レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/11訪問 2014/11/27
【2014.11.25】再訪
11月より新蕎麦に切り替わったと聞き、2月以来2度目の訪問。
相変わらずの、蕎麦切りのおいしさに悶絶した。
特に青柚子を練り混んだ変わり蕎麦は衝撃的で、辛汁もまたすばらしく、その調和によろめき、カウンターの下では自然と足がばたついた。身体が震えた。
酒も、花巴、昇龍蓬莱、丹沢山、大正の鶴、十旭日、悦凱陣、克正、玉川などすばらしい品揃え。
「都内にあったらすぐに人気店になるのに」というのが正直な印象。
日暮里から1時間掛けて食べに行く価値ありの名店だ。
【2014.2.25】
高松空港から成田空港へ戻り立ち寄ったのは、成田駅すぐ近くにある蕎麦屋『鶴亀堂』さん。
以前からよいとは聞いてたが、想像以上によかった。
最初にずらりと並べてくれた、メニューに載っていない清酒の数々。
店主が味を見極めたうえで、生酒でも常温で管理する。すばらしい。
酒を注文すると、あてには浸し豆と蕎麦味噌が出てくる。
つまみでお願いしたのは、焼き味噌、寿るめの麹漬け、油揚げの甘辛煮、そら豆の塩ゆで、千住葱のぬた、豚の角煮(赤味噌仕立て)、厚焼き玉子、そばがき。
どれも気の利いた味付けで、酒飲みにはたまらない。
特に「そばがき」にやられた。これほどしっとりとしていながら、ふわっとした軽みも持ち合わせている蕎麦掻きには滅多に出合えない。
蕎麦切りは、盛り蕎麦(二八)、田舎蕎麦(粗挽き・十割・太打ち)、かけの3種を。
蕎麦猪口や薬味皿を見て、ひょっとしたら翁系かと思い訊いてきたところ、店主は横浜の『三吉橋 小嶋屋』さんで修行。
あいにく『三吉橋 小嶋屋』さんには未訪だが、そちらの店主の修行先は高橋邦弘氏とのこと。
ご本人は大っぴらには語りたがらないが、そういう流れを汲んでいる。
『三吉橋 小嶋屋』さんは更科や変わり蕎麦も得意だそうで、『鶴亀堂』さんでもそれらのメニューはある。次回はぜひいただきたい。
感動する蕎麦屋さんに巡り合うのは1~2年に1度くらいだが、成田に引っ越したくなるくらい気持ちが動いた。
余談。
店名の『鶴亀堂』は、近々『鶴亀洞』と変えるそうです。
ただでさえ入りにくさを感じるファサードだったが、さらに奥深い世界へ進んでいきそうな予感。
3位
1回
2014/11訪問 2014/11/27
月に何度も通うほどお気に入りの店のため★での評価は控え、写真とメニューのみ掲載。
お店の参考はこちらをどうぞ。
http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/tokyocalendar/839/
◇
写真が100枚を越えたため、古いものは適宜削除してます。
◇
【2014.11.16】再訪
【2010.10.5】再訪
写真の始めに「子持ち鮎煮浸し」をアップしました。
【2010.10.1】再訪
「落花生豆富(らっかせいと本葛)」「柿の白和へ」「木の子と茄子の和マリネ(舞茸・椎茸・湿地茸)」「神無月の献立(2010.10.1)」をアップしました。
【2010.8.29】再訪
この日はイベント日。
限定の「生姜蕎麦」が食べられました。
【2010.7.18】再訪
「錦糸瓜と葉野菜のさらだ」をアップしました。
【2010.7.5】再訪
「織部豆富(胡麻と抹茶)」をアップしました。
【2010.7.4】再訪
「無花果の胡麻掛け」「養老豆富(大和芋と寒天)」「和風ピクルス」をアップしました。
【2010.6.17】再訪
「冷やし辛味おろし蕎麦(メニューにない特注)」「夏鴨ロース煮と打込野菜(仏・マグレカナール)」「生蛸の葛打ちと色いろ野菜のサラダ仕立て(活水蛸)」「夏野菜の冷し煮物(石川小芋・冬瓜・姫唐黍・肉味噌添へ)」「真鯛ころっけ」をアップしました。
