5d_mk2さんのマイ★ベストレストラン 2018

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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今年は自分の好みの料理というのがよくよく理解できたなーと思うのですが、徐々にリピート店も増えてまいりました。
グルマンディーズさんには最初に行って以来、可能な限り短期での再訪を心がけています。新店舗では「マルタ」さん、「IL CASINO」さんは本当に好きなお店。土地的にIL CASINOさんには行きづらいのが本当に残念です。熊本にお立ち寄りの際は、ぜひ。

リピート店では「イチリンハナレ」さんと「プリズマ」さんはやっぱり好きなお店。1年に1回位になってしまうかもですが、必ず訪れたいお店です。

「つる幸」さんはしばらくお休みで、新店舗とのことで、次の展開が楽しみですね。最後に食べに行けてよかった。
「羊サンライズ」さんは各所で大変バズっていましたね。来年は神楽坂のラムステーキのお店を出店とのことで、こちらも新展開を楽しみにお待ちしております。

来年も素敵なお店にたくさん出会えますように。

マイ★ベストレストラン

1位

グルマンディーズ (広尾、六本木、乃木坂 / ビストロ)

8回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2021/01訪問 2021/01/16

クリティカルヒット

8ヶ月ぶりに訪問。もう新規の予約は受け付けていないそうです。
これだけ予約で一杯になっても、大きくお値段をあげないのが、シェフの矜持なんだろうなと思います。
結局久しぶりだったので定番のおまかせコース。エビのパスタがややマイルドになっていたのが印象的。聞くと、味が強すぎる旨、お客さんから指摘があったので、この塩梅にしたそうです。個人的にもこのくらいのほうが好みかも。

次の予約は10ヶ月ごとのことで、順調に伸びていますね…
今日のサラダはホワイトアスパラです。ホワイトアスパラは卵黄やチーズ等のコクのあるソースを使うのが王道ですが、こちらのサラダにはナッツがふんだんに入っているので、ナッツの油脂とホワイトアスパラがマッチする。なるほどなぁ。

そして、ハイライトになるタン。(追加オーダー)
塊で火入れされたタンの内部に包丁を数回入れ、タン独得のグニグニとした食感で、食べづらくならないように工夫されています。この包丁が入った部分が自分の舌に吸い付いてくるような、はんなりとしたお見事な火入れ。提供温度も口内の温度に近いため、官能的な食感でした。

次の予約は9ヶ月後だと…どんどん予約が取れなくなりますね。
今回は追加オーダーでエビフライ。ぷりっぷりで大ぶりのエビに、パスタにも使うエビソースを。口の中が全方位エビであり、甲殻類アレルギーの人が食べたら、瞬間的にアナフィラキシーショックを起こすことでしょう。(幸せ)

お肉はハラミ。噛みごたえがあって、こちらも美味。
断腸の思いでエビのパスタをスキップし、今回はゴルゴンゾーラのパスタ。特濃感はエビと同じレベルです。
なんでもエビフライをエビのパスタソースで食べさせてくれるらしいので、今度はそれを依頼したいところ。
2018年後半からですが、一番多くお伺いしたお店かもしれません。来年もよろしくお願いします。
前回と同じ構成ながらやはり1口ごとにしっかり美味しい。
今回のフリットはアジフライ。衣にハーブが混ぜられており、光り物にバッチリの風味です。
お決まりといえばお決まりのエビパスタと牛肉は、1口食べると「うまっ」と思い、次の一口も「うまっ」ってなるのがすごい。

次はアラカルトでお願いすることとしよう。アラカルトも美味しそうなものが目白押しです。
各所で話題のグルマンディーズ。西麻布の交差点からほど近くの2階、4人席1つ、カウンター2席だけと極めてこじんまりとしたお店です。
シェフはフランス大統領の料理人だったという素晴らしいご経歴。

おまかせコースは6500円と破格中の破格のお値段です。
チーズとキャビアと、自家製のブリニ(厚手の小さなクレープのようなもの)からスタート。こいつがスパークリングワインとベストマッチ。誰だろうこの組み合わせ考えた人は。

