レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2015/09訪問 2015/09/12
2012年6月 初レビュー・・・・・
堺市堺区 鷺橋というバス停そばにある、持ち帰り専門の穴子寿司の名店です。
大阪検定で勉強したんですが、昔は店内で食べる寿司屋よりテイクアウト専門寿司屋の方が店格が高かったそうです。
実は、私のワイフの実家は すぐそば。
20年ほど前の事、結婚が決まって結納の日を迎えました。
両家家族が顔を合わせるのは二度目。
お互いの緊張が相乗効果を生んでました(滝汗)
一通りの手順を踏んで、両家で杯を酌み交わし、食事の時間を迎えます。
そこで初めて頂いたのが、このお店の穴子寿司。
私のオヤジが目を丸くして「旨い!!こんな美味しい穴子寿司初めて食べたわ〜!」
一気に場が和んだ瞬間でした。
緊張がほぐれた義父の笑顔も忘れられません。
店内に入って右側のガラス窓が板場。
直射日光を避けた北向きの窓で寿司を握ります。
ダイヤモンドのカラーグレード判定のルールと同じ♪.
注文を受けてから、その場で握るので、無駄のない見事な手さばき。
一見の価値あります。
看板の穴子寿司は、さすがに旨い!
ワイフが「巻き寿司も美味しいで。」と教えてくれたので、買ってみました。
海苔の風味に甘い味がしゅんで、これまた非常に美味しい。
「旨い、旨い・・・」
そう言いもって、10年前に亡くなった義父を思い出して胸が熱くなりました。
2014年4月 再々訪問・・・・・
義父の十三回忌で、身近な親族が集合。
ランチは皆で、宿院の木曽路でしゃぶしゃぶ。
ディナーは、結婚式二次会が入ってるウチの次男を除いて、ワイフ実家で深清鮓 テイクアウトの穴子&海老押し寿司を頂きました。
やはり、納得の旨さ!!
長年受け継がれて来た穴子の甘い煮詰め醤油は、抜群に旨い!
自然、みんなが笑顔になります。
今回、叔父から聞いた話では、義父が現役の頃に番頭をしていた会社の土地で創業したのが、ココ 深清鮓さん。
そんなご縁から、義父とこちらの創業者さんは、非常に懇意だったそうです。
20数年前、結納の緊張を一気にほぐしてくれた思い出の穴子寿司。
これからも頂くたびに、亡き義父の事がフラッシュバックするのでしょうね。
3位
1回
2020/10訪問 2020/10/31
2011年1月 初レビュー・・・・・
くいだおれ 大阪の名店を、またまたご紹介しましょう。
かやくごはんの老舗 大黒です。
「かやく」という言葉、「加薬」と書くそうです。
大阪検定のテキスト「大阪の教科書」でも紹介されている老舗。
ウチの店から南へ、道頓堀川に架かる新戎橋を渡ると、ほど近い立地。
明治35(西暦1902)年創業と百年越えっ!
名物かやくごはんの具材は、牛蒡(大阪では「ごんぼ」)、蒟蒻、薄揚げの三種のみ。
それぞれ、ご飯つぶより細かく刻まれています。
注文を受けてから丁寧に炊き上げるので、10分ほど待たなければなりません。
色々手間がかかってます。
いらち(せっかちの意)の多いこの大阪という土地柄では、誠に貴重なお店。
いざ出来上がり。 赤だし味噌汁とひじきも付けました。
体に優しそうな薄味のかやくごはん。
そのはんなりとした滋味は、逆に新鮮です。
色んな具材の食感が際だって、実に心地いい・・・愉快ですらあります
普段はファーストフードも食する私も、「この味わいを旨いと感じなくなったらしまいやな。」と、しみじみ思いました。
実は、以前から新戎橋南詰 出世地蔵尊の玉垣の一番右端 寄進者名「木田太郎」が、気になってました。
こちら大黒の先代御主人様でした。
2014年8月 再レビュー・・・・・
当代ご主人と顔馴染みになりました。
伺ってみると、今の場所は、戦後移って来たそう。
それまでは、道頓堀川 大黒橋の北詰にあって(屋号の由来)、空襲で焼けたそうです。
あの池波正太郎さんも新歌舞伎座での舞台稽古の合間に、しばしば訪れたとか。
かやくごはんの味もさることながら、時間が止まったようなお店の風情も、味わい深い名店です。
4位
1回
2019/10訪問 2019/10/17
「ロマンは我慢」 その先にあるもの・・・ ~手打ちそば なみ一~
しばらく前、こちらのお店の前を通ったものの、場所を思い出せませんでした。
はしご酒で千鳥足だったもので・・・(汗)
食べログで改めて探し出し、訪問した次第です。
L字カウンターだけのお店。
BGMには、”サッチモ”ルイ・アームストロングの「MOON RIVER」が小さな音量で流れてました♪
島根の銘酒 王碌とざるそばを注文しました。
酒のアテ 香川名物しょうゆ豆(大豆の)が、香ばしくてメチャ旨!
