セシモテレビさんのマイ★ベストレストラン 2017

2017年9月29日にオープンした「調布トリエ」A館2階のスタバ。
リザーブ系コーヒーとテラス席が魅力的すぎるカフェです。

黒を主体とした暗めな色合いにきらびやかな照明がスタイリッシュな空間。
柱を囲ったカウンター席や奥まった位置のテーブル席など色々な居場所があります。

なんと言っても2階から北口ロータリーを眺め下ろせるテラス席が心地よく、
向かいのパルコやビックカメラを見つつ広々としたデッキで過ごす開放感がGOOD。

通常メニューだけでなくスコーンなど軽食系がウィンドウケースに並ぶ姿は宝石のよう。

国内では数少ないスタバのリザーブと一体になった店舗として、
選ばれたバリスタが専用の機械を用いて単一品種の豆で淹れてくれるSpecialityコーヒー。
挽く前の豆と挽いた後の豆の香りを嗅がせてくれてから、優しい説明とともに出来上がり。

⚫タンザニアシヴィワカ ホットコーヒー Tallサイズ 810円
持つと重さを感じるマグカップで出してくれる、リザーブのホットコーヒー。
グリーンアップルのような味、と説明してくれますがそこまで爽やかというわけでもない感じ。

最初の一口は苦味を少し感じますが、三口目あたりから感じる味わいの良さ。
わずかに冷めたあたりで得られる厚みのある味わいで飲みごたえがあります。
豆らしさもしっかり出て、酸味は嫌みにならないくらの心地よさ。

とはいえ、値段相応かというと、ちょっと高すぎますね。
こだわりのある人向けです。

雰囲気抜群で居心地のよいスタバ。また利用したいです。

銀座6丁目に登場した大丸松坂屋系列のラグジュアリーモール「GINZA SIX」。
地下2階のデパ地下の端で行列を成す、ハード系パンが魅力のパン屋さんです。

今回来訪したのが夜遅い時間帯だったためか、商品ラインナップは数種類と少なめ。
少数精鋭としてインパクトある美味しさのパンがあります。

店内で行列が収まらないときは隣のパン屋さんの脇に並ぶという敷地的な問題点はありつつ、
店内のパン選びは窮屈さはなくパンの解説板などを見ながら選んでいけます。

●ブルトン・ロワイヤル 1/4サイズ 346円
フランス伝統菓子ガレットブルトンヌにクイニーアマンを乗せた、GINZA SIXオリジナル商品。
パンというよりはパイケーキのように楽しめる一品です。

オレンジピールの味わいを含めた生地は、どこかホロッと溶ける舌触りを感じる砂糖。
小麦も程よいバランスで使用しつつ、バターと砂糖の味わいで甘めに仕上げたもの。

ちなみに、電子レンジで30秒ほど温めると、チーズの香りが豊かに花開きます。
崩れずに熱をしっかり内包して甘みが優しく変化し、柔らかい生地の味を楽しめます。

●バゲットモンジュ 1本 357円
試食でいただいたバゲットモンジュ。かなり美味しくて好印象。
いわゆるフランスパンで、硬すぎないので食べやすいもの。
香りが引き立つ硬さで噛み応えがあり、噛むと口の中にハード系の小麦の香りが豊かに広がる感じ。
しかも量対比でリーズナブルな値段設定だと感じます。

オープン2日程度にして食べログクチコミが5件も付くあたり、都民待望のお店という感じでしょうか。
行列ができるのも納得できる、しっかりしたパン屋さんです。

銀座6丁目に登場した大丸松坂屋系列のラグジュアリーモール「GINZA SIX」。
地下2階のデパ地下の一角で、惣菜とお弁当を販売するテイクアウト専門のお店です。

赤坂で多国籍料理を扱う名店「TAKAZAWA」が手掛けており、
2000円前後とお弁当にしては高めの価格帯で勝負するお店です。

なんと言っても、自然派で素材由来の味が豊かなお弁当が揃い、国産素材のこだわりも。
カツ丼、天丼などが比較的安く、ステーキやジャンバラヤなど高価格帯は食材の彩りが豊かです。
（製造者はザ・ファームキッチンで、販売者がTAKAZAWAとなっている様子）

