3回
2018/08 訪問
鮎と天然鰻と黒鮑
2020/05/07 更新
2018/06 訪問
やはりと村さんはいい
この日は観音寺のトリ貝を楽しみにおうかがいしたのだけど
残念ながら今年は不作ということで出会うことはできなかった。
代わりに能登産のトリ貝。
少し小振りだけど、気品のある磯の香りが素晴らしい。さすがと村さんの目利きだ。
やはりと村さんはいい。
鯵の沢煮椀
渡り蟹の飯蒸し
房総の眼高の蒸し鮑
能登産のトリ貝
北海道のムラサキ雲丹と鱧の煮凝り
淡路の鱧のたたき
オコゼのお椀
琵琶湖の稚鮎の焼き物
久世茄子の煮浸し
ジュンサイ
お食事（ごはんと鰯）
2019/01/10 更新
2016/04 訪問
厳しさと優しさから生まれる品格
と村に行ってみたいなあ、美味しい筍が食べたいなあという話を
いずみに行ったときにしていたら
やさしい同席者様が筍の時期のと村のお食事会を企画してくださった。
春の和食の華の食材といっても、人により思い浮かべるものは異なると思うが
京都出身の私にとっては、なんといっても筍だ。
当店の筍のたいたんは本当に絶品であるという噂を聞いて、おうかがいするのをとても楽しみにしていた。
高級店の和食というのは、コースの値段というより出てくる食材により価格がかなり変動するが、
この日は筍メインの会ということで、常連の同席者様が予算少し抑えめのコースをアレンジしてくださった。
この日のお献立。
・蛤出汁の茶碗蒸し
・樫原の筍の煮物
・ぼうふの胡麻和え
・ほたるいかの酒盗
・丹波の花山椒
・雲丹茄子
・淡路島の真子鰈、佐島のすみいかの造り
・あぶらめのお椀
・大分の車海老の油洗い
・京都の久世茄子の煮浸し
・樫原の筍ご飯
・黒蜜のれんこん餅
最初に出てきた小さな蛤出汁の茶わん蒸しがなんともやさしい口当たり。
敢えて蛤を出汁だけ使い具を入れないところが素敵。
このやさしい茶わん蒸しのおかげで、次に出るコースの華、
筍の食感と繊細な香りが最大限に引き立つ趣向である。
筍の炊いたん。
この日の目的である一品がいきなり出てきて嬉しい。
かなり大振りの筍がふたつ。
食感が素晴らしく、香りが素晴らしく、味わいが素晴らしい。
澄んだ味わい。雑味がどこにもない。出汁も含め完璧な仕事。
大振りの筍はちょっと食べにくくはあるけれど、筍を本当に美味しく味わうには
このくらいの大きさがいいということなのだろう。食感も味のうちだ。
いや素晴らしかった。
酒肴四品。春を感じるほたるいかと花山椒が気が利いていて嬉しくなる。
あぶらめ（あいなめ）のお椀。
ふわふわのあぶらめ。お出汁が本物。ここで当店に全幅の信頼を感じてしまう。
車海老の油洗い。ほんの一瞬油をくぐった海老、甘さ香ばしさが際立つ。
ちょっと間違えば逆効果となる調理法だと思うが、ほんと絶妙。
久世茄子の煮浸し。
こんなにトロトロの茄子のたいたん初めて。見た目はふっくらとしてるのに。
いやん美味しい。この時点で心もトロトロになってきた。
筍ご飯。
ごはんにも筍がゴロンゴロンと惜しげもなく入っている。
柔らかめに炊かれた飯が筍の食感を引き立てる。
ご主人が部屋に入ってきて、おかわりまでよそってくださった。
食材に関するご主人のお話しを聞きながら、美味しい筍ご飯に舌鼓を打つ幸せ。
ご主人の素材と調理に対するこだわりが半端ないことがわかった。
食材に妥協を許さない厳しさ。そうして、出来上がる料理はあくまでやさしく品のある味わい。
厳しさと優しさは表裏一体。背筋が伸びる美味。でもやさしい気持ちになれる料理。
そんな印象を感じた当店の料理。
同席者様方もやさしい方々だったので、余計に幸せな食事のひとときとなった。
また別の季節や別の料理をいただきにぜひ来たいと思う。
蛤出汁の茶碗蒸し
樫原の筍の煮物
樫原の筍の煮物
酒肴四品
雲丹茄子
丹波の花山椒
ぼうふの胡麻和え
雲丹茄子
淡路島の真子鰈、佐島のすみいかの造り
あぶらめのお吸い物
あぶらめのお吸い物
大分の車海老の油洗い
京都の久世茄子の煮浸し
樫原の筍ご飯と赤出汁、香の物
樫原の筍ご飯
黒蜜のれんこん餅
2016/04/17 更新
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３回目のと村さん。
夏のと村さんは最高の出来栄え。
鮎に天然鰻に黒鮑の食べ比べ。