【2010.5.23】再訪
「辛味噌/山葵やっこ」「イチジクの白和へ」をアップしました。
【2010.5.11】再訪
「きつね蕎麦」「生蓴菜と加賀太胡瓜酢」「鯛の子含め煮」「穴子天ぷら」をアップしました。
【2010.4.30】再訪
この日はオープン2周年特別営業。
ざる蕎麦1枚、酒肴4品、ドリンク1杯のセットで2,000円という内容でした。
・干し無花果 甲州煮
・真鯛手毬寿司
・クレソン胡麻よごし
・加賀太胡瓜 鶏そぼろあん
【2010.4.14】再訪
「白和へ(筍・蕗・蕨)」「穀雨の頃のお浸し三種(うるい・芹・蕗)」「筍 木の芽和へ」「浅利と蒸しキャベツのさらだ」「新じゃがと鶏肉の煮物」をアップしました。
【2010.3.22】再訪
この日はイベント日。
限定の「蟹味噌蕎麦」と「温かい木の子蕎麦」が食べられました。
【2010.3.19】再訪
「うすい豆富(グリーンピースと本葛で練り上げたもの)」「真鯛の桜蒸し」「芹とりんごのさらだ」をアップしました。
【2010.3.11】再訪
「飯蛸桜煮」「酒メニュー(2010.3.11)」をアップしました。
【2010.2.3】再訪
「嶺岡豆富(牛乳と本葛で練り上げたもの)」「白和へ(芽キャベツ・あわ麩・金時人参・干椎茸)」「白梅貝旨煮」をアップしました。
【2010.1.26】再訪
「メニュー(2010.1.26)」をアップしました。
【2010.1.12】再訪
「干柿チーズ鳴門揚げ」をアップしました。
【2010.1.10】再訪
「胡麻豆富」をアップしました。
【2010.1.8】再訪
「白和へ(冬子椎茸・干柿・菜の花・こんにゃく)」「鰊と冬大根、新筍の炊き合わせ」をアップしました。
【2010.1.5】再訪
「天付蕎麦の天ぷら盛合わせ(この日は茄子と蓮根)」「卵かけご飯(蕎麦とのセットメニュー)」「酒とあての焼き味噌(あては平日昼のみ)」「平日昼メニュー(2010.1.5)」をアップしました。
【2009.12.24】再訪
「ササミとインゲンの梅和え」「サーモンと木の子クリーム」をアップしました。
【2009.12.17】再訪
「鶏とチンゲイ菜のくず煮」をアップしました。
【2009.12.11】再訪
「芹と木の子の煮浸し」「鶏団子とごぼう煮」の写真をアップしました。
【2009.11.25】再訪
「ぶりかま大根」の写真をアップしました。
【2009.11.23】再訪
この日はイベント日。
限定の「からすみ蕎麦」と「牡蠣蕎麦」が食べられました。
【2009.11.15】再訪
「大根と豚肉の煮もの」の写真をアップしました。
【2009.8.25】再訪
「冷やしきつね蕎麦」の写真をアップしました。
【2009.8.6】再訪
「焼きつくねの梅おろし」の写真をアップしました。
【2009.7.30】再訪
「ささみと枝豆の和え物」の写真をアップしました。
【2009.7.16】再訪
「海老団子煮」「とり焼きマヨ醤油」の写真をアップしました。
【2009.7.5】再訪
「冷やしたぬき蕎麦」「こんにゃくの辛味噌和え」の写真をアップしました。
【2009.7.1】再訪
「海老とセロリの夏さらだ」の写真をアップしました。
【2009.6.24】再訪
「鮭ハラスと大根の和えもの」の写真をアップしました。
【2009.6.16】再訪
「ピーマンえのき塩昆布炒め」の写真をアップしました。
【2009.6.9】再訪
「ゴーヤと豚肉のおろしポン酢」の写真をアップしました。
【2009.5.26】再訪
「鯵のポテトサラダ」の写真をアップしました。
【2009.4.29】再訪
この日はオープン1周年特別営業。
武蔵小山で和食居酒屋『酒菜旬彩 きくや』を営んでいる店主の弟さんの料理が食べられました。
●翡翠茄子、梅酒ジュレ掛け
●海老真丈揚げ