●弁当 国産鶏のジャンバラヤ 1,944円
ケイジャンスパイスを用いたご飯「ジャンバラヤ」に国産の鶏肉を乗せたお弁当。
辛さが無くてクセがなく軽めの香りのご飯に、スライス断面が明るくて艶の良い鶏。
豊かさを感じる食感の蒸し鶏は肉自体の味が良く、皮もほのかな甘みで素材の良さを感じます。

野菜類は全般的に熱の通りが弱めで、素材の味が強めに出つつ苦味や嫌みが抑えられています。
野菜が苦手な人には不向きですが、根菜類が好きな人には好まれそうなインパクトある旨さ。
あと、甘みがジワッと感じられるじゃがいもが抜群に美味しいです。

コロッケはチーズとひき肉で、これも軽めな味。トータルのボリュームは腹八分程度。
全体的に、素材そのものの味を活かした内容だと感じます。

若干割高気味な値段かつ日常使い的な内容ではありますが、
下手な弁当を買うよりはしっかりした味と素材を楽しめる安心感はあります。

黒を基調とした店構えで、持ち帰りバッグも専用のものを使用。
ワンランク上のお弁当を求めるならピッタリのお店です。

出水市の峠道に存在するあじさいの名所、東雲（しののめ）の里。
秋には紅葉が綺麗で遊歩道や展望台も整備されている園内に、蕎麦の美味しい店があります。

遊歩道から暖簾のかかった門構えをくぐると、手入れされた庭とともに風流な古民家が。
和の外観だけでなく黒を基調とした店内は、暗さに対比して間接照明で暖かさを演出。
窓際に配置されたテーブル席から、彩り豊かな緑の森深い風景を楽しめる店です。

ざるそば、かけそばを主体とした、手打ちの蕎麦が売り。
ケーキや珈琲などカフェメニューもあり、静かでありつつ談笑を楽しむ優雅なお客さんたち。

●ざるそば 1,000円
ちょっと寒い秋口でも用意される「店主が毎朝、石臼挽きした十割そば」のざるそば。
おそらく挽きぐるみでしょう。田舎そばの香りを持ちつつボソボソ崩れず軽い弾力でスッと切れる良い食感。
つゆはカツオ節強めで辛めですが味の抜けが良くて、後から田舎そば由来の香りがしっかり得られます。
上品でありつつ味わいの良い蕎麦、なかなかいい感じです。

ざるそばには小鉢の付いたカゴが付いてきて、もみじ（初夏ならあじさい）が添えられる贅沢な演出。
京豆腐、刺身こんにゃく、里芋が付いて、これまた上品な味で一口ずつ美味しく堪能できるものです。

ドロッとしたそば湯が最後に来て、辛めのつゆを緩和して飲みやすいそばつゆを楽しめます。

2017年に登場したお店のようで、観光地としてもあまりアピールされていない様子。
穴場として紅葉時期に静かな散策をオススメできて、このお店の蕎麦とともに楽しめます。

えびの市の農道の先にポツンと佇む、庭のある一軒家のカフェレストラン。
綺麗な古民家による和の空間で、ランチやカフェを楽しめる素敵なお店です。

玄関をくぐって縁側から光が差し込む、畳に座布団のテーブル席がゆったり配置。
障子、欄間の美を感じつつ、控えめな飾りつけの空間に心も安らぎます。

夜は予約のみの営業ですが、昼は黒板に書かれた数種類のランチが日替わりで1,000円。
有機コーヒー、自家栽培紅茶、焼酎、デザートもあります。

●えびの産いもこ豚赤ワイン煮定食 1,000円
えびののブランド豚の主菜に加えて、6種類のお惣菜に汁物とご飯が付く定食。
確かお米は真幸米を使用し、野菜は自家農園で作ったものが中心だったと思います。

メインの豚は角煮のようにタレが染み込み、赤ワイン由来の渋さを楽しめる味わい。
硬めで脂弱めの肉は味わいが良くて繊維のほぐれの良さを感じつつ、ちょっと塩気のきつさが出ます。

濃厚まったりで味噌カス粗めの味噌汁も美味しく、惣菜類も苦味はなく食べやすい味付け。

トータルで美味しくてヘルシーな後味が素敵ですが、全般的に塩気がきつくて舌に残る印象。
他の地方から移住してきた夫婦が営業しているので、いわゆる九州の甘めな味付けとは異なる感じですね。

