レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2017/06訪問 2017/06/14
2017年6月12日(月)(熊本・鹿児島旅行4日目)昼食。相方と。
10時12分にハンズマン宇宿店を出発して南に向かう。向かったうなぎ屋は11時開店で、早く着いてしまいそうだったので、途中の慈眼寺公園の駐車場に10時32分駐車。137段の石段を上って谷山神社へ。手前の法面の紫陽花が満開できれいだった。
11時ちょうどに出発。11時3分にこの店に到着。店の前の小川でかじかがえるが鳴いている。
11時30分に予約を入れてあったのだが、早過ぎたことは問題なくカウンター席に着席。選択肢はうな重(2300円)か上重(2700円)か。2人とも上重にした。先約は4人客と2人客と1人客。ちょうどその7人分を焼き始めたところだったようで、しばらく待つことになった。
カウンターの内側では親父さんがうなぎを容器から取り出して、手際良く捌いている。そのうなぎの大きいこと! 丸々と肥っていること! 3尾ずつ串を打ち、3串ずつ焼いていく。もちろん蒸したりしない。
やがて出てきたうなぎは、やはりとても肉厚で、やはりとてもおいしかった。身はぷりぷりで、これだけ厚みがあるのに締まっていて、前日食べた人吉のうなぎと比べてもうまみが強かった。たれは甘くて辛くてさらさら。このうなぎに良く合っている。いやあおいしかった。2人とも山椒を振るのを忘れて一気に食べてしまった。
12時5分に出発。左に錦江湾を見ながら国道226号線を南下して指宿に向かう。指宿市の中でも平成の大合併まで山川町だった地域に行って、13時24分、砂むし温泉・砂湯里(さゆり)に到着。東シナ海の波がちゃぽちゃぽと押し寄せる伏目海岸で、生まれて初めての砂蒸し。楽しかった。
14時4分出発。14時8分、すぐ隣の露天風呂・たまて箱温泉に到着。目の前に東シナ海、左に奇岩竹山、右に薩摩富士こと開聞岳の絶景の温泉を楽しんだ。料金は2施設のセット利用券で1人1130円だった。
予報を見ていて今日こそは雨になるだろうと思っていたのだが、結局降らずに、午後には少し陽が射すくらいの天気になった。4日間ずっと天気に恵まれていたのはありがたかった。
2位
1回
2017/06訪問 2017/06/20
2017年6月18日(日)(静岡旅行3日目)昼夕食。相方と。
9時48分に焼津市の小川港を出て、東名の沼津から伊豆縦貫道を経由して国道1号線で箱根に向かった。途中三島スカイウォークに立ち寄ったが、小雨がぱらついてきたので吊り橋は渡らず。11時55分、塔ノ沢の箱根湯寮という日帰り温泉に到着。入浴料1400円。うーん、普通だった。
12時50分出発。13時3分、小田原市風祭のこの店に到着。食べログで全国のうなぎ屋を検索すると、口コミ数で2位、ランキングで3位に表示される青うなぎの有名店。日本でいちばん人気があるうなぎ屋の一つだろう。
前日に電話した時に、席の予約はできないがうなぎの確保はできると言われて、13時ごろ行くと言ってあったが、やはり席はなくて、約2時間待ちだと言われた。それで一度箱根に戻ることにした。
13時21分出発。元箱根まで戻って、13時47分、箱根神社着。お参りをして14時7分出発。14時33分に店に戻ると、もうすぐだと言われる。14時40分、席に案内される。注文も電話した時に伝えてあった。うな重は上うな重(4800円)1種類なのだが。
14時55分、そのうな重が出てきた。うなぎは2切れ半。食べてみると、うん、ふわふわでとろとろでとてもおいしい。ものすごく柔らかいが、都内の有名店の噛む前に消えてなくなってしまううなぎとはまた違って、ぷりぷりの食感も楽しめる。うなぎはかなりの肉厚。たれはこれも甘さと辛さを抑えたオフの味。うーん、九州のうなぎも好きだが、関東のうなぎも良いなあ。そしてこの路線ではこれはかなりおいしいうなぎ。大いに満足した。
会計は消費税が足されて10368円、端数はおまけで10360円。15時25分に出発して、あとは本格的に雨になった。吉祥寺に着いたのは17時51分だった。
*これでレヴューが2400店になったと思います。
3位
1回
