タツさんのマイ★ベストレストラン 2009

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酒と飯。猫

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2009年。日本酒にこだわりを感じた店をピックアップしてみる。
老舗から今年オープンした店まで、新旧織り交ぜています。
銘酒が飲みたくなったら、お近くの店へまずどうぞ。
日本酒ビギナーの方にもやさしく教えてくれる、日本酒に愛のある店ばかりですよ。

1.『酒徒庵』
2009年9月1日オープン。
表には380種、熟成中を合わせれば700種という圧倒的な品揃えに感服します。
酒の相手は干物と牡蠣という、絞ったコンセプトもすばらしい。
勢いを感じる大注目の店です。

2.『葡呑』
2009年6月15日オープン。
いきなりすみません。ここは店名の通り、「葡萄酒(ワイン)を呑む」店ですが、日本酒も面白いところを3~5種類程度置いています。
チャージがないので1杯だけ飲んで帰ることができるのが大きな魅力。
また、土間からの吹き抜けや味のある土壁、重厚な梁が醸し出す日本らしい雰囲気は独特のものがあります。
魚や野菜も非常においしいです。

3.『真菜板』
笹塚の酒販店「マルセウ本間商店」とお付き合いがあり、純米無濾過生原酒ばかりを揃えています。
たまたま行った日に関西の某蔵元さんが見えられており、合流させてもらったり。
そんな楽しみもあります。

4.『和酒場 庫裏』
町田と麻布に店を構える酒販店「さかや栗原」が出す店。
当然、酒販店で扱っている酒が並んでいます。
グラスはお試し、小、中、大の4つのサイズから選べ、ちょっとだけ試し飲みできるのも嬉しい。

5.『件』
出汁に定評のある銘酒居酒屋。ここにきたらおでんを食べないと。
蔵元さんとの遭遇率も高いです。

6.『楽旬堂 座唯杏 本店』
3位の「真菜板」同様、笹塚の酒販店「マルセウ本間商店」とお付き合いがあります。
それぞれの酒にニックネームを付けているところが新鮮。
〆鯖はぜひ食べていただきたい一品。

7.『山登』
燗上がりする純米酒を多く取り揃えています。
要予約のさんまご飯は、ぜひ食べていただきたい。

8.『人形町 田酔』
2009年9月18日オープン。
福岡の酒販店「とどろき酒店」とお付き合いがあるそうで、九州の日本酒が多く飲めます。
全般的にきれいな酒質のものが多いでしょうか。
今後の期待も込めてここにランク。

9.『地酒専門 野崎酒店』
酒の品揃えはいいのですが、喫煙可なのはどうにもいただけない。
1階、地下1階とあるので、分煙など出来たらさらに魅力が増すところ。
今後に期待です。

10.『ロドラント』
銀座のフレンチの店です。日本酒も1種類だけ扱っています。
今年、フレンチと日本酒のマリアージュ会をやらせてもらったのもあり、こちらにランク。
フレンチ×日本酒は未知なる発見があり、面白いですよ。

マイ★ベストレストラン

1位

酒徒庵 (四ツ谷、四谷三丁目、曙橋 / 居酒屋、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2009/12訪問 2010/03/10

表には380種、熟成中を合わせれば700種。はたして1本1本品質チェックできるのか、はなはだ疑問

【2009.12.5】再訪
土曜17時すぎ、3人で利用。3時間ほど滞在。客入りは4割。

日本酒の好きな友人とお邪魔しました。
いただいたのは下記の通り。

栃木:辻善兵衛 純米吟醸 雄町
栃木:鳳凰美田 生詰
栃木:発光路強力 生原酒
埼玉:花陽浴 純米吟醸 あらばしり
千葉:1787(稲花)
長野:亀の海 特別純米 無濾過生原酒
長野:嘉根満 純米無濾過生原酒
岐阜:房島屋 19BY 無濾過生原酒
岐阜:房島屋 純米無濾過生原酒
岐阜:房島屋 純米無濾過生原酒 袋吊り雫酒
和歌山:黒牛 純米 無濾過生原酒
奈良:風の森 純米大吟醸 生酒 コシヒカリ しぼり華
奈良:花巴 特別純米酒
岡山:温羅 無濾過生原酒
愛媛:賀儀屋 純米大吟醸 無濾過
佐賀:七田 純米

相変わらず酒の品揃えはすばらしいが、はたして1本1本品質チェックできているのか、はなはだ疑問になってきた。
バキュバンを使用しているとはいえ、酸化を遅くする限度はあるでしょう。
また、すべてのスタッフがすべての酒質を理解できてはいないようで、「これはどんな酒か?」と訊くと「ちょっと聞いてきます」なんて対応も。
数には圧倒されるが、考えるべき点はいくつかある。
なお、この日いただいた料理は下記の通り。

●牡蠣6種セット(2,200円)
北海道、岩手、宮城、兵庫、広島、佐賀の食べ比べです。
大きさもそうだが、殻の形状もすべて違うのが面白い。
2~3人でいただくにはいいのではないでしょうか。

●牡蠣の味噌煮込み(630円)
量もたっぷりで、ここ価格は安いのではないでしょうか。
冬に食べたくなる一品です。

●灰干し鯵、灰干し烏賊
酒好きにはたまらない肴ですね。くいくい杯が進みます。

●とりわさ(630円)
同じく酒好きにはたまらない肴。

●おでん5点セット(600円)
特徴はありません。次回は頼みません。

●ほやの塩辛(630円)
箸でつまんで3切れほど。量がかなり少ない。次回は頼みません。


【2009.10.10】
土曜15時半すぎ、ふたりで利用。3時間ほど滞在。客入りは4割。

「2009年9月1日(火)、四ツ谷にいい居酒屋ができた」と聞き、ようやく伺うことができました。
「日本酒と干物と牡蠣 酒徒庵」。日本酒党泣かせの、実に分かりやすいコンセプトです。

店内はカウンター6席、4人掛けのテーブルが10卓、4人用個室が2つという構成。
禁煙なのが嬉しいですね。
またBGMはかかっていないので、純粋に会話を楽しめます。

まずは日本酒。
10月1日にひやおろし・秋上がりを解禁したそうで、50種類以上がオンリストされているのに驚いた。
店内の冷蔵庫も見させてもらいながら、美和桜(広島)と村祐(新潟)をいただいた。
0.5合で500円均一なので、1合換算だとちょっと割高かな。

生牡蠣は国内外あわせて10種類置いており、1個400円。生・焼・蒸が選べます。
北海道・仙鳳趾と岩手・赤崎を生でいただいたのですがこれがおいしく、焼きでもおかわりした。

<日本>北海道・仙鳳趾(せんぽうし)、岩手・赤崎、兵庫・忠臣蔵
<アメリカ>クマモト、サンセットビーチ、オッターコブ
<カナダ>ゴールデン・マンテル、ファビーベイ、ステラベイ
<オーストラリア>スモーキーベイ

もうひとつのウリの干物は、秋刀魚ときびなごをお願いする。
日本酒が進んですすんで仕方がない。

この辺で燗をお願いすると、湯煎の道具を運んできた。
燗は各テーブルで客が好き勝手に行うようで、温度計がついてる。
このシステムはスタッフの手を煩わせないし、また客にとっても好みの温度にできるのでいいですね。考えたなあ。

