1回
2014/11 訪問
★★奉祝★★ミシュラン2つ星オメデトウございます!★★訪箱の喜びここに極まれり
全てが最高
期待感演出のテーブルセッティング
蒸しあわび 浜防風
細工 前菜重 素晴らしい加減 春の息吹
素晴らしき器
魂の椀 泣かされます
流石 函館 生きてました
光るのは器の底の蒔絵細工
なんという出汁加減なのでしょうか
鴨饂飩 素晴らしいお味
海老です テルミドール手法
薄塩の香物
いやはや 水菓子もうまいうまい
和三盆の黒蜜 贅ですね なんという品でしょうか
地ビール
個室なので喫煙可
和食に合う酒ですな
紫蘇のジュース
湯呑みは国宝図柄
本物京都国立博物館で見ました
小道具のカラクリ仕掛けも・・・・
千秋庵総本店のお隣なんですね
格調高いです 敷居の高さが溜まりません
歴史感じます 気分は旦那衆
しつらえ こだわりありますな
部屋の入り口から中が直視できない構造
部屋の由来 臥牛ですね 函館山の別号からでしょう
雰囲気あります
2015/09/03 更新
恋もはかない、マドロスの、パイプの煙だよ、さらば、さらば、涙かくして、笑うて見せりゃ、風がつめたい、夜霧の波止場
忘れられない、なつかしい、あの窓あの灯よ、さらば、さらば、つきぬ名残りの、侘しい胸に、波もむせぶよ、夜霧の波止場
抱いた思いも、波まかせ、浮寝の鳥だよ、さらば、さらば、こんど逢う日を、また来る時を、夢に見ようよ、夜霧の波止場
(こちらの店の名付け親たる作詞家 高橋 掬太郎先生の「場止波の霧夜」)
https://www.youtube.com/embed/wgzb2Isi4dA
夜です こちらの予約がとれたら 列車と宿を手配という感じでしょうか
こちらを中心に 函館でいままでで印象深かった うまかった店を何軒か 新規を少々という企画で食べ歩いてまいりました
題して ☆函館ウマウマ12連発2014☆
今回はあえて地元向けでリクエスト
関西会席というよりも居酒屋 郷土料理 酒肴という印象 時節柄 焼ふぐ てっさ巻き ひれ酒など も
函館はまふぐ 稀にヒガンフグなど揚がると記憶ですが これは海峡渡ったトラでしょうねぇ
随分料理のレパートリー スタイル 多彩なようで 味も盛りも前回とは印象違いました
僕チソとしては 漁火会席の方が魅力大きいという印象
函館を代表する名店なのは違いないでしょうね 個人的にも最も 落ちつくし お気に入の一店
来春廃止が決まったトワイライトエクスプレス こちらのお料理が車内でいただけるのもあとわずかですなぁ 感無量
前→http://tabelog.com/rvwr/sari0010011/rvwdtl/6982037/
次→http://tabelog.com/rvwr/sari0010011/rvwdtl/2778728/
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感激!とうとう行けました!!
久々最高の満足感でございました
蓬莱町の花柳街 黒塗りの観音開きのクラウン 左ハンドルのダッチ オペルレコード 日野コンテッサ
静謐な佇まいは侍の屋敷か名刹か まるで縁の無い空気感 どこか遠い世界の異次元空域か
おかっぱ頭に蝶ネクタイ 半ズボンで ナイフフォークの お坊チャマでしたけど こういう場所には全く無縁の小学生
神戸出身の親父は和食党ではなかったのもあるし 子供には無縁なのも道理 お酒で和服の芸者さんと興じるところとは なんとなく判っては居りましたが まさか実際に自分も頂けるとは 在函時代には 小さなおでんやさんだったとのこと 原風景は恐らく他店なのでしょうけど 憧れが甦りますな
バス通りを棒二森屋さんを抜け松風町から五稜郭方面に向かう左側に 中華様式の豪邸料理屋さんがひときわ目立っておりましたが そちらも行く機会が無く消えておりますね だれぞ情報御御持ちではござらぬか??なんていう店だったのでございましょうか??