【2009.4.7】再訪
「ササミとオクラのサラダ」の写真をアップしました。
【2009.3.12】再訪
「タコとじゃが芋の温サラダ」の写真をアップしました。
【2009.3.3】再訪
「ごぼうと人参のきんぴら」の写真をアップしました。
【2009.2.25】再訪
「春菊ときのこのサラダ」の写真をアップしました。
【2009.2.2】再訪
「牛すじ大根」の写真をアップしました。
【2009.1.14】再訪
「砂肝コンフィ」の写真をアップしました。
【2009.1.6】再訪
「鴨南蛮」の写真をアップしました。
【2008.12.22】再訪
「鴨汁蕎麦」の写真をアップしました。
【2008.12.8】再訪
「大根ポタージュ」の写真をアップしました。
◇
【蕎麦】
ざる蕎麦(770円)
辛味おろし蕎麦(950円)
田舎蕎麦(860円) ※1ヶ月に1度くらいしか出ないレアな蕎麦
葱汁蕎麦(1,040円)
鴨汁蕎麦(1,540円)
蕎麦のおかわり(つゆ、薬味なし)(630円)
冷やしたぬき蕎麦(950円)
たぬき蕎麦(温)(950円)
きつね蕎麦(温)(950円)
鴨南蛮(温)(1,720円)
【蕎麦(平日昼限定)】
天付蕎麦 ※季節によって変わります
・茄子天(1,180円)
・蓮根天(1,360円)
・盛合わせ(1,540円)
卵かけご飯セット ※蕎麦に+180円でセットにできます
【肴】 ※350円より。常時10品程度
焼き味噌(350円)
カブの茎味噌チーズ(600円)
上記2品は定番で、あとは毎日どれかしら新しいメニューが増え、消えて行きます
【酒】 ※550円より。頻繁に品替えします
山形:山形正宗
栃木:大那
栃木:松の寿
群馬:群馬泉
千葉:木戸泉
神奈川:天青
愛知::奥
三重:而今
兵庫:奥播磨
島根:王禄
愛媛:石鎚
愛媛:湧水の酒
「うちは蕎麦屋なので……」という理由で蕎麦の値段が一番高く、肴と酒は安価に楽しめます(770円を超えません)。
また、「蕎麦がなくなったので店じまい」ということはありません。客が待ってくれるのなら、追い打ちしてくれます。
4位
1回
2014/11訪問 2014/11/27
すべて手造りの世界中のソーセージがそこに。オリジナリティ溢れる衝撃のデザートソーセージも忘れずに
【2014.11.16】再訪
日曜15時半すぎ、7人で利用。1時間半ほど滞在。客入りは5割。
土日祝に行われているハッピーアワー(14~18時)に伺いました。
ハッピーアワーは料理もお酒もお徳で、ソーセージ盛り合わせとホットドッグをいただいた。
【2010.12.23】再訪
木曜・祝日20時20分すぎ、ふたりで利用。1時間ほど滞在。先客は1組。
まだこちらの店にきたことがない友人を案内する。
「本日のソーセージ3種盛り(1,990円)」は、絹ごしソーセージ、スパニッシュチョリソー、ユーラシアラム。
絹ごしソーセージはなかがしっとりとした柔らかさ。
スパニッシュチョリソーはパプリカがよく効いていて、刺激的な辛さ。
ユーラシアラムは仔羊のソーセージで、臭みを消すためにオレガノやパセリといったハーブが効いており、実に野生的な味。
オープンキッチンの目の前にはひな鶏の肉が詰まれており、クリスマス間近という季節もあって、ついつい「ひな鶏の丸揚げ・ハーフ(880円)」を注文。
皮はぱりっと、なかはしっとりと揚がっており、このサイズでこの価格は安い。
【2010.9.14】再訪
火曜23時すぎ、ひとりで利用。2時間ほど滞在。先客は2組。
別の店で飲んだあとなんだか甘いものが欲しくなり、こちらへ。
「白穂ノ香(しろほのか)生ビール(600円)」を飲みながら、「キャラメルナッツソーセージ(730円)」をいただく。
これはソーセージ状になった甘いデザートで、カプチーノでも合いそうな雰囲気。