飲食店が少ないこの界隈で「観光客が地元のものを食べたい」というニーズにドンピシャにハマる店。
なにより雰囲気が良くて、優しい夫婦によるお店ってところが素敵です。

近鉄四日市のアーケード街で、三重県グルメが豊富な居酒屋さん。

ダークブラウンを基調とした店内は雰囲気良くも気取らず適度な賑やかさで、
カウンター席も2人組で色々な料理と会話で楽しい雰囲気。

ガラスで仕切られた炭火台で強く焼き上げてくれる 肉、魚がひとつの売り。
伊勢赤鶏、四日市とんてき、貝料理などをしっかり焼いて出してくれます。

⚫志摩ロイヤルポークのトンテキ
厚みがあってゴロゴロと豪快な豚肉で出してくれる四日市名物のトンテキ。
甘辛くて濃いまったり醤油系タレは肉をいい具合に染めて刻みキャベツとの相性も良し。
ガーリックチップでニンニク軽めの食欲そそる味わいです。

志摩の銘柄豚は食べ応えのある硬さを有しつつも、歯に引っかからずスッと切れる食感が良好。
脂身もベトつかず上品な甘さの脂がジワッと出てきて食べ応え抜群の美味しさです。

⚫伊勢真鯛の炙り
養殖が盛んな伊勢真鯛。
皮付きで炙りを入れて出してくれるので香ばしく、卓上のあおさ醤油との相性バッチリの一品。
身は殆ど刺身感覚で、箸で切れるほどに柔らかくプルっとしてモチモチとした豊かな食感。

ほのかにピンク色の身から得られる甘みある味わいが実に豊かで、臭みなく脂の旨さがたんまり。
これはメチャクチャ美味しい魚です。

⚫マンボウナゲット
三重県の名物のひとつ、マンボウを衣付きのナゲットに。
弾力を持つ身は鶏と白身魚の合わせ技のような味で、抵抗感なく美味しさはしっかり得られます。
ただ、引きちぎりにくい独特の弾力ある食感が特徴的です。
クーポン利用のサービスで注文したので、クーポンサイズだと思います
。

⚫アッパ貝の浜焼き
ベビーホタテのような貝柱が1つ乗ってくる、アッパ貝。
わずかに見える緑色の部分は磯の香りが立つ味噌のような味わい。
ホタテよりも身が絞まって味わいが豊か。紐部分もしっかりした味わいを得られます。

⚫伊勢茶ハイボール
伊勢名産の伊勢茶をハイボールやサワーで楽しめます。
お茶が濃厚でしっかりとした緑色と豊かな香りで楽しめる、お茶主体のハイボールです。
時間が経っても薄まりすぎず香りがしっかり持続する美味しい飲み物です

料理が出てくるのに時間かかることはありますが、そのぶんしっかり作ってくれているのを感じます。
ゆっくり楽しみたいお店ですし、お通しもブリの甘酢揚げっぽいのものでいい味わい。

他にも食べ物だと、さくらたまご、あおさ、志摩の暴れん坊（サメ）など、
飲み物も三重県のウイスキーやニンジャーエールなど三重県の味が盛りだくさん。

地元の方でも観光客でも楽しめる、素敵な居酒屋さん。
店員さんも若くありながらしっかりした応対で、トータルで完成度の高い店だと感じます。

西武新宿駅近くの路地裏に店を構える、焼きあごダシが特徴のラーメン屋さん。
魚介香る醤油ラーメンと、残りスープに自家農園のライスでお茶漬け風を楽しめるお店です。

券売機は外にあり、店内はL字カウンター席のみ。
照明による温かい明るさが心地よく、手元のラーメンが綺麗に見える空間が良好です。

メインは何と言っても長崎県平戸産のトビウオ（あご）を使用したダシの豊かなラーメン。
醤油ラーメンを基本としつつ塩ラーメンなども用意されています。

⚫ラーメン
あごダシに醤油タレのスープが特徴のラーメンですが、これが抜群に旨い。
飲み始めが緩やかで次第に達するピーク時の魚介の香りが強くしっかり感じられるもの。

