プリンセスマイラーさんが投稿したSATSUKI(東京/永田町)の口コミ詳細

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週末トラベルでダブルミリオンマイラーへ(プリンセスマイラーの正しい休日の過ごし方)

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SATSUKI麹町、赤坂見附、四ツ谷/レストラン、洋食、パンケーキ

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/05 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

絶品の定番朝食メニューが揃う「最強の朝食」の噂は本当!ただ、思ったほどは食べられないのが残念~ホテルニューオータニSATSUKI(赤坂見附)

一度食べてみたいと思っていたホテルニューオータニ東京の「最強の朝食」、ニューオータニクラブのポイントでいただけるホテル利用券の有効期限が迫り・・・「じゃあ、朝食行ってみる?」と夫婦で意見が一致、「SATSUKI」に「最強の朝食」を食べに行ってきました。

ホテルニューオータニには、朝食営業をしているレストランが複数あり、「最強の朝食」「絶品の朝食」「老舗の朝食」「絶景の朝食」と銘打って、それぞれ特徴のある朝食を提供しています。

営業時間7:00~10:00となっていますが、繁忙状況によって変動させており、連休や週末などの繁忙日には、6:30に早まることがあります。最新の営業時間はホームページ等に掲載されていますので確認が必須です。

宿泊者は基本的には利用時間の制限がないのですが、ここ最近はとても人気があるのか、時間制限されることがあり、土曜日、日曜日、祝日、ホテル指定の繁忙期は、70分制がとられていました。なお、宿泊者以外が利用する場合は、土・日・祝日・繁忙日は70分と宿泊者と同様の時間制限、それ以外の日であっても90分の時間制限があります。

料金は、大人6,500円、子供3,800円で、別途サービス料15%が加算されるので、大人は7.475円、館内レストランでは最も高額な料金設定になっています。

朝食は宿泊者優先ですが、宿泊者以外も利用でき、2人以上であればホームページ上のリンクから事前予約ができます。5月の時点では、予約の時間が選べましたが、現在は8時半限定で運用されている様子、宿泊者にも時間制限が取り入れられるなどから、相当混雑しているのだと思われます。

今回伺ったのは、5月末の土曜日。6時半のオープン時刻に行ってみると入り口には20人以上の長い行列。1組ずつ案内されていく流れはスムースですしたが、入店するまでに10分近く。休日の朝が混み合うのはいつものこと、客室数1,400室を超える大規模なホテルゆえ、致し方ありません。

店内は、さすがに開店時間ですので、多くの席が空いています。テーブルの配置は2人席が中心、適度な間隔がとられているので、ゆっくりと過ごせます。わずかに外の光が差し込む席に案内されました。他のレストランでは、自慢の庭が眺められたり、高層階で見晴らしの良い場所だったりしますが、「SATSUKI」は窓がないのが残念なところ。お料理のクオリティが勝負、「最強の朝食」を楽しみたいと思います。

以下、お料理の様子を紹介します。

飲み物コーヒーや紅茶、ジュースなど飲み物類は、テーブルでサーブされる方式。着席時に好みを聞かれ、紅茶をオーダーしたところ、お料理を採りに行っている間にサーブされるホテルが多い中、着席して食べ始める時にサーブしてもらえました。お客さんに温かい飲み物を楽しんでもらえるよう配慮されている様子、最初から「さすが、ホテル」と思えるサービスでした。

パン
最初に「ピエール・エルメ・パリ」のコーナー。ヴィエノワズリーにヨーグルトがまとめてディスプレイされています。ヴィエノワズリーは香りが立っていてすぐにお皿に取りたいという衝動にかられます。ピエールエルメ以外に、SATSUKIの様々な種類のパンの用意があります。いずれもSATSUKIでよく見ているもの、購入時には迷うものがどれでも選べると思うと、ワクワクしてきます。メープルブレッドにクロッカンなど・・・一度は試してみたいと思うものばかり。SATSUKIのクロワッサンもあります。シリアルトースト、レーズントーストなど食パンだけでも4種類、こちらはマフィンのラインナップ。パウンドケーキの型で焼き上げられていますので形が違いますが、しっとりとした生地でバターが利いています。こちらの黒豆のマフィンが絶品で我が家のお気に入り。

ジャム
ヒーローのものが並んでいましたジャムの隣には、バルミューダのトースターがあり、自由にリベイクできるようになっています。
これだけ種類があると、到底食べきれませんので、いただくパンは厳選しないといけません。

シリアル
ニューオータニ監修で販売されているケロッグのシリアル「素材まるごとグラノラ」はもちろん、シリアルだけでも6種類。いずれもケロッグの売れ筋シリアルですが、美味しそうなパンを見てしまったら、シリアルを選択することはなさそう。

フルーツ
東南アジアのホテルに比べると華やかさがありませんが、メロン、ブルーベリー、いちご、キウイ、バナナなど彩りよくラインアップされています。控えめに見えますが、このフルーツがなによりも絶品、吟味されたものばかりで、味の濃さや甘さが半端ないものばかり。見た目だけではわかりません。

ヨーグルト
ヨーグルトは3種類。低温長時間発酵の「岩泉ヨーグルト」もあります。ヨーグルトの甘み、トッピングだけでもこれだけの種類があり、どの組み合わせにするのがよいか迷ってしまいます。

