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本日のカレープレート(エビ)
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新店舗
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新店舗
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新店舗
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ピッタラアーッパ
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キリパニ
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スパイスキリテー
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ワタラッパン
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旧店舗
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旧店舗
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本日のカレープレート
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チキンカレー
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本日のカレープレート
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エビカレー
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アラック ジンジャーエール割
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アーッパ(プレーン)
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ビッタラアーッパ
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キリパニ
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★★★★★『Japanese Curry Awards 2014』受賞!★★★★★
「大胆かつ繊細」「厳しくも優しく」「コクがあるのにキレがある」「激しく、それでいて静かに」・・・
相反する価値を並列することで、商品を否定できないほど素晴らしく見せる・・・ってのは広告の常套手段でありますが、
実際には世の中そんなに甘いものじゃありません。
ことカレーにおいては、「優しい味」はときにポヤッとしがちで、「激しい味」はときに過剰になりがち。
「丁度良い味」はときに没個性へとつながりかねず・・・
大体においては、「どっちを選ぶか」という言葉に尽きてしまうわけです。
ただ、このお店を除いては。
「カラピンチャ」
近年、関西を席巻するスリランカムーブメントにおける若きエース。
店主の濱田さんはスリランカ現地でひたすらココナッツを割るところから修業、
「未来のスリランカカレー店 カラピンチャ」を名乗りながら開業を模索。
そののち水道橋商店街でのランチ間借り営業を経て、2013年12月に晴れて「カラピンチャ」実店舗を開業しました。
優しく、朗らかな濱田さんご夫妻の雰囲気そのままに、優しく、朗らかな店内。
とってもスリランカ現地風でありながら、とっても日本的な和やかさを感じさせます。
こんな素敵なお店で、こんなお二人が作る料理は、さぞかし穏やかで、優しいものなのだろう、と。
実際、その予測は当たり、でありつつも、予定調和を拒絶する心地よさによって、
当たりと言い切れない何かへと変わるのです。
★本日のカレープレート(チキン) ¥1000
・レンズ豆のカレー
・チキンカレー
・水菜とみつばの和え物
・ココナッツのふりかけ
・ビーツの煮物
・揚げせんべい(豆)
・ヤシの花蜜がけヨーグルト
初心者でもわかりやすい料理表記が濱田さんの人柄を良く表しています。
スリランカ料理マニアだけでなく、地元の家族がふらっと来ても、戸惑わず楽しめる気軽さ。
外国料理店ではなく、ニッポンのカレー屋さんのスタンスです。
それでいて、百戦錬磨のマニアに対しても、決して妥協を見せない料理の内容が見事。
この日は、よく見てください。
ライスもスリランカの小粒なサンバライスなんです。
こちらはチキンカレー(ククルマス)。
ココナッツミルクを引き算したシャープな仕上がりが見事。
もちろん、というか、全てをしっかりと混ぜ込み手食するのですが・・・
この鮮やかな美しさ!!!
大体において食べ物というのは、いろいろ混ぜると品がなく見える(少なくとも日本人にとって)ものですが、
「カラピンチャ」のプレートは違います。
混ぜれば混ぜるほど美しくなる!素晴らしき色彩マジック。
しかも、食べて驚くのは、「からだよろこぶ」という恥ずかしい表現をせざるを得ないほど、するすると体内に入っていく感覚。
ただ優しいだけでなく、しっかりとしたメリハリの中、スパイス料理を食べてるぞ、刺激的だぞと感じながらも、頑張っている感覚、戦っている感覚が全くないまま、得も言われぬ満足感に浸っていくことができます。
「激しく、そして優しく」「刺激的に、自然体で」「鮮やかに、穏やかに」
相反する感覚が違和感なく共存する、独自の世界。
例えるならば、無駄な力を一切使わない、太極拳のような料理です。
食べた後、満足感はあるのに、身体は重くならず、逆に軽くなるのが「カラピンチャ」のマジック。
この日はいただかなかったものの、アーッパもお勧め。
最もスリランカ現地の風を感じるお店なのに、最も日本的な温かさを感じる不思議なお店。
それはきっとこの店が本当に、スリランカと日本という二つの文化を、
一皿の上で綺麗に混ぜ合わせることに成功しているからなのだ・・・そう思うのです。
********(2014年2月の訪問記事)*********
スリランカ料理の勢いが止まらない関西。
ついに、ついにあの「カラピンチャ」が実店舗を構え本格始動です!!
