セシモテレビさんのマイ★ベストレストラン 2014

鳥取駅北口の駅前から右手遠くに見える、大通り脇の喫茶店。
鳥取県知事の「ス○バは無いけど砂場はある」と称したニュースで知名度の高いお店です。

少しだけ外の光が差し込む店内はクリーム色の壁とダークブラウン、黒の色合いがオシャレ。
居心地良さそうなカウンター席と、少々せわしない印象の2人用テーブル席が8つ。奥にも席あり？
雰囲気はいいものの狭い敷地ゆえ、時間帯によっては少し窮屈な印象を受けるかもしれません。

砂場だけにサンドとデザートが魅力、なんて。
実際にカツサンドなどサンドイッチ系が揃っており、パンケーキもあります。
モーニングやランチも用意されており、これがボリュームたっぷりでかなりリーズナブルです。

そして、コーヒーはなんとサイフォン式という本格派。（理科の実験を思い出します）
バーナー付きのコーヒーサイフォン3台を店主がオシャレに扱います。

●モーニング おにぎりセット 450円
朝時間帯限定のセットは3種類で、おにぎりセットをチョイス。
ふんわり優しく握った大きめなおにぎり2個は温かく口の中に広がり、塩気少なめ。
具は梅とおかかで、具の量も不足なく味も良好。わかめの味噌汁も体温まる美味しさ。

卵焼きは甘めな味付けで、しっかりと味が口の中に広がって好印象。
付属の漬物も良くてご飯に合い、そして酢こんぶが甘しょっぱくてクセになるオススメの品。
全体的に甘めの味に仕上がっており、塩気はそこまで強くなく食べやすいです。

モーニングセットにはブレンドコーヒーLサイズが付くのですが、このコーヒーが実に旨い。
突くような苦味や酸味があまり出なくて飲みやすく、豆由来の香りがしっかり舌に届きます。
大きめカップで満足できる量で、あまり冷めにくく味も劣化せず長く楽しめます。

たまにおかわりをいただけることもあります。
これは数人分を一気に作るサイフォン式ゆえに余剰分をまわしてくれるためのようで、
客が求めるサービスではなくあくまでタイミングが合えばいただけるもののようです。

話題先行ではなく、実力派のコーヒー店であることを実感できます。
主要駅の駅前ということでサッと朝食や昼食を食べていく人も多く、回転率は良さそうです。
遠方から立ち寄る人もいるようで、入口近くに日本地図があり各地にピンが刺されています。

熊本の繁華街で、くまモンの人形と看板を下通アーケード街沿いに掲げるお店。
通りに面した階段で2階へと上がっていくと、くまモンの黒を基調とした別世界のBar空間が広がります。

店内にはくまモンの人形や飾りが随所に配置され、黒に染まった店内の色合いがオシャレ。
テーブル席も幾つかありますが、やはりカウンター席で熊本のお酒をいただくのがオススメ。
特にカウンターに座るくまモンの左右隣席は人気です。

お酒は熊本県人吉地方で500年以上の歴史を持つ球磨焼酎の銘柄がズラリ。
日本酒、リキュールも熊本のものが揃い、ビールも熊本工場を有するサントリーのプレミアムモルツ。
焼酎は特別な銘柄を除き、大半がグラスで500円となっています。3種飲み比べセットもあり。

●熊本プレート 600円
熊本名産のおつまみ3種類盛り合わせで、辛子蓮根、馬肉燻製、豆腐の味噌漬け。
シャキッとした食感と穴に辛子が詰まった辛子蓮根は、少しずつ食べ進んでいくと適度な辛さで旨い。
馬肉燻製はベーコンっぽさを持つ肉で、特にクセもなく美味しくて馬肉という感じはあまり無いもの。
豆腐の味噌漬けは豆腐っぽくなくて、どことなくイカや練り物っぽい食感とほのかな味噌の淡白な味。
どれもお酒に添えるのにピッタリな旨さで、アクセントがありつつお酒の邪魔をしないものです。

食べ物メニューについてはあくまで「おつまみ」程度で、食事ではなくお酒に添える肴の内容。
やはりお酒メインで楽しむバーということになります。

焼酎は熊本県内の酒蔵で造られた銘柄が揃い、人吉地方の球磨焼酎のラインナップが豊富。
特に樽熟成、甕熟成の古酒が揃っており、店員さんも味の知識が深くてオススメも教えてくれます。