そのほか料理でおすすめは田楽。
600円の田楽五種盛り(大根・蒟蒻・豆腐・蓮根・玉葱)をいただいたのですが妙にはまってしまい、単品(120円)で椎茸・トマト・里芋もおかわりする。
田楽でゆるゆると飲む燗酒は、たまりませんね。
気がついたら全部で以下の酒をお願いしていました。

栃木:仙禽
新潟:村祐
石川:五凛
愛知:米宗
兵庫:香住鶴
鳥取:諏訪泉
広島:夜の帝王(龍勢)
広島:美和桜
山口:東洋美人
長崎:鍋島

訊くと表に出ている酒は380種あるそうで、裏の熟成中を合わせれば700種とか。
それだけ多いと回転が心配ですが、開栓中のものはバキュバンのようなもので空気を抜いています。
酒に対する愛情を感じますね。

土曜の営業は15~21時。
昼から堂々と銘酒が飲める、幸せな店です。

  • (説明なし)
  • 温羅(岡山)、黒牛(和歌山)、花陽浴(埼玉)
  • 賀儀屋(愛媛)、辻善兵衛(栃木)

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2位

葡呑 (広尾、乃木坂、六本木 / 居酒屋、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/03訪問 2011/03/14

古民家を改装した風情ある一軒家のワインバー。ひとりでも気軽に入れる立ち飲みスペースが嬉しい

【2011.3.11】再訪
金曜22時すぎ、3人で利用。3時間15分ほど滞在。客入りは1割。

巨大地震があった夜。
西麻布4丁目の店は結束が強く、みなが心配しあっていた。
いま手伝いに行っている『き』は営業にならず、22時で早仕舞い。
各人がばらばらに帰るよりも1箇所に集まっていようということになり『葡呑』へ。

鯒(こち)や赤鯖を食べながら、生ビール、「菊姫 普通酒(菊姫/石川県白山市)」「澤の花 特別純米うすにごり(伴野酒造/長野県佐久市)」を飲むが、当然のことながら酔うことのできない夜だった。

※東北地方のいち早い救済と復興を願うとともに、しばらくの間は、更新を控えさせていただきます。


【2010.12.11】再訪
日が越えて土曜1時40分すぎ、3人で利用。1時間20分ほど滞在。客入りは5割。

今回は食事は取らず、酒のみで利用。
「天青 風露 特別本醸造 朝しぼり 2010」でまずは乾杯。
その後、「SAINT PERAY 2008(サン・ペレ)」、「Geyerhof(ガイヤーホフ)」、「BOURGOGNE ALIGOTE 2007(ブルゴーニュ・アリゴテ)」と白ワインをいただく。
時間も深くなってきたところで、近隣の飲食店関係の方が続々と店に集まってくる。
ここからが『葡呑』の面白いところ。立ち飲みスペースがあるため、みな気軽に談笑している。
ほかのお客さんに「VILLA ANTINORI 1999(ヴィラ・アンティノリ)」をご馳走になった。


【2010.10.27】再訪
水曜19時すぎ、7人で利用。4時間半ほど滞在。客入りは8割。

コースというわけではないが人数が多かったため、料理は完全にお任せにする。
写真は撮り忘れたが、箱河豚の葱味噌焼きが特に秀逸。
最後には土鍋ごとテーブルを廻り「鯛めしいかがですか?」というパフォーマンスは、みなが注文するのではなかろうか。
気がつけば4時間半。時間を忘れるほど楽しむことができた。

●セロリ漬(500円)
●からすみ大根(900円)
●キャベツおひたし(500円)
●焼長なす(500円)
●骨せんべい(500円)
●炒り銀杏
●お造り盛り合わせ
●小烏賊の焼き物
●箱河豚の葱味噌焼き
●キノコの炒め物
●わかさぎ天ぷら
●鯛めし
●岩のり汁(400円)


【2010.8.14】再訪
土曜18時すぎ、3人で利用。2時間半ほど滞在。先客は1組。

「洌 純米吟醸(小嶋総本店/山形県米沢市)」、「澤の花 純米吟醸(伴野酒造/長野県佐久市)」、「豊盃 特別純米(三浦酒造/青森県弘前市)」などを飲みながら、下記をいただく。

●お造り盛り合わせ
めじまぐろ、帆立、まこかれい、〆鯖、たこぶつ、白いかという構成。
新鮮でとろけるようにおいしい。

●アンディーヴとブルーチーズサラダ(900円)
アンディーヴって初めて食べましたが、ほろ苦くて面白いですね。
胡桃なども隠し味に利いています。

●マンボー腸アスパラ炒め(1,400円)
しっとりとしていながら弾力のあるマンボーの腸に、しゃきっとしたアスパラガスの食感。
このコントラストは面白い。

●たこセロリ炒飯(900円)
赤紫蘇も利いており、爽やかな炒飯です。


【2010.5.20】再訪
木曜23時50分すぎ、ひとりで利用。2時間ほど滞在。先客は3組。

2週前のオーナーの誕生日会には参加できなかったため、ご挨拶を兼ねてお店へ。
「やっぱり 満寿泉(桝田酒造店/富山県富山市)(1,000円)」で喉を潤したあと、「豊盃 特別純米(三浦酒造/青森県弘前市)(600円)」をいただき、「鶏ハツと玉ねぎ煮込(500円)」をつまむ。
来月はお店の一周年とのことで、なにかイベントがあるかもしれないという話をつらつらとしながら閉店の時間になる。


【2010.3.27】再訪
日が越えて土曜0時50分すぎ、ひとりで利用。1時間ほど滞在。客入りは5割。

本日5軒目。
癖って怖いですね。気がついたら足が向いていて、カウンターで日本酒を飲んでいた。
いただいたのは秋田は八峰町の「白瀑」と、青森は弘前の「豊盃」。


【2010.3.11】再訪
木曜23時40分すぎ、ふたりで利用。1時間半ほど滞在。客入りは4割。

本日3軒目。もう少し飲みたい気分だったので立ち寄る。
生ビールを飲みながら下記をいただいた。
春を感じる料理が、数多くメニューに並んでいました。

●ふきのとう味噌(500円)
●たけのこ土佐煮(900円)
●ホワイトアスパラ ラビゴットソース(900円)


【2009.12.31】再訪
木曜19時半すぎ、4人で利用。2時間半ほど滞在。満席。

この日は16~22時までのイレギュラーな営業。
しかも芝の「蕎麦 案山子」の店主を招いての蕎麦打ちライブもありました。
店内の一角では蕎麦打ちを興味深げに見るひとたち。
店は1組去っては1組入りといった状態で、常に満席状態。
ワインバーでいただく年越し蕎麦と、ちょっと変わった大晦日になりました。

●三種の豆のマリネ(500円)
●イカ肝ルイベ(600円)
●伊勢海老サラダ(1,300円)
●ホロホロ鶏と深谷葱くわ焼(1,300円)
●ざるそば(700円)