お店は王子公園駅からすぐの好立地。
同駅近くの水道筋商店街で日・月だけの間借り営業を続けながら、大阪での実店舗オープンを狙っていた「カラピンチャ」ですが、1年4ヶ月の試運転の間に名実ともにこの地に溶け込んじゃったようです。
「コートロッジ」が撤退したのち、ぽっかり穴が開いたようだった神戸スリランカ料理界ですから、名店「カラピンチャ」のオープンは嬉しい限り!
大阪には負けへんでぇ!!
新しいお店の中は店主ご夫婦のやさしい雰囲気そのまま。
すっきりとしつつも鮮やかな色使いはスリランカの街角食堂といった感じ。
・・・あ、武田尋善個展に出てた絵だ!!
(お手洗いにも旅人人形あり!)
実店舗をオープンしてからは日本人だけでなくスリランカ人の客も来るようになったそう。
この日もお昼時は行列ができていたようで、素晴らしいスタート!
★本日のカレープレート(エビ) ¥1100
レンズ豆のカレー(パリップ)
ビーツの煮物
オクラの和え物
ココナッツのふりかけ(ポルサンボル)
揚げせんべい(パパド)
ルヌミリス +¥100
アンブルティヤル +¥200
これこれ、これですよ!!This is スリランカ!!!
ライスは通常のコシヒカリとカハバト(ナッツ・レーズン・揚げ野菜を混ぜ合わせたインディカ米ごはん)を半々で。
店名になっているカラピンチャ(カレーリーフ)の緑が鮮やかですね。
この日カレーはチキンかエビ。
エビを選んだらものすごくプリプリ!!
スリランカごはんの基本、カレーもおかずもとにかく混ぜて混ぜていただきます。
食べるたび、胃がどんどん活性化するのがスリランカ料理の素敵なところ。
モリモリモリモリ・・・
関西・・・特に大阪にスリランカ料理の名店がひしめき合う現在ですが、面白いことにどの店も方向性が微妙にかぶることなく、それぞれの個性を発揮しているのが面白いですね。
こちら「カラピンチャ」の料理は作り手の雰囲気同様に優しい味わいながら、一品一品の味はぼやけることなくビシッと決まった感じ。
辛味を追加するルヌミリスを組み合わせれば、さらにメリハリも増し完璧。
スリランカ現地でひたすらココナッツを割るところから修業した店主らではの確かな味わいが光ります。
こちらアチャールも常備。
★ピッタラアーッパ ¥300
こちら「カラピンチャ」の名物アーッパ(ホッパー)。
米粉とココナッツミルクを発酵させた生地で作るスリランカの軽食です。
南インドのドーサにも似ていますね。
スリランカと異なって寒暖・湿度の差が激しい日本では仕込みがなかなか大変で、扱っているお店自体とても少ないメニュー(関西だとほかに「ワーサナ」、東京だと「アチャラナータ」くらいかな)。
ピッタラアーッパ (エッグホッパー)は玉子と胡椒を用いたアーッパで、しっとり部分とパリパリ部分の絶妙なグラデが癖になる逸品!!
スリランカ時代から使い込んだというアッパーパン(アーッパ専用の丸底フライパン)ならではの焼き色が素晴らしく、
玉ねぎの甘辛炒め=シーニサンボラとのマッチングも最高!!
非常に軽い味わいでお腹にもあまり溜らないので、クレープ気分でぜひ注文してみて!!
・・・っていうか、注文しないと損しますよ。
食後にはキリパニ(ヨーグルトにキトゥルシロップをかけたもの)のサービス。完璧。
★スパイスキリテー ¥350
インドでいうところのマサラチャイ。
関西セイロンティーの最高峰「ムジカ」の茶葉を使っています。
手抜きなしのこだわりが嬉しい!
★ワタラッパン ¥200
スリランカのプリンみたいなデザート。
現地より甘さを抑えており、繊細な美味さ。
しかもこの値段、注文しない手はありませんよ!
注目したいのがショップカード。
いろんなパターンがあるんです。
店主がスリランカで撮った写真あれこれがベースになっているのでチェックしてみて。
料理だけでなく、いろんなところにセンスが光る素敵なお店。
東京から簡単に通える場所ではないのですが、かな~り好きな感じです。
一年後にはとんでもない人気店になっている予感。
応援します!!
●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell
********(水道筋時代の記事)*********
今、関西のスリランカ料理が熱い。
2011年から2013年にかけて「ロッダグループ」「ラサハラ」「デッカオ」「セイロンカリー」「カラピンチャ」など、スリランカ人経営、日本人経営ともに本格的な実力派スリランカ料理店が続々オープン。
2011年に閉店した神戸北野の名店「コートロッジ」の穴を埋めるどころか、「スリランカ料理食べるならとりあえず大阪行け」というくらいの盛り上がりを見せています。
まさに「関西スリラン化計画」!!
