6回
2021/05 訪問
広々座敷で熱々の鶏飯、白濁の水炊き鶏出汁は濃厚でここだけのお味~げんかい食堂(新宿御苑)
ゴールデンウィーク中のランチで夫婦お気に入りのランチスポット「げんかい食堂」に行ってきました。
伺ったのはゴールデンウィークの初日5月1日。この日は「スズランの日」とのこと、お店の玄関にはその日の記念日が必ず掲げられています。毎日何の記念日があるのですね。祝日もげんかい食堂のランチメニューが楽しめます。親子丼に鶏飯、水炊き・・・自慢の地鶏を使ったメニューが並びます。
予約していなかったので11時過ぎに伺ったところ、席に空きがあり、そのまま案内されました。店内には季節を感じさせるものが飾られています。ひとつ目は生け花、この季節はモッコウバラですね。立派な生け花がお客さまをお迎えしてくれています。そして、5月飾りの兜です。日本の年中行事を意識した室礼が施されています。
げんかい食堂は、3階の大広間を使って営業されています。畳の上にはソーシャルディスタンスを意識した間隔と配置でテーブルが並んでいます。2人掛けであっても、互い違いの席で、かつ、間にはアクリル板が置かれていて、飛沫感染防止対策を意識した運営がされていて、とても安心。部屋の片隅には、CO2濃度計もあり、換気の状況も計測されています。632ppmでこれも安心。
席に案内されたあと、ちょっとしたプレゼントをいただきました。緊急事態宣言中の来店に対するお礼の品として、このお菓子をいただきました。抹茶味のメレンゲ、手作り感のあるうれしいプレゼントです。
注文はいつもの「あつあつ鶏飯」にしました。
最初の小鉢は、サラダ。普段は手の込んだ1品なので期待していたのですがサラダでした。続いて、お料理も運ばれてきました。
■あつあつ鶏飯(1,200円)
熱せられた石鍋の中にご飯、そして鶏肉、椎茸、高菜、大根、半熟たまご。ここに水炊きの出汁をかけていただきます。熱せられた石鍋でご飯におこげができているのか、香ばしい香りが漂ってきます。ご飯と具材を少しずつ取り分けで、まずは丼として楽しみます。甘辛い鶏肉に香ばしいご飯、高菜や大根はこりこりとした歯ごたえが楽しく・・・美味しい!
味噌汁は油揚げと白菜のシンプルなお味。
刻みのりと青ネギは、鶏出汁をかけてお茶漬けにしていただく時に風味付けに。
ご飯が美味しいのはもちろんですが、何よりも美味しいのは、玄海自慢の水炊きの鶏出汁。真っ白に白濁した出汁は鶏の旨みがたっぷり染み出ている濃厚なお味、鶏出汁でご飯をいただくのはとても幸せな気持ちになります。
ご飯の分量は、少な目、大盛りと選べますし、鶏出汁は1杯まではお代わり可能ですので、その日の状況に合わせていただけるのはありがたいサービス。大盛りにすると、大食漢のわが家でもちょっと食べ過ぎかなと思う分量、男性の方でも充分満足される分量だと思います。
食後はわらび餅。いつもながら美味しさです。この日はクーポンを持っていたので、ジャーベットもいただきました。季節の甘夏シャーベットで最後はさっぱりした甘夏風味を味わいながら食事を終えました。
安定的に美味しいランチをいただけるお店があるのはうれしい限り。お礼としてメレンゲのお土産があったのもお客さまへの気持ちがあってのご配慮。また食事に伺えればと思っています。
2021/07/25 更新
2020/09 訪問
「玄海」の水炊きスープが味わえる「あつあつ鶏飯」は絶品~げんかい食堂(新宿御苑)
夫婦お気に入りのランチスポットのひとつ、新宿御苑にある「げんかい食堂」に行ってきました。久しぶりの訪問です。予約なしで伺ったところ、ちょうど満席とのこと。1階の玄関フロアにある椅子で待つことにしました。
「げんかい食堂」は「玄海」の奥にある建物の1階で営業されていたのですが、コロナ禍での営業、換気やソーシャルディスタンスの観点から、現在は、「玄海」の3階フロアを使って営業されています。「玄海」のロビーですので、生け花が飾られていたりと豪華です。生け花などを観賞しているとすぐに席の用意ができ、3階へと案内されました。靴を脱いで上がり、絨毯敷きの階段を上って3階へ。