2017/09訪問 2017/09/28
HIDEMI SUGINOのスーボワ、ブレジリエンヌ、ポワリエ、クラレット
2017年9月28日(木)スウィーツ。相方と。
松輪を出てこの店へ。京橋竹河岸通りという通りにある。京橋にこんなに有名なパティスリーがあるなんて数ヶ月前まで知らなかった。外見は地味。時々外に行列ができている。今日はこの時間(11時55分)には行列はなかったが、店内のカフェスペースは満席で、でも店内で選んでいる客は1組だけだった。
テイクアウトできるものとイートインしかできないものがあって、僕たちは外で食べることにして、テイクアウトできるものから選んだ。質問しながら定番のものと季節のものを組み合わせて4個買った。1個680円で2720円。「2017 夏 生菓子のご案内」という説明の紙をもらう。そして飲み物を買って近くの秘密のスペースで食べた。
買ったものの説明を要約すると、スーボワ:カシスのムースの中にキルシュ風味のババロワ。ブレジリエンヌ:コーヒーのムースの苦みと、キャラメルのムースの甘み。ポワリエ:洋梨のムースと栗のムース。クラレット:赤ワインのムースの中にカシスのムース。
いやあ、おいしかった。スウィーツなんて語れるほど知らないのだが、とてもとてもおいしかった。ムースが特に人気の店だそうだが、なるほど素晴らしいムースだった。滑らかで、きめ細かくて。スムーズ&イージー。プラス季節のフルーツの味わい。芸術的なスウィーツを堪能。幸福なランチタイムになった。
4位
1回
2017/05訪問 2017/05/08
2017年5月3日(水)(休)昼食。相方と。
ゴールデンウィーク・スペシャル「西荻窪」(笑)。
今年は今まで書いていなかった種類のレヴューを書いてみようと思うその5は、「たまには吉祥寺を出て西荻窪や荻窪に行ってみよう」(笑)。僕たちは基本的にはわざわざ電車に乗って食事に行くということをしないのだが、吉祥寺の店はずいぶん行き尽してきて、そろそろ神経衰弱みたいになってきたので(笑)、時には気分を変えて一つ隣りの西荻窪や二つ隣りの荻窪に行ってみようという企画(笑)。ちょうど連休に入ったので、今日は西荻窪に行ってみた。
ここは以前に二度来ている。西荻窪を北口に降りて、にしおぎ北銀座街を2~3分歩いた、「桃井三小西」の交差点の左側。ジャズファンには「アケタの店に入るところの角」で通じる立地(笑)。11時18分に到着すると、4人並んでいた。11時30分の開店の時点で、さらに後ろに8人並んでいた。カウンター席とテーブル席があるが、テーブル席は相席させないので2人くらい最初に入れなかったみたい。
かつ丼(800円)を2人とも大盛りで注文。「大盛りは110円増」とメニューに書いてある。店内にはおなじみの山本益博氏の色紙。来る度に書き直しているのかな? 日付は今年の1月21日だ。
10分後に最初の4人の分――3人はかつ丼、1人は本日の定食の牛とじ丼(800円)――が出てきて、さらに5分経って僕たちのかつ丼が出てきた。おお、何と見た目の美しいことか(笑)。早速食べてみると、かつはさくっと、特に両端はほとんど綴じていないのでさくさくっとしている。豚肉は厚みはそれほどないし、高級でも上質でもないと思うが、それでも充分においしい。つゆは甘いが量は少なく、でもご飯に染みている。そば屋の出汁の味のかつ丼とはちょっと違う。しかしこのかつ丼は玉子の綴じだなあ。半熟の具合が良くて、白身と黄身を混ぜて溶かないでそれぞれに見せるヴィジュアルも秀逸。ご飯の炊きもちょうど良い。一気にぺろっと食べてしまった。
ほかの方も書いているが、「普通」でなおかつここまでおいしいかつ丼はなかなかない。ああおいしかった。会計は1820円だった。
5位
1回
2017/07訪問 2017/07/21
2017年7月20日(木)(北海道出張1日目)昼食(1)。
朝6時40分の便で旭川へ。朝3時30分起き。ほとんど寝ていなくて、羽田までのバスと、旭川までの飛行機で熟睡。8時15分に着陸、8時40分に空港をレンタカーで出発。空は曇っていた。
旭川市内の一箇所で仕事をしたあとこの店へ。平和通買物公園からちょっと入ったところにある。10時50分にすぐ近くのコインパーキングに駐車。