続いては鮎のフリット。鮎をおろして揚げたものですが、まずい理由が見当たらない。衣サックサク。下にはハーブやナッツを使ったサラダが添えられていますが、香りと食感もバッチリ計算されている華やかなもので、逐一センスがいい。

牛のカルパッチョ。もりもりの細引きのチーズと肉のマッチングもよく、甘いトマトのアクセントが光ります。

こちらのスペシャリテともいえる、エビのパスタ。キロ単位のエビを使い、ワイングラス半分くらいしか抽出できないほど特濃のエビヂカラ。フレンチのソースでパスタをあえているようなイメージですね。甲殻類アレルギーの人が食べたら、きっと一口で死を意識するでしょう。

お料理ラストはこちらもシグネチャーの三田牛の内もも。「フライパンで大切に焼いただけ」とシェフは説明しますが、周囲はカリカリに火が入っており、中はしっとりと。肉汁は噛みしめると出てくる系。ここ最近食べた肉料理の中でもトップの美味しさで、神業の火入れと言える代物です。

コースはここまでで、お茶とデザートは別料金ですが、それを含めても1万ちょっと。
これはちょっとした事件だと思います。是非また伺わせていただきたいものです。

  • エビフライ
  • (説明なし)
  • エビのパスタ

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2位

マルタ (西調布、調布、多磨 / レストラン)

2回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999

2019/02訪問 2019/03/08

新しくもオーセンティック

初の夜MARUTA。店内は落ち着いた照明で、薪火の明かりが眩しい。

今回も初対面の方々とテーブルを囲み、1つのお皿をシェアする。
前のランチの時もそうでしたが、今まで出会ったことのない組み合わせなんだけど、本質的にちゃんと美味しい料理。いずれも主役になる食材が決まっており、それに寄り添う調理と穏やかな塩梅。

スタートは大根のニョッキ、ラムレーズン、生ハムとバナナの取り合わせ。いずれも面白い取り合わせだけど、塩味と甘さのバランスがよく、できたてのホカホカ感が嬉しい。
続いてサルシフィーのスープ。西洋ごぼうらしいけども、ちょっと独特の香り。親鳥を使ったブロードに、力強さが加わる。親鳥を使っているのは、サステナビリティへの意識ですかね。
人参は細く短い種類。その分、甘みが凝縮しており、周囲は薪火でカリッと仕上げられています。金柑のソースで爽やかな甘みと、パセリオイルで爽やかな風味をプラス。意外なようで、実にロジカルな取り合わせであります。
虹鱒は皮目を豪快に薪火で焼き切り、付け合せのかつお菜も炭火で豪快に焦がしてあります。香ばしさがプラスされ、柔らかなテクスチャの虹鱒に寄り添う感じ。鱒にはクリーム系のものを合わせるのが定番ですが、こちらはナスを使った爽やかなものを。重くなくて大変Good。
パンはザワークラウトをあわせて酸味を付加したもの。スキレットで焼かれ、自家製の発酵バターと一緒に。ざっくりした食感です。発酵バターは風味がリッチでありつつ、酸味があるので、モリモリ食べ進んでしまう。これは人をダメにするものだ。

メインは鴨。赤ワインと蜂蜜に漬けられ、乾燥させた鴨とのこと。テクスチャは滑らかで、セクシーなとろとろ感。付け合せのネギは定番ですが、これまた自家製のコチュジャンが、辛味よりも旨味を添加するアプローチでとても素敵な体験。付け合せのグリーンはこれでもかという勢いの元気さ。
メニューには「根菜」とだけ書かれているメニューは、フラン(洋風茶碗蒸し)の上に牛蒡と菊芋のムース、上にチップス。根菜は力強い香りと旨味で、お肉にも負けないですね。
魚料理はキンメダイのフリット。フキノトウの香りとの取り合わせ。それそのものはもちろん美味しいんだけど、フキノトウは香りが強いので、もう少し量を抑えめにしてくれたほうが、お魚の風味も際立ってよかったかも。
締めはスペイン風リゾットのカルドッソ。酸味が心地よく、重すぎない。締めとしては横綱相撲ですね。これでパエリアとか来ると、旨味が強すぎてうまく締まらない。
デザートは定番の焼きたてバスク風味チーズケーキ。