元々は「玄海」で営業していた場所、現在は3階の大広間に間隔をあけてテーブル席を作って、「げんかい食堂」として営業しています。ご覧の通り、席の間隔はゆったり、さらに、二人でも向き合わないよう、互い違いに座席を配置する配慮がされています。これならば、安心してランチが楽しめます。
お昼のメニューは6種類、親子丼、焼き鳥重、水炊き、釜めし、鶏飯と日替わりの御膳、一番のお薦めは、「あつあつ鶏飯」、この日も夫婦揃って鶏飯をいただきました。
げんかい食堂の文字が入った割り箸とお茶が用意されました。最初に小鉢。この日は青菜のおひたしでした。日替わりで伺う都度違うものが供されますが、いつも丁寧に作っておられるのがわかる美味しさです。小鉢を楽しんでいると、お楽しみの鶏飯が運ばれてきました。
■あつあつ鶏飯(1,200円)
熱々の石鍋に入った鶏飯は、おこげのできる香ばしい香りがします。鶏飯はそのままいただいて楽しむほか、水炊きのスープをかけてお茶漬けにして楽しむこともできます。
みそ汁のほか、土瓶の中に水炊きスープが入っています。ネギ、わさび、海苔など、お茶漬けの友も添えられています。水炊きのスープは「玄海」自慢のお味、1度だけお代わりができるので、毎回お代わりしてスープとして楽しんでいます。
みそ汁は大根と油揚げの定番。ご飯も、みそ汁も美味しいのがポイントです。
鶏飯は、熱した石鍋にご飯を盛り付け、上には、鶏そぼろ、照り焼き鶏、高菜、なます、半熟卵、糸唐辛子が乗っています。最初はそのままご飯をいただき、途中で水炊きのスープをかけていただくと、味わいが変わって美味しいもの。水炊きのスープは白濁した濃厚なお味、少し塩味が付いているので、それだけでいただいても美味しいと思えるもの。ご飯にかけてもそのままでも美味しく、1回だけできるお代わりをお願いして、2杯分楽しませてもらました。
最後は、黒みつがかかったわらび餅の甘味。甘味まで手抜きなく、大満足。
ご飯の分量は少な目、普通、大盛りから選べたり、アレルギーの確認があったりと、配慮いただけるのもうれしいところ。大盛りを選びたくなるのですが、普通盛りでも相当のボリュームがあるので、普通にしておくのが無難。もう少し食べたいと思える位でやめておくのが、最後まで美味しくいただけるポイント、この日もぐっとこらえて、「普通盛り」でした。
当面は「玄海」の3階で営業されるとのこと。コロナ禍を踏まえたゆったりした空間でいただくランチでゆったり休日になりました。
記事URL:https://www.princess-miler.com/lunch-genkaishokudou202011/
2020/12/02 更新
2020/01 訪問
改装後もお得なランチは健在、「あつあつ鶏飯」はデザート付で1,200円~げんかい食堂(新宿御苑)
長らく行われていた耐震補強工事が終わり元々の店舗で営業を始めたと知り、早速ランチで「げんかい食堂」に行ってきました。
げんかい食堂はお店に入って一番奥に入り口があります。ランチタイムは11時~16時と営業時間が長く利用しやすいお店です。12時前に伺うと、この日は行列なし。ただ、ちょうど満席になったところ、店内の椅子に座って10分ほど待つと席に案内されました。テーブルにつくと、温かいおしぼりとお茶が運ばれてきました。
改装後のランチメニューは、改装前とほぼ同じ。
親子御膳、あつあつ鶏飯、焼き鳥重 1,200円(小鉢、味噌汁、お新香、甘味付き)
とり五目釜めし御膳 2,200円(小鉢、とりスープ、松花堂弁当、味噌汁、お新香、甘味付き)
とり五目釜めし 1,680円(味噌汁、お新香)
水たき御膳 2,500円(小鉢、水たき鍋、雑炊、甘味付き)
週替わり御膳 1,000円~
お値段が1,000円から1,200円に値上がりしていますが、甘味が付くようになっていました。週替わり御膳は、カレーだったりカルボナーラだったりと、意外なメニューばかり。内容はSNSで紹介されていますので、来店前に確認することも可能です。夫婦ともに来店前から決めていた「鶏飯」を注文しました。
最初に小鉢が供されました。この日は、鶏つくね煮。コリッとした食感の軟骨が入ったつくねは、鶏の風味が満点、さっぱり味の煮物でとても美味しいものでした。
■あつあつ鶏飯(1,200円)
本日の目的の「鶏飯」が来ました。石鍋に入った鶏飯はごま油の香りがします。ご飯が香ばしく焼き上げられていくのを楽しみながらいただきます。