ほかでは食べることはできない、ソーセージ専門店ならではの一品ですね。
【2010.8.29】再訪
友人たちが飲んでいるというので、急きょ参加することに。
●鶏レバーのソーセージ<冷製>
冷たく、滑らかな食感で、臭みは一切ない。
添えられているチャツネと合わせると、面白いアクセントに。
●おまかせチャーハン(780円)
その名の通り店主の思いつくままに、お任せで作ってもらう炒飯。
そのほか「欲望チャーハン(780円~)」というものもあり、こちらは客があれこれ食材を指定できる。
一度、無茶振りしてみたいですね。
【2010.6.7】再訪
月曜13時20分すぎ、ひとりで利用。25分ほど滞在。先客は3組。
オフィシャルblogを見て6月1日より平日ランチ(テイクアウト可)を始めたことを知り、さっそく行ってみることに。
メニューは下記の通り。
●流行ドックセット(950円)
ホットドック+本日の野菜料理+ソフトドリンク
・絹ごしドック
・チョリソードック
・仔羊ドック
●ホットドック単品(840円)
●各種トッピング(100~500円)
●ドリンク(ランチビールのみ+200円)
セットでチョリソードックをお願いし、ドリンクはランチビールにしていただく。
ランチビールはシャンパングラスで供され、昼にはちょうどいいサイズ。
まず出てきた本日の野菜料理は、「茄子とズッキーニのスープ」。やさしい味わいかつ、食欲が促進される。
ほどなく出てきたチョリソードックは、自家製ドッグパンにレタスとチョリソーソーセージを挟んだというシンプルなもの。
マスタードこそ添えられているがケチャップは掛かっておらず、ソーセージの味を損なうことなくそのまま味わうことができる。
夜のお通しは自家製パンで、勝手にホットドックなどしたこともあるが、やはり合いますね。うまい。
【2009.12.27】再訪
日曜19時すぎ、14人で利用。4時間半ほど滞在。客入りは7割。
店の前はよく通るのですが、ガラス張りの店内を見上げるといつも混んでいるようで、オープン以来1ヶ月半振りの再訪になりました。
今回は仲間内の忘年会で利用。
料理はお任せにしたため、料理名はかなりあやふやです。
●茄子とパプリカのオリーブオイル和え
●人参のグラッセ
●サラダ
●ソーセージ盛り合わせ(仔羊・絹ごし・ホルモン)
●トリッパの塩煮込み
●ひな鶏の丸揚げ
●ラザニア
●漬け物
●高菜うどん
●デザート
上記は出てきた順番通り。全部で10品も出ました。
思えばソーセージ以外の料理をいただいたのは初めてで、トリッパの塩煮込みなど、よろめくほどおいしい。
ソーセージはどれも秀逸ですがホルモンが特に面白く、マッシュポテトと合わせるとさらに面白みが増す。
トリッパもホルモンソーセージも、特に女性が喜んでいるのが印象的。
しっかりと下ごしらえしている証左でしょう。内蔵系の調理がうまい店です。
【2009.11.13】
金曜21時すぎ、ふたりで利用。1時間ほど滞在。客入りは120%。
場所は恵比寿3丁目交差点にあるサンクスの上。以前は美容室が入っていたところ。
『ロウホウトイ』の近くと言えば分かりやすいでしょうか。
本日2009年11月13日(金)、自家製ソーセージと手造りパン、自然派ワインと極上生ビールがコンセプトの店ができました。
店内はカウンターが15席ほどと、テーブルで10席ほど。
オープンキッチンになっており、調理の様が手に取って見れるのはいいですね。
ガラス張りで外の様子が広く見えるのも、開放感があり楽しい気分にさせてくれます。
店内は禁煙というのも二重丸。
メニューを見るとソーセージはすべて840円均一。一品料理は500円からと安価。
今回は下記をいただきました。
●自家製白サングリア(700円)
●ティーモヒート(700円)
どちらも清涼感があり、ソーセージの濃さを和らげてくれそうな味。