今回テーブルをともにした人たちは、職業も年齢もバラバラだけど、楽しく会話が弾んで、みんな前向きなキャラクターでとても面白かった。シェフやスタッフさんも素晴らしいけど、こんなふうに初対面の人たちと、美味しく食卓を分かち合う、というのもまたモダンなスタイルだなーと。
調布と三鷹の間、武蔵境通り沿いにある洒落た一軒家のレストラン。およそ歩いていくことは不可能で、住宅街の中に唐突に登場する感じです。中庭があり、ハーブやらを育てているようでした。発酵食品が店内で製造されており、店内の開放的な意匠や、1つのお皿を分け合って食べる、一斉スタートなど、人間の「食べる」という原初的な欲求とスタイルに根ざしたコンセプトのお店ですね。

こちらのウリは薪焼きで、店内には常に薪が焚かれています。店内は思い思いに歩きまわってよし、写真撮ってよし。店員さんはフレンドリーで気さくにいろいろ説明してくれます。こちらもモダンな考えのお店ならでは。

ランチは12時半に一斉スタート。
車で伺ったので、飲み物は炭酸とハーブをあわせたアップルタイザーをお願いしました。甘みが少なく、食事にも合わせやすい。
最初はサラダ。サラダかよって感じですが、自家製のチーズに、その副産物のホエーを使ったドレッシング。スモークサーモンも自家製。葉物野菜は通常のペラッペラの葉っぱと違って、力強く苦美味しい。
続いてのスープはピーナッツかぼちゃを使ったもの。自家製の発酵バターの香りが豊かで、ただのポタージュにこっそりアクセント。
パエリアはワタリガニや芝海老から出汁をとったもので、運ばれてきた瞬間から蠱惑的な香り。具材でごまかすのではなく、出汁の美味しさで食べさせる。香りも抜群。付け合せのニンニクマヨネーズと、玉ねぎの赤ワインビネガーピクルスも大変マッチしますね。

メインは豚肉。周囲が黒焦げになっていますが、薪焼きスモーク独特の香りが立ち上る。中は仄かなロゼ色で、超ジューシー。ソースは豚の顔を煮崩した旨味の強いもの。発酵パプリカのソースもキリっとしており、これ抜群に美味しい豚だなぁ。フロリレージュの豚のローストもどうかしてたが、こちらもどうかしてる。
デザートは温かいチーズケーキに、ヨーグルトのソルベ。ソルベはほとんど加糖されておらず、酸味が心地よい。チーズケーキとの相性がよろしい。大人のデザートですね。

いかにもモダンな仕上がりではありつつ、料理のベースが極めてオーセンティックで本質的な美味しさに根ざしておるので、満足度が極めて高い。
薪焼きやパエリア、デザートのチーズケーキとスペイン料理の流れだなぁと思ったら、どうやらオーストラリアで修行をされていて、スペインには行ったこともないと。どうやらスタッフに神戸のカセント出身の人がいるらしく、パエリアはその人の仕事とのこと。そりゃうめーわ。

6人位であればテーブルを1つ貸し切れるので、グループで食べに行くのがリラックスできて良いかなと。
今度は夜にお伺いしたいレストランです。

  • 鴨ロースト
  • 人参の薪火ロースト 金柑ソース・パセリオイル
  • 根菜のフラン

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3位

IL CASINO (通町筋、熊本城・市役所前、水道町 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/01訪問 2018/01/25