急須に入っているのは、「げんかい食堂」自慢の鶏だし。これをご飯にかけてお茶漬けにして楽しむこともできます。
ご飯の上には、鶏そぼろ、椎茸煮、高菜、焼き鶏もも肉、大根、半熟卵と具沢山、混ぜてビビンパ風にしていただくもよし、具と一緒に少しずつ楽しんでもよし、と好みの食べ方で楽しめます。
高菜や大根に下味が付いている、そのままでご飯が進むもの、熱々の器で炒飯風に仕上げるのも美味しく、ご飯はご飯、鶏だしは鶏だしと、別々に楽しみました。なお、鶏だしは1回だけお代わりができます。鶏のエキスが染み出した「だし」は白濁して風味豊か。ぜひともお代わりまで楽しんでいただきたと思うものです。
お茶漬け用の薬味も揃っています。青ネギにわさび、そして香り高い刻み海苔。ご飯にかけて一緒に楽しみました。
改装後変わったのは、甘味が付くようになったこと。この日は抹茶わらび餅の黒蜜添え。ほんの僅かではありますが、美味しいデザートが付くのはうれしいもの。200円の値上がりですが、デザートが付くならお得感はそのままと思いました。
なお、ご飯は、少な目、大盛りの指定が可能。普通盛りでも結構なボリュームがありますので、大盛りは注意が必要。この日は普通盛りにしましたが、最後にはお腹がいっぱいになり「大盛りにしなくてよかった」と思ったもの。どんなに美味しくても食べ過ぎは禁物。ほどほどにしておこうと思いました。
改装後も居心地がよいお店であることは変わらず、一安心。また、和食の気分の時には利用したいと思っています。
記事URL:https://www.princess-miler.com/holiday-lunch-geikaishokudou202002/
2020/03/14 更新
2019/07 訪問
乳白色の水炊きスープが楽しめる「鶏飯」は贅沢なお茶漬け~げんかい食堂(新宿御苑)
お天気の良い週末は、健康維持・体力作りを目的に1~2時間程度のウォーキングにランチを組み合わせて出かけています。ランチスポットはその時の気分次第、いろいろなジャンルのお店を新規開拓しつつ出かけていますが、夫婦の好みを考えると、同じお店の出没頻度が大、最近は偏りも見られます。
美味しくないお店でせっかくの食事のチャンスを失うのももったいないけど、美味しいお店も見つけたい・・・贅沢な悩みです。
いつものお気に入りのお店「げんかい食堂」へ出かけました。水炊きで有名な「水炊き玄海」は、敷居が高いお店ですが、気軽に利用できるメニューを用意した「げんかい食堂」が併設されています。普段は同じ敷地内の別棟で営業されていますが、「げんかい食堂」の部分が耐震工事中のため、期間限定で「水炊き玄海」のお店の一部で営業しています。
ランチメニューは1,000円~と非常にリーズナブルなお値段。自慢の鶏肉を使ったお料理が並びます。
玄海に伺う都度見るのは、毎日掲げられる「今日は何の日」かの紹介。毎日、必ず何かの記念日があるのですよね。(そういえば、若い頃、クイズマニアだった妻は、知識習得のために「365日辞典」なる本を購入して、熟読していました。ネット検索などのインフラがなかった30年以上前のことです。)
開店時間に伺うと、すでに3組目、順番に3階の座席に案内されました。本店の建物は、靴を脱いで上がる方式、3階の広間に臨時で設けられた「げんかい食堂」は、畳敷きのお部屋にテーブルと椅子が用意されていました。
夫婦のオーダーは「鶏飯」、こちらに伺うとほぼ同じお料理をいただいています。注文を終えると、お茶、おしぼりとともに小鉢が供されました。こちらのお料理は、いつも丁寧につくられていて、小鉢も凝ったもの。この日は玉ねぎのお浸し。かつおぶしが効いた美味しい小鉢、箸が進んでお料理が来るまでの間にお茶と共に食べ終えてしまいました。
■鶏飯(1,000円)
程なく、お料理がきました。熱々の石鍋にはご飯と鶏肉、水炊きのスープに味噌汁が添えられています。下味をつけて焼いたもも肉に鶏そぼろ、だいこん漬け、高菜漬け、煮含めた椎茸、そして半熟卵が乗っています。水炊きの鶏だしスープをかけてお茶漬けにしていただくお料理ですが、このままでいただくのも美味しく、最初は、石鍋で焦げた香ばしいご飯と鶏や漬物の丼として、その後は、鶏だしをかけてお茶漬けにして楽しむというのが定番。
