2回
2021/04 訪問
2種類の玄挽き十割そばと至極の甘味をいただきました
昼食をいただきにお邪魔しました。
こちらのお店、前から行きたい行きたいと思っていたんですが、お店の電話番号に連絡しても、連絡がつかないことが続いていました。
「久しぶりに電話してみよう」と思って、電話をすると、つながりました。
電話で営業しているかを確認すると、しているとのこと。
別の用事があったんですが、急遽、お店に伺うことにしました。
12時すぎにお店の前に着くと、
先客の車が1台、
駐車場に停まっています。
駐車場内に車を停めて、
お店に入ります。
「いらっしゃいませ」の挨拶とともに、
厨房の方から女性が顔を覗かせます。
一人であることを伝えると、
入口近くのテーブル席に案内してくれました。
すぐに、お茶とお手拭きが運ばれてきました。
メニューは、黒板に書いてあるようです。
メニューを見ると、色々な産地の蕎麦があるようです。
伺ったときは、
①粗挽きざるそば(福井県大野奥越在来)
②極太十割ざるそば(福井県大野奥越在来)
③なし
④十割ざるそば(長野県山形村・乗鞍在来)
⑤外一ざるそば(島根県三瓶在来)
の4種類(③は無いようなので)の蕎麦がありました。
2種類を選ぶ2種盛り、3種類を選ぶ3種盛り、もあるようなので、②と④の2種盛りを注文しました。
店内は、ストーブと暖炉で暖かくはありましたが、玄関の扉を開けているので、風がとおって肌寒かったです。
コロナ対策でしょうが、上着を持っていくことをオススメします。
10分ほど待ったでしょうか。
2種盛りの蕎麦が運ばれてきました。
第一印象、極太はやっぱり極太です。
冗談抜きに、鉛筆くらいの太さがあります(笑)
店員さんが、「オリーブオイルで食べることもできますよ」と教えてくれたので、オリーブオイルもお願いしました。
この判断、当たりです。
極太の蕎麦に、オリーブオイルと岩塩を振っていただいたんですが、見た目も、食感も、稀有ではありますが、噛んだときの鼻に抜ける香りが良いー。
極太、美味いやつです。
対して、もう一つの十割そばも、負けず劣らずに風味が良かった。
添えられた岩塩で、一口。
すりたてのワサビをのせて、一口。
オリーブオイルにつけて、一口。
色々な食味で、蕎麦の風味を楽しめました。
在来種は、個々の蕎麦の実の成熟度合がまちまちなので、成熟の異なる蕎麦の味・香りをいただける玄挽きの十割そばは、やはり美味しいです。
それに、副菜も良かった。
浅漬けは、後くちがさっぱり。
ヤーコンのキンピラは、シャキシャキで蕎麦の食感に、変化を与えてくれます。
蕎麦を食べている最中も、箸を進めながら「今度は何を食べようか」と思案しながら、全ての料理を食べ終わりました。
シンプルに、非常に満足です。
腰をあげながら、店員さんに会計をお願いしようとすると、「甘い物はお好きですか?」と質問されました。
「はい」と、最低限の言葉でかえすと、もう一品が運ばれてきました。
見ると、モチにあんこがかかっているようでしたが、「そばがきにあんこをのせています」とのことでした。
驚くなかれ、これがまた、絶品。
「そばがきにあんこって」、と心の中で思っていたんですが、この組み合わせ、素敵。
蕎麦や副菜で充分に満足しきっていたのに、こんな嬉しい甘味に出合えるとは、思いませんでした。
この上なく、嬉しい出合いと、驚きです。
再訪は確実ではあるんですが、「こちらのお店の新そば食べてみてー」と思ってしまったので、今からそれが楽しみでなりません。
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
蕎麦‘s blog
https://nihachi.hatenablog.com/
2021/07/30 更新
昼食をいただきにお邪魔しました。
連れから「連れていけ、連れていけ」と言われていたので、事前に予約を入れてお店に伺いました。
開店時間10分前にお店に到着し、開店を待ちます。
時間どおりに看板が「営業中」に変わり、店先に暖簾が掛けられたのでお店に入りました。
予約席と書かれたプレートのある席に案内され、すぐに冷たいお茶が運ばれてきます。
メニューは、大きな黒板のみなので、順番にみんなで覗きみることになります。
お蕎麦は5種類あり、①②は福井県大野産、③④は長野県山形村産、⑤は島根県産でした。
私たちは、①の粗挽き中細打ち、④の中抜き中打ち、の二種盛りを2人前で注文しました。
注文からの待ち時間は、10分ほどです。
それぞれに二種盛りが運ばれてきました。
相変わらず、非常に綺麗なお蕎麦です。
手前が、福井県大野産の粗挽き中細打ちのお蕎麦です。
蕎麦殻も含んでいるので、蕎麦の色が濃いですが、透明感のある色です。
そのままひと口いただくと、まずは甘い。
そして、あとから蕎麦の香りが鼻孔をつきます。
本当に美味しい。
奥が、長野県山形村産の中抜き中打ちのお蕎麦です。
蕎麦殻は含んでいないので、蕎麦の色は薄く感じます。
そのままひと口いただくと、蕎麦の淡い味がします。
蕎麦の風味は薄いですが、上品な味がします。
個人的には、粗挽きの方が好みです。
店員さんが「サービス」と言いながら説明してくれた小鉢は、胡麻豆腐、切り干し大根とキクラゲの胡麻酢和え、の2鉢でした。
胡麻豆腐は、濃厚そのもの。
胡麻酢和えは、酸味が強めでした。
残念ながら、連れが一番に楽しみにしていた蕎麦がきぜんざいは、春シーズンは終了したとのことでした。
連れが、電話予約の際に聞いたんですが、以前食べた蕎麦がきぜんざいはサービスの品で、今は試作段階で将来的にはメニューに加えたいと言うことです。
秋から再開するとのことなので、秋には絶対に来ないといけなくなりました(笑)
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
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