と、前口上もそのままに、4軒目は神戸のこちら。
「カラピンチャ」
神戸・灘区にある昔ながらの商店街、水道筋に日・月のみ出店しているスリランカ料理店です。
店名の「カラピンチャ」は、スリランカ料理や南インド料理には欠かせない「カレーリーフ」のシンハラ名。
若き店主の濱田さんは、スリランカへと渡り、現地のレストランや一般家庭で料理を修行。
現在は水道筋「ティダチチサロン」の場所を借りこの「カラピンチャ」を限定営業しつつ、新たな店舗の場所を模索しているところなんです。
小さな店内は、オープン直後から大賑わい。みんなきっと日曜日が待ち遠しいんでしょうね。
メニューはもちろん、スリランカ本場式のカレープレート。
メニューの丁寧でわかりやすい説明に、濱田さんの人柄がにじみ出ています。
★本日のカレープレート¥900
・ココナッツのさっと煮(ポルマッルン)
・ゴーヤの和え物(カラウィラ・サンボーラ)
・レンズ豆のカレー(パリップ)
・揚げせんべい(パパダン)
・ビーツの炒めもの(ラトゥアラ・キラタ)
・ライス
・チキンカレー
・ルヌミリス(鰹節ベースの辛い薬味)+¥100
・アンブルティヤル(マグロのゴラカ煮)+¥200
色鮮やかな、南国の太陽を思わせる一皿。
もちろん手で混ぜていただきます。
スリランカ料理特有のココナッツミルクの香りに加え、ゴーヤの苦味、ルヌミリスの辛味、アンブルティヤルの酸味が加わり、メリハリの利いた贅沢な一皿になっています。
こりゃぁ実に元気が出ますね!!
スリランカ料理が良いのは、メリハリある味の料理を一気食いしたとしても、食後の胃腸がさわやか三組なところ。
しかし油断していると、思ったより量を食べてしまうので注意です。
★本日のカレープレート¥900
・ココナッツのさっと煮(ポルマッルン)
・ゴーヤの和え物(カラウィラ・サンボーラ)
・レンズ豆のカレー(パリップ)
・揚げせんべい(パパダン)
・ビーツの炒めもの(ラトゥアラ・キラタ)
・ライス
・エビカレー+¥100
・ルヌミリス(鰹節ベースの辛い薬味)+¥100
こちらはカレーをエビカレーに変更してみました。
スリランカのエビカレーは実に美味いですね。
★アラックジンジャーエール割
さて、これだけでも大満足なのですが、隣のお客さんがあるモノを食べていて・・・これは頼まねば!と思った次第。
丸く小さなお椀型の鍋に、クレープのような「こなもん」がジュウジュウ。
・・・何だかわかりますか?
そう、実はこれ、アーッパ(ホッパー)。
米とココナッツミルクを醗酵して作る、スリランカの「クレープ」みたいなものです。
南インドの「ドーサ」ともちょっと似ていますね。
このアーッパ、綺麗に作るのに熟練の技が必要なため、日本で提供している店がとっても少ない料理。
「コートロッジ」なき今、東京でレギュラーメニューにしているところはないんじゃないかしら?
★アーッパ(プレーン)
じゃーん!!お見事!!
歯ざわりもサクッと、完璧な仕上がりです!!
スリランカのレストランで、ひたすらココナッツ切りを命じられるところから始めた濱田さんの修行の成果ですね。
なお、このアーッパ用の小鍋は、スリランカ修行時代から使っているものらしく、だんだんと馴染んでアーッパが綺麗に焼けるようになったのだとか。
簡単には真似できない、価値ある一品ですよ。
★ビッタラアーッパ
こちらは玉子入りアーッパ。
よく考えたら、こなもん文化の関西ではこのアーッパ、とっても好まれるんじゃないかしら?ねえ。
★キリパニ
食後には、スリランカ好きにおなじみキトゥルシロップがけヨーグルト。
どれもこれも本格的な味で、正式な店舗を構えての本格オープンが待ち遠しいですね。
「カルータラ」はじめ、関西スリランカ料理界の横の繋がりも濃く、また関西スパイス料理マニアの輪も濃く、
それらに加えてこの水道筋商店街という、地域コミュニティの結束の強さにもビックリ。
味と、実力と、人と人との繋がりによる信用商売でお店が成り立っている、関西の素晴らしい側面がひしひしと伝わってくる場所「カラピンチャ」。
この、灘区の付近でよい場所が見つかったらいいのになぁ・・・なんて、個人的には思うのでした。
実は私も、この近所で生まれたんですから。
●「カレー細胞」Facebookページはじめました。
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