湘南裕一郎さんが投稿したうりずん(沖縄/安里)の口コミ詳細

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湘南裕一郎の食べ歩き

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湘南裕一郎 (60代前半・男性・神奈川県) 認証済

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うりずん安里、牧志、おもろまち/沖縄料理、居酒屋

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2025/06 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

1972年創業! 那覇・栄町の老舗で味わう泡盛と本格琉球料理

~どぅる天発祥の店で、古酒とともに沖縄の記憶に酔う~

栄町の細い路地裏、ゆいレール安里駅から徒歩2~3分。
那覇のディープな夜の顔が垣間見えるこの界隈にひっそりと佇む老舗「うりずん」は1972年の沖縄本土復帰の年に産声をあげました。

創業者・土屋實幸氏は、戦後に失われかけた泡盛文化の復興に尽力した人物であり、全県の酒蔵を訪ね歩き泡盛の価値を伝え続けた伝説の店主。今なお首里の古酒蔵で熟成される特製古酒を求めて地元客も観光客も集う名店です。

この日は8名で事前予約しての訪問。
沖縄最古の郷土料理店を皆楽しみにしてきました。

個人的にはバイオレンス小説の名手、大藪春彦氏の小説にも登場していることでもなじみがありました。
1995年頃に来たことがあり、念願の2回目の訪問がかないました。

■本日のご注文
★料理
お通し 切り干し大根ときくらげのマヨネーズ和え
島ラッキョウの浅漬け 650円
ミミガー刺身 650円
イラブチャー刺身 1,500円
ドゥル天 830円
豆腐チャンプルー 750円
沖縄県産マグロの刺身 1,500円
ジーマミー豆腐 500円
豚ソーキ塩焼き 1,580円
グルクン唐揚げ 1,500円

★ドリンク
オリオンビール(中瓶)750円
うりずん特製古酒8年(カラカラ)1,600円
うりずん特製古酒16年(カラカラ)2,500円
まさひろ30度(カラカラ)1,100円
八重泉30度(カラカラ)1,100円
他、カクテル等

料理はみなが食べられるように各2~3個注文、ビールは10本は行かないくらい、泡盛は各2カラカラ、合計で3万円代後半、1人4千円代でした。

なお、カラカラとは沖縄で泡盛を提供する際に用いられる伝統的な酒器です。徳利のような素焼きの器で、中に泡盛を注ぎ、盃(ちぶぐゎー)とともに供されるのが定番のスタイル。名前の由来は器の中に入れられた小石が「カラカラ」と音を立てることにちなみ、酒がなくなったことを知らせる洒落っ気ある仕組みとも言われています。

うりずんでは、このカラカラに自家熟成の古酒を注ぎ、ゆったりとした時間の中で香りと味わいの深みをじっくり楽しむことができます。琉球の風土と文化が染み込んだこの器で飲む一杯は、ただの酒ではなく沖縄の歴史そのものを味わうことができます。

まずはオリオン瓶ビールで乾杯!
昨日は黒ラベルだったので今回初オリオンです。

お通しは切り干し大根ときくらげのマヨネーズ和え。沖縄料理らしくないですが、シャキシャキの歯ざわりとまろやかな酸味が、早くも胃袋を刺激します。

島らっきょうの浅漬けはパリッとした歯ごたえと爽やかな香りが絶妙で、お酒が進む味。

ミミガー刺身はコリコリとした食感に三杯酢の酸味が効いていて初めての方にもおすすめ。臭みは一切なくコラーゲンのうまみが感じられます。

イラブチャーの刺身は湯霜作りになっているので見た目の鮮やかな青さは消えていました。歯ごたえのある白身にほんのり甘みが感じられ、沖縄の海を口に運んだような贅沢なひと皿でした。

うりずん発祥の名物「ドゥル天」は絶対に外せない一品。田芋のねっとりとしたコクに豚肉や椎茸の旨味が混ざり、外はカリッと中はふんわり。これぞ“うりずん”の魂。

さらに豆腐チャンプルーは素朴な塩味が染み入り、沖縄豆腐(島豆腐)の力強さが光ります。

県産マグロの刺身は赤身らしい旨味が凝縮されていてさすが冷凍していない生マグロという感じ。1,500円で量もたっぷりコスパ良し。酢味噌付けがセットになっているのも良い。

ジーマーミ豆腐はプルプルの口当たりとピーナッツのやさしい甘みが秀逸で、甘いものが苦手な方にも好評でした。

肉料理で締め。島豚ソーキの塩焼きを頼みました。
しっかり焼き目を付けたあばら肉は、スパイスが香ばしくジューシーで手づかみで豪快にかぶりつくのが正解。手を拭くためにおしぼりも新たに人数分供されました。

そして「グルクン唐揚げ」は県魚としての風格を備えた一品。ビールとの相性抜群の揚げ物でした。
沖縄訪問の際は外せない逸品です。

今回のメンバーに食通の方がいらして、「グルクンは実はお刺身は美味しくない」ことを教えて頂きましたw

ドリンクはオリオンビールに始まり、特製古酒8年・16年、そしてまさひろや八重泉のカラカラも注文。
氷とお水を頂いて水割りで味わいます。

どれも味に個性があり、香りを比べながら飲み進める時間は至福そのもの。
とくに16年物の古酒はまろやかで深く琉球の時間がゆっくりと体に染み渡るようでした。
ホントはこれだけ、あるいはさらに上の古酒も行きたいところですがお値段との関係で2カラカラとなりました。

8名で料理を2~3人前ずつ注文し取り分け、ビールは10本に届かぬ程度。
泡盛は2カラカラ、他にもカクテルを数杯いただき、お会計は3万円台後半。
本物の沖縄郷土料理と泡盛をたらふく頂いて、1人あたり4,000円台という満足度は驚異的。

戦後、泡盛を「カウンターの下の酒」と揶揄された時代に600年の歴史を誇る民族の酒を守り抜こうとした店主の思いが、この空間には今も息づいています。

「泡盛を世界無形文化遺産に」、その願いに触れながら味わう古酒と琉球料理。那覇で一夜を過ごすなら、間違いなく「うりずん」はその価値を持っています。

またお邪魔します!

  • うりずん外観

  • うりずん外観

  • うりずん外観

  • うりずん内観

  • うりずん内観、テーブルセット

  • お箸と調味料

  • オリオンビールで乾杯!

  • お通し 切り干し大根ときくらげのマヨネーズ和え

  • ミミガー刺身650円

  • 島ラッキョウの浅漬け650円

  • イラブチャー刺身1,500円

  • ドゥル天830円!

  • 沖縄県産マグロの刺身1,500円

  • マグロの酢味噌和えアップ

  • 豆腐チャンプルー750円

  • ジーマミー豆腐500円

  • 豚ソーキ塩焼き1,580円

  • グルクン唐揚げ1,500円

  • うりずん特製古酒8年(カラカラ)1,600円

  • うりずん特製古酒16年(カラカラ)2,500円

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2025/06/10 更新

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