【2009.12.11】再訪
金曜21時半すぎ、ひとりで利用。1時間ほど滞在。客入りは9割。

近所のお気に入りの店が満席だったため、時間調整として利用。
神奈川の「いづみ橋 にごり酒(700円)」を飲みながらひいかを焼いたものをいただく。
ひいかって漢字で書くとどんな字なんでしょう。とろっと甘く、美味でした。
奈良の「長龍 ふた穂(700円)」を燗でやってるところ、お気に入りの店から席が空いたと電話があったためほどよいところで移動。
葡呑は本当に使い勝手のいい店ですね。


【2009.11.1】再訪
日が越えて日曜1時すぎ、5人で利用。2時間ほど滞在。先客はなし。

ハロウィーンの余韻も冷めやらぬこの時間、夜な夜な仲間で集まりました。
お店にもちょっとした仮装グッズが用意されており、その場ののりで変な帽子をかぶってみたり。
酒を飲みながら料理は下記をいただきました。
深い時間、これだけの魚が食べられるのは嬉しいですね。

●箱河豚の葱味噌焼き(1,300円)
箱河豚の腹を開き、濃厚なわたと味噌を合えたものを戻し、背中から弱火でじっくり焼いています。
葱の風味もよく、酒が進んですすんでしょうがない一品。

●お造り盛り合わせ
はまち、鮪、帆立、〆鯖という構成。
オーナーのご実家は魚屋ということもあり、さすがにどれも新鮮です。

●揚くわい(500円)
ほろほろとした秋の味覚。
ついつい口に運びたくなりますね。


【2009.9.18】再訪
金曜21時すぎ、3人で利用。2時間ほど滞在。先客は4組。

友人ふたりが飲んでいる店に行こうとしたところ満席で入れず、まずはこの店でひとりで飲む。
のちほど料理を食べ終えた友人が合流し、下記をいただきました。
マンボートリッパは食感が実に面白かった。
酒も新しいものが入っていていいですね。

●マンボートリッパ(600円)
●はたはた焼き(800円)
●たこセロリ炒飯(800円)

●秋田:白瀑 山本 純米吟醸生原酒
●秋田:うまからまんさく 無濾過生詰
●長野:大雪渓 純米ひやおろし


【2009.9.15】再訪
火曜23時すぎ、ふたりで利用。1時間ほど滞在。先客は1組。

もうほかで食べてきたので、日本酒をいただきながらつまみを考える。
〆として「岩のりの雑炊」の気分でしたが「秋鮭のチャーハン」も気になり、そんな話を店長にしてみたら、「秋鮭の雑炊にしてみる?」と言われる。
このフレキシブルな対応は嬉しいですね。
ふたりで日本酒1杯ずつと秋鮭の雑炊で1,800円。
気軽に立ち寄れる使い勝手のよさと安さは、本当にありがたい。


【2009.7.14】再訪
火曜20時すぎ、4人で利用。2時間半ほど滞在。客入りは4割。

ちょうど1週間振りの再訪。
ワインバーなのにいつも日本酒ばかり飲むのを申し訳なく思い、知人のワインインポーターの方をお連れすることに。
赤(オーコートドニュイ)・白(ガイヤーホフ グリューナーフェルトリナー)をボトルでいただいたほか、料理は下記をお願いしました。

●セロリ漬(500円)
●小松菜おひたし(500円)
●お造り盛り合わせ
●パクチーサラダ(900円)
●タコ水茄子トマト洋辛子和え(900円)
●ほたて白アスパラバター蒸し(1,300円)
●稚鮎のからあげ(900円)
●タコセロリ炒飯(700円)
●ホロホロ鶏焼(1,700円)

飲むのはいつも日本酒ばかりなので気がつきませんでしたが、ワイン×和食ってかなり面白い世界ですね。
稚鮎×白、ほたて白アスパラ×白、タコセロリ炒飯×赤などはうなるほどおいしかった。
料理とワインがしっかりしているからこそそうなるのは、言わずもがなですね。


【2009.7.7】再訪
火曜21時15分すぎ、ふたりで利用。1時間15分ほど滞在。客入りは8割。

約2週間振りの再訪。
顔を見せるなり「面白い日本酒あるよ!」と店長。
んと、ここワインバーですよね? すっかり日本酒を飲むキャラが定着しちゃいました。あららら。
出してくれたのは小布施ワイナリーの「Sogga pere et fils Miyamanishiki J1 2008」。
日本酒でありながらフルーティな香りが尋常ではなく、確かにこれは面白い。
また、ボトルに1杯あたりの価格が書かれているのは明瞭でいいですね。

そのほか「洌 純米吟醸(山形)」「豊盃 特別純米(青森)」といった日本酒や、赤ワインもいただく。
料理は前回すっかり気に入った天然帆立バター焼き(600円)のほか、サメの心臓(800円)、マンボー腸のアスパラ炒め(1,300円)、タコモツ煮(600円)など。
どれもしっかりとした和食で、日本酒はもちろんのことワインでも面白そうな予感がしました。

今回は初めて2階のテーブル席に行ったのですが、ゆったりと語るにはこちらのほうがおすすめです。
雰囲気もいいので、デートにもぜひどうぞ。


【2009.6.22】再訪
月曜20時すぎ、ひとりで利用。1時間半ほど滞在。客入りは3割。

オープンはちょうど1週間前。レセプションパーティ以来初めての訪問です。
店長は以前からの知己で、わたしがワインは門外漢なのを知っているものだから「日本酒も2種類だけあるよ」と勧めてくれた。
まだ扱っていないと思っていたものだから嬉しくなり、両方いただくことに。

こくのある「豊盃 特別純米(青森)」は飲み応えがあり、ゆっくり飲むには最適。
鮮烈なインパクトの「洌 純米吟醸(山形)」は逆に、冷えているところを一気にいただきたいですね。
対照的な銘柄を揃えたセンスは、さすがソムリエールといったところでしょうか。

ふと店内の高いところに掲げられたメニューを見ると、日本酒党が喜びそうな和食がずらりと並んでいます。
オープン前に聞いていた「新鮮な野菜と魚の純和食をワインと合わせて」というコンセプトが、やっと理解できました。
料理は500円からというもの嬉しく、ポテトサラダ(500円)と天然帆立バター焼き(600円)をお願いした。

ポテトサラダは田舎の母が作ってくれたような懐かしい味。
これといった特徴はありませんが、その分安心感がありますね。
天然帆立バター焼きはそのぷりぷりっとした食感に驚いた。
帆立ってこんなに歯を弾きましたっけ。酒が進んですすんでしょうがない。

お通しはないかわりに、もちろんチャージもありません。
土壁や梁の雰囲気もよく、1杯だけの利用もできるので、待ち合わせなどにも使えるかも。
知っておいて損のない店だと思います。


【2009.6.13】
土曜19時半すぎ、ひとりで利用。途中数名と合流。3時間ほど滞在。
1度別の店へ抜け、再び戻って1時間半ほど滞在。客入りは10割。

本営業は2009年6月15日(月)からですが、この日は親しいひとを集めたレセプションパーティを行っており、お邪魔してきました。
新規開店は華があっていいですね。
スタッフさんの意気込みもまっすぐに伝わってきて、こちらまで嬉しくなってきます。