●米焼酎 深野2003 500円
甕（かめ）熟成でしょうか、熟成による丸みとおだやかさを持つスッキリとした球磨焼酎。
アルコールの刺激も抑えられており、味わいやすい銘柄です。

●米焼酎 秋の露2004 500円
おそらくオーク樽（樫樽）によるバニラ香がしっかりと含まれた、香りが芳醇な球磨焼酎。
球磨焼酎はほのかな甘みがひとつの魅力ですが、その甘さが上品。じっくり楽しめます。

実は、酒蔵にオーダーメイドで作ってもらったこのお店オリジナルの焼酎もあります。
15度まで割った状態で瓶詰したボトルで「秋の露」「温泉焼酎 夢」の2銘柄の特注品。
しかも、くまモンラベルの瓶がかわいらしいです。

このお店は熊本県から「くまもとの酒消費拡大推進事業運営業務」の委託を受けてスタートしたお店。
そのため、観光客や地元客に熊本のお酒の魅力を味わってもらいたいというコンセプトがあります。

チャージ（お通し付き）はありますが、いいお酒をじっくり味わえるバーとしてはリーズナブル。
くまモン、球磨焼酎、店員さんの焼酎説明など楽しめて、満足度の高いお店です。

八女茶の名付け親とされている1865年創業の老舗。
江戸時代からの建物を利用した民家のギャラリーを持ち、お茶や関連製品を販売するお店です。

「拝見場」と呼ばれる茶の審査室を持っているのが特徴で、
茶を商うシンボルとしての外観とスタイリッシュな内装が実に魅力的で居心地が良いです。

甘くて飲みやすい八女茶。
茶葉のパッケージが棚に沢山置いてあり、紅茶もあります。

八女茶を使用したお菓子も売られているため、旅のお土産購入で立ち寄るのにもピッタリ。

お土産として購入した「抹茶テイスト・チョコサンド」も八女産の抹茶を使用したもの。
甘さのある抹茶クリームをウエハースクッキー生地で挟んだ、いい味わいのお菓子です。
バラ売りしている「八女茶の抹茶焼きショコラ」もふわりと空気を含んでいて、
生地にチョコが馴染んでいて軽やかな美味しさのお菓子です。

このお店は歴史があるゆえに語りきれないくらいの見所があります。
店舗のホームページにも店内の写真が掲載されており、見ていて楽しいものです。

全国区で有名な銘菓「千鳥饅頭」「チロリアン」を扱う千鳥屋の飯塚本店。
飯塚のアーケード入口で車通りの多い道路沿いにあります。

店内は明るくて店員さんも多く、時期によっては無料でチロリアンやお茶を用意してくれることも。
ショーケースの箱売りだけでなく、店中央に1個単位のバラ売りもあります。

お菓子は様々な種類が用意されており、基本的にはお土産用に向いた内容。
チロリアンは色々な味があり、袋売りやロングスティックもあります。

●チロリアン 抹茶
試食としていただいた、抹茶味のチロリアン。チロル高原が命名の由来です。
ロールスティックのクッキー生地が香ばしく、中にはふわりと軽めな抹茶クリームが入っています。

●丸ボーロ 1個 70円
佐賀県の銘菓として有名な丸ぼうろ。
乾いていそうな見た目なのですが、しっとり上品にホロッと崩れていく食感は好印象。
甘さがふんわり静かに漂ってきて、いいお菓子です。

●長崎かすていら 1個 84円
長崎県由来のカステラもあり、0.5号1本をメインとした商品。
個別包装の1切れ単位でも売られており、自分用にちょっと楽しむのにも向いているお土産。
甘さはそこまで強くなく、ウェットな生地。
日本酒が入っており、ふんわりとした香りが口一杯に広がります。

この飯塚本店は古い民家の1階が店舗になっているのですが、裏通路から入る玄関と2階が見事。
これも時期限定なのかお雛様展示として入ることができ、黒田官兵衛の甲冑やお菓子の表彰状なども。
創業者のこだわりを感じる、本店らしさのある魅力のお店です。