すいすい飲めます。
●ブータンノワール(840円)
豚の血のソーセージです。
マッシュポテトと酢漬けの野菜が添えられています。
柔らかでありながら野性味のある味わいで、癖になりそうですね。
オープン初日というのは華やかで、独特の雰囲気がありますね。
立って飲んでいる客もいたりなんかして、満席どころではない混み具合でした。
あとからきたお客さんにも楽しんでもらいたいため、この日は早々に退散。
白金に、嬉しい店がまたひとつ増えました。
5位
1回
2014/04訪問 2014/04/02
【2014.4.1】再訪
前回の初訪問より2日しか経っていないのに、またきてしまった。
メニューを見ると以前はなかった「寿司握り」の文字が。2日で進化している。
今回は下記をいただいた。
・海苔香るポテトサラダ
・飯蛸旨煮
・焼穴子(小)
・筍磯辺天
・トマト磯辺天(サービス)
・寿司握り(すみいか・えびす鯛・まこかれい)
平日の閉店は26時だが、その時点でも5割の客入り。
すでに人気店の様相を見せている。
【2014.3.30】
五反田で清酒の飲めるところ、といえば『和酒バールAGI』さんがまず浮かぶのだが、そちらの2号店が2014年3月29日(土)、中目黒にオープン。
初日は伺うことができず、翌日お邪魔した。
店内はカウンターが5席、2人掛けのテーブルが5卓という構成。
まだまだ新しいというのもあり、白木のカウンターが目にまぶしい。
BGMはなく、落ち着いた空間。全席禁煙というのも嬉しい。
清酒はお付き合いのある蔵を厳選し、100種類弱。
生ビールはなく、小瓶でプレミアムモルツを置いている。ハイボールやサワーもなく、リキュールが少し。つまりは清酒メーンのお店です。
酒は90mlで400~500円。
はじめに賀儀屋(愛媛)を冷酒でいただき、そのあとは、澤姫(栃木)、白隠正宗(静岡)、酒一筋(岡山)、龍力(兵庫)、まつのことぶき(栃木)、十六代九郎右衛門(長野)、宗玄(石川)を燗でやる。
メニューはあるのだが、店内にある冷蔵庫を覗いてもいいし、酒があまり詳しくない方はスタッフに相談すると、気分や料理に合った酒を紹介してくれる。
実際に「なにかお燗を」とお願いしたところ、気がついたら8杯飲んでいた。酒を任せられるのは、安心する。
・新玉葱のすり流し
・煮蛤と筍 柚子酢味噌がけ
・覚弥(かくや)
・小長井かきとほうれん草のお浸し
・大山鶏ささみと焼茄子の利久和え
・煮蛤の握り鮨
・巻物(かんぴょう)
料理は上記をいただいた。
料理長の方は、鮨屋を振り出しに和食店を2店経て、こちらへ。居酒屋で出されるものとはちょっと格が違うというか、どれも丁寧できれいな料理。目にもおいしい。
鮨が好きだ、と話したらメニューにない煮蛤の握り鮨を出してくれた。
料理はアラカルトだけだが、次回はすべてお任せにしてコース仕立てにするのも面白いかもしれない。
気がついたら、独りで4時間の滞在。初めてなのに、不思議と居心地がよかった。
いい酒と、いい料理と、いいひと。
中目黒に通いたい店ができた。
6位
1回
2015/03訪問 2015/03/12
【2015.03.11】再訪
春の兆しは感じ始めたとはいえ、夜はまだまだ寒い。
急に燗酒が飲みたくなり、衝動的に再訪。
平日の24時だし……と思って行ってみるとほぼ満席で、カウンターが1席だけ空いていたため滑り込む。
玉川(京都)、千代(奈良)、神亀(埼玉)、玉川(京都)、飛良泉(秋田)を、店主のお任せの温度でつけてもらう。
70度から40度への氷水急冷というテクニックに感心し、また飲んで得心する。
満席で忙しいのに、独り客へも積極的に話しかけてくれるスタンスはさすがといったところ。
混む理由が分かります。
〆にいただいたパクチー入りの鶏スープが、なんともやさしかった。
こっそりと、頻繁に通います。