築何年でしょうか。
店内は1階が立ち飲み、2階が個室とテーブル席という構成で、土間からの吹き抜けや味のある土壁、重厚な梁が風情を醸し出す古民家です。
ひとりでちょっと時間を持て余したときには1階の立ち飲みスペースで、誰かとゆっくりと話したいときには2階のテーブル席と、使い勝手はよさそうな予感。

店名の「葡呑(ぶのん)」は「葡萄酒を呑んで楽しむ店」からきてるそうで、酒はワインが主体。
ワインバーですが料理にも力を入れており、「新鮮な野菜と魚の純和食をワインと合わせて」がコンセプトとか。
この日はレセプションということで大皿で取り分けでしたが、どれも素朴な味付けで懐かしさすら感じました。

今後日本酒も1~2銘柄置きたいそうで、お店の方から相談を受けました。
個人的にもこれからが楽しみな店です。

  • 菊姫 普通酒
  • 澤の花 特別純米うすにごり
  • 生ビール

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3位

真菜板 (下落合、高田馬場、中井 / 居酒屋、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2009/08訪問 2009/10/13

蔵元も通う、純米無濾過生原酒ばかりを揃えたすばらしい偏りの居酒屋

【2009.8.21】再訪
金曜20時すぎ、ふたりで利用。2時間40分ほど滞在。帰るころの客入りは7割。

すっかり気に入ってしまい、ちょうど2週間をおいての再訪です。

店へ着くと先客がひとりいて、店主と話し込んでいた。
どこかでお見かけした方だなあと思ったら、関西の全量純米蔵の蔵元さんでした。
(ご迷惑になるといけないので、名前は伏せます)
ほかに客がいないこともあり、いろいろと楽しい話を聞かせてもらうことができた。

「毎日は無理でも、年に364日は自分のところの酒を飲む」
「自分が飲みたい酒を造る」
「アル添酒は、日本酒度が-70くらいの未熟なときに醸造アルコールを添加する」
「酸とボディのある酒であれば、生酒でも燗して大丈夫」
「料理と酒の相性を常に考えている」

いまお店にある蔵元さんの燗酒にはなにが合うか訊いたところ「コロッケ。それも衣の部分だけ」という答えが。
中身を残し、丸裸になったコロッケを眺めながら飲む燗酒も面白い。
また、別の蔵元の燗酒にはなにが合うか訊いたところおもむろに携帯を取り出し、「直接訊いてみて」と渡された。
突然のことにどぎまぎさせられながらも、楽しい経験をすることができました。

なおこの蔵元さん、10月のはじめに業界が驚くようなアイテムをリリースするそうです。
真似をする蔵が出てくれば、それはそれで面白くなりそうな予感がたっぷりのアイテムです。

<この日いただいたもの>
●じゃが芋のチーズコロッケ
●ザーサイ鶏ささ身ネギサラダ
●きのことゴルゴンゾーラのオーブン焼き
●野菜炊き合わせ


【2009.8.7】
金曜19時すぎ、3人で利用。3時間ほど滞在。客入りは10割。

以前から気にはなっていましたが、きっかけがなくなかなか行けなかった店。
この店の常連だという方ととある日本酒イベントで知り合い、連れて行ってもらいました。

店は高田馬場駅から徒歩で10分強。
清酒党には膾炙された名店なので、予約はしたほうが安心です。

店内はカウンター10席のみ。
一人ひとりにお盆が用意されているため、隣りに器やおしぼりがはみ出たりなど行儀の悪いことは起こりにくい。

酒のメニューは特になく、正面に銘柄が書かれた紙が貼られてあるだけ。
もちろんそちらから注文もできますが、料理を頼むとそれに合った酒を提案してくれるというスタイルで楽しむ客がほとんどです。

いただいたのは下記の料理(オーダー順)。
合わせる酒は店主・杉田さんにおまかせしました。

●すずきの洗い
●アボカドと蛸のサラダ
●軍鶏焼き
●千寿葱、アンディーブのゴルゴンチーズ焼き(1,200円)
●めんたい焼うどん(850円)

●滋賀:浪の音
●大阪:秋鹿
●鳥取:諏訪泉
●滋賀:不老泉
●広島:竹鶴

酒は笹塚のマルセウ本間さん(http://www.sasahata.com/e054/)とお付き合いがあるようですね。
純米酒ばかりで、特に無濾過生原酒をメーンに揃えているようです。

奥様の作る料理もおいしく、店主との会話も弾み、実に楽しい夜を過ごすことができた。
わたしは純米党ではありませんが、近いうちに再訪したいです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 兵庫:奥播磨 純米吟醸 しもむら 17BY

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4位

庫裏 (新橋、汐留、内幸町 / 日本酒バー、焼酎バー、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2009/11訪問 2009/11/16

日本酒はお試し、小、中、大の4サイズで楽しめるのが嬉しい

【2009.11.14】再訪
土曜19時半すぎ、ふたりで利用。1時間半ほど滞在。客入りは満席。

先月ふらっと行ったところ満席で振られ、今回はちょうど2席空いていたので入ることができました。
何度となく雑誌にも取り上げられることもあり、基本的には予約を入れてから行く店になってきたようです。

いただいたのは下記の通り。
おでんのおいしい季節になってきましたね。

秋田:阿櫻 亀の尾<純米生詰原酒>(150円)
秋田:刈穂 槽掛しぼり<本醸造生詰>(150円)
山形:山法師 ひやおろし<純米生詰>(230円)
栃木:鳳凰美田 フェニックス<純米大吟醸>(480円)
栃木:松の寿 雄町<純米吟醸生詰>(230円)
富山:羽根屋 五百万石<特別純米>(180円)
静岡:白隠正宗 ひやおろし<山廃純米>(230円)
山口:瑞穂 舞い舞う<本醸造>(180円)
佐賀:能古見 活性<純米吟醸無濾過生原酒>(250円)
※価格はお試しサイズ(45ml)

ずわい蟹のかにみそ・小(380円)
おでん かに真丈(250円)
おでん 舞茸(200円)


【2009.5.3】再訪
日曜・祝日17時半すぎ、ふたりで利用。2時間ほど滞在。客入りは8割。

通常、日曜・祝日は定休日ですが、大型連休の関係でこの日は営業していました。
いただいたのは下記の通り。
※レシートはなくしてしまったので、それぞれの価格は不明です。

栃木:仙禽
岐阜:房島屋
富山:羽根屋
栃木:姿
愛知:小左衛門
三重:作
群馬:尾瀬の雪どけ
福島:あぶくま
青森:駒泉
山形:洌

もつ煮
塩トマト
水茄子の浅漬け
七野菜蒸し

塩トマトは甘く、しっかりとした歯ごたえ。
水茄子はメロンのような香りで、さくっとした歯ごたえ。
野菜で飲む酒もいいものですね。


【2009.2.4】再訪
水曜19時、ひとりで利用。1時間15分ほど滞在。帰るころには満席。

本当は長居したかったのですが、混んできたため早めに退散。
いただいたのは下記の通り。

青森:陸奥八仙<特別純米無濾過生原酒>(230円)
愛知:蓬莱泉ROKU<山廃純米>(200円)
長野:翠露あらごしにごり<吟醸無濾過生原酒>(250円)
秋田:真人<生モト純米>(200円)
※価格はお試しサイズ(45ml)

