9回
以前は塩推しでしたが、醤油も美味しいです。
「特製醤油らーめん(950円)」
「紅孔雀卵かけご飯(200円)」
点数:86点
今年の1月末に塩・醤油がリニューアル。
前回塩を頂いたので、今回は醤油を。
ビジュアルも若干変わってますね。
出汁とカエシは以前と同じ、とのこと。
表面の鶏油は適量で、油っこさは全く無し。
確かな甘味とコクを加えています。
鶏出汁は分厚くも丸みを帯びた旨味。
醤油は甘く濃厚ですが、主張すること無く、
出汁の旨味をしっかり引き立てています。
麺は「村上朝日製麺」の特注麺。
以前と比べて加水率が高くなり、ムチっとした食感。
清湯には珍しい感じの麺で個性がありますね。
ただ、好みは分かれるかもしれませんが、、、
具は海苔・葱・メンマ・青菜・半味玉、
鶏と豚のチャーシュー・ワンタン。
ワンタンは以前より断然美味しくなってますね。
チュルチュルっとした皮が実に良いです。
そして、久し振りに頼んだ「紅孔雀卵かけご飯」
現在「紅孔雀卵」は品薄になっているそうで、
このご飯も貴重なメニューと言えますね。
削り節と卵黄だけのシンプルなご飯ですが、癖になる味わいです。
2019/03/30 更新
2019/02 訪問
今年の1月末にリニューアルした「塩らーめん」
「特製塩らーめん(980円)」
点数:82点
久し振りの「とものもと」です。
前回の訪問は2017年の夏なので1年半振り。
そして「塩らーめん」を頂くのは実に2年振り。
タイトルに書いた通り、
1月末に「塩らーめん」がリニューアルされました。
特製のトッピングが、
味玉半玉とワンタン2個
→
豚、鶏チャーシュー各1枚とワンタン2個に。
紅孔雀卵が品薄になっているのが理由とのこと。
そして、麺も新しいものに。
「村上朝日製麺」が試作を重ねて作り上げたものだとか。
さて、お味の方ですが、、、
スープの印象は然程変わりませんね。
矢張り、ホンビノス貝の濃密な旨味が見事。
ただ油が多くなった気が、、、
麺は前のものがどんなだったか覚えてません(笑)
2年も経っているので。
メンマは穂先メンマから普通のメンマに。
アオサ海苔は勿論好相性ですが、もっと少なくて良い筈。
チャーシューは正直、鶏・豚共に標準レベルかなと。
◆感想
2年振りの「塩らーめん」、
非常に楽しみにしてましたが。
どうも初めて食べた時の感動が得られないですね。
美味しいことは美味しいのですが、、、
近い内再訪して「醤油らーめん」も頂きたいと思います。
2019/03/01 更新
2017/07 訪問
夏季限定「冷やしつけめん」
「特製冷やしつけめん(980円)」
点数:88点
夏季限定商品です。
いつまで提供するかは不明。
提供数は通常15食の様。
大皿に入った麺が先ず出されます。
カゴメ昆布水に浸けられ、
柚子氷が添えられています。
麺は平打ちのピロピロとした麺。
丁寧に冷たく〆られ、食べ易い太さ。
舌触りも喉越しも見事です。
つけ汁は醤油の旨味に秀でています。
最初は鳥渡しょっぱいかなと感じましたが、
段々と馴染んで来ますね。
個人的には、
ざるうどんや素麺を連想させる
「つけめん」と思いました。
薬味には葱・大葉・刻み海苔。
特製にすると豚チャーシューと味玉が付きます。
2017/07/20 更新
2017/03 訪問
祝2周年!
「濃厚つけ麺(850円)」
点数:80点
この3連休は2周年記念の限定営業でした。
初日・2日目は伺えず、3日目のみ訪問。
スープは濃厚な鶏と魚介。
特に煮干しが主体でしょう。
癖・苦味は皆無で非常に円やかなつけ汁。
(以前「晴」の周年で食べたつけ麺に似ているかな?)