2014年3月にオープンした阿倍野の商業施設「あべのハルカス」。
そのビル6階に入っているのが、大阪で有名なコーヒーチェーン店「丸福」です。

天王寺の駅近くでもあり客が多くて、おやつ時間帯でも待ち行列が発生する人気店。
店内は多少暗めのトーンで、賑わいはあれど抵抗なく落ち着ける店内ではあります。

●アイスコーヒー 550円
このお店は苦めのコーヒーが売りで、オーダー時に甘みの追加有無を聞かれます。
ガムシロップによる甘さを加えて出してくれて、苦さと甘さがすれ違って舌に来ます。
確かに突き気味の苦味が出ていますが、この味なら甘みなしでも行けそう。

アイスコーヒーはパック式だったか持ち帰り販売も用意されています。

八幡山駅近くの裏路地にある、有名パティシエのケーキ屋さん。

レンガタイルの路地にパッと見ではお店かどうかわからないオシャレな外観。
店内はきらびやかな明るさで、陳列商品は少なめな小さい店舗ですが窮屈さはありません。

基本は持ち帰りですが、路地沿いにテラス的な席があります。
駅近くながら比較的静かで、心地よい風の吹く閑静な住宅地の雰囲気は悪くないです。

ケーキはフルーツを使ったものが比較的目立ち、彩り豊かで独創性を持ち合わせた内容。
500円前後のケーキが大半で、少し安めなチーズケーキのほうが手を出しやすくはあります。
チョコレートも主力のようで贈り物向きのパッケージもあり、焼き菓子も適度にあります。

●タルト フロマージュ・サレ 330円
クリームチーズ由来の香ばしさとコクの活きた、チーズタルト。
表面に焼きが入っていますが、香りはあまりなくレアチーズ主体の味わいに仕上がっています。
ナッツの香ばしさが実に豊かで、チーズの酸味を抑えてくれます。
タルト生地はあまり味わいがなく、全体的に弱めな優しい味だと感じます。

今度はフルーツの乗ったケーキやプリンなども食べてみたいものです。

肥後橋駅近くのアパホテル30階にある、夜景の素敵なレストラン。
大阪市内に多数そびえる高層ビルの煌びやかな灯りに心躍る気分になれます。

ホテル内のエレベーターで30階に降りると素敵な空間が広がるエントランス。
ダークブラウンを主体とした内装と周囲を飾るインテリアもいい感じです。

ベトナム料理だそうで、普段馴染みのない料理も色々出てきます。
特別抵抗感のあるものは無く、どれも美味しくいただける料理の数々です。

特に美味しいのが白い皮に海老などが入った、白い皮のベトナム生春巻。
焼き鳥など食べ慣れた味の料理も出てきて、全体的に食べやすい内容に仕上がっています。

結婚式2次会として参加しましたが、ピッタリで盛り上がる会場でした。
パーティーメニューでドリンク飲み放題となり、ワインや焼酎など存分に楽しめる点も魅力。

ランチ営業もあるとのことで、付近のサラリーマンの昼食としてピッタリのお店でもあります。

西鉄久留米駅よりも東、公園の裏手にある久留米とんこつラーメンの有名店。
観光雑誌によく掲載されているため、観光旅行者がこのお店目的で久留米に立ち寄ることも。

駐車場多めの店構えで、最近改装したような綺麗な外観で店外には地元の方の行列が。
とんこつ集が外まで漂ってきますが、この匂いが突く感じではなく上品でいい香り。
店内はカウンター席と小上がりテーブル席が適度にあり、お昼に賑わいを見せます。

あっさりタイプのラーメンと、こってりタイプの昔ラーメンが用意されています。
他にもラーメンの種類があり、サイドメニューも豊富でお腹一杯楽しめる内容です。
呼び戻しスープという手法のスープだそうです。

●ラーメン 550円
あっさりタイプのラーメンですが、白濁の臭みある久留米らしさは健在。
そのとんこつ臭がいい味わいとしてラーメンの質を押し上げているもので、
一般的に「どぎつい」と言われる久留米ラーメンにしては万人受けする味わいです。
適度な塩気と表面を覆うラードと思われる油がまろやかさを醸し出してくれます。
厚みを感じさせる細麺や、薄めにスライスされたバラチャーシューもいい味わい。