蒸し物・野菜(780円)
ずわい蟹のかにみそ(380円)

蒸し物は<野菜>のほか豚肉を使用した<肉(780円)>や牡蠣を使用した<魚(780円)>もあります。
<野菜>は筍、薩摩芋、菜の花、しめじ、舞茸、えのき、人参、キャベツといった内容で、特製スープで蒸したものを胡麻だれもしくはポン酢でいただきます。
食べ終わったらそのスープを雑炊(200円)にすることも可能。おいしい。


【2009.1.21】再訪
水曜19時半、ひとりで利用。2時間半ほど滞在。客入りは4割。

昨年11月のオープン以来、2度目の再訪です。
店内は入り口付近がちょっとだけ改装されたようで、すだれが懸かっていました。
いただいたのは下記の通り。

青森:岩木正宗<純米>(200円)
秋田:白神山地の四季<生モト純米>(180円)
山形:初孫おりがらみ<生モト純米吟醸無濾過生原酒>(250円)
山形:十四代 本丸<本醸造生詰>(200円)
茨城:稲里<純米>(180円)
富山:勝駒<特別本醸造>(200円)
石川:宗玄 五百万石<純米原酒>(200円)
広島:うごのつき<本醸造>(150円)
愛媛:綾菊 がいな酒<純米>(150円)
※価格はお試しサイズ(45ml)

おでん大根(150円)
出し巻き卵(300円)
熊本産 豆腐もろみ漬け(250円)
自家製タラコの酒粕漬け(600円)
お通し(500円)

今回は燗もいろいろお願いしてみました。
「十四代」を嫌な顔ひとつせずに燗してくれる店って、なかなかないですよね。
この本醸造生詰に関しては、冷やよりも燗のほうがパフォーマンスを発揮するのではと、新たな側面に気がついたり。

また、自家製タラコの酒粕漬けは、ほんのり吟香がしてまことに美味。
思わず「作り方を教えてください」とお願いしたり。
気さくに答えてくれる面も、サービスの点で好感が持てます。


【2008.11.5】
水曜19時半、ふたりで利用。約10割の客入り。
ちょうど帰る客がいたので、入れ違いで入れました。

本日オープンということで、初日にお邪魔してきました。

母体は元麻布、町田で酒販店を営む「さかや栗原」で、次男の方は銀座で和酒バー「庫裏」という飲食店を開いてます。
この店はそこの新橋店になりますね。

「和酒場」とあるように酒は和酒(日本国内で醸された酒)に特化しており、日本酒、焼酎、リキュール(梅酒など)が豊富です。
なかでも日本酒には一番力を入れており、お試し45ml、小95ml、中145ml、大300mlの4サイズで楽しむことができます。
ちょっとずついろいろ試したい方にはいいですね。
この日いただいたのは下記の通り。

岩手:南部美人<純米>(180円)
秋田:鳥海山 おおっにごり<純米生原酒>(180円)
山形:ばくれん<吟醸>(180円)
山形:裏雅山流 香華<本醸造>(150円)
山形:十四代 本丸<本醸造生詰>(150円)
栃木:鳳凰美田 芳<純米吟醸生原酒>(230円)
茨城:来福 雄町<純米吟醸無濾過生原酒>(230円)
兵庫:富久錦 ひやおろし<純米生詰>(200円)
※価格はお試しサイズ(45ml)

鮟肝ポン酢和え(500円)
旬根菜の炊き合わせ(400円)
チーズの酒粕漬け(550円)
炙りカラスミ(900円)
お通し(500円×2)

明細には飲んだ酒の銘柄や価格だけではなく、県名やタイプまで事細かく書かれてあるので、飲んでもすぐ忘れちゃうわたしには実にありがたい。
これだけ飲んで、ふたりで4,850円。
満足です。

ちなみに席はカウンター11席、テーブル18席。
銀座店(カウンター5席、テーブル13席)よりかなり広く感じました。
おいしい日本酒が飲みたくなったら、おひとりでも大人数でもぜひどうぞ。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 秋田:阿櫻 亀の尾<純米生詰原酒>

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5位

(学芸大学 / 居酒屋、おでん、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2010/12訪問 2010/12/02

日本酒党も納得。蔵元さんや杜氏さんもよく見かける、銘酒が揃う居酒屋

【2010.12.01】再訪
水曜21時半すぎ、3人で利用。3時間半ほど滞在。客入りは9割。

人気店だけあり、店内はカウンター2席を除き満席。
テラス席が空いていたためそちらに通され、「なかが空きましたら移動できますので」と言われる。
といってもテラス席は完全に風が入らないし、暖房設備も整っている。
「ブランケットやホッカイロをお貸しします」といった張り紙もある。
なんら不自由はなかったため、最後の客になってもずっとテラス席で飲んでしまった。

日本酒の品揃えや料理のおいしさもそうだが、今回あらためて人気の理由だと思ったのは、サービスの心地よさ。
日本酒を頼むとなにも言わずに水も出されたり、燗を頼むと温度帯を訊いてきたり。
始めにおでんのほか数品頼むと「最初はおでんのやさしい出汁で温まってください」と一声添えてくれたり。
おでんの取り皿が温かかったのも、ちょっと嬉しい。
こういう気配りがあるからこそ、「また行こう」と思えるんでしょうね。

<この日いただいたもの>
・赤福助 超辛口生もと純米(杉勇蕨岡酒造場/山形県遊佐町)(800円)
・木戸泉 特別純米生詰無濾過原酒(木戸泉酒造/千葉県いすみ市)
・臥龍梅 純米吟醸 袋吊り雫酒(三和酒造/静岡県静岡市)(850円)
・大那 初しぼり 特別純米無濾過生原酒(菊の里酒造/栃木県大田原市)
・賀茂金秀 秋の便り 特別純米(金光酒造/広島県東広島市)
・丹沢山 阿波山田錦 純米60%(川西屋酒造店/神奈川県山北町)
・誉凱陣 純米吟醸(丸尾本店/香川県琴平町)
・豊盃 特別純米 直汲み生酒(三浦酒造/青森県弘前市)
・萩の鶴 純米(萩野酒造/宮城県栗原市)

・巻きたて出汁巻き玉子(680円)
・鮭ハラス焼き(大きさにより680円~850円)
・蓮根焼き(650円)
・おでんおまかせ盛り合わせ5品(950円)
 はんぺん、鰯つみれ、蒟蒻、ゆで卵、大根、昆布、とろろ昆布、麩
・店主のきまぐれ酒の肴3種盛(900円)
 アボカド明太子、無花果と味噌漬けクリームリーズの和え物、いぶりがっことクリームの和え物
・炙りでびらカレイ(530円)
・ゴロ味噌漬け(530円)
・岩中豚の天然塩焼き(650円)


【2009.6.25】再訪
木曜22時半すぎ、3人で利用。1時間ほど滞在。客入りは満席。

日本酒党には膾炙されている銘酒居酒屋。
いつ行っても混んでいるため、予約をすることをおすすめします。
今回は赤坂にある某酒販店に行ったところ「大那の蔵元・阿久津さんが件(くだん)で会をやっていますが、ちょっと覗いてきませんか」と誘われ、お店に。

