プリンセスマイラーさんが投稿した小布施堂 日本橋三越(東京/三越前)の口コミ詳細

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小布施堂 日本橋三越三越前、新日本橋、日本橋/和菓子

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  • テイクアウトの点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人

2021年「朱雀モンブラン」いよいよ栗が美味しくなる秋が到来~日本橋三越本店で期間限定販売

8月下旬になり、今年も小布施堂の「朱雀モンブラン」を東京でも楽しめる季節になりました。

2021年は、日本橋三越本店で8月25日(水)~8月31日の1週間、小布施堂の栗菓子が楽しめるイベント『~夏送り秋迎え~』が開催されており、この週末、「朱雀モンブラン」を買いに行ってきました。
イベント期間中、実演販売で作り立ての「朱雀モンブラン」の購入ができるほか、イートインスペースで栗菓子やお料理が楽しめる企画のはずでしたが、デパート地下食品売り場でのコロナ感染事例の発生を受け、実演とイートインは中止としたようで、商品の販売だけが行われるイベントになりました。

イベントは日本橋三越本店本館地下1階の食品フロアで開催、普段小布施堂が出店しているブースとは別の場所に専用の売場が作られていました。

期間中販売されている栗菓子は、「朱雀モンブラン」のほか、写真にある9種類。8月31日までのイベントに引き続き、『~秋迎え~ 秋の味覚を愉しむ』が9月1日(水)~9月7日(火)の期間に開催されるため、期間を通じて栗菓子の購入ができます。
■栗むし、栗かのこタルト
■栗かのこケーキ、栗鹿ノ子ミニ
■栗かのこどら焼き、くりあんケーキ
など、定番の栗菓子が販売されています。

売場の隣に用意されていたイートインスペースは、残念ながら中止。イートインスペースはわずか3席だったようで、実際にイートインサービスを実施していたとしても、こちらでいただくのはハードルが高かったのではないかと思います。

昨年、銀座三越で同様のイベントが開催された際には、行列が出来るほどの人気があり、今年、コロナ禍でデパート地下食品売り場でのクラスタが話題になった直後であったものの、混雑の具合が読めなかったので、10時の開店と同時に伺ってみました。
開店時は手指消毒や検温などもあり、ゆったりとした入店、そのまま売場に進んでみると、並んだのは5人だけ。昨年の行列が嘘のように静かでした。

冷蔵ケースの中には、目的の「朱雀モンブランが」がたくさん用意されていました。行列の長さを考えても、急いで来店する必要はなかったかもしれません。このほか、「モンブラン」やイートインでサービスされる予定だった「栗たっぷりロールケーキ」も冷蔵販売されていました。

お陰様で無事購入できましたが、まだ外出先での予定があったので、冷蔵ロッカーに品物を入れ、夕方の帰宅時に持ち帰ることにしました。帰宅後、午後のおやつに「朱雀モンブラン」をいただきました。

■朱雀モンブラン(1,728円)
今年の包装も丸いドーム状のパッケージに入っています。ケーキの様子がよくわかってワクワクする包装ですが、持ち帰りはしにくいのですよね・・・今シーズン初めての「朱雀モンブラン」です。

少し茶色ががった栗あんににはところどころ茶色い粒が見えます。小田巻できれいに絞られた栗あんがとてもきれいです。直径が10cmほど、山の高さは直径よりも少し低いおわん型のモンブラン、上から見ると、わずかに楕円形に見えます。モンブランの栗あんを縦横に十字に絞るので、2重に栗あんが重なる方向で少し栗あんが厚くなるため、わずかに楕円形になるのではと思います。切り分けてみると、栗あんの厚さに驚きます。

タルト生地のカップの中に、カスタードクリームが入り、スポンジケーキ、栗クリーム、生クリームと重ねられています。最後の栗あんは小田巻を使っているので、重厚感のある太さ、みっちり栗あんが乗っています。

最近よく見かける絞るパフォーマンスを楽しむモンブランで見かける細い糸のようなマロンペーストとは異なるトラディショナルなモンブランです。栗あんは、例年通り栗の風味をストレートに感じる味わいのある”栗らしさを感じるあん”、全体に甘みが少ないのもよく、栗を良く味わえました。

昨年に比べると、カシスの分量が少し多め、どの部分をいただいてもカシスの酸味が感じられるようまんべんなく配置されていたのは良い点、一方で、タルト生地がしっとりしていて、香ばしさがない状態、例年に比べ、フィリングの水分量が多いような気がします。

仕上がりの状態は作られてからいただくまでの時間に左右されることもあり、また、気温が高い時期ですので、持ち帰りまでの状態に問題があった可能性もありますので、時期をおいてまたいただいてみたいと思っています。

毎年いただいていると美味しさに慣れてしまいますが、このモンブランをいただくと、もうすぐ秋が来ると感じられ、栗の収穫シーズンも本格化するのだろうと、栗の産地の様子を想像しました。
 

2021/08/30 更新

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