●餃子おにぎりセット 220円
久留米ラーメンといえば餃子。小さめな餃子をカリッカリに焼き上げるスタイル。
トロッとまろやかに仕上がった中の具が美味しく、皮の焼きの香ばしさもクセになります。
自家製ラベルのラー油、餃子タレもなかなかいいもので、餃子とピッタリです。
おにぎりは粗めの塩がかかっており、ホロと崩れる柔らかい握り具合でこれもイチオシ。

このお店は多数いる店員さんの動きもひとつの特徴。
役割分担の流れ作業のようでありつつ店員同士がうまく連携してラーメンを仕上げていきます。
1回に作る杯数は少ないですが、直前に機械スライスするチャーシューなども見どころ。

水ではなく緑茶を出してくれるのも久留米流。いいサービスです。

どこか情熱や愛情を感じる店主たちの渾身の一杯。
日常のランチで立ち寄る地元の人も結構見かけて、地元民にしっかり支持されているお店です。

難波の飲食店街「こめじるし」敷地の一角で、表通り沿いに行列を作るお店。
軽めの居酒屋的にも楽しめる、大阪でも有名な天ぷら屋さんです。

カウンター席が主体に見えますが、テーブル席の居心地がなかなか良いです。

お酒は天ぷらにピッタリなビール、サワー、ハイボールに加えて焼酎も銘柄が幾つかあり。
天ぷらの種類も豊富で、野菜、魚介、肉類それぞれオーソドックスなものや変わりダネも。

●あさりの味噌汁
このお店でまず頼むべきは、このあさりの味噌汁。
お椀一杯に盛られたあさりの味が結構良くて、白味噌仕立ての汁も心まで温まるいい味。
かつては砂利を含んでいて噛むとジャリッとすることが多かったらしいですが、そこも改善。

このお店の名物は、食べた後の貝殻を床に捨てていいという独自ルール。
床が貝塚のように貝殻で一杯になっており、靴で踏まれて砕けた白い破片が目立ちます。

●天ぷら中吉セット
素材お任せで15本の盛り合わせ。2皿ほどに分けて出してくれます。
厚過ぎず、でもサクッと小気味良くて油による食べ応えもある天ぷらの数々。
天つゆに大根おろしを入れてサッと通して美味しく、素材の味もしっかり出ています。

特に美味しい素材は、ホタテ、白身魚などでしょうか。肉類もなかなか。
チーズはんぺんも悪くなく、ピーマン、しいたけ、ゲソなどもいい味。

一品料理は山芋がオススメ。濃いめの天ぷらが続く箸休めにピッタリのあっさりしたもの。
最初のほうはハイボールが美味しく、食べ終わり頃には焼酎などでゆっくり楽しむのもあり。
特徴あるお店でしかも美味しくいただける天ぷらの数々、いい思い出になります。

地下鉄の銀座駅の近くにある串揚げのお店。
歩行者天国にもなる大通り沿いの雑居ビル「GINZA PLAZA 58」の6階にあります。

エレベーターで６階に出ると、レジ脇に入店待ち用の席があって風流。
店内もダークブラウンと黒を交えたようでいて和風の雰囲気も出ている食事処です。

夕食で本格的なのも良さそうですが、お手頃な価格でのランチ串揚げもなかなか。
確かランチはグラスビールを200円で付けることができます。

●ランチ ちょうじ串セット 1,260円
串揚げ8品、キャベツ、シャーベット、そしておかわり自由のご飯、赤だしのセット。
8品の内容は決まっており、海老、かぼちゃ、豚肉、みそ田楽、ピーマンの肉詰めなど。

どの具材も熱をしっかり内包しており、素材の味がしっかり出ています。
ソースでいただくのも良いですが、塩であっさりといただくと素材の美味しさが引き立ちます。
きめ細かいパン粉による衣はサクサクと軽快で、素材がうっすら見えかけているくらいの厚み。
某バーガー店のフィッシュバーガーのようなタイプの香りが出る衣ですが、上品ゆえに好印象。

特に人気なのが、20cmくらいはある太くて長いアスパラ串。
繊維を感じさせる力強い食感で味がしっかりと出て、おすすめの串揚げです。

雰囲気、味ともにしっかりとしている魅力のお店です。