店内は直線のカウンターが6席ほどと、テーブルが16~18席ほどでしょうか。
店外にはテラス席も8名分ほどある。

いい酒が揃っているのは間違いないが、それをさらに魅力的にさせるのはしっかりとした料理。
一日の疲れが自然と抜けるような、やさしい出汁のおでんはぜひ食べていただきたい。

この日最初に飲んだ酒は隆(神奈川)、水尾(長野)、悦凱陣(香川)。
メニューや冷蔵庫を見てお気に入りの銘柄を頼むもよし、あるいは「しっかりしたものを……」などスタッフとのやりとりを楽しむもよし、日本酒党なら破顔せずにはいられない店です。

  • (説明なし)
  • 赤福助 超辛口生もと純米
  • 木戸泉 特別純米生詰無濾過原酒

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6位

樂旬堂 坐唯杏 (池袋、東池袋、東池袋四丁目 / 居酒屋、海鮮、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2009/08訪問 2010/09/10

高田馬場「真菜板」を見習ったかのような日本酒のラインナップ

【2009.8.9】再訪
日曜18時15分すぎ、4人で利用。2時間ほど滞在。客入りは5割。

すばらしい〆鯖と日本酒のラインナップが気に入り過去に何度も利用。
池袋で飲もうということになり、2日前に行った高田馬場「真菜板」とどれだけ扱い銘柄が似ているか確かめるためにも行ってきました。

宗玄(石川)、秋鹿(大阪)、鶴齢(新潟)、諏訪泉(鳥取)、るみ子の酒(三重)、悦凱陣(香川)、風の森(奈良)、十旭日(島根)、旭若松(徳島)など、見事にラインアップが一緒で面白い。
坐唯杏のblogでも明記されているように、酒は笹塚のマルセウ本間さん(http://www.sasahata.com/e054/)とお付き合いがあるのが分かります。
純米党、特に無濾過生原酒が好きな方には、おすすめしたい店のひとつです。

この日いただいた料理は下記の通り。
〆鯖は相変わらずすばらしかったですが、イタリア蒸しなど変わり種も日本酒との相性は面白かった。

●〆鯖 大皿盛(1,280円)
●鱧の落とし(850円)
●羽太刺(990円)
●初鰹
●牛のたたき 大皿盛(1,380円)
●皮付き豚バラ肉(1,280円)
●イタリア蒸し(780円)
●アスパラの天麩羅(680円)
●焼枝豆(580円)


【2005.11.26】再訪
土曜22時ごろ。友人と3人でお店へ。当然のように〆鯖を注文し、あとは適当な肴と酒を。

相変わらずいい店ですねえ。酒も肴も文句がない。店員さんも完璧。
最後に頼んだ宗玄純米吟醸(写真水色の瓶)なんか、口開けのものと3日前に開けたもの(これはサービス)を飲み比べさせてもらえた。3日でこうも変わるものかとびっくりした。黙って出されたら同じ酒だとは思えないほど。
これだから酒は面白い。熟成の世界にはまりそうです。

なお、12月2日(金)に、道路を挟んで向かい(徒歩3秒)に別館ができるそうです。日本酒の品揃えはいままでの店のほうが若干いいらしいそうですが、一度行ってみたいですねえ。


【2005.10.28】
金曜21時前。おいしい日本酒と〆鯖があることで有名な『坐唯杏(ざいあん)』へ3人で行ってきた。
ビールで喉を湿らし、日本酒のメニューを眺める。無濾過生原酒が多く、日本酒にこだわっていなければこうはならないよなあと、その偏り具合についにんまり。まずは酒一筋、開運、十旭日(じゅうじあさひ)を持ってきてもらう。

十旭日は初めて飲んだが、なんか変な癖があって面白い。ほかに似たようなものを飲んだことがなく、なんと例えていいのやらさっぱり思い浮かばない。
そうこうしているうちに〆鯖がやってきて、まずはなにもつけず食べてみる。……う、うまい。醤油をちょっとつけて食べてみる。柚子を垂らして食べてみる。うますぎて、よろめいた……。
そのほかの料理も、うなるくらいおいしかったです。笑顔がこぼれるとはこういうことを言うんでしょうねえ。

また、店員さんも日本酒に精通しており、ちょっとした会話が楽しい。いい店を見つけました。

  • 秋鹿きき酒セット
  • 宗玄八反錦・隆・神亀ひこ孫(2005年11月)
  • 初駒・宗玄雄町・十旭日(2005年11月)

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7位

山登 (森下、浜町、清澄白河 / 居酒屋、串焼き、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2009/10訪問 2009/10/08

純米酒と燗酒にこだわりのある店。要予約の秋刀魚ご飯に皆が唸る

【2009.10.3】
土曜18時半すぎ、11人で利用。3時間ほど滞在。客入りは8割。

日本酒好き(特に純米酒や燗酒好き)の友人がこの店を贔屓にしているそうで、仲間内で予約しました。
店の外には下記の酒銘が書かれており、否が応でも期待が膨らみます。

奈良:睡龍
鳥取:諏訪泉
宮城:伯楽星
三重:るみ子の酒
山梨:春鶯囀
埼玉:神亀
広島:竹鶴
岩手:酉与右衛門
宮城:萩の鶴
岩手:鷲の尾

料理は単品で頼みたかったのですが、人数が人数だけに4,000円のコースでお願いすることに。
下記の品々が次々と運ばれてき、ボリュームは十分。
料理はひと捻りあるものばかりで、どれもおいしい。
出る順番も考えられており、実に満足。

●焼き海老・玉子焼き・いたわさ
●から揚げ・薩摩芋・しし唐
●刺し盛り
●焼豚・ポテトサラダ
●炙り魚
●漬物

酒ははじめ冷やでお願いしましたが、最後はみな燗をいただいた。
燗上がりするすばらしい銘柄ばかりで、ご主人の日本酒に対するこだわりが伝わってきます。

〆は要予約の秋刀魚ご飯。
目の前で秋刀魚の身から骨を外してくれます。
なんでも身離れのよさに企業秘密があるそうで、それが要予約の理由とか。
森下でいい酒を飲むなら、まず一番に挙げたい店になりました。

  • (説明なし)
  • 日本酒
  • 燗用のお猪口

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8位

人形町 田酔 (人形町、水天宮前、茅場町 / 日本料理、日本酒バー、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2009/09訪問 2009/10/11

ブレイクの予感。親子丼で有名な「玉ひで」の裏手に、日本酒と酒肴のいい店ができました

【2009.9.24】
木曜19時すぎ、ふたりで利用。2時間ほど滞在。客入りは6割。

「2009年9月18日、日本酒にこだわった店ができた」とオープン案内のハガキが届いており、行ってきました。
店内はカウンター4席、6人掛けのテーブルが1卓、2人掛けのテーブルが4卓という構成。
白を基調とした落ちついた雰囲気ですが、フレンチ・ボサが軽やかに流れています。

