13回
2019/12 訪問
上海蟹の季節
この季節の一凛は、中華の花形食材上海蟹に加えて、白子の麻婆豆腐など、強みの料理が映えますね。上海蟹はもう旨味の塊を通り越して、旨味そのものである。
冬ということで、鹿肉も登場。中華鍋で軽くソテーにして、薬味をふんだんに使ったソースがまた絶品。もったりとした旨味の鹿肉に、爽やかさと風味が上手く添加され、ソースと主となる食材で補完し合う関係。
青菜の腐乳炒めは、ちょっと苦手意識のある腐乳の臭みは殆ど感じなく、発酵食材の旨味だけが抽出されていて、素直に美味しい。
個体差もあるとのことですが、今日の白子の麻婆豆腐は過去一番だった気がする。白子がトロっととろける食感でした。
追加オーダーで担々麺までいただいてしまったら、食べ過ぎで苦しかった…いい大人なんだし、腹八分目を心がけよう。
2019/12/31 更新
2019/07 訪問
今年もこれを食べられた
今年も一凛のエビマヨの季節。パッションフルーツが入っていて、適度な酸味と甘味、種の食感の遊びがあって、大好きなメニューです。味に破壊力がありすぎて、コースの中だと使いづらいと思いますが、ありがとうございます。
この日はカツオの紹興酒漬けから。カツオの臭みが紹興酒の風味と、刻みタマネギで中和されたいいスタート。
アワビの肝炒めは肝の風味がネットリとしながら、口に嫌に残らない。黄ニラの風味ともマッチしてました。
マコモダケと万願寺とうがらしのスパイス炒めは、クミンを始めとした、お菓子ライクなスパイス。パン粉を炒って使っているので、多分香ばしさがお菓子っぽくなるのかな。
攻めた辛さの青唐辛子のチャーハンをリセットするマンゴープリンと、大好きなあんまんの一凛Ver。あんまり理解されないのですが、僕は〇〇まんでは、あんまん信者です。
今回も大満足。また来年もエビマヨが食べられることを祈っております。
カツオの紹興酒漬け
よだれ鶏
アワビの肝炒め
牛フィレ肉と茄子のミルフィーユ パクチー風味のソース
春巻き
エビマヨ
マコモダケと万願寺とうがらしのスパイス炒め
青唐辛子のチャーハン
マンゴープリン
あんまん
2019/07/29 更新
2019/03 訪問
よだれ鶏のラー油につけるのは、今回は焼売。肉感が強く単体でも旨味のあるやつでした。もちろん美味しいんだけど、やはり餃子の背徳感に比べると炭水化物分が控えめなので、物足りなく感じてしまうかも。
この日一番は「蛤と湯葉の胡椒煮」蛤の旨味が出たお出汁に、とろとろの湯葉。蛤のしっかりした身との食感のコントラストもよし。
桜えびのチャーハンも、香りがビシビシときて当然美味しい。
今度、系列店が有楽町にできるようで、そちらも今から楽しみ。
2019/03/08 更新
2018/08 訪問
本日のベストの牛肉のクミン炒めは、クミンが効いた衣がカリっとあがった、一方で中の牛肉はレアに仕上がっており肉汁がほとばしります。
クラゲと瓜を糸状に切ったものの和え物は、いわばグラニテ代わり。すっとした酸で口の中がリセットされます。
エビマヨは今年も食べられた、という安心感を感じます。冗談抜きに世界一美味しいエビマヨだと思わざるをえない。
シメは冷やしねぎそば。揚げたエシャロット、生ネギ、万能ねぎの3段構え。ここでメイン料理がかぶったことがないのですが、いつになったら同じものが食べられるのでしょう(笑)
今回もバッチリ満足。
2018/09/07 更新
2018/03 訪問
この日のベストは自家製干し肉を使ったひき肉を使った水蓮菜の炒めもの。干しているだけあって、旨味がしっかり凝縮していて、水蓮菜のシャキシャキした食感とベストマッチでした。
即興で作ってくれた四川風炸醤麺は、香ばしい香りもあり絶品。
デザートで初めて味わった生月餅は、零れ落ちそうな柔らかさ。「作るの大変なんです」とシェフは笑っていましたが、これは毎回出してほしいなぁ(笑)
スーツァンレストラン陳で修行された方も合流し、厨房にも厚みが出てきました。
2018/03/18 更新
2016/08 訪問
え、この値段で大丈夫!?
コースでカンパチの刺身の紹興酒ソース、よだれ鶏、サザエの山椒和え、ラムの唐辛子炒め、パッションフルーツ風味のエビマヨ、空芯菜の炒めもの、白い麻婆豆腐、紹興酒プリン、まで出してもらって5000円。
一番ヒットだったパッションフルーツ風味のエビマヨ。これが考えられるシェフは天才かよ…
サザエも僕は嫌いなのに、山椒と三つ葉の風味を活かして、全く臭くなく食べられましたよ。空芯菜の炒めものは葉を全て取って、芯だけの食感を活かしたりと、創意工夫がされております。
ただの中華やヌーヴェルシノワっていう感じではなくて、ジャンルの垣根を超えていろいろチャレンジしている感じが素晴らしい。
割烹的な要素も、モダンフレンチみたいな要素も感じます。こういう1つのジャンルをベースにして、少しはみ出している感じって素晴らしいなぁ。いやほんと。
2017/01/05 更新
築地にあるモダンチャイニーズ。「東京チャイニーズ」と冠されているだけあって、ただのヌーヴェルシノワという枠を超えて、いろいろチャレンジしている感じが素晴らしい。
割烹的な要素も、モダンフレンチみたいな要素も感じます。こういう1つのジャンルをベースにして、少しはみ出している感じは好みです。
主役となる食材が決まっていう上で、それをどう活かすかを考えるのが、一凛流。
座るなら是非カウンターを指名で。
2018/03/10 更新