嫌みや雑味がなく一口ずつ飲むたびに美味しく、塩気の強さもクドくないのが魅力。
後味がゆるやかで上品なのも飲みやすい点で、麺にもそこそこ味が乗ってくれます。

平打ちの太麺は手打ちで武骨さと抜群のコシを感じる硬い麺。
小麦を感じさせる豊かな味わいと、スルスルと食べ進めていける艶ある表面がGOOD。

メンマも程よくコリッとした食感が良いもの。
チャーシューもバラとロースを1枚ずつ用意するこだわりで、それぞれ美味しいです。

⚫ライス 100円
高橋農園のお米を使用したご飯（ライス）は同料金で大盛り可。
多少硬めで炊いてくれるご飯粒はそこそこの甘みとふんわりした米の良さ。

そして卓上の煎餅粒、わさび、海苔を乗せてラーメンの残りスープをかけて、
ラーメンスープのお茶漬け風を楽しむのが店舗推奨の食べ方。
スープでもしっかりお茶漬けの味わいで、軽い塩気と米のふくよかさを堪能できます。
最後まで気持ちよく食べ進めることができて、心地よい満腹感で締めることができます。

麺、スープとも久々に「流行りのタイプのお店で美味しい」ものに出会った感覚。
かなりレベルの高いラーメンだと感じます。

さつま町にあるダム「鶴田ダム」の展示館に併設されている食堂。

ダム工事関係者の食堂として位置づけられている様子で平日でも賑わいますが、
一般客でも利用できて窓からの光がよく入る明るくて雰囲気の良い食堂です。

名物は唐揚げで、唐揚げを組み合わせた定食類が幾つかあります。
ラーメン、カレーなど一般的な食堂メニューが中心です。
他のダムではありがちなダムカレーは無い様子です。

●ゆうゆう館定食 550円
からあげ2個、卵焼き、ご飯、汁物、小鉢が付いた定食。
衣付きが良くて、香ばしくて柔らかい脂身がしっかりしている美味しい唐揚げ。
玉子焼きも結構美味しくて、甘くふんわり仕上がっていて味わい豊かです。

ダム付近には飲食店が無いので、ダム見学時の昼食はここで取ることになります。
クオリティの高い社員食堂といった印象で、リーズナブルに美味しく楽しめます。

今治市にあるパン屋さん。
あんぱんタイプのクリームパンをひとつの名物としているお店です。

俗に三原の八○堂を筆頭にして全国的なクリームパンの出張販売の流れが加速しており、
このお店も時期限定で他県に臨時店舗を開いて販売することがあります。

●幻の金時クリームパン 298円
見た目からしてあんぱんらしさのある、小豆餡とクリームの入ったパン。

良質な小豆を使用して炊き上げた、甘さ控えめのつぶ餡が魅力とのこと。
実際に食べてみると餡は甘すぎずバランスの良い味わい。
生クリームはコクがありつつもあっさりとした後味で、味わい良好です。

長時間熟成と言われるパン生地は柔らかくてホロッとした食感。
この生地が餡やクリームと口の中でしっかり溶け合う、この調和した柔らかさが実に魅力的。

味だけ考えるとなかなか美味しいクリームパンではあるのですが、
いかんせん値段が高すぎてコストパフォーマンスはあまり良いとは言いがたい印象。
せめてもうワンサイズ大きければなぁ、と思います。

さつま町の中心街から少し離れた、里山の風景が広がるロードサイドに佇む食事処。
囲炉裏のある古民家の情緒たっぷりな店内で、蕎麦などをいただける和食のお店です。

かつては隣にある一軒家洋風カフェ「農cafe山崎」で自家製小麦のピザを楽しめましたが、
カフェは現在閉店しており、こちらの山崎農場のみメインとして営業されています。

蕎麦が売りのお店で、そば湯が釜で炊かれているセルフサービス式というのがスゴい。

●西郷丼 850円
さつま町名産の南高梅西郷梅を用いた、この店オリジナルのご当地メニュー。
本来は自家製小麦を用いたうどん「さいごうどん」なのですが、この日は雑穀米の丼での提供。

雑穀米の硬さが温かいダシによって柔らかくなり、雑炊っぽくも粒感があってGOOD。
昆布でしょうか、突く感じが無く優しい味わいのダシで心まで暖まる味わい。
トップに乗る西郷梅は酸っぱさ軽めで、大きく水気を含んで香ばしくあるもの。

あっさりいただける丼でありつつもお腹もしっかり満たされる充実感あるメニュー。
セットの総菜類もそこそこ良い味で満足。とても良いお店です。