6回
2018/02 訪問
奈良の銘酒「花巴」を40種類以上揃える、エッジの効いた立ち飲み屋
2018年2月10日(土)の本オープンに合わせ、花巴(美吉野醸造/奈良県吉野町)の蔵元杜氏・橋本さんもご来店。
ちょっとした蔵元を囲む会となった。
お話を聞きながら、酒肴をつまみながら、花巴を数種類いただく。
花巴は29BY(2017年度)よりすべて酵母無添加となり、製法は「速醸」「山廃」「水もと」の3本柱。
なかでも「水もと」がもっとも生産量が多いそうだ。
使用米は、奈良県産「山田錦」「五百万石」「雄町」「吟のさと」、長野県「ひとごこち」の5種類。
数年前に伺ったときは、「徐々に奈良県産の比率を増やしていきたい」とおっしゃっていたが、現在は「奈良県産98%、長野県産2%」とのこと。
本当の意味の「地酒化」が思いのほか早く進んでいた。
橋本蔵元杜氏いわく、「全国でも40種類以上の花巴を揃えている飲食店は、ほかにはない」とのこと。
都内で所要があるときには、最後は『よきこときく』にいることが多くなるかも、とのこと。
花巴ファンは、ぜひとも一度訪れて欲しい。
2018/02/19 更新
2018/01 訪問
奈良の銘酒「花巴」を40種類以上揃える、エッジの効いた立ち飲み屋
2018年2月10日(土)、「よきこときく」なる立ち飲み屋が新宿三丁目にオープンする。
奈良の銘酒「花巴」ばかりを40種類以上揃える、ちょっと変わった店だ。
1月下旬、まだ内装屋が工事をしているなか、プレオープン中にお邪魔してきた。
なぜ「よきこときく」なのだろう。
なぜ「花巴」なのだろう。
訊くと、こちらの母体は同じ新宿三丁目にある「酵素浴」の店だそうで、そちらでは奈良県吉野産のヒノキのおが屑を使用しているとのこと。
その林業の業者が扱うのが「斧(おの)」。
「斧」は「よき」ともいい、江戸時代に流行した判じ物(※謎掛け絵。鎌輪奴<かまわぬ>などが有名)の文様のひとつに、「斧琴菊(よきこときく)」というものがある。
「良き事聞く」に掛けたもので、そこから店名のヒントにしたそうだ。
また、奈良県吉野町には酵母無添加の清酒「花巴」を醸す美吉野醸造があり、そちらのご縁から「花巴」を紹介していただいたとのこと。
酒はすべて蔵から直送。
つまりは手に入らない「花巴」はひとつもなく、40種類以上揃えることが可能になっているそうだ。
酒は、60mlで380円均一という分かりやすい設定(※長期熟成酒などの希少酒は、30mlで380円)。
「高い=おいしい、安い=おいしくない」といった間違った先入観を抱かずに飲めるのがうれしい。
酒肴は「無添加」「手作り」にこだわり、こちらも300円程度から供する安価な設定。
「蕗の薹味噌」をいただいたが、酒が進んでしょうがなかった。10杯飲んでしまった。
いい店が、またひとつ増えた。
すぐに有名店になるのだろうなと、そんな予感がしてたまらない。
2018/02/04 更新
人口に膾炙する「花巴」専門店。
●山廃本醸造+純米 ブレンド燗
●水酛 燗
2,470円なり。