思わずアテをもう一品、京野菜 万願寺とうがらしの焼いたん 追加。
肉厚で食べ応え抜群です。
すかさず、店主の方が「ざるそばもうちょっと後にしましょか?」
お気遣いがウレシイ。
さて、待望のざるそばです。
このボリュームで550円はかなり良心的。
いざ食して、その食感に少なからず驚きました。
そばそのものが、めっちゃ「立って」ます。
だし汁に寄り沿う関西のうどんと好対照。
「失礼ですけど、何割のそばですか?」
「今のそばは香りが強いので、6:4ですわ。」
イヤな顔一つせず、笑顔で答えてくれました。
あ、因みに「なみ一」の屋号は、店主 増井長彦さんのBD、7月31日から。
若い頃は大のうどん好きだった店主。
先輩に連れてってもらったお初天神の瓢亭の夕霧そばを食して以来、そば党になったそうです。
自らは、定食屋さんを商いながら、「こんなそば屋があればいいのにな・・・。」と、余暇で理想のそば屋さんを探し回ったそう。
結局、思い描くようなそば屋に巡り合えず、一念発起 「こうなったら、自分でやったろう!!」と、決断したそうです。
それが4年前。
業種が違えど、私の店とオープン年からその動機までもが同じでした。
とは言うものの、オープン以来、決して順調ではなく、何度か店を畳もうと思ったこともあったそう。
(ここも似てる・・・)
昔、営業の研修で習った「ロマンは我慢」というキャッチを思い出しました。
我慢がようやく実って、これからもたくさんの方々に喜ばれるお店として活躍して欲しいと思いました。
また通わせて頂きます。 ごちそうさまでした。
2014年8月 再レビュー・・・・・
ちょっと久しぶりの訪問です。
店に入るなり、店主 長井さんが「新城さん(私の本名)、まだ箸置いてもらってなかったかな?」
こちらのお店、常連さんには箸と箸入れをプレゼントして常備して下さるんです。
ウレシイ!素直に箸入れに署名(笑)
まずは いつものように万願寺とうがらし&ぬか漬けをアテに日本酒 王禄を頂きます。
そして〆には、二杯目の日本酒とざるそば大。
え~ですね、こちらの蕎麦の食感。
小音量のBGMも心地よく酔えますね♪
ごちそうさまでした。
5位
1回
2016/09訪問 2016/09/17
2013年6月 初訪問・・・・・
旧の新歌舞伎座のウラ、2010年9月にオープンした立ち飲み屋さんです。
店内は、裸電球にダークブラウンの木目を基調にした落ち着いた雰囲気。
いい意味で呑み屋のママさんらしくない、すっぴん&ナチュラルで好感の持てるKママ一人で賄ってます。
飲食代金は、一品ずつ清算するキャッシュオン・システム。
カウンター目の前の赤い小さなかごに、まず千円札二枚入れておけばいいでしょう。
セルフで冷蔵庫から選べる瓶ビールは、珍しいサッポロラガーもある♪
ほどよい甘みのじゃこ天(200円)からスタート。
国産大豆の厚揚げも確かに美味しい。
ぬれいか天の味と食感が、これまた出色の旨さ。
けっこうお得意様が付いてますね。
一人客が次々入って来ますが、お互い顔馴染みのようで盛り上がっています。
ほぼ満席になったよう。
さて、大人のエチケットとして長居は無用、そろそろ店を出ようかなって思った時でした。
「その襟元のカエルは何なんですか?」と、Kママが遠慮がちに話しかけて来ました。
食べログマイページのトップ写真のカエルの事です。
「カエルはたくさん卵を産むので、西洋では「多産」「一家繁栄」の象徴です。私の息子二人にもいいお嫁さんが来て、いい家庭を持って欲しいと願って、いつも着けてるタックピンです。」
するとKママ、「私、ホントはカエル苦手なんですう(汗) コレはまだかわいいのんわかるんですけど・・・。」