全国レベル

熊本の市庁舎の裏にあるこじんまりとしたお店です。バーを居抜きで使っているような、奥に細長いカウンターのみ。

・ブッラータチーズと熊本産のイチゴ 生ハム
甘みと酸味と丸みのコラボレーション。こちらはシンプルに美味しい。

・甘鯛の鱗焼き モンサンミッシェル産ムール貝のスープ仕立て
いきなりメインのような風格ですが、取扱としては前菜です。鱗はパリパリに。ムール貝のスープをソース代わりにしますが、アマダイの上品な脂の旨味に、しっかりとしたムール貝の旨味がよくあいます。

・尾崎牛のオイル焼き
こちらも一瞬メイン料理かと思いますが、低温で周囲のみはんなりと火入れされており、イメージとしては温製のカルパッチョです。オイルは自家製のハーブオイルで、香り華やか。

・セコ蟹のタリオリーニ
ここでホームラン。セコガニの旨味と、殻からとった出汁のソースで、口の中が全方位カニです。タリオリーニは手打ち。

・鹿児島産豚肉を使った自家製ソーセージのリゾット
海の旨味で攻めた後に、陸の旨味で、素晴らしいパターン構成です。ソーセージを作った後、中身のみをほぐし、リゾットにしているとのこと。

・ロゼールの子羊のロースト その骨のフォンを使ったソース
メインは久方ぶりに輸入が解禁されたというロゼールの子羊。一瞬ひき肉かと思うレベルの肉の柔らかさで、言葉を失います。羊独特の臭みもなく、肉自体に強い旨味があるわけではないですが、シルキーなテクスチャを楽しむものかと思います。

・ゴルゴンゾーラチーズのアイス
こちらは長期熟成してはちみつのような香りの出た日本酒に合わせていただきます。はちみつとチーズがあわない理由がない。シンプルに素晴らしい組み合わせ。

熊本でこんなにも完成度が高いイタリアンに出会えるとは思っていませんでした。
いずれのお皿も主役となる食材を絞り、それを美味しく食べさせる手間と工夫の施されたお料理で、とても好みです。塩梅もきつすぎず、ベストマッチ。

かなり高級食材を投下していますが、お値段は飲み物を含めても1.5万円程度。頭が下がる思いです。九州食材と、世界各地の食材を上手くミックスして、ストレートな旨味を表現している全国レベルのイタリアンでした。

  • 甘鯛の鱗焼き モンサンミッシェル産ムール貝のスープ仕立て
  • セコ蟹のタリオリーニ
  • ブッラータチーズと熊本産のイチゴ 生ハム

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4位

イチリン ハナレ (鎌倉 / 四川料理、中華料理)

3回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999

2020/05訪問 2021/03/11

いつものアレを自宅でも

イチリンハナレといえばのよだれ鶏を、自宅でも楽しめちゃうセット。
タレと山椒麺と餃子、及びナッツ類が付属しています。つまり蒸し鶏だけは自分で用意をするがありますので、低温調理器でサクッと準備していただきます。

いや、当たり前なんですけど、本当にイチリンの味がする。餃子も肉汁たっぷりで、細挽きの肉の感じもお店で食べるのを彷彿とさせます。山椒麺の後に豆乳を準備すれば、TexturA方式で楽しめますね。
鎌倉まで行くのは大変でも、デリバリーでサクッと一凛体験ができるのは、極めてありがたい限り。
2度めの訪問はお昼。6000円のコースです。

前菜は15分位で3品をポンポンとテンポよく。
トマトの酸味と旨味にクラゲとヤマクラゲのコリコリ感を爽やかに合わせて。
続く雲丹はおこげの食感にまったりした雲丹のムースと身。ディルの爽やかさと、キャビアの塩気で、一口だけどムラっ気のある重層的な食味。
イチジクはごまのソースと。誰だこの組み合わせ考えたの。烏骨鶏のピータンと柑橘の爽やかさ。前菜の3品はさっぱり→まったり→さっぱり+まったりと構成も完璧かよ。

