sanokuniさんが投稿した正嗣 宮島本店(栃木/東武宇都宮)の口コミ詳細

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正嗣 宮島本店東武宇都宮、宇都宮/餃子

1

  • 昼の点数:4.5

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

餃子のまち 宇都宮で圧倒的に支持される1965年創業のぎょうざ専門店(#正嗣)

正嗣(まさし) 宮島本店
(栃木県宇都宮市/最寄駅:東武宇都宮)

東武宇都宮駅から徒歩10分、JR宇都宮駅からだと徒歩15分、馬場通りの大通りから一本奥まった宮島町通り(餃子通り)に店を構えるぎょうざ専門店「正嗣」。

宇都宮といえば「餃子の町」として有名。宇都宮市民(宮っこ)は週に何度も餃子を食べると言われるほど地元では身近で、総務省の家計調査でも、1世帯当たりの餃子の年間購入額は宇都宮市が2010年まで15年連続で日本一の座を獲得。2011年以降は「浜松餃子」で有名な静岡県浜松市と1位、2位争いのデッドヒートを繰り広げている。

宇都宮が"餃子のまち"になったのには諸説あるが、戦前市内に駐屯していた「第14師団」と呼ばれる軍部隊が、派兵先の満州から宇都宮に帰ってきた際に、現地で食べていた餃子を広めたことがきっかけと言われている。また、宇都宮は夏暑く冬は寒い内陸型気候のため、スタミナをつけるために人気が高まったとも言われているそうだ。

他の地域と異なり、他の中華料理は出さずに餃子一品だけの専門店が多いのが特徴で、値段も安いことから自宅で餃子を作るよりもお店で食べたり買って帰るものという感覚が主流なのだそう。1993年には宇都宮市内の餃子専門店など38店舗により「宇都宮餃子会」が発足し、現在は約80店舗が加盟している。

こちらの「正嗣」は、1965年創業の老舗で、「まさしのぎょうざ」として、長年地元民や観光客から圧倒的に支持されている人気店。休日は開店前から行列が出来て、ピークタイムは2時間待ちになることもある。

こちらの宮島本店以外に直営店と暖簾分け店の支店があり、宇都宮市と鹿沼市で3店舗(鶴田店、駒生店、鹿沼店)、持ち帰り専門店も岩曽店、氏家店、簗瀬店、日光店と栃木県内に4店舗展開している。冷凍餃子の通信販売も人気。

なお、宇都宮餃子会の発足当時は「正嗣」も"餃子で町おこしを"という意義に賛同して加入したが、今までの常連さんをお待たせするのが申し訳ないと、早々に餃子会を脱退している。

そのため、餃子会が商標を取っている「宇都宮餃子」を名乗れないのと、宇都宮の餃子マップにも掲載されていないが、餃子の美味しさ一本で圧倒的な人気と知名度を得ている。

この日は土曜日の開店30分前の11時頃にお店に到着し約20人の行列。11時30分のオープン時点では行列が30~40人に伸びていた。店内はカウンター8席のみで客回転は遅め。12時10分頃に店内着席。

店内飲食の場合は記帳制や整理券制はなくひたすら行列に並ぶシステム。開店してからしばらくすると店員さんが表に出てきて、列の後ろ側の方に人たちに向かって、店内でのイートインは1時間以上待つことになるが、持ち帰りでもよければ順次提供できるので、入口の反対側に持ち帰り客用の列を作って並ぶようにアナウンスがある。

メニューは「焼餃子」(1人前280円)と「水餃子」(1人前280円)のみで、ご飯もビールもない潔さ。焼餃子2人前と水餃子1人前をオーダー。


●焼き餃子 1人前(6個) 280円
創業以来使用し続けている大きな黒くて丸い鉄鍋に餃子をぎっしり敷き詰めて一気に焼き上げる焼き餃子。薄皮のカリッとした焼き目ともっちりした食感が絶妙で、餡は肉と野菜の割合が2:8ぐらいで、野菜中心のさっぱりした味わい。餃子の打ち粉が焼き目にそってパリパリの香ばしい羽根になって、ザクッっとクリスピーな食感がたまらない。

直径約7cmとサイズは小ぶりながらこのご時世で一皿6個入り280円の超良心価格はコストパフォーマンスも抜群。十数年前は一皿170円の安さで、地元の人達はおやつ代わりに何皿も平らげたそうだ。

餡の材料はキャベツ、ネギ、生姜、ニラ、ニンニク、豚肉と全て国産のものを使用している。皮と餡がぴったりくっつくのではなくほどよく空気の層を含んだふんわりとした食感で、生姜とニンニクのキリッとした辛味がアクセント。

卓上に醤油、お酢、自家製ラー油の調味料があり、ラー油は容器の底に唐辛子や旨み成分が溜まっているので、よくラー油をかき混ぜてから皿にたらすのがコツ。醤油を使わずにラー油とお酢のみで食べるのもおすすめの食べ方だそう。

シンプルながら味や食感のバランスが完璧で、焼き目のカリッとした歯ざわりや、皮のもっちり感、ふわっとした野菜中心の餡のエアリーなテクスチャと全てが絶妙。ライスやビールを挟まず、餃子だけを食べ続けても一向に飽きがこなくて、もう1個、もう1個と箸が止まらないやみつき感がある。


●水餃子 1人前(6個) 280円
煮えたぎる大きな寸胴鍋に入れて茹でられた水餃子。水餃子のスープは味がついていないお湯(ゆで汁)なので、お好みでお酢とラー油を直接スープに入れて味付けする。お店のオススメはお酢を二回し、ラー油をひとさじで、餃子と一緒にスープも飲み干すのが一般的。焼き餃子と同様に別の皿でタレにつけていただくスタイルも通の食べ方だそう。焼き餃子よりももっちりとした皮の食感が楽しめて、餡はふんわりとろけるような舌触り。

2024/11/06 更新

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