さて 大人になり 一度食の道を離れ 種々の浮世を求めてまいりましたが ここのところ過日の食道楽が再燃し 所謂 中抜けの知識で
歳甲斐も無く懐古趣味満開 函館の老舗名店に於いても こちら一頭どころか 圧倒的に食指を動かされ続けてて参りましたが その佇まい ネームバリューから かなりの敷居の高さを感じ ヤクザな食べロガーと致しましては 躊躇し続けるうちに 例の赤い本・・・・ やってくれはりますた
憚りながらも あわてて数度 機会を伺い架電するも 空き無く 涙
しかし今般 漸く 一室の予約成約と相成り 早々 スーパー北斗号で出かけてまいりました
なかなかの風情でございますな 料亭らしい入り口 歴史も感じられ 星月幾夜鄙びも夢の佇まい 女性的感性の趣味の良さも散見されますな 和室ですが椅子席もございました 完全個室であって他の賓客とは遭遇しないところも料亭の好ましいところでありますな
花顔柳腰たる和装の仲居のたおやかなる給仕に和み
坪庭を覘く窓からの淡い光と薄暗い間接照明
玄関通路には静かに音楽が流れ しかし室内は無音
部屋の名称は函館由来 こちらは「臥牛」(がぎゅう) 函館山の別号が「臥牛山」(がぎゅうざん=牛が寝そべる山容のため)
床の間にはその塑像が安置 活け花 花鳥の掛け軸と 料亭定番の調度 素晴らしい期待感でございますな
身支度を整え 高鳴る鼓動を抑え 別に股間に熱いモノを感じる訳ではござらぬが 心落ち着かせる内に 食前食中酒の注文をば
さて飲物 大沼麦酒は三種ございますが その内の一種が品書きに載っております
日本酒は道産有名銘柄などが少々 特別企画なのか店の推薦契約銘柄なのか「冨翁」さんが複数
初めて飲む「美肌」を所望 ペットボトル入りではありますが 如何にも端麗という文句が繊細な和食に適合かと
いよいよ第1の皿 瓢箪の可愛い器に 蒸しあわび 浜防風 で始まります
アワビは生に限る派ではありますが これは素晴らしい 磯味が活き 粋でもあり 食材の良さが引き立ち 控えめで人の欲しがるお味の一歩手前 人工的な味付けが無意識に纏わされる つまり意識しないと味付けという工程が存在せず食材が自ら産まれ生い立ちを語るのみ という超一流の境地に達してられるのでございます 実に素材を生かす 素晴らしいもの いきなり このような最高水準で 次皿が心配になる程
しかし杞憂 次は黒塗りのお重で 蓋を取れば 宝箱のような 芸術品
しかし 珍味 食材 細工 盛り付けの美学だけではございません
お味は衝撃的水準 アイノネギ(ヒトビロ)の熱通し加減なぞは 材料の有難味が最高に発揮される絶妙さ 生のような生ではないですが
茹で過ぎてお味がぼやけて ニラだかネギだか判らぬようなそんぢょ居酒屋風情とは隔絶 酒を盗むといいますか このミニチュアだけでも 調理の妙は判りまする すばらしい 味加減 火通し加減 量按配 どれもこれも 我が理想の味覚
いやはや 無理に訪函して 本当に良かった もう此の段階で心浮き立ち夢見の心境
無論 あとに続く 諸皿も優美 満足 豊穣 簡素 贅沢 賛辞はつきません 水菓子も素晴らしいもので 蜜は三温糖どころか 和三盆 呆
ありそうで ここまでのは初体験でした
あ~ こういうお料理に共感できるようになれて幸せでありんす
もう既に 函館に向かいたい気持ちが高鳴って困りますな ははは
一度の衝撃で もっともお気に入りの店となりましたね 絶賛!!
そりゃミツ★の温味さん ヒトツ★ほ壽山さんも そりゃうまいでつが僕チソに言わせれば他府県料理 北海道和食といえばこちら2★のさわださん
ついで定山渓章月さんhttp://tabelog.com/hokkaido/A0103/A010305/1009918/が最高だと思いマス
以上 函館4つホシさん巡りの小旅 その6にして 旅の目的となった名店のレビューでござました
お酒 特にワインリストを充実させれば ミツボシであります 北海道でも最高のお店であります
なんと http://tabelog.com/rvwr/sari0010011/rvwdtl/4720274/ こちらの和食(函館積み込み)は当店だそうです 両方おすすめにしててなんか幸せだぞ ぎゃ
次 http://u.tabelog.com/sari0010011/r/rvwdtl/5121596/
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