一凛といえばのよだれ鶏。これがないと始まりませんね。ラー油が圧倒的にうまい。そしてそのラー油に肉汁たっぷりの焼餃子。そして、山椒を練り込んだ麺を入れて。これ最高かよ。タレにはナッツも入っているので、口の中でよく噛むと、麺+ラー油+ゴマ+ナッツ+山椒で、これ担々麺や。
フカヒレは焼きで。もう僕は圧倒的にフカヒレは焼くべきだと思っており、全中華料理店にフカヒレは焼く事を義務付けたい。香ばしさが全然違う。そしてフカヒレを炊いたスープで雑炊まで。

続いては南の島豚のロースト。ソースは火鍋の汁を煮詰めたもの。パクチーをもりもりで。肉質が細かく、低温でしっとりとローストされており、脂がセクシー。
野菜の炒めものは紹興酒で香り高く。メインの後にこれがあるのは本当に心が休まる。
食事はXO醤と上湯の湯麺。XO醤単体で美味しいからしょうがない。麺はもう少し固茹でのほうが好みだったかも。
デザートは紹興酒最中。最中パリッパリやないの。

ミニャルディーズまで含めて、トップクラスに価値がある6000円の食事なんじゃないだろうか。いやーやっぱりもっと頻繁に通おう。
1万円のお任せコース。築地よりもより洋食系のコースぽくなってました。
定番のよだれ鶏から、ライチとトマトのデザートまで。

築地からのお客さんが殆どのようで、あまり一凛を逸脱しすぎた料理はまだ出せないとのことで、悩みはありそうだけど、全部気にせずやってほしいところ。
1万円のコースは、メインとデザートで品数がやや増えるのと、フカヒレの煮込みに伊勢海老がつく違い。シェフのレベルからすると、1つ2つ下のコースでも満足感は変わらないかもくらいかもしれない。

  • 焼きフカヒレ
  • 南の島豚のロースト 火鍋のソース
  • よだれ鶏

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5位

プリズマ (表参道、外苑前、乃木坂 / イタリアン)

5回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2019/09訪問 2019/09/16

定点観測

5回目か6回目の訪問。
今年も鮎のコンフェットゥーラと、赤ワインのタリオリーニが食べられた。赤ワインのタリオリーニは世界で一番フォトジェニックなパスタだけど、それだけじゃなくて甲殻類の旨味がしっかりきいており、人生ベストパスタの1つです。
コンフェットゥーラは今年はオクラを加えて、ネバネバで攻めて来ました。

今回はサービスを務める奥様のワインペアリングのセンスもピカピカに光っており、「あーこれこういうワインほしいなぁ」っていうところにピッタリあわせてくる感じが素晴らしかった。
メインは鳩をチョイスしたんですが、鳩の癖が旨味にビタンと転化されていて、完全にプロのお仕事。内臓のソースも臭みなく、それまでの軽やかなお料理を受け止めるような、しっかりとクラシックに根を下ろしたお料理でした。

定番料理も有りながら、少しずつの変化を感じられる。定点観測したいお店です。
今回は初めての冬訪問ということで、白トリュフがセンターど真ん中。

ホワイトアスパラのヴァポーレとホタテのインペッパータは、スキレット鍋で蒸し焼きにしたホワイトアスパラと、ホタテをソテーしたものをスープ仕立てにし、胡椒をきかせたもの。ホワイトアスパラの苦味・エグみが案外よろしくアクセントになっており、印象に残ります。

こちらのパスタは相も変わらぬ絶品具合。トマトのタリオリーニとか、普通の料理かと思いきや、旨味しっかりで、基礎体力の高さを感じます。
ラビオリと白トリュフも、華やかなトリュフの香りに牛肉がしっかり詰まったラビオリのマッチングに間違い無し。
メインの鹿も穏やかな火入れでなめらかなテクスチャ。プリズマはモダンイタリアンの方面だと思いますが、クラシックな美味しさもしっかり残っていて良いです。