と思いましたが、
実際市原さんと「晴」の大城店主は親交があるので、
もしかしたら過去に教わったりしたのかも?
これは飽くまで憶測です、、、
麺は太く無く、中細より鳥渡太いくらい。
きっちり〆られていて、程よいコシ。
つけ汁ともしっかり絡みます。
ただ、、、
温度低下がやけに早かったです。
半分も食べない内に冷めて来て、
残り4分の1は完全に冷え冷え状態。
無理矢理口に入れた感じです、、、
まあ、仕方無いのでしょうが。
兎に角、2周年おめでとうございます。
3年目もお体に気をつけながら
奥様と共に頑張って欲しいと思います。
2017/03/20 更新
2017/02 訪問
斬新且つ独創的な「まぜそば」
「まぜそば(800円)」
「チャーシューご飯(200円)」
点数:85点
「まぜそば」は限定メニューです。
大体15~20食提供されます。
その日にあるかは店主のtwitterで確認して下さい。
黄金色で綺麗なビジュアル。
麺はもちもちした多加水の平打ち麺。
そこにたっぷり鶏油が注がれています。
構成は非常にシンプルです。
麺と鶏油と鶏節で以って成り立つ「まぜそば」
丼の下には鶏と豚のチャーシューが。
一緒に溶き玉子が出されますので、
これに絡めると円やかさが増します。
斬新で美味しいのですが、
正直、後半は段々飽きてきます。
矢張り味が単調なんですね、、
何か味変を楽しむ方法があればと思いますが、
これは鶏油と麺で完結されている
「まぜそば」なので、それは難しいでしょう。
個人的には麺量半分だったら
最後まで飽きずに頂けたかなと。
ハーフサイズがあれば嬉しいですね。
2017/02/24 更新
2017/01 訪問
「塩らーめん」の提供が始まりました。
再訪(2016.6)
「塩らーめん+紅孔雀卵かけご飯(980円)」
今週から「塩」の提供が始まりました。
twitterやブログでのお知らせが無く、
気付いたらいつの間にか始まっていた、という処です。
着丼時は、強い貝の香りが印象に残ります。
なので、貝出汁主体かと思いきや、
鶏もしっかり存在感を出しています。
それでいて、鶏と貝のバランスにも優れており、感心。
具のアオサは、このスープには非常に効果的。
メンマ・チャーシューも、以前より美味しくなってますね。
これだけ完成度の高い「塩」が並ばずに頂けるとは、
実に有り難いことでしょう。
気の向いた方は是非東中山へどうぞ。
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再訪(2016.3)
3月1日、遂に通常営業が再開されました。
とは言っても、まだ夜営業のみですので、ご注意を。
来店の際は、店主のブログ・twitterをご確認下さい。
営業再開後に提供される「醤油らーめん」
市原さんは自身のブログで以下の様に説明されてます。
「色々と改良しましたが、特に重点を置いて進化させたのは鶏のスープです。
日本三大地鶏の名古屋コーチンをふんだんに使用、πウォーターで炊き、
鶏の旨味と香りを濃縮したスープとなっています。
化学調味料では出せない、地鶏特有の風味をお楽しみ下さい。
貝出汁も入っていますが、鶏の旨味を増幅させる目的で入れています」
「油も名古屋コーチンから取れた鶏油に少し手を加えた物です。
タレに使用している醤油はオープンしてからずっと使っている、
下総醤油と、千葉県産の生醤油、群馬県産の生醤油をブレンドした物です」