Kママの苦手克服のためにもまた顔を出したいと思いました(笑)
2016年9月 再訪問・・・・・
こちらのメニューは、毎度 ひと工夫を感じます。
訪問のたびに楽しみでさえあります。
谷崎潤一郎の「陰影礼賛」を彷彿とさせる、暗い目の店内の雰囲気も好きです。
女性お一人でも安心のお店。
6位
1回
2014/10訪問 2015/12/02
JR天満駅前のカレー屋さん。
私が、360件目のレビューみたいですから、大阪では定評のあるお店。
黒毛和牛煮込みカレー(1,000円)を頂きましょう。
サラダボウルにレタスサラダが供せられます。
目の前の三種のドレッシングから、フレンチドレッシングをチョイス。
うん、酸っぱい味が好き。
やがて注文のカレーが供されました。
けっこうボリューミー。
早速頂きましょう。
うん、クリーミー&マイルド。
辛さはあまり感じません。
むしろ甘さが勝っています。
評判通り いかにもカレーらしい王道の美味しいカレーです。
後半は、卓上のガラムマサラや辛口スパイスを振りかけて頂きます。
体が、ぽかぽか温まって来ました。
食べごたえのある和牛肉も、しっかり肉の味がします。
これで、1,000円ならお値打ち!
清算して表へ出ると、肌寒かったはずが、上着は不要に。
女性スタッフの方が、ご丁寧にもわざわざお見送りして下さいました。
再訪問ありですね(^_-)
7位
1回
2023/05訪問 2023/05/28
2016年9月 追加レビュー・・・・・
「お寿司が食べたい!」
そう思ったのは、月曜日の夕刻。
でも、とりわけ好きな寿司店 越中屋や丸十寿司南店 そのどちらもが、月曜定休(汗)
「そや!毎日営業してるあの店があった!!」
というワケで、こちらの中津川さんを思い出しての訪問でした。
相変わらず激狭です。
こちらのご主人は、手早く握って下さいます。
お客様の回転がいい。
聞けば、インバウンド客もちらほら入って来るとか。
言葉がわからなくても、携帯の翻訳サイトで何とかなってるそうです。
便利な世の中ですね。
小一時間で、お酒二杯 寿司10皿ほど。
〆て、ちょうど3,000円でした。
2012年 初レビュー・・・・・
お好み焼き おかる近くの、めっちゃ狭い寿司店です。
身長180cm以上の方には勧めにくい(汗)
店内もネタケースもしっかり雑然としています。
狭いスペースで店主一人が握っています。
瓶ビールからスタート。
握るスピードの早い寿司は安いし、けっこう美味しい。
甘い目のシャリが私にはフィット。
たい、まぐろ、とり貝なんか身も分厚い。
さば、あじの〆具合も好き。
聞けば、昭和47年の千日デパート火災の翌年にオープンしたんだそうです。
「40年やってはるお店って、そうないでしょ?このあたりには?」と私。
「みんな大きなってよそ行きましたわ。そのほとんどは大きなってつぶれたけど・・・(笑)」
日本酒(400円)も200cc以上入るグラスに、なみなみと注いでくれます。
〆て2,300円は、かなり高CPと言えます。
私のように、回転寿司がどうも苦手って男性一人客向きのお店です。
8位
1回
2014/03訪問 2014/03/27
しばしば利用する美容室のラーメン大好きオーナーさんが、おススメしてくれてたお店です。
今回、ワイフと二人で初訪問しました。
ワイフは、和風とんこつを。
私は、魚出汁そば&ライスを注文しました。
がっしりした体格のオーナーは、サーフィンがお好きのよう。
海にサーフボードの写真が、そこここに貼られています。
5~6分で調理完了。
透明度の高い魚介スープは、やや塩味が強いものの風味がいい。
雑味が無く、まろやかで気に入った!