【2014.12.11】再訪
午前3時までやっているのがありがたい。
小腹が空いたため、深夜24:30ごろお邪魔し、おでんをいただいた。
秋田出身の店主が比内地鶏のガラから取った出汁のおでんは、あっさりとした味付けで胃にも優しい。
あきたこまちの白飯も用意があり、お願いすることに。
飲むだけではなく、食事処としてもお邪魔できるのは本当にありがたい。
こっそりと、頻繁に通います。
【2014.12.01】
「目黒に新しい清酒の店ができる」と聞いてずっと気になっていた、日本酒バル『いと。』さん。
11月下旬よりプレオープンしていたそうですが、本オープンは12月1日から。たまたま開店日にお邪魔することができた。
木の温もりを活かした雰囲気が抜群で、オーナーやスタッフの接客も心地よく、いっぺんで好きになった。
清酒のラインナップもすばらしく、料理も気が利いている。
珍味盛り合わせ(ほや塩辛、蟹味噌、塩うに)。これだけで、何杯飲めるんだろう。
今回は2軒目でお邪魔したためおなかがいっぱいで食べられなかったが、比内地鶏で出汁を取ったおでんがおいしそうだった。
また、オーナーの今野さんは以前は恵比寿の『魚Bar 一歩』さんにいらっしゃったこともあり、刺身も魅力的です。
酒は90mlの提供で、400円程度。良心的な価格設定なのも嬉しい。
2軒目にもかかわらず群馬泉(群馬)、大那(栃木)、蒼斗七星(島根)、風の森(奈良)、姿(栃木)、奥播磨(兵庫)、くどき上手(山形)、まんさくの花(秋田)をいただき、気が付いたら3時間半も滞在していた。居心地がいい。
カウンター6席、テーブル4席の小体な造り。
深夜3時までやっているのが嬉しいところ。
こっそりと、頻繁に通います。
【2015.05.17】再訪
最近は22時以降のアラカルトの時間帯ばかりに行っていましたが、ひさびさにコース(8,800円)を。
17時に予約し、店をあとにしたのは23時。
すべての料理が出終わるのに6時間かかり、十分過ぎる内容。
すごい鮨屋さんです。月イチで通いたい。
【つまみ】
・そら豆(愛媛)のすり流し 蛤と秘伝豆入り
・里芋のコンフィ 酒盗バター載せ
【刺身】
・平目(江ノ島、1日熟成)
・皮剥(愛媛、2日熟成)
・槍烏賊(石巻、3日熟成)
・平目昆布締め(江ノ島、7日熟成)
・蛸(石巻、8日熟成)
・磯つぶ貝(小田原)
・鱧(江ノ島、1日熟成)
【つまみ】
・渡り蟹の酒盗と醤油麹漬け卵黄
・活け鮎の塩焼き(長野)
・湯葉と海栗2種類(サロマ湖、岩手)
・真鯛の真子と肝(石巻)
・水茄子と奈良漬
・蛍烏賊の蛍烏賊和え
・石垣島の天然もずく
【握り】
・真鯛(石巻、3日熟成)
・筍目張(石巻、10日以上熟成)
・北寄貝(北海道、フレッシュ)
・鰆(福井、7日熟成)
・鯵(愛媛、3日熟成)
・帆立(北海道、3日熟成)
・鰹(勝浦、4日熟成)
・車海老(石垣島、8日熟成)
・海栗軍艦(函館)
【巻物】
・塩納豆巻(3週間熟成)
・干瓢巻
・覚弥巻
【菓子】
・水羊羹
【2015.04.11】再訪
鶴齢(青木酒造/新潟県南魚沼市)からの帰りに急に鮨が食べたくなり、お邪魔する。
奇縁ですね。鶴齢の本醸造があったので、お燗をつけてもらう。
あとは、「おいしいところを8貫くらい握って」というお任せ。
・【つまみ】磯つぶ貝と、しったか
・【握り】あいなめ(石巻、4日熟成)
・【握り】浜鯛または尾長鯛(石垣島、2週間熟成)
・【握り】北寄貝(北海道、フレッシュ)
・【握り】鰹(鹿児島、3日熟成)
・【握り】鯵(小田原、3日熟成)
・【握り】帆立(北海道、フレッシュ)
・【握り】甘海老(北海道、4日熟成)
・【握り】金目鯛(勝浦、5日熟成)
・【握り】マコガレイ昆布〆(石巻、4日熟成)
・【握り】うまづらはぎ(福井、3日熟成)
・【握り】キハダマグロ(石垣島、21日熟成!)