「難しいですが、イメージは、癖がなく、雑味のない綺麗な旨味だけ感じる。
食べ終わったあとに、少しだけ物足りないかなと感じるようなそんならーめん。
2回、3回と食べた時に良さが伝わるのが理想です」
説明を読んで頂ければ、
どんな「醤油らーめん」か、イメージが湧くと思います。
鶏の旨味、鶏油の甘味、まろやかで濃厚なカエシ、、、
バランスに優れ、香りも素晴らしく、上品で優しい一杯です。
具も以前とは変わりました。
チャーシューが、豚1種から鶏と豚に。
メンマが、穂先メンマから角材メンマに。
そして、葱が無くなり、三つ葉が添えられています。
総評としては、品格を感じる「醤油」になったかと思います。
調味料も必要とせず、飽きさせない優しさと深みがありますね。
市原さん曰く、
「塩そばは、出来れば5月頃に販売を始めたい」と。
何にしても、、、
今の処は、3月の営業が無事終わることを願いたいですね。
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再訪(2016.2.7)
「塩そば(750円)」
今日も先頭でした。
ただ、午前10時の段階で、私以外に3名いらしてました。
午前11時35分頃、暖簾が掛かり営業開始。
その時点で、並びは20名以上。
「中華そば」と同じく、
「塩そば」も「休業前のレシピでつくった」とのこと。
とは言っても、「休業前と同じ」とは言い難いスープでした。
間違い無く、「とものもと」の味なのですが、どこか違う。
実際、写真を見比べれば、少しスープの色が違いますね。
油の量も鳥渡気になりましたし、、、
しかし、長い闘病生活を経た上での復帰ですから、
同じレシピを使っているとしても、細かな所でブレが生じてしまうのかなと。
なので、あれこれ指摘するのも何ですね。
今回もスープは完飲。
「プチ復活営業」の3回とも先頭客だったことで、
市原さんと奥様から丁寧にお礼の挨拶を頂きました。
後ほど更新されたブログを拝見すると、本人の体調は大変良いとのこと。
「休養してるより、営業してる方が元気になれる」とのお言葉。
しかし、無理はなさらず、焦らず、頑張って欲しいものです。
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再訪(2016.2.6)
「中華そば(730円)」
「プチ復活第2弾」ということで、
2月6日に「中華そば」、7日に「塩そば」を提供というお知らせ。
「かけそば」の時と同じく、30食限定です。
先週に続いて、今回も先頭で並びました。
営業開始は午後12時からの予定でしたが、25分早めてのオープン。
その時点で、待ち客は15名もいませんでした。
「塩そば」の方が人気でしょうから、明日はどうなるか分かりませんが、、、
この日の「中華そば」は「休業前のレシピでつくった」との案内。
鶏油の甘味が良い感じに利いてますね。カエシも濃厚まろやか。
麺もチャーシューも美味しかったです。
結局、スープを飲み干して完食。
「また、明日来ますね」と市原さんに伝えて、店を後にしました。
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再訪(2016.1)
「かけそば(500円)」
1月29日のブログで、市原氏からお知らせがありました。
http://ameblo.jp/tomonomotosoba/
「1月31日(日)臨時営業します!