はせがわ酒店さんとお付き合いがあるのでしょうか。
日本酒はきれいで癖のないもの(後述)が多く、また店長さんが長崎の方という理由からか九州の酒も充実しています。

※訂正
福岡のとどろき酒店(http://www.todoroki-saketen.com/)さんとお付き合いがあるそうです。

一合(180ml)ではなく、5勺の蛇の目猪口(90ml)とショットグラス(60ml)で供するのが面白いですね。
猪口は500円台、グラスは300円台からとやや割高ですが、いろいろな種類をちょっとずつ試したい方にはおすすめです。

日本酒が分からなければ、きき酒師の資格を持ったスタッフ(かなりの美人です。北川景子に似てるかも)に気軽に訊きましょう。
酒は燗を主にいただきましたが、日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)、ぬる燗(40℃)、上燗(45℃)、熱燗(50℃)、とびきり燗(55℃以上)と温度違いで対応してくれるのはお燗党にはたまらない。

料理はまず始めにお通しとして9種類の小鉢に盛られた「田酔八寸(1,200円)」が出されますが、あまり食べられない方は炊き合わせのお通し(500円)にも変更できます。
小鉢は梅水晶、ふかのにこごり、鮭の白子など珍味が多く、酒が進む。
かぼちゃの揚げ出しもおいしかった。

そのほかお願いしたのは「ポテトサラダ(650円)」「大分のとり天(800円)」「田酔グラタン(700円)」など。
訊くと店長さんは鮨職人さんの経験も長かったそうで、今度は刺身や西京焼きといった魚もいただきたいですね。

帰りにはスタッフさんが店の外まで見送ってくれて、終始ホスピタリティのよさを実感できた。
これから伸びそうな予感を十分にさせる、いい店でした。

●扱っている酒(北から順に)
宮城:伯楽星
山形:くどき上手
山形:楯野川
山形:山形正宗
福島:飛露喜
石川:五凛
福井:黒龍
長野:御湖鶴
長野:明鏡止水
静岡:開運
静岡:初亀
愛知:醸し人九平次
三重:瀧自慢
和歌山:雑賀
大阪:秋鹿
島根:王禄
広島:亀齢
山口:東洋美人
山口:貴
愛媛:石鎚
高知:土佐しらぎく
高知:美丈夫
福岡:三井の寿
福岡:繁桝
福岡:独楽蔵
福岡:若竹屋
福岡:庭のうぐいす
福岡:旭菊
福岡:美田
長崎:六十餘洲
佐賀:東一
大分:豊潤

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

野崎酒店 (新橋、汐留、内幸町 / 日本酒バー、居酒屋、海鮮)

3回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 2.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2021/02訪問 2024/05/04

がやがやとして居心地はよくないですが、酒のラインナップは秀逸。喫煙可なのが残念

祝日の16:30。空いている店は少なく、歩いているひとも少ない新橋。
祝日で酒販店が休みということもあり、飲み放題メニューは欠品が多く、それならとスタッフにお任せに。
結果、これが一番良かった。

●お一人様飲み放題付き全7品酒肴プレート(3,000)
※15:00〜17:00限定
・梅水晶
・煮蛸の飛びっ子和え
・酒粕クリームチーズ
・刺身(〆鯖、まぐろ、サーモン)
・チキン照り焼き
・海老真薯

・生ビール
・三重錦
・やまとしずく
・本まぐろ(田村)
・亀甲花菱
・谷泉×2
・刈穂
・喜久泉

3,000円なり。
先日は隣のビルの分店にて、「お一人様メニュー」をいただいたが、今回は本店へ。
分店のほうは57種類の清酒が選べたが、本店は22種類。この甚大な格差はどこから生まれたのだろう、と考える。

●お一人様飲み放題付き全7品酒肴プレート(3,000)
・鱈子の醤油煮
・蕪の醤油漬け
・海老真薯
・赤海老のつや煮
・酒粕クリームチーズ
・チキン照り焼き
・刺身(鮪、勘八)

・キリン ラガー中瓶
・鳩政宗 特別純米
・鳥海山 純米吟醸生
・真澄 純米吟醸 辛口生一本
・手取川 「歩」 特別純米
※池袋の酒販店『升新商店』のPB酒
・船中八策 純米超辛口
・冩樂 純米
・田酒 特別純米

3,000円なり。
【2009.8.27】再訪
木曜19時半すぎ、ふたりで利用。1時間半ほど滞在。客入りは1階は9割、地下1階は満席。

隣の「和酒場 庫裏」が満席で振られてしまい、流れるようにこのお店へ。
こちらも人気のようで、あと少しで満席になるところでした。
通されたのは6人掛けのテーブルで、サラリーマン3人組と相席。
いただいたのは下記の通り。
※日本酒はグラス0.7合。

●秋田:やまとしずく(380円)
●山形:有加藤 本醸造(330円)
●山形:秀鳳 特別純米(450円)

●海老真丈(780円)
●愛媛産焼き麦味噌(480円)
●新さんまつみれポン酢(600円)
●紅藤鶏 上白レバー刺し(680円)

たまたまこの日だけなのかなぜかみな大声で話しており、連れと話すのに非常に疲れました。
活気があるのはいいですが、じっくりと話したいときには向きません。
また喫煙可なのは残念ですね。
せっかく酒がいいだけにもったいなく感じました。


【2008.11.23】再訪
日曜17時すぎ、ふたりで利用。2時間ほど滞在。客入りは1階は4割、地下1階は不明。

約20日ぶりの再訪です。
今回は刺し盛りなど魚介を中心にいただきましたが、新鮮でなかなか。
面白かったのは、特大海鮮かき揚げ(880円)。本当に特大です。
写真はあえて撮っていないので、どのくらい大きいかはご自身の目でお確かめください。


【2008.11.5】
水曜21時半、ふたりで利用。約8割の客入り。

和酒場 庫裏」の隣のビルです。
訊くと2008年10月7日(火)オープンだとか。
池袋の「酒菜家」(さかなや)と系列店だそうです。

表からもそんな雰囲気がありましたが、日本酒ラインナップがすばらしいですね。
まずは栃木の仙禽(せんきん)と山形の秀鳳(しゅうほう)をいただきました。
注いでくれたスタッフさんともちょっと話をしましたが、日本酒に対する造詣もなかなか。
話が通じると、嬉しくなりますね。

店名でもある「野崎酒店」というPB酒はどこのものか訊くと、秋田の春霞とのこと。
秋田の酒造好適米「美郷錦(母:山田錦×父:美山錦)」を50%まで磨いた純米吟醸で、これがなかなかどうしていける。
PB酒と思って油断してたらびっくりするかも。

酒はグラス0.7合、升付1.4合、徳利2合の3サイズから選べます。
正一合換算するには半端すぎて、高いんだか安いんだか分からなくなるという絶妙なサイズに、商売上手なところがうかがえます。

すでにほかの店で食べてきたので、料理は鶏レバ刺し(価格失念)と田舎蕎麦(580円)をお願いする。
きっと機械打ちでしょうが、それでもなかなか。
飲み屋で蕎麦が食べられるのは嬉しいですね。
最後にさっと手繰って〆るのもこれまた一興。

