この口コミは、Sandra Irqueさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:5.0
-
¥5,000~¥5,999 / 1人
-
-
料理・味 5.0
-
|サービス 3.5
-
|雰囲気 4.0
-
|CP 4.5
-
|酒・ドリンク 3.5
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス3.5
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.5
-
| 酒・ドリンク3.5 ]
2025/04/06 更新
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス3.5
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.5
-
| 酒・ドリンク3.5 ]
2025/04/06 更新
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス3.5
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.5
-
| 酒・ドリンク3.5 ]
2024/10/04 更新
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス3.5
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.5
-
| 酒・ドリンク3.5 ]
2023/10/28 更新
-
-
[ 料理・味5.0
-
| サービス3.5
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.5
-
| 酒・ドリンク3.5 ]
あたりまえの幸せは、実はあたりまえではない
2014/07/07 更新
……その後も半年周期くらいで訪問しています。
初夏の割に比較的涼しくなった先夜は、大好きなニソワーズ、ムール貝の白ワイン蒸し、能登豚のプティ・サレを堪能しました。
料理人からも給仕人からもなにもアナウンスはありませんでしたが、たとえばニソワーズに使われているルーコラ。巷に横行している水耕栽培物ではなく、セルヴァチコではありませんか。ぎゅっと濃密な味わいは、もちろんサラダの野菜だけのことではなくて、全ての皿に置いて吟味され、手間暇を掛けて調理されている様子が目に浮かびます。
あたりまえと言えば当たり前のことなのでしょうが、やはりあたしにはこの「あたりまえ」が愛おしく思えてならないのです。
評価点を加えるのに、ためらいはありません。
以下、2012/12/16記述。
伝統的、とか地元色が強い、などと聴くと反応してしまう最近のあたし。
そりゃあ見目麗しく芸術的にあしらわれたヌーベル・クイジーンも、たまには悪くないかもね、と思いますが、この数年は嗜好が変わってきて、曲芸飛行のような前衛的な料理よりもしみじみと美味しい、滋味あふれる……食堂を出たら何を食べたか思い出せないような料理ではなく、次のお給料日まで幸せが続くような料理が食べたいと思うのです。
この食堂は、以前からとても気になっていて、ずっと食べに行きたいと切望していたのですがなかなか機会を得られず、年の瀬を感じられるようになったある夜、ようやくの訪問と相成りました。香林坊大和の至近にありながら、ひっそりとした路地裏にあるというロケーションがこれまた素敵じゃあありませんか。やや薄暗い照明で、小体なホールですが、席の間隔は充分にあり、窮屈には感じません。
店主がベルギービールに傾倒しているのか充実しています。ビストロと云うよりもブラスリーに近いのかもしれません。ワインリストはそれなりに面白い品揃えですが、もう少し読みやすくなっているとなお良いように思います。料理は定番の郷土料理が黒板メニュも含めてずらずらとあり、シュークルートだのカスレだのスープ・ド・ポワソンだの、見ているだけで期待が高まります。
その日は、熟考の末、ニソワーズとベッコフを注文しました。ニソワーズは、その数日前に食べた名駅某所のカジュアル店は、どうか爪の垢を煎じて飲んで欲しいと思うくらいとても美味しくそして量目も十分。ごく普通なんですが、換言すれば普通に供してくれない食堂がいかに多いか、って証左なのでしょうか。ベッコフも愛くるしいいでたちのベッコフ鍋にたっぷりと入っています。牛・豚・羊とジャガイモが食べ進むと次々と現れて楽しませてくれました。
次はいつ行けるかなァ、といまからその日が待ち遠しいです。