メニューは『かけそば』500円。
13:00から営業開始、30食限定で無くなり次第終了とさせて頂きます」
「『かけそば』は新しく作り直している
醤油らーめんで使用する、鶏スープ、鶏油、醤油ダレです。
トッピングはネギのみ。麺はこのメニュー専用の物です。
名古屋コーチンをふんだんに使った一杯となります」
ということで、、、行って参りました。
午前11時20分に到着すると、先客無し。
午後12時50分、予定より早く暖簾が掛かります。
その時点で、並びは22、3名でした。
お店を開ける際、
市原氏が「妻です」と、奥様を御紹介。
今後はお2人で店をやっていくそうです。
券売機で食券を購入し、右奥の席に腰を下ろします。
久し振りに眺める、厨房に立つ市原氏の姿。
湯切りもしっかりなさっていて、安心しました。
数分で着丼。
ブログで説明があった通り、
以前の「中華そば」とは違い、動物系主体のスープになってますね。
鶏油は油っこさを感じさせず、スープに厚みを持たせています。
カエシも割と強めな印象。
麺は全粒粉入りの細麺。
このメニュー専用というだけあって、コシも風味も優れた麺です。
最近スープは飲み干さない様にしてますが、
流石に今回は残すのが申し訳無く、完飲完食。
店主と奥様にお礼を述べて、店を後にします。
兎に角、、、
市原氏が厨房に立つ姿を拝見出来ただけで、一安心です。
今後の体調次第では、本格的な営業再開も間近ということで。
焦らず、じっくり進んで欲しいと思います。
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再訪(2015.11)
「とものともfinal」
「ホンビノスとハモンセラーノの白湯(1000円)」
市原店主応援コラボイベント第3弾。
今回は「おおぜき中華そば」の大関店主がメイン。
「晴」の大城店主はホール担当。
イベント開始前、市原店主が姿を見せてくれました。
普通に歩いている様子を見るだけでも、何だかほっとします。
「必ず復活します!」という力強いお言葉。
さて、、、肝心のコラボラーメン。
鳥渡、塩分濃度が高かったですね。
清湯にした方が良かったかもしれません。
また、スープにしても具にしても、
一回目の「ホンビノックス」の方が断然好みでした。
ただ、店主の方々の楽しそうな様子は微笑ましかったです。
特に大城店主は、自分の店の厨房に立っている時とは全く違う表情でした。
次回「とものもと」に来る際は、
市原店主から丼を受け取りたいですね。
お待ちしております。
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再訪(2015.11)
現在「成人スティル病」という難病と闘いながら、
入院生活を余儀なくされている「とものもと」店主の市原氏。
その市原氏の復活、「とものもと」の復活を願い、
有名ラーメン店の店主達が立ち上がり、コラボイベントを実施しました。
イベントは今月3度行われますが、第1回目の布陣は、
「晴」の大城店主、「一燈」の坂本社長、
「豚星。」の大塚店主、そして「海老そば まるは」の橋本店主。
大城店主は腰の具合が悪い中、
坂本社長は新店舗オープンや百貨店催事等で多忙な中、
皆様本当に御苦労様です。
11月1日、150枚用意された整理券の配布は午前9時から。
8時半に到着すると、大塚店主が既に整理券を配っていました。
何でも、並びが50名以上になってしまい、配布の前倒しをしたと。
先頭の方は早朝6時過ぎから並んでいたそうで、、、
受け取った整理券は80番台。再集合は12時30分。
行列整理をしている大塚店主に整理券を渡し、
「コラボイベント限定・ホンビノックス(1000円)」の料金を支払います。
並んでいる方々を見ると、年配御夫婦や家族連れが多いですね。
中には70代くらいの老女2人組もいらっしゃいました。
普通、有名ラーメン店のコラボイベントですと、
いかにも「ラオタっぽい」男性の姿ばかりですが、今回はかなり様子が違います。
見た感じでは、「ラーメン食べ歩き」には興味が無さそうな方々ばかり。
純粋な「とものもとファン」が集まったのかなと思いました。
13時15分頃入店。
大城店主が頭にタオルを巻いて、麺茹でを担当しています。
橋本店主が横に付き、お互い笑顔で作業中。
およそ4ヶ月振りに暖簾を潜る「とものもと」
たまたま案内されたのが、いつも座っていた右奥の席。
(嗚呼、またこの席に座れるんだな、、、)と、それだけで感慨深いものがあります。
程なく着丼。
見た目は「とものもと」の「塩そば」に近く、懐かしい綺麗な見栄え。
ただ、スープ自体はアレンジを加えてあり、ほぼ別物。
鯛が強調された、貝出汁主体の清湯。
魚介の癖・臭みは皆無で、優しく上品な旨味とコク。
夢中になって食べ進めてしまう美味しさでした。
大城店主のtwitter写真で拝見しましたが、相当な量の鯛を使用した模様。
麺は「一燈」、低温調理チャーシューは「晴」
鯛の切り身は中が柔らかく、皮は香ばしく。
ホンビノス貝の身はバターの風味。
大きな海苔は磯の香りが芳しい、上質な代物。
大満足の一杯でした。
何より、「とものもと」でまたラーメンを頂けたことが嬉しくて仕方無い。
コラボイベントに感謝。店主の皆様方に感謝。
そして、市原店主、奇跡の復活を!!!