前夜、ここどうして「行きたい」の印を付けていたのだろうと思ったが、ほかの方の口コミを読んで思い出した。「孤独のグルメ」で取り上げていたのを観たのだな。
11時開店のはずだが、準備に時間が掛かったのか、店が開いたのは11時15分くらいだった。外観の写真を撮っているうちに、店に入ったのは6人目くらいになった。カウンター席に座る。
メニューの黒板に、「今日のチャップ用の肉はいいですよ!」と貼り紙がある。それで人気メニューの1の肉ライス(ポークチャップ)(1400円)を注文。あとフライも頼みたいので、単品で頼めるか訊いてみると、できますよとお父さん。それでホッケフライ(2個)(この時点で価格は不明)も頼んだ。お客さんは次々と入って来たが、しばらく暖簾を出さないで営業していた。ほかのお客さんの注文を聞いていると、やはり肉ライスが多かったが、とんかつのロースかつ(1400円)、カツカレー(1030円)などがちらほらと聞こえた。「孤独のグルメ」で井の頭五郎が食べた五郎セットは、カニコロッケ2個とホッケフライ2個で定食1080円、プラス大きい味噌汁で1580円で、これも何人かが注文していた。
やがてご飯と味噌汁が出てきて、ホッケフライが出てきて、ポークチャップが出てきた。ポークチャップは、貼り紙にあったように上質のロースで、それをとても上手に柔らかく焼いている。この上品な豚肉にソースとケチャップを合わせた懐かしくも酸っぱいソースがとても良く合っている。わー、これはおいしい! ホッケフライは、こちらもさくっ! ふわっ!と見事な揚げ。タルタルソースも良いしウスターソースを掛けても良い。あー、これもおいしい! いやー、ポークチャップも魚のフライもたくさん食べてきたけれど、これは素晴らしい。丁寧に仕事をすればどのような料理でもこんなにおいしくなるんだと、ちょっと感激してしまった。会計は1700円。旭川に自由軒ありだ。
6位
1回
2017/05訪問 2017/05/17
レストラン・サカキの千葉県産林SPF豚のポークジンジャー、ハンバーグ デミグラスソース(目玉焼き付き)
2017年5月17日(水)昼食。相方と。
京橋二丁目のランチ。相方が「上司がいないので食べに行ける」と言うので、この店に行くことに。11時10分に店の前で待ち合わせたが、10時55分に「着いた。行列3人」と連絡があって、11時10分に僕が着くと相方の後ろにさらに2人並んでいた。
11時20分、僕たちの後ろにさらに12人並んだところで、最初の6~7人が中に入るように言われ、注文を伝えて立って待つ。いちばん人気で数量限定なのですぐに売り切れるという千葉県産林SPF豚のポークジンジャー(1350円)と、ハンバーグ デミグラスソース(1100円)の目玉焼き付き(+50円)にした。ハンバーグはミックスフライ(1450円)とどちらにしようか迷った末の選択だった。
11時28分、奥のスペースのいちばん奥の席に案内される。ほどなくスープが出てきて、でもそれからかなり待った。ほかのテーブルにはどんどん料理が出されているのだが。僕はこの店は二度目だが、以前にも同様の思いをしたことを思い出した。
ポークジンジャーから出てきて、さらに少し待ってハンバーグが出てきた。僕はハンバーグから食べる。うん、なかなかおいしい。挽き肉はざっくりとした粗挽きで、表面は硬めに焼いてあるが内側には少し赤さが残っている。肉そのものもおいしいし、濃いめだがすっきりとした甘めのデミグラスソースも良い。付け合わせのサラダとマッシュドポテトとナポリタンもグッドだった。ハンバーグにして良かったと思った。
そしてポークジンジャー。うーん、なるほどこれもおいしい。聞いていた通りとても厚みがあって、しっとりとした赤身も良いが、特に脂身は甘くてこくがあって激しくおいしい。生姜のソースは上品な甘辛味で、いつも食べているぎとぎとの生姜焼きのそれとは全然異なるが、これは豚肉にはもちろん付け合わせの炒めたもやしにも合う。ハンバーグもポークジンジャーも、大衆的でありながら一級品でもあって、2人とも大いに満足した。
7位
1回
2017/12訪問 2017/12/18
L'ARTEのマルゲリータ+クアトロフォルマッジ、ポルケッタ
