7回
2017/02 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
肉イタリアンの変化球@TACUBO vs. cainoyaスペシャルイベント
スペシャルイベント、東京を代表するイタリアン、TACUBOと
鹿児島を代表するイタリアン、cainoyaの対決ディナーへの参加備忘録。
会場はTACUBOさんち。
対決ディナーということで、田窪さんは一か月前から当日のメニューを練り始め
その間、この日のスペシャルイベントに参加した常連さんはメニューがかぶるのを防ぐため
TACUBO出禁になったらしい。
当日TACUBOさん側のお料理は以下の通り(カイノヤさん側のお料理はカイノヤでレビューしています)
・毛蟹とクスクス・プンタレッラのサラダ仕立て
・いろいろな貝とじゃがいものピュレ 香草バターソース
・蒸し穴子と王様しいたけ コンソメスープと黒トリュフ
・熟成エゾ鹿のタリアータ トリュフと蕎麦の蜂蜜と紅玉
・炭焼きフグのスパゲッティカルボナーラ
・赤牛サーロインと田窪牛の薪焼き
・リコッタチーズのカッサータとブラッドオレンジ
対決相手のカイノヤさんが、自らのスペシャリテともいえる料理を揃えてきたのに対し
この日のタクボさんは、いつものタクボさんのイメージとはちょっと異なる爽やかでライトな味わいの
お料理が多かったように思う。
一晩にフルコースを2回分いただくことになる客の胃袋を気遣ってくれたのかしらん。
ガッツリとカロリーを無視した本能に訴える料理というよりは、
香りと旨みを大切にした、どちらかというと油分控えめの料理だったような。
ご出身のアロマフレスカの料理をちょっと彷彿とさせる洗練感。
こういうタクボさんもたまにはいい。
ただ、肉の薪焼きはやはりもっと大きな塊で食べたほうが美味しく感じるように思った。
(この日はいずれにせよ、もうこれ以上胃には入らなかったけど 笑)
ノンアルコールのペアリングはROYAL BLUE TEA。
この日はジャスミン茶や緑茶、紅茶など、いろんな種類のROYAL BLUE TEAが試せた。
せっかくなのでワインもほんの少しだけ味見させていただいた。
暴飲暴食のおかげで翌日お腹が壊れてしまったけれど(笑)
とても楽しい対決ディナーだった。
タクボさんとカイノヤさん、甲乙つけられません。
両シェフ、おつかれさまでした&ごちそうさまでした。
毛蟹とクスクス・プンタレッラのサラダ仕立て
いろいろな貝とじゃがいものピュレ 香草バターソース
蒸し穴子と王様しいたけ コンソメスープと黒トリュフ
熟成エゾ鹿のタリアータ トリュフと蕎麦の蜂蜜と紅玉
炭焼きフグのスパゲッティカルボナーラ
赤牛サーロインと田窪牛の薪焼き
フォカッチャ
リコッタチーズのカッサータとブラッドオレンジ
ブラッドオレンジチェッロソーダ
フレッシュハーブティー
釜炒り緑茶 炒香
京都宇治緑茶
Royal Darjeeling Rajah deluxe
Royal Darjeeling Rajah grand
Brunello di Montaicino2007(エゾ鹿とのペアリング)
Fruisinate IGP "Fatia"2015(カルボナーラとのペアリング)
2017/03/02 更新
2016/12 訪問
最強の肉イタリアン
当店の大常連のレビュアさまにお誘いいただき
年末の夜のタクボさん。
薪窯が目の前のカウンターに4名で陣取り、
調理の過程にシェフとの会話、五感で楽しむディナータイム。
当店のスペシャリテは薪焼きの田窪牛。
このスペシャリテをより存分に楽しむために、常連さんのお力をお借りして
追加料金でメインの肉を250gに増量してのスペシャルコース。
この日のコース内容は以下の通りでした:
・前菜1:ボタンエビ(函館)の薪焼き サラダ白菜のせ
・前菜2:鱈の白子のフリット
・プリモ1:蛸と茄子のアラビアータ
・プリモ2:キクイモのリゾット、白トリュフがけ
・セコンド:たくぼ牛サーロイン(250g)の薪焼き
・ドルチェ:紅マドンナのミルクプリン、パッションフルーツソース
・小菓子(フィナンシェ)とハンドドリップコーヒー
前菜とプリモが2種類づつ。
どれも美味だけど、前菜ではクミン塩でいただくアツアツの白子のフリット、