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現在「掲載保留」となっていますが、
店主の市原氏が「成人スティル病」という重病を患い、
入院中の為、休業しています。
詳しくは店主のブログを御覧下さい。
http://ameblo.jp/tomonomotosoba/
今年の3月にオープンして、
まだ半年も経っていないというのに、
本当に信じられませんし、残念でなりません。
世の中は実に理不尽で不公平だと、只々悔しいばかり。
腕は確かで人柄も良く、笑顔の素敵な方で、
今後益々ファンが増えていくだろうと、
千葉を代表する様な名店になるだろうと、
そう思っていたのに、、、
何年掛かろうと、
必ず復帰して欲しいと心から願っております。
また市原氏があの厨房に立つ姿、ラーメンを作る姿を見たい。
「とものもと」のファンは誰しもそう思っている筈です。
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再訪(2015.7)
限定の「G郎冷やし中華(900円)」を頂きました。
タレは「カエシ・煮干油・酢・胡麻油」
そして、たまり醤油とみりんで味付けした背脂。
具には、もやし・胡瓜・人参・梅肉で作ったナムル・大葉・
ラディッシュ・プチトマト・チャーシュー・穂じそ・ニンニク
中太のストレート麺は、きっちりと〆られ、具にもよく絡んで食べ応えがある。
「中華そば」「塩そば」の繊細で優しい一杯と比較して、ジャンクと言うか大胆な「冷やし」
(この人は、こういう限定も作るんだな)と新たな一面が見られた。
夏の間、また違った「冷やし」も頂きたいですね。
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再訪(2015.7)
「味玉中華そば(830円)」を頂きました。
スープは「鶏清湯魚介醤油」
表面には「鶏油」が多めに掛かっており、
口当たりは少しぬめっとするが、油っこさは無く、甘味がある。
カエシと魚介出汁のバランスに優れ、濃度は適度。
しょっぱくも無く、丁寧に上品に仕上がっている。
今回、「味玉中華」を選択してみたが、
味玉は鳥渡塩味が強過ぎると思う。
ご飯のお供には合いそうだが、もう少し抑えて頂きたい。
チャーシューは前回食したものより、
やや小さく、しっとり感が足りなかったが、偶々だろうか、、、
幾つか気になる点はあったが、スープは飲み干し、完食。
間違いなく完成度は高いが、私は「塩そば」の方により感銘を受けたし、お勧めも後者。
帰り際、店主は調理中であったが、此方を向いて笑顔で送ってくれた。
「この店にまた来たい」というより「この店主にまた会いたい」
そんな気にさせられる、素敵な笑顔の方です。
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京成線東中山駅から徒歩1分、
今年の3月に出来た新店「とものもと」
店主の市原氏は、船橋「海老そば まるは」出身の御方。
店舗は駅から近いが、周りには飲食店等全く無い。
一軒家・アパート・畑に囲まれた場所に突然現われる。
(よくこんな処に店を構えたな、、、)と、誰しも驚く筈。
「立地に恵まれて無くとも、客を呼べるんだ」と、
其れだけ己の腕に確固たる自信がある証拠でしょう。
昼営業のみの日曜日、開店10分前に行くと先客無し。
11時30分に店主が顔を出し、「準備中」の札を「営業中」に。
券売機で「塩そば(750円)」を購入。
麺類は他に、「中華そば」「つけそば」「お子様らーめん」
店内はカウンター6席のみの狭い店舗。
正に目の前で調理する様子がじっくりと観察出来る。