水炊きのスープをかけてお茶漬けにする時の薬味は、ネギとわさび、海苔。子の海苔の風味がまた格別。温かいスープに入れると、香りがふっと引き立ちます。
ご飯の量は、小盛から大盛まで調整可能、大盛にしても追加料金はありません。また、鶏だしスープは1回までお代わりができますので、大盛でスープのお代わりをして楽しむのが正解です。(美味しいので、大盛でも問題なく食べられます。)
ランチの内容はここまでですが、伺った日は、インスタグラムキャンペーンを開催中、インスタグラムに投稿するとデザートサービス!早速投稿して、シャーベットをいただきました。
新宿の繁華街から少し離れた場所ですが、鶏飯のために足を延ばす価値ありと思います。繁華街にないからこそ、落ち着いていただけるのだと思います。便利な場所にあると、もっと行列になってしまいますので・・・この日も幸せなランチになりました。
記事URL:https://www.princess-miler.com/holiday-lunch-geikaishokudou1/
2019/10/06 更新
2017/09 訪問
乳白色の鶏出汁スープが楽しめる「鶏飯」はお得すぎるランチ|げんかい食堂(新宿御苑)
休日のランチで「げんかい食堂」に行ってきました。新宿三丁目と新宿御苑の駅の間、新宿の繁華街からは少し離れたところにあります。
玄海と言えば、老舗の水炊きの有名店ですが、同じ敷地の中に「げんかい食堂」という別店舗があり、気軽にお料理が楽しめます。お店の建物に入って、手前左側が「玄海」、奥に進むと「げんかい食堂」があります。
店内はテーブル席の他、半個室がいくつかあります。この日は個室に空きがあり、案内されました。
ランチタイムは自慢の地鶏を使った鶏料理が、1,000円から楽しめます。「焼きとり重」、「あつあつ鶏飯」「親子丼」そして、3種類から選べる「釜めし御膳」があります。夫婦で違うものをと、妻は「鶏飯」旦那は「親子丼」にしました。
最初に小鉢がきました。茄子の揚げびたしです。ひと口いただくと、出汁の美味しさが口の中に広がます。そしてほんのり甘い出汁味、とても美味しくて驚き、さすが老舗と思うもの。早くご飯食べたくなります。程なくお料理が運ばれてきました。
親子丼(1,000円)
旦那の親子丼です。大き目の丼にうずたかく盛られたたまご・・・半熟で美味しそう。添えられているのは、刻み海苔に三つ葉、ぱりっとたした海苔がいいです。たまごは何個使っているのだろうと思うほど、たまごたっぷり、水炊きの出汁を使っているのか濃厚なお味です。
歯ごたえのある締まった鶏肉とともに美味しいのですが、少し水分が多くご飯が煮汁でひたひたになってしまっているのが残念な点。このくらいの煮詰め具合であれば、ご飯と親子煮が別盛りだったら美味しくいただけるのではないかと思いました。
あつあつ鶏飯(1,000円)
妻の鶏飯です。熱せられた石鍋にご飯、鶏肉、椎茸、にんじん、青菜、たくあん、そして半熟たまごが乗っています。土瓶に入った水炊きの出汁をご飯にかけていただきます。
鶏飯は、具入りのご飯にだし汁をかけてお茶漬けのようにしていただくお料理、だし汁が、玄海自慢の水炊きのスープ。妻はこのスープを楽しみたくて鶏飯にしました。出汁を入れると、ジュワという音と共に蒸気がたち、ふつふつと沸き立ちました。
鶏出汁の良い香りを楽しみながら、ご飯をいただきます。メニューの名前の通り熱々、固めのご飯にたくあんの食感と鶏出汁のうまみが相まって美味しい・・・これは新鮮な驚き、水炊きの出汁がこんなに美味しいとは初めて経験するお味でした。
土瓶の出汁は途中で1度だけお代わりができるとスタッフから案内されていましたので、もちろんお代わりをし、鶏出汁を満喫しました。水炊きの出汁が美味しいと聞いていましたが、これほどまでに美味しいものとは思いもよらず・・・鶏飯を選んで正解でした。妻の出汁を味見した旦那も同様の感想だったようで「次回は鶏飯」と言っています。
老舗の自慢の出汁をランチで気軽に楽しめるのはとてもうれしいサービス。ここまで美味しいならば、夕食や何かの会食でぜひ利用したいと思いました。新宿からは少し不便ですが、それを押しても行ってみるべきところ、これからも利用させてもらいます。ごちそうさまでした。