2017年12月17日(日)夕食。相方と。
秩父宮ラグビー場で11時30分と14時キックオフのトップリーグの2試合を観て、近くのHUBで仲間と歓談していると、世界最高の有名選手(元ワラビーズ)が来店して大盛り上がり。楽しかった。
食事は三軒茶屋へ。ピッツァが人気のこのイタリアンへ行ってみた。予約していないのでカウンター席へ。でもあとから来たお客さんは満席で入店を断られていたのでラッキーだった。
赤ワインをグラスで、LECCIAIAのMerlot(トスカーナ)(900円)と、SIMONE CAPECCIのPicus(マルケ)(1000円)をもらって飲む。すでに飲んでいるし、コースなど頼む気はさらさらなく、ここはピッツァを腹一杯食べることにする。
まずは、ハーフ&ハーフができるというので、お薦めを訊いて、トマトベースのピッツァからPizza Margherita con buffala S.T.G(トマト、水牛のモッツァレラ、バジリコ)(2000円)と、チーズベースのピッツァからPizza 4 Formaggi(ゴルゴンゾーラ、プロヴォラ、モッツァレラ、パルミジャーノ)(2400円)を、ハーフ&ハーフで作ってもらった。うーん、とてもおいしい。マルゲリータは水牛のモッツァレラが最高。クアトロフォルマッジもゴルゴンゾーラなどのチーズのブレンドがとてもおいしく、蜂蜜を掛けると味が一変して楽しかった。
続いて本日のオススメ料理の中のPizza Porchetta(ポルケッタ、チーマディラーパ、プロヴォラチーズのピッツァ)(2300円)を頼んで食べた。ポルケッタはベーコンふうの焼き豚で、プロヴォラチーズにとても合っていて、ぺろりと食べてしまった。何とおいしいピッツァ。ナポリピッツァにしては生地は薄めで、薪窯ならではの香ばしさが堪らなかった。
会計は7700円。とても良い店。ぜひまた来たい。寒いが幸福な夜になった。
8位
1回
2017/12訪問 2018/01/04
2017年12月29日(金)夕食。相方と。
同じくこの日仕事納めの相方と「何時に終わる?」「あと1時間」などと連絡を取り合って、虎ノ門のホームで待ち合わせ。渋谷で食べて帰ることに。
この店は数年前から評判を聞いていて時々様子を見に行っていたが、いつも明かりが消えていて食べることができなかった。1~2週間前に明かりが点いていることに気が付いて、この夜も営業している様子だったので、行ってみた。
20時になるところで、2階に上がって恐る恐るドアを開けて入ると、驚いたことに先客はゼロ。今日は全然駄目だと親父さん。生ビールを頼んで、徳島の阿波尾鶏を、適当に見繕って出してもらう。
血ぎも(レバ)(300円)、首皮(300円)、砂ぎも(300円)、ボンジリ(330円)、首肉(せせり)(330円)、もも肉(これのみ1本を2つに切って出してもらった)(870円)の順番で出てきた。焼き鳥は、最高。最初の血ぎもからびっくりし通しだった。こんなにおいしい焼き鳥を食べるのは生まれて初めてと言っても良いくらい。阿波尾鶏は徳島の工場から直接仕入れているとのことだったが、素材が素晴らしい上に、焼きが素晴らしい。親父さん、休むことなく団扇で柔らかな風を送り続けていた。ちょっと訊くと、炭のことを教えてくれた。
17の時から森本の旧店で30年間焼き鳥を焼いていたとのこと。阿波尾鶏はせせりともも肉に惚れ込んだそうだ。1年半休んでいて11月から再開したと言っていた。ほかにもいろいろな話をした。渋谷のこと。息子さんの店のこと。病気のこと……。
こういう展開が好きな相方はとても喜んでいた。もう今夜はお客さん来ないだろうと親父さんは言っていたが、後半、2人×2組が来店してちょっと賑やかになった。
僕が生ビールを3杯か4杯、相方がレモンサワーを1杯か2杯飲んで、会計は9020円。また来てくださいと言われた。言われなくてもまた来ます。素晴らしくおいしかった。都内最高の焼き鳥だった。
9位
1回
2017/09訪問 2017/09/25
2017年9月21日(木)夜食。四国出張で(3日目)。ミニ四国うどん紀行第四弾。