店主と客が真剣勝負をする様な、良い意味での緊張感がある。
とは言っても、店主は終始笑顔で丁寧な接客。
穏やかでいて、実直な人柄が窺える。
5、6分で着丼。
透明感があり、琥珀色に輝く美しい淡麗清湯。
スープを一口、、、(おお、海だ)と、
何故か頭の中に、パッと青い海が浮かんだ。これは不思議な感覚だった。
スープは、「錦爽名古屋コーチンの丸鶏」が極々軽い下支えとなり、
貝出汁の旨味と昆布出汁の甘味がバランス良く取られている。
魚介が優勢だが、癖は無く、生臭さも無い。
濃度も適度で、塩ダレに尖りも無ければ、物足りなさも無い。
コクは充分、輪郭がはっきりとしている。
麺は「村上朝日製麺」、中細ストレートで加水は「低と中」の間くらいか。
茹で加減は丁度良く、舌触りは滑らかで、喉越しも良い。
具には、白髪葱・アオサ・穂先メンマ・ホンビノス貝(白蛤)・チャーシュー。
穂先メンマはコリコリとした食感では無く、柔らか目。
「麺処 晴」の其を思い出したが、此方の店主と「晴」の店主は親交が深い様で、、、
アオサは、スープにほんのり磯の香りを加え、
ホンビノス貝は、身がプリッとして美味しい。
そして、肩ロースのチャーシューが秀逸。
低温調理なのだが、その後更にオーブン(?)で表面を焼いている様だ。
「しっとり」としていながらも、「香ばしさ」も加わっている。
過去の記憶に無い、初めて出会うチャーシュー。大変気に入った。
卓上には胡椒のみ。しかし、其には手を付けず、スープを飲み干し完食。
有名な「ラーメンレビューアー」が皆高く評価しており、
当然期待値は上がっていた。しかし、その期待に充分応えてくれた一杯。
恐らく、、、「ラーメン食べ歩き」が趣味な方であれば、
写真を御覧頂くだけでも、これが非凡な一杯で或ることは伝わる筈。
限定も度々やっており、今後が楽しみな新店です。
塩らーめん 780円
醤油らーめん 750円
塩そば 750円
中華そば 730円
かけそば 500円
塩そば 750円
G郎冷やし中華 900円
味玉中華そば 830円
コラボイベント限定・ホンビノックス 1000円
ホンビノスとハモンセラーノの白湯 1000円
紅孔雀卵かけご飯 200円
2017/01/11 更新
「つけめん(950円)」
点数:75点
久し振りの訪問。
今回は初めて「つけめん」を選択。
夏の「冷やしつけめん」は過去に頂いてましたが、、、
先ず麺。
平打ちの中細ストレート麺。
写真の通り液体に浸かってますが、
これは「がごめ昆布水+ホンビノス貝の出汁」とのこと。
なので透明では無く、ほんの少し乳白色(?)
貝の旨味も加わっている点にオリジナリティを感じます。
そして粘度ですが、
ドゥルンドゥルンに近い感じ。
最近よく見るタイプのものです。
個人的には好きじゃないんですがね、ドゥルンドゥルンのものは(笑)
もっと、さらさらした昆布水なら抵抗無いんですが、、、
つけ汁は鶏清湯。
三つ葉が少量浮いたシンプルなもの。
醤油強めですが、鶏の旨味も分厚く、鶏油も確かな存在感。
ただドゥルンドゥルンの昆布水のせいで、
つけ汁もどんどん「ネチョネチョ」して来るんですね。
自分としては、これがかなり嫌でした、、、
トッピングは別皿で、
海苔・メンマ・青菜・鶏と豚のチャーシュー。
あと、昆布水つけ麺には定番の塩が。
◆感想
センスの感じられる一杯とは思います。
ただ好みは分かれるでしょうね。
実際、過去のレビューで繰り返し書いている様に、
自分は「昆布水つけ麺」自体好きじゃないので、、、
あと、実際訪問された方なら分かるでしょうが、
あの狭いスペースに中待ち席は絶対止めて欲しいですね。
しかも4席って無理矢理にも程があります、、、
雰囲気面の点数を「1」としているのはこれが理由。