プリモはシーズン最後の白トリュフがたっぷりかかったリゾットが、とりわけ絶品。
どちらも洗練とともに本能に訴えるおいしさがあります。
だけどやっぱり圧巻は田窪牛サーロイン(250g)の薪焼き。
噂通りの凄さ。お肉の質もとても良いのだけど、それよりも薪焼きの威力を見せつけられた。
肉はやっぱり香ばしいのが好き。塊を薪で焼くことにより余分な脂が落ち、
香ばしさと共に、遠赤外線効果で、肉の旨み、甘みが存分に引き出される。
脂の強い部分のはずなのだけど、くどさは感じず、旨みのみが凝縮される感じで
前菜とプリモをそれぞれ2品、しっかりいただいた後のはずなのに、
250gの肉塊があっというまに胃袋に収まってしまう怖さ。
田窪シェフの出身のアロマフレスカでも牛肉のビステッカはスペシャリテで、
以前いただいた時は美味しいと思ったのだけど、あちらは肉を焦げるまで焼いて周囲を削ぎ落とすため少量、
当店のように心ゆくまでたっぷりと、絶品肉をいただけると本当に幸せな気分になる。
毎日こんな肉の食べ方をしていると早死にしてしまいそうだけど(笑)
たまにこういう質量の伴った肉をいただくと、生きる力が湧いてきますね~。
やはり牛肉っていいなあ。何度どれだけ食べても飽きない。肉の王様というか、別格ですよね。
シェフの故郷、愛媛の紅マドンナを使ったデザート、
エルサルバドルのパカマラを使ったグランクリュのハンドドリップコーヒーまで
最後の〆まで抜かりなし。
最高のクリスマス連休直前の平日ディナーでした。
ボタンエビの薪焼き、サラダ白菜トッピング
鱈の白子のフリット
しらこー
蛸と茄子のアラビアータ
キクイモのリゾット、白トリュフがけ
たくぼ牛サーロイン(250g)の薪焼き
旨みがぎゅーっ
パン
紅マドンナのミルクプリン、パッションフルーツソース
ハンドドリップコーヒー
コーヒー豆はグランクリュ
小菓子(フィナンシェ)
マイソフトドリンク
お通しのオリーブ
ぶー
2017/02/13 更新
常連さんのTACUBOカウンター貸切会にて
初夏のたくぼさんち。
食べることが大好きな面々の集まりにて、幹事さんがシェフと相談して「肉ダブル」
当店の代名詞、薪焼きの北海道十勝産の田窪牛と放牧豚をダブルでいただくという
肉好きには堪らないメニュー設定♪
この日のメニュー:
・今治の鯵の冷製カッペリーニ
・味来とうもろこしの冷たいスープ
・鮎のコンフィの春巻
・鰻と空豆のリゾット
・サマートリュフとチーズのラビオリ
・北海道十勝産放牧豚の薪焼き
・北海道十勝産田窪牛の薪焼き
・熊本の桃のパンナコッタ、柚子のグラニテ添え
・ハンドドリップコーヒーと焼き立てフィナンシェ
・青茶のロイヤルブルーティー(Queen of Blue)
薪焼きがシグネチャーディッシュのタクボさん、
肉料理が絶品なのはもちろんのこと、何を食べても美味しいが、
この日、より心動かされたのは実は魚料理のほうだった。
今回はシェフの故郷、今治の鯵のカッペリーニからスタート。
先月今治に行ってきたばかりなので、何気に嬉しいな。
口当たりの良い冷たいカッペリーニ、旬の瀬戸内のアジはアジがたっぷりノリノリ。
魚介が豊富にとれる地域で育ったシェフご自身は、
肉こそがご馳走と思っていると以前言われていたが、
魚の選別眼はやはり優れておられると思う。
そして鮎の春巻がすんごくツボにはまった。
鮎のコンフィは綺麗に小骨が取り除かれ、丸ごと一本、アツアツの春巻きに。
これは上品にナイフとフォークなんて使わずに丸かじりしてください、とシェフ。
その通りかぶりつくと、クリスピーな春巻の皮が、パリッと気持ちの良い音をたてて
鼻腔のすぐ近くで鮎の芳しい薫りがはじける。
うわー、丸かじりの醍醐味。
こんな春巻、初めて。鮎が大好物の私、今まで食べた春巻の中で一番好きかも。
ちなみに春巻の皮は、人気チャイニーズわさと同じものを使っているらしい。
すんごく甘い未来というトウモロコシを使った冷たいスープもとても美味しかったし、
鰻のリゾットも、桃のパンナコッタも、そしてもちろん肉も。
どれもとても美味しかった。
イタリアンでこんなに季節感のあるお料理をいただけるなんて幸せだ。
次の訪問は、鮎の料理第二弾と、桃のデザート第二弾を味わいに、7月中旬。