玄海本店(げんかい)
03-3352-3101
東京都新宿区新宿5-5-1
2019/07/21 更新
10月の週末で新宿に出かけた折、久しぶりに夫婦お気に入りのランチスポット「げんかい食堂」に行ってきました。緊急事態宣言中も感染防止対策をしっかりやりながら営業継続していた「げんかい食堂」、その後もランチタイム限定で営業されています。
伺った日は、二十四節気「霜降」(そうこう)、朝晩の冷え込む日が増え、冬に近づいてくる時期、10月月初に真夏の暑さが続いていましたが、ずいぶん涼しくなり、伺った日は肌寒いくらいの気候でした。
予約なしで伺ったところ、ちょうど満席。1階玄関で席が空くのを少し待ってから席に案内されました。下足番がいらして靴を預かっていただく形、札をいただいて席が空くのを待ちました。
げんかい食堂は、玄海の3階で営業中。この階段を上っていきます。もともと、玄海の奥にお店がありましたが、改装工事で玄海の3階広間を使って営業されている途中でコロナ禍に入り、そのまま、3階で営業を継続されています。げんかい食堂は、現在はランチタイムのみの営業、なお、玄海は昼、夜ともに営業されています。季節の草花が飾られていて、いつも気持ちが良いお店です。
お昼の献立は、親子丼、鶏飯、焼き鳥丼と玄海自慢の鶏料理が並びます。水炊きも食べたい方向けに550円の追加で水炊きの小鍋を付けることもできます。土日祝日限定で、水炊きと親子丼の両方が楽しめる「玄海定食」もあります。自慢のお料理を少しずつ試してみたいという方にはぴったりのメニューですが、結構なボリュームがあるので、普通の定食でも充分満足できます。毎回、何をいただくか迷うのですが、いろいろと試した結果「鶏飯」に落ち着いています。
■鶏飯(1.300円)
この日も夫婦揃って、「鶏飯」です。石鍋に入った鶏飯のほか、味噌汁、水炊き豆腐、水炊きスープがついた定食です。写真右上にある小鉢は、水炊き豆腐。水炊きのスープがかかった豆腐、メニューが改定され、玄海の名物料理がすべてのランチにつくようになっていました。(後から気が付きましたが、お値段も改定されていました。)
鶏肉(もも焼き、そぼろ)、椎茸、高菜、大根、半熟たまごが熱々の石鍋に入って供されます。最初はそのまま鶏飯として楽しみ、途中、水炊きの出汁をかけてお茶漬けにしていただきます。一緒に添えられている刻みのりとねぎ、わさびはお茶漬け用のもの。また違った味わいが楽しめます。
石鍋でご飯が香ばしく焼き上げられていきますので、おこげご飯になるのを待って楽しむもよし、少し混ぜてビビンパ風にして楽しむのもよし、最後まで温かい状態で楽しめるのがこのお料理の良い点。
夫は最初に半熟たまごを崩して、焼きながら楽しむのが好み、妻はご飯がパリっとしているのが好みなので、そのまま動かさずに焼きあがるのを待ってからいただくのが好みと、それぞれの好みで楽しんでいます。夫は最後にお茶漬けにして〆めています。水炊きの出汁をかけるとふわっと海苔の香りが立ち、また違った楽しみがあるもの、最後まで美味しくいただきました。
なお、水炊きの出汁は1度だけお代わりができますので、お茶漬けにするだけでなく、スープとしてそのまま楽しむことも可能。濃厚で白濁した鶏の出汁はとても美味しいもの。自宅ではここまで濃厚なスープを作るのが難しいので、お店でいただく価値のあるものと思っています。
以前は、最初に小鉢が出た後、定食が供され、わらび餅などのデザートがついていましたが、現在は、最初の小鉢がなく、定食のお盆には、デザートの代わりに水炊き豆腐が付くようになっています。微妙に内容が変わっていました。デザートのわらび餅を楽しみにしていたので、なくなってしまったのは少々残念ですが、お値段を考えたら十分な内容だと思っています。
なお、インスタグラムのフォローをしている方には、サービスでシャーベットが付きます。この日は洋梨のシャーベット、洋梨のペーストをそのままシャーベットにしたもので、果肉感がしっかりある風味豊かなもの、とても美味しくいただきました。
定食の内容が少し変わっていましたが、お料理の美味しさとサービスは以前と変わらず、丁寧で安定しているのがありがたいところ。また伺いたいと思っています。