和食
品数が最も多かったのは和食のコーナー。定番の朝ごはんメニューがすべて揃えられています。きんぴらごぼう、ひじきの煮つけ、いんげんの胡麻和え、いくら、かまぼこ、筑前煮、卵焼き、てまり寿司、太巻き、稲荷寿司・・・日本人はもとよりインバウンドの方が喜びそうなメニューです。焼き魚は鮭と鯖の2種類。特に鮭が美味しく、この鮭でおにぎりを作れば最高の朝食と思えるほど。華やかさはありませんが、漬物も厳選のもの。ご飯が進んでしまいます。

セルフで作るうどんまであったのは驚き。味噌汁は乳酸菌入りの味噌汁に好みの具材を入れて完成させます。ご飯は、雑穀米「Jシリアル」のおかゆと、新潟県産ササニシキ、ぴかぴかに光る白飯が何よりの絶品、いくら問わせていくら丼でいただくのが贅沢なお味でした。

チーズ・ハム
意外だったのはチーズの種類が4つと少なかったこと。カマンベール、クリームチーズなどプレーンなチーズです。ハム類もあります。イベリコ豚のスモークが一番人気のようでした。

洋食
洋食は、ソーセージ、卵料理などは、定番メニューが並びます。話題になったこともあるモーニングステーキも。卵料理は、目玉焼き、エッグベネディクト、スクランブルエッグ、ボイルドエッグなどのほか、エッグステーションがありオムレツを焼いてもらうこともできます。

中華
中華のコーナーには、蒸篭に入った焼売と饅頭、ちまき。

サラダバー
写真撮影を失念しましたが、新鮮な野菜が並んでいました。

デザート
ホットケーキは、永谷園のコラボ商品、バニラのきいたホットケーキ、そして、フレンチトーストもあります。そのほか、小さなグラスに入ったくずもちゼリー、アップルゼリー、パンプディング、そしてジェラートまで。ジェラートは2種類あり、マロンとドラゴンフルーツ。

パン、ご飯類から各種おかず、最後はデザートまで結構な品数。到底、全種類のお試しはできないので、夫婦それぞれテーマを決めていただくことにしました。

いただいたもの
最初はサラダを。リーフ類はしゃっきりしたもの、盛り付けた時にボリュームが出るほどの新鮮さ、ブロッコリーの噛み応えがよかったこと、トマトが甘く味が濃かったこと、ポテトサラダに入っている具材の多さと風味がよかったことに驚きました。

夫はピエールエルメの中心に好みのパンを最初にもらってきていました。相応の大きさのものばかりなので、夫婦で分けていただくことに。サクサクのクロワッサンにバターの香りが高いレーズンデニッシュ、黒豆マフィンに思わず笑顔になります。その他、肉好きの夫はステーキ、ハム、チーズといただいてきたようです。

妻は、フルーツが美味しそうで盛り合わせを作ってみました。ブルベリーがとても大粒で甘みが濃いもの、ほかのフルーツも甘味充分でどれをいただいても満足。フルーツコーナーでは地味に見えたフルーツも、組み合わせてみると華やか、クオリティの高いものばかりで、フルーツブレックファーストにしてもよいかなと思ったほど。ギリシャヨーグルトは固く味わいが濃いもの、糀みつの柔らかい甘味との組み合わせがよく、気に入りました。

夫はオムレツをオーダーして作ってもらってきました。中身はとろりとした半熟、チーズとハム、ハーブ類の組み合わせは◎。妻はエッグベネディクト。こちらもとろりと半熟でした。

洋食派の夫に対し、妻は和食派。コシヒカリにいくらを乗せたいくら丼を作ってきました。いくらは小粒でしたが塩辛すぎず美味しくいただける塩梅、ピカピカに光るご飯に乗せると最高の朝ごはんになります。そのほか、和食のおかずを少しだけ。一口サイズのてまり寿司は、少しだけお寿司を味わいたいときにはちょうど良いサイズ。

最後に中華のお料理もいただいてみました。美味しいと思ったのはちまき。豚肉の味わいが染みるおこわが美味しく、香港やシンガポールで飲茶をしたくなってしまいました。

いろいろなお料理を楽しみたいと思ったものの、夫婦でこのくらいの量をいただくのが限界でした。

最後にデザート。美味しかったフルーツとくずもち、マロンジェラートをいただいて食事を終えました。


「最強の朝食」のネーミングの通り、お料理のひとつひとつが手抜きのないクオリティが高いもの、何をいただいても美味しく、安心していただけるものばかり。何が美味しかったのかと聞かれても選べないほど。「最強」と銘打っている自信の強さがわかりました。

品数などは相応に多いと思いましたが、シンガポールやタイ、マレーシアなど海外ホテルの朝食では、洋食、中華、インドに加えてローカル、そして、和食までとジャンルが多用なことが多く、バラエティさの観点では、思ったほどではありませんでした。ただ、品数が多いことは重要ではなく、美味しいものを少しだけいただけば満足できる、そして誰もが選べるようになっていることが大切なのではないかと気が付きました。

ニューオータニが厳選した食材をしっかりいただいて来ようと思ったものの、朝食ではそこまで種類多く食べられるわけではなく、写真で紹介したくらいの範囲にとどまり、食べてみたかったのに食べられなかったものがあるというのは心残り。大半は目で楽しませてもらいました。

さらに、休日は70分制となっていてゆっくりいただけなかったのが残念。ビュッフェ形式のため、混み合う時間帯はお料理をいただてくるのに時間がかかるので、70分ではとてもあわただしい朝食になってしまった印象。

食事の後、美味しいカフェラテなどで余韻を楽しめればよいのですが、それがかないませんんでした。「最強の朝食」を満喫するには、連泊して、毎日テーマを決めて味わう、そんな利用方法が向いているように思いました。

2024/08/29 更新

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