今回もブレない美味しさ。席の間もゆったりしており、落ち着いて食事ができる素晴らしいレストラン。
なんだかんだ都下好きなレストランの上位に入るプリズマ。年に1回の定例訪問。
今年は更にシンプルに、更に完成度が高くなっていました。
アカイカの炙りはウイキョウのサラダで食感を添え、ラードのシートで旨味を倍増し。最近、魚介類に肉類の旨味を付加する手法をよく見かけますが、大好物です。この時期定番の鮎のコンフェトゥーラ、赤ワインのタリオリーニは相変わらず素晴らしい完成度。
肉類の火入れもバッチリで、同席者が頼んだ鶏は耐熱フィルムでローストして、シットリ柔らかな火入れ。乳飲み仔牛のカツレツも、噛むごとに流れる肉汁がとても美味です。

全体的に塩梅がとても好みで、細かい酸や苦味の使い方がとても効果的です。
最近、ペレグリーノといい、ここといい、こだわるシェフが一人でキッチンを回すオペレーションのお店が多いですね。
ここはフロアは奥様がいらっしゃるので、実質ツーオペだけど…ワンオペにありがちなやたら提供までに時間がかかることもなく、テンポよく2時間半。
郷土色が強くなくて、モダンなんだけどもしっかり美味しさがついてきてる素晴らしいコース。
名物は赤ワインのタリオリーニ。赤ワインと何かのフォンを煮詰めて作るんだろうけど、しみじみ深い美味しさ。奇をてらった料理じゃないんだけど、直球ストレートでこのシェフにしか出せないお味で、ホント好き。

  • キャビアと赤ワインソースのタリオリーニ
  • 奥長良川産 天然鮎のコンフェットゥーラ
  • 富山産 白いかのラビオリ

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6位

ウシマル (松尾 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2018/09訪問 2018/09/18

千産千消はシンプルに

千葉の九十九里海岸の近く、畑のど真ん中にある一軒家。何故こんなところにレストランを開こうと思ったのか…
ともかく、駐車場はたっぷりありますので、基本は車で行くことになると思います。
ドアを開けるとイタリアの雰囲気。あれ、ここ本当に千葉だよな…

6000円のランチコース。
スタートは枝豆をムース状にしたもの。枝豆そのものよりも凝縮感のある枝豆感。
続いては蛤にキンシウリをあわせて。ニラのソースは個性が強いけども、蛤の出汁を使っているので、意外にマイルドでまとまりよし。
トリッパの表面をカリカリに焼き、ピーナッツと合わせたものは、香ばしさつながりですね。

地味に美味しかったのは、自家菜園で育てているというサラダに大豆のソースをかけたもの。ソースが旨みたっぷりで、苦味を感じる葉物野菜にナイスマッチ。
メインはホルスタインのローストハラミとハンバーグ。これまでが野菜中心で抑えめのポーションだったので、お腹いっぱいになるか心配でしたが、200gはあろうかという凄まじい量です。ハラミの旨味よ。
シメのパスタも、量を選べます。シンプルなのに美味しいなぁ、これ。

最後のアイスまで含めて、皿のメインとなる食材はすべて千葉県産。千葉の懐の深さよ。
そのメインとなる食材をいかに引き立てるかだけを考えて組み合わせが構成されており、完全に好きなお料理です。塩梅は超抑えめなので、濃い味好きには物足りなく感じてしまうかもしれませんが、個人的にはど真ん中。
お皿も近所に工房のあるsghrのものがとても多く、徹頭徹尾な千葉愛ですね。
お値段感も合わせて、ここまで6000円でできてしまうのが奇跡かなと。 

帰る際に店をでたら、風が強かったので近所の畑の土が車に被さり、白い車が茶色になるということもありましたが、そういうのも含めて、このお店のアグリツーリズモ的な良さなのだろうなと思います。