午後は高松市内で仕事。17時少し前に高松市の瓦町の近くのホテルにチェックイン。今日も朝食・昼食と食べ過ぎたので夕食は抜きに。部屋で仕事をして、後半ビールを飲みながら仕事をして、夜も更けてきて外に出る。
高松をふらふらと歩く。あっちに行ったりこっちに行ったり。思い出した。初めて高松に来た時、老舗のジャズ喫茶に行ったことがあった。僕は初めて訪れた街でジャズ喫茶のある場所を嗅ぎ当てる能力のある人間だと自分で思うのだが(難しいことはない。キャバレーやスナックが集まっている一角の裏。街でいちばん薄暗いところ。ジャズ喫茶を開業するような人間には資金などほとんどないからだ)、高松はそれがどんぴしゃりだった街の一つだった……。
さて(笑)、ちょっと飲んで、高松の締めはカレーうどんだと聞いて、それもこの鶴丸がおいしいと聞いてやって来た。鶴丸という姓は九州に多いと思っていたが、香川県にもいるのだな。
間もなく0時になる時間。「夜中に行列ができる」と聞いたのだが、本当にすごい人気で、1階は満席に近くて、カウンター席が1席だけ空いていて座った。あとで2階にも席があるらしいことに気が付いた。
温かいうどんのカレー(700円)を注文。7割くらいのお客さんがカレーうどんを頼んでいた。
やがて出てきたそのカレーうどん。カレーはまったく辛くなくむしろ甘い。でも出汁と相俟ってとてもおいしい。そしてうどんがまたすごくおいしい。強いこしがある讃岐うどん。麺良し、カレー良しの最強のカレーうどん。我がカレーうどん史上ベスト。これまた「締めを目的に飲みに行きたくなってしまう」うどんなのではと思われる一杯だった。
10位
1回
2017/12訪問 2017/12/16
2017年12月14日(木)夜食。岐阜・愛知出張で(1日目)。
名古屋の錦の締めはカレーうどんだと聞いてやって来た。それほど飲んだわけでもないのだが。錦の深夜のカレーうどんは以前にほかの店で食べたことがあったが、この店は初めて。0時30分に店の前に着くと、15人くらい並んでいた。すごい人気。
並んでいる人たちは3人組、5人組、2人組、3人組。女性もちらほらといる。当然みんな飲んだあとの締めなのだろう。それぞれどういう酒を飲んできたのだろう? 12月も半ばの木曜日。忘年会だろうか?
1時になってようやく店内に入れた。相席はさせていないみたいで、4人のテーブルに僕1人。カレー煮込うどん(エビ・アサリ入)(1500円)を注文する。ちなみにカレー煮込うどんは机上のメニューには載っていなくて、壁面に貼り出されている紙に書いてある。
やがて出てきたそのうどんは、鍋焼きうどんのカレー版。土鍋の中はぐつぐつと煮え滾っている。少し待って食べてみる。スープは小麦粉を感じるカレースープで、鶏肉、あさり(殻付き)、えび、あげ、ねぎ、玉子の黄身など、具が盛りだくさん。それらの具から旨みがたっぷりと出ていて、ブイヤベースっぽい味わいがある。麺は少し細く感じる太さで、丸みのある方形の断面で、茹では硬めだった。
しかし、細部はどうでも良くて、理屈抜きにうまい!と声を上げたくなるカレーうどんだった。世の中にこれほどうまいものがあるだろうかと思いながら一気に食べた。以前にも書いたが、酒宴の最後をこういううどんで締められる名古屋の人は幸せだ。
2017年の食べ歩きは、相方と熊本・鹿児島に行ったことがいちばんの思い出。そのほかにビッグ・イヴェントはあまりなかったのですが、言い換えると普段のその辺の店で食べることが楽しかった1年でもありました。
相変わらずうなぎは100レヴューごとに食べていました。1位は鹿児島の人気店、2位は箱根の有名店。そして、3位は事務所の近くのスウィーツの大人気店。4位は西荻窪のかつ丼。5位は旭川のとんかつが人気の店(食べたのはポークチャップなど)。6位はこれも事務所の近くの洋食の人気店(食べたのはポークジンジャーなど)。あ、俺は結局豚肉が好きなのか(笑)。
7位は最近食べた三軒茶屋のピッツァ。8位はつい先日食べた渋谷の焼き鳥屋。9位と10位は出張先の締めのカレーうどん。以上、ほとんどもともと点けてあった点数通りに並べただけです。自分らしいと思うのは、大半が1000~2000円くらいの日常的な食事が並んだこと。基本的にそういう範囲でこれからも食べログに食事の感想を載せていきたいと思います。