま、いつまでも食べていたい、という気がしました。
静かな口調でお薦め料理を説明するマスターをはじめ、スタッフの接客がとても気持ちいいです。