ちなみに日本酒を頼んだ際に出された水は、佐賀は天吹の仕込水でした(先週は春霞だったとか)。
全国の蔵から届けられるそうで、その辺しっかりとしたパイプがあるところは、日本酒党の心をくすぐりますね。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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10位

ロドラント ミノルナキジン (銀座、東銀座、新橋 / フレンチ、洋食、ヨーロッパ料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2009/07訪問 2009/07/25

シェフの人柄がそのまま料理に表れています。野菜をうまく活かし、ソースは穏やかながらも深みがあります

【2009.7.18】再訪 <第1回フランス料理と日本酒のマリアージュの会>
土曜12時、16人で利用。3時間ほど滞在。貸切。

この日はわたしが企画した「フランス料理と日本酒のマリアージュの会」です。
アミューズ・前菜・メイン・デセールにそれぞれ1種類ずつ日本酒を合わせ、相性の面白さを楽しんでいただこうというのが目的で、ご理解、ご協力いただいた今帰仁シェフに感謝です。
ご用意した料理・日本酒は下記の通り。

●アミューズ/食前酒
 料理:小さなタルトフランべ
 お酒:木戸泉 一段仕込み純米 奏(千葉)
●前菜
 料理:自家製サーモンマリネ有機レモンのソルベ添え
 お酒:山形正宗 純米吟醸 羽州誉 生(山形)
●メイン
 料理:子牛、豚、和牛のカイエット赤ワインソース
 お酒:奥播磨 特別純米XX(ダブルエックス)(兵庫)
●デセール
 料理:ロフィットロールショコラ
 お酒:貴 蔵付天然酵母 山廃純米 雄町(山口)
●会を通して
 お酒:喜久醉 特別純米(静岡)

大変な盛り上がりを見せ、今後継続的に行うこととなりました。
次回は9/5(土)です。
イベントの詳細については下記をご参照ください。
http://hekomi.com/sake/090905.html


【2009.6.20】再訪
土曜13時すぎ、3人で利用。2時間半ほど滞在。客入りは7割。

この日は席だけ予約し、コースは当日決めました。
3人ともそれほどお腹は空いていなかったため、一番お手頃な3,950円のコースです。

●アミューズ:バスク風ブータンノワール
豚の耳や豚足が入ったブータンノワールだそうで、バスク地方の伝統料理だそうです。
始めの一杯は泡をいただいたのですが、赤ワインのほうが絶対によかっただろうなというしっかりした味わいで、ところどころ歯に当たるこりこりっとした食感も楽しめました。

●前菜:山形、自生の山菜、孟宗筍、野苺、ウフポッシェのコンポジション やぎぬまさんが仕込んだ味噌のヴィネグレット
日本の旬の素材が贅沢に散りばめられた、賑やかな一皿。
味噌は熟成させていないフレッシュなもので、実に清々しい風味を各素材に与えます。
日本人でよかったな、と思うと同時に外国人の方にも驚きを与えそうな予感も。

●メーン:北海道函館産の鮎並のロースト 大蒜とバスク豚のバントレッシュ
ぱりっとした皮目とふっくらとした身のコントラストがすばらしいこと。
隠元豆やパプリカなど、添えられた野菜も生き生きとしています。
このときは白ワインだったのですが、これは日本酒でも面白そうです。

●デセール:静岡、鈴木さんのトマトとフリュイルージュのフレシュール 苺のコンフィチュールと檸檬のソルベ
ソースは苺の赤かな、と思いましたがトマトもふんだんに使っているようで、両方の赤でした。
上に載った輪切り状のトマトは低温でオーブンしており、凝縮された甘酸っぱさが印象的でした。

◆◇◆◇◆

食事後、今帰仁シェフと話す機会があり、以前から提案していたフレンチ×日本酒の会を開催することとなりました。
7月18日(土)12時より、料理4品、日本酒4種類で6,000円(税・サ込)、定員20名様です。
ロドラントにまだ未訪の方、フレンチと日本酒の相性に興味のある方だれでも参加しやすいよう、会費はぐっと抑えました。
興味のある方はコメントまたはメッセージをお気軽にどうぞです。


【2009.3.14】再訪
土曜12時すぎ、4人で利用。2時間15分ほど滞在。客入りは7割。

昨年8月以来の再訪です。
通常のランチは3,950円、6,500円、9,000円の3コースですが、今回は今帰仁シェフと懇意にしている方が同席していたため、特別に5,000円のコース(ワイン1杯つき、税・サ込)を組んでいただきました。

また、飲み物も持ち込み可にしていただいたため、わたしは福島は仁井田本家の「金寶(きんぽう)自然酒 無濾過純米原酒 熟成生」を持参。
19BYの1年古酒です。

いただいたのは下記の通り。
※料理名はあやふやです。

●アミューズ:リドヴォーのソテー
ふわふわの食感。ソースは実にやさしい。

●自家製パン
ほどよい甘みあり。3つもおかわりしちゃいました。

●前菜:さよりのマリネ アスパラガス、よもぎ添え
頭と骨は骨煎餅にしてあります。
よもぎは生と揚げたものがあり、2種類の食感が楽しめる。
さよりの身はうっすらと緑がかっており、春の風を感じる爽やかさ。
食べ進めるとなかには低温で蒸した卵黄が入っており、これを絡めたらもう……。
周りの深緑の点々は、ややほろ苦さのあるよもぎのソースです。

●魚料理:ほうぼうと蜆出汁のお米のミトネ
ぱりっと上がった皮、しっとりとした菜の花、ふっくらのほうぼう、米、ホタルイカという層。
これまた春を感じさせますね。
クリームソースがすべてを渾然一体とまとめます。
米は蜆の出汁で煮込んだそうで、ほうぼう、米、イカを口に含みながら日本酒を流し込んだら、天国が見えました。

●デセール:ほうじ茶のプリン
上に載っているのは牛乳のソルベ、虎豆、白玉です。
プリンはほんのりではなく、しっかりとほうじ茶の風味。

●小菓子と紅茶

総じてしっかりとした技法のフレンチなのですが、素材だけ見ると完全に和。
やさしい味わいなのも、日本的ですね。
どの料理も白ワインとよく合いましたが、それ以上に日本酒との相性も面白かった。
今度ぜひ日本酒の会を提案してみたいです。


【2008.8.30】
土曜12時、12人で利用。2時間半ほど滞在。客入りは8割。

2009年8月4日(月)オープン。
店内は白を基調としており、2人掛けのテーブルが4卓と4人掛けのテーブルが2卓、店内の一角に半円形のソファー席という構成で全20席。
ひとり客もちらほら見られます。

今帰仁シェフとは別の場所で何度かお会いしていますが、実際に食べるのは初めて。
野菜がおいしく、実にやさしい味わいで、人柄が料理によく現れているようです。
食べた翌日に早くも「また再訪したいな……」と、思えてきました。

ちなみにワインリストの最後には、日本酒も一品だけオンリストされています。
醸し人九平次(愛知)とこの料理、ぜひ合わせてみたいですね。

  • (説明なし)
  • 6周年特別ランチコース<アミューズ・ブーシュ>(2014.8.4)
  • 6周年特別ランチコース<フォアグラのポワレとブロッコリーのショーフロア>(2014.8.4)

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