硬めのリクエストは受け付けないというその麺も、歯応えがいい。
これで、650円なら今日びお値打ちでしょう。
ワイフの方は、やや期待外れだったようですが・・・。
私は、再訪問ありです。
9位
1回
2016/05訪問 2016/05/22
そよ風に吹かれて立ち食いラーメン ~金龍ラーメン 御堂筋店~
2013年10月 初レビュー・・・・・
私がまだ独身だった1980年代、 既に大阪を代表するラーメン店として有名でした。
「いつもココのラーメンを楽しみに大阪へ来てます。」って、東京からしばしば出張に来る方が嬉しそうに話してたなあ。
生粋の立ち食いのお店です。
食券制 ラーメン一杯600円で、金龍他店でサービスに付くライスはありません。
けど、高脂血症の今の私なら全然OKです。
セルフサービスのニラ&キムチをトッピングします。
唐辛子成分で、甘い目のさっぱり系豚骨スープが、赤くなりました。
薄切りチャーシュー3枚と細いストレート麺にからむスープは、さらに一層さっぱり味になります。
いつ食べても、それなりに美味しい。
特に、呑んだあとの〆には、かなり危険なラーメンです(笑)
2016年5月 追加レビュー・・・・・
大正ではしご酒して、やや二日酔い気味。
こちらのラーメンを食べたくなって、ちょっと久しぶりの訪問です。
価格は据え置きの600円のまんまって、かなりウレシイ♪
するするのど越しのよい自家製ストレート麺。
え~天気で、そよ風に吹かれながらの立ち食いラーメンも、なかなかオツなものでした(笑)
10位
1回
2014/05訪問 2014/05/20
ダイニングメゾン8F エレベーターすぐの美味しい中華料理店 ~李白~
この日は、ワイフと二人 ミーティングがてらのお食事です。
高島屋8F ダイニングメゾンの中華屋さん。
「白髪三千丈・・・」で知られる盛唐の詩人の名前が、屋号。
たまたま先客は無く、うまい具合にゆったり四人席テーブルを案内して頂きました。
食べ終えて清算する頃は、ほぼ満席だったので、ラッキーでした(^_-)
まずは、生ビールとノンアルコールビールで乾杯っ!
一品で、おススメ蒸し点心 5種、野菜あっさり炒め、大根餅、麻婆豆腐を注文。
点心は、トビコ焼売、ふかひれ餃子、干し貝柱焼売、田舎風ニラ餃子、海老餃子。
それぞれの味の違いを楽しめます。
野菜炒めも、食材の食感を活かした薄い目の上品な味付けですね。
かなり旨い!!
生ビール二杯のあとの三杯目は、甕出し紹興酒 ロックをば。
旨辛~い麻婆豆腐は、額が汗ばんで気持ちいい。
紹興酒ロックで正解!
ワイフとは、基本 店もウチでも四六時中一緒です。
が、こんなちょっと特別な食事では、営業上のナイスなアイデアを提案してくれます。
〆に、ワイフはサンラータンメン。
私は、葱油タンメンを。
これまたあっさり上品なスープで、食感のいいラーメンを味わいました。
店内、いささか手狭な印象ですが、味はいいし接客も好感を持てます。
気分良く夫婦で店をあとにしました。
もちろん再訪問あり。
二人以上だと予約必須の人気店。
私は、仕事帰りにふらっと一人でお邪魔するケースが多いです。
富山の地酒 立山をヒヤで頂きます。
冷やした方が、甘みが出て美味しいですね。
にぎりはいつも 白身魚の昆布〆がスタートメニュー。
を、今宵は平目あるやん!
ほどよいサイズのお寿司。
早速 頂くと、昆布の甘い旨みが口中に広がります。
これが堪りません・・・♪
次は、まぐろ 中トロと赤身を一貫ずつ。
これまた旨い!
リーズナブルでおススメなのが、煮だこ。
下ごしらえを考えると、かなり高CPです。
鉄火巻もパリパリの海苔の食感が、心地いい。
店主 木越氏の気配りは素晴らしい。
いいタイミングで好きな寿司をにぎってもらえるのは、常連冥利に尽きるってもんです。
今宵も気分最高でした!
2020年10月 同級生と再訪問・・・
6年ぶりココ 越中屋さんで、小学生時代の同級生と乾杯!
美味しい寿司をつまみながら、懐かしい話に花が咲きます。
毎度のことながら、店主 木越氏のホスピタリティには、感謝したいです。