8貫で終わりませんでした。
おいしすぎて、追加注文。
罪な店です。
【2015.03.16】再訪
最近はメディア等の露出がすごい、『鮨 心白』さん。
雑誌などでもよく見かけるようにもなり、貸切営業も多くなってきたという。
この日も貸切だったが、駄目元で22時ごろに電話をしてみたところ、お客様がちょうど帰られたというのでお邪魔することに。
こんなタイミングはなかなかない。
店主と一対一で鮨を堪能できる贅沢。
はじめに、小鉢(うるいと筍と煮蛤の柚子味噌和え)をいただき、あとは握りを9貫。
・【握り】石巻のあいなめ、1週間熟成
・【握り】昨日水揚げされた石垣島、キハダマグロの腹の漬け
・【握り】富津の鰯、超フレッシュ
・【握り】6日寝かせた石垣島の車海老
・【握り】12日寝かせた伊東の神経〆の鰤
・【握り】1週間寝かせた石垣島のタケノコメバル
・【握り】石田大樹さんが握る、石鯛
・【握り】9日寝かせた金目鯛。皮目だけを炭火で直火で炙って
・【握り】北海道のフレッシュ帆立
握りのあいだに、卵黄の醤油麹漬けをいただいた。酒が進んですすんでしょうがない。
最近、酒専用の冷蔵庫(70本収納可能)を一機入れたそうで、既存の40本を足すと110本ほどのラインナップになったそうです。
8席のお店なのに、清酒は110本。
雑誌では「熟成鮨」として書かれていることが多いが、『鮨 心白』さんの魅力のひとつは、鮨の前に出されるまっとうな日本料理であり、また清酒でもある。
こんな鮨屋、なかなかない。
【2015.01.13】再訪
今年初めての鮨は、広尾『鮨 心白』さんに決めていた。
この日は22時すぎの遅い時間にお邪魔したため、コースではなく単品でいただく。
・烏賊の塩辛(共和え)
・蒸し牡蠣(宮城・東松島)
・【握り】ひらすずき(4日熟成)
・【握り】石鯛(3日熟成、福井)
・【握り】鯖(当日、三重)
・【握り】いなだ(8日熟成、福井)
・【握り】北寄貝(当日、北海道)
・【握り】鰤(活け締め放血神経抜き、福井)
・【握り】鰆(3日、福井)
・【握り】牡蠣軍艦(宮城・東松島)
はじめにつまみをいただいたのち、「おいしいところをちょうだい」と握りをお任せで5貫。
食べ始めたら止まらず、さらに3貫追加した。
熟成の絶妙な加減に、うなる。
特にすごかったのは、福井の鰤(10kg)。
2,000匹上がるなかで、わざわざ活け締め放血神経抜きするのはないという、『鮨 心白』さんだけにやったレアな鰤。
〆の牡蠣軍艦は、牡蠣も海苔も酢飯も宮城・東松島産。
相性の良さは言うまでもなかった。
【2014.12.15】
『鮨 心白(しんぱく)』
2014年12月15日(月)、広尾・恵比寿・白金のちょうど真ん中に、心躍る店ができた。
店主の石田大樹氏は、日本料理『青山 えさき』を振り出しに、鮨『銀座 くろ寿』、日本料理『恵比寿 幸せ三昧』にて修行。
日本酒専門『中目黒 酒人あぎ』では料理長を務める。
江戸前の鮨だけではなく日本料理全般に精通しており、河豚やすっぽん、鰻、鱧、鮟鱇などひと通りこなす。
また、清酒への造詣も深く、出身の愛媛の銘酒「賀儀屋・御代栄(成龍酒造)」を中心に、「三芳菊(三芳菊酒造/徳島)」、「風の森(油長酒造/奈良)」、「十旭日(旭日酒造/島根)」などを揃え、ワインや焼酎は一切置かないというこだわりよう。