  • 外観
  • 枝豆
  • 蛤とキンシウリ ニラのソース

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7位

つる幸 (北鉄金沢、金沢 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 -

2018/05訪問 2019/07/04

加賀の屋台骨

金沢で和食といえば、で真っ先に思い浮かぶのがこちら。
ミシュランの星も獲得されているので、もはや説明の必要もないほど。

実は伺うのは2回め。その時の黄金蟹の美味しさと、伝統を守りながらイノベーティブなお料理を出されている姿勢に感銘を受け、再訪とあいなりました。

初っ端から、能登牛のローストビーフと石川県産毛ガニと、地元食材全開。スタートにしてはボリューミーですが、能登牛にはイチジクを、毛ガニには青菜のカニ酢和えを添え、旨味を一度リセットする食材をキッチリと。
八寸にはホタルイカやそら豆のこのわたかけなど、オーセンティックな料理から、フォアグラとドライマンゴーの煮こごりや、マンゴーの白和えなど、創作色の強いものも並びます。
お椀はサザエの真丈。お出汁は完全なる横綱相撲です。やや塩梅は強めかもしれません。
お造りにはこの時期の金沢といえば、のガスエビ。足が速いらしく、地元でしか食べられないとのこと。甘エビよりも、エビの風味が濃いです。
続いては鮎と鱧も焼き物。焼きのお見事さもさることながら、添えられた筍は一度甘く煮付けた上で焼いたとのことで、柔らかく仕上がっており、こちらも流石の気遣いですね。
実質メインとなる、郷土料理の治部煮。加賀太きゅうりの器に入っており、爽やかな香りが付加されます。さっと火入れされた鴨肉の旨味の濃さと言ったら。

ご飯のときには女将が登場し、自らよそっていただけました。ずっと元気でやってほしい、柔らかな物腰の女将です。

サービスのタイミングも絶妙で、スキのないお店だなと。京都の奥座敷の食文化において、屋台骨を支えている、紛れもない名店です。

  • 治部煮
  • 蟹の茶碗蒸し
  • ノドグロご飯

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8位

羊SUNRISE (麻布十番、赤羽橋、六本木 / ジンギスカン、焼肉、鉄板焼き)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2018/11訪問 2018/11/21

羊が一匹、羊が二匹…

ここ最近食通の方がやたらに行っている羊焼き肉やさんがこちら。羊肉を凍らせずに、チルドのまま空輸し、それをいただけるのが最大のウリ。

まずはということで、炙りユッケ。羊臭さは皆無で、淡麗な肉。甘目のタレで、昔牛肉で食べていたユッケを思い出す。
お肉はとりあえずその日あったものを全て頼んで食べ比べ。すべて店員さんが焼いてくれて、あとは食べるだけ。一口目でこれまで食べていたラム焼き肉との違いに驚く。食感に富んでおり、肉由来の香りも豊か。これがチルドの力か。
色も香りも食感も、産地や食べたもの、月齢によって全然違う。この日インパクトがあったのは、月齢112ヶ月のマトン。経産だそうですが、しっかりした香りと旨味で、フレッシュな他のお肉との違いが明確でした。

こちらは焼いて出た羊肉の油で焼いてくれる野菜も絶品。特にオススメは、玉ねぎ、れんこん、春菊。玉ねぎはシャキシャキしながらも辛味がなく、れんこんもしっかり香りと味が濃い。春菊は羊の脂をしっかりまとって、エグみが旨味に昇華。野菜もここではモリモリ食べましょう。

話題になる理由がよく解る、羊を愛する名店でありました。メディアにも取り上げられており、今以上に予約が困難になるのは目に見えているので、行きたいのであればお早めに。
羊が食べたくなったらここに集合!

  • フランス産マトン
  • オーストラリア産 ラム
  • 北海道産マトン(112ヶ月)

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9位

フロリレージュ (外苑前、表参道、国立競技場 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2018/06訪問 2018/07/01

最旬レストランの1つ

Asia's 50 Best Restaurants 2018で、GAGAN、傳に続いて3位に輝き、今や最旬レストランの1つとも言えるのではないでしょうか。移転後、実は3回めの訪問です。