ビールは4大メーカーは取り扱わず、埼玉・小川町の「麦雑穀工房」や、埼玉・川越の「COEDO」といったクラフトビールを置く。
もちろんそういったこだわりは食材にも見られ、全国各地の漁港や、漁師さん、農家さんのもとへ直接足を運び、直送してもらっているという。
米は宮城・東松島で「かぐや姫」を育てる木村正明さん。
海苔は、皇室御献上の海苔を決める「奉納乾海苔品評会」で、若干28歳にして最年少で優勝を果たした、宮城・東松島の相澤太さん。同じく宮城・東松島の津田大さん。
山葵は長野・安曇野の「わさびや 游」さんなど、聞いているだけで楽しい気分にさせられた。
生産者さんとの繋がりを大切にしている姿勢に、非常に好感が持てた。
肝心の料理は、8,800円のコースのみ。
・烏賊の塩辛(共和え)
・コールラビとホワイトマッシュルームの擂り流し
・生牡蠣(宮城・東松島)と、自家製の白ポン酢
・蒸し牡蠣(宮城・東松島)
・わかめ(鳴門)、わさび(安曇野)、荒藻塩(香川)
・【刺身】鏡鯛(福井)
・【刺身】うまづらはぎ(福井)の熟成肝重ね
・【刺身】活け〆とらふぐ(愛知)の3日熟成、かんずり添え
・熟成寒鰆(福井)の幽庵焼き
・とらふぐのアラの小鍋立て
・【握り】熟成すずき(福井)
・【握り】熟成石鯛(千葉)
・【握り】熟成〆さば(福井)
・【握り】墨烏賊(三重)
・【握り】帆立(北海道)
・【握り】まぐろ赤身漬け(高知)
・【握り】大とろ(高知)
・【握り】イクラ(北海道)
・【握り】穴子(長崎・対馬)
・車海老頭の味噌汁
オープン初日だからでしょうか。とても8,800円とは思えない内容。
握りは、酢飯には赤酢と塩のみを使用し、鮨種には煮切り醤油や煮詰めを塗るという、昔ながらの江戸前鮨。
特徴的だったのは、どの魚介も熟成をかけ、もっとも旨味が載ったタイミングで出しているという点。
熟成のできる特殊な冷蔵庫を使っているそうで、凡庸な言い方だが、なにを食べてもうまかった。よろめいた。
基本はコースのみだが、22時以降は単品での注文も可能だそうで、極端な話、「ちょっと小腹が空いたので巻き物をちょうだい」といった使い方でも全然構わないとのこと。
また、閉店時間を決めておらず、最終入店の23時までに入れば、あとは「満足されるまで」とのこと。
使い勝手もよさそうだ。
なお、清酒党ならぴんとくるであろう、店名にもなっている「心白」。
清酒を造る際、お米(酒造好適米・酒米)を削った中心分を「心白」と呼ぶ。
「一麹、二もと、三造り」という言葉があるように、酒造りでもっとも重要な部分は麹造りだと聞く。
デンプンが少なく柔らかい「心白」には、麹菌の菌糸が破精(はぜ)込みやすく、強い酵素力を持った麹ができ、酒母や醪での糖化もよくなる。
心を白く、まっすぐに握る店主を「心白」とするならば、その店主が信頼を寄せる漁師さんや農家さん、蔵元さん、職人さん、作家さんなどの想いは「麹菌」。
その想いがまっすぐに届いた完成形が、『鮨 心白』。
いい店が、またひとつ増えた。
すぐに有名店になるのだろうなと、そんな予感がしてならない。