ヤングコーン:強烈な甘さ
帆立 フロマージュブラン:帆立と蕪をミルフィーユ状にしたものに、昆布パウダー。フロマージュブランはヨーグルトで作ったシートで巻かれて甘めの仕上がり
サバ ブルーチーズ:穏やかに火入れしたサバの皮目をバーナーで炙ったものに生湯葉、チーズのソース、紫蘇の花
椎茸 バッカス:椎茸の出汁で作った茶碗蒸しに椎茸のスライス、バッカスチーズ
鮎 茄子:骨を外した鮎で内蔵のソースを巻き、フリットに 茄子のペースト
鱧 キャベツ:骨切りした鱧に酸味のある発酵したキャベツ。クリーミーな牡蠣のポタージュ
西米良サーモン:炭火で火入れしたサーモンのタルタル、皮はカリカリに。
分かち合う:豚のロースト。豚の皮をカリカリに。中は極めてジューシーな芸術的ロースト。玄米ともち米を味噌で薄く焼いたリゾット添え。えごまのソース。
パッションフルーツ:パッションフルーツのソルベ はちみつの泡
マンゴー ココナッツ:マンゴーのピュレにココナッツのブランマンジェ、ミルクの粉
贈り物:アマゾンカカオのオムレツ エスプレッソのソース フロマージュブラン

メニューをみていただければ解りますが、中途3品連続でチーズを使った料理が並び、その他にもポタージュ等、バターこそ使わないものの乳脂肪によった構成だったので、ちょっと食べ疲れてしまいました。
とはいえ、和洋様々な食材を縦横無尽に組み合わせ、これまで食べたことのない新しい経験をさせてくれる、かつ料理として美味しいというのは、実に素晴らしいことで、シェフの探究心には頭が下がります。ペアリングも趣向を凝らしたもので、ある種のソースとしての役割を果たすもの。特にノンアルコールのペアリングは、ヴィジュアルの趣向も素晴らしく、一つのコースとして成立するクオリティ。

サービスも適度にフレンドリーで卒がない。英語でもほぼ全員が問題なく対応できるので、海外の人に人気がでるのも理解できます。

  • 椎茸 バッカス
  • 鮎 茄子
  • 西米良サーモン

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10位

荒木町たつや (四谷三丁目、曙橋、四ツ谷 / 日本料理)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/03訪問 2018/03/18

食べ疲れない優しいお出汁

前回と大きなコースの流れは変わらず。
ハマグリの沢見椀は貝の出汁が出ており、前回よりも滋味深いお味に。

ブリのソテーは、最初は和食屋でこれが?という気持ちでしたが、皮目をパリパリに焼いて、大根おろしに山椒がベストマッチ。ブリのクセを山椒が上手く隠しており、これは名采配ですね。
お鍋の鴨も厚切りにしてあり、食べごたえ十分。火入れもはんなりとベストでした。筍は中国産とのことですが、十分に甘く香りも良い。

徐々に予約も取りづらくなってきた印象です。
神保町石かわグループから独立した大将の、カウンター8席ほどのお店。
食べ物だけでUnder8000円という価格帯でありながら、素材の甘みを大事にした本格和食を楽しめます。

お店の場所は最初に解りづらいと釘をさされていたので、逆にすぐに見つけることができました。公園の脇の小路を入ったところです。

いずれのお料理も食感や食べ合わせにしっかりとした意図があり、食べ飽きません。和食としては破格とも言えるコースの価格帯を実現するために、食材の被りはどうしても出ますが、例えばセリは根の部分を天ぷらに、葉の部分をお鍋に、と創意をこらしているので、むしろ「食材を使い切る」という大将の気持ちを感じるポイントにもなっているかと。
お出汁も塩梅も全般穏やかで、腰の低い大将のお人柄がそのまま出ているなぁという印象。

特に気に入ったのは甘鯛の沢煮椀。トロッとした甘鯛の食感と脂に、野菜のシャキシャキ感がよく合います。お出汁にも野菜の甘味が出ており、冬に嬉しいお味。

予約は現在は1.5ヶ月待ちくらいのようです。遅い時間帯はアラカルトも対応していただけるとのことで、そういう使い方もありかもしれません。

  • エビ・平目・菜の花の餡掛け
  • 甘鯛、セリの根の天ぷら
  • ハマグリの沢見椀

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