湘南ライナーさんのマイ★ベストレストラン 2012

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湘南ライナーの食べある記

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

●昨年に引き続き、北海道から九州まで全国各地のお店を選出することができました。鹿児島と北海道がワンツーフィニッシュです。
●ただ、今年は残念ながら手放しで感激するお店には巡りあえることはできませんでした。総合評価の最高点も4.0止まりでした。
●押し出される形でラーメン店が6店ランクイン。今年は都内のラーメン店を色々訪れ、良い店に多数巡りあえることができました。
●ラーメン以外では海鮮2店・カレー1店・それにとんかつ1店。幅広いジャンルを食べているつもりでも、やはり偏っていますね。
●ラーメン以外の食べ歩きの頻度は落ちてしまった気がします。加えて更新頻度も落ち、食べログ活動的には停滞してしまいました。
●2013年はどこまでレビュー更新ができるかわかりませんが、これまでどおり淡々と記録していきます。宜しくお願い致します。

マイ★ベストレストラン

1位

とんかつ 川久 (鹿児島中央、都通、鹿児島中央駅前 / とんかつ)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/02訪問 2012/02/26

とんかつ川久(鹿児島中央) ヒレかつランチ

鹿児島中央駅から徒歩3分、駅前ロータリーから右手の路地を進んだところにある、とんかつ川久

昼食で利用。地元の人のオススメで訪問。
人気店のため午後1時過ぎの訪問にもかかわらず店の外に10人近い待ち客がいた。10分ほど待ちようやく入店。
店内は、入って左側がテーブル席、右側が小上がり。席数は全部で30席強。店内は全面禁煙だが、店の外には灰皿が設置されている。

メニューは、「ロースかつ」980円、「ヒレかつ」1,150円、「エビフライ」1,050円、「ミックスフライ」1,050円、「チキンかつ」850円、「みそかつ丼」950円など。「とんかつ」を看板に掲げているものの、とんかつ以外のメニューも結構ある。ロースかつやヒレかつには「上」もある。
これとは別に、「ヒレかつランチ」800円、「ロースかつランチ」700円という2種類のランチメニューがある。
この日は、このランチメニューの中からヒレかつランチを注文。

注文から17分後、ヒレかつランチのご提供。
ヒレかつ、ご飯、味噌汁、冷奴という構成。
ヒレかつは3個。食べやすいように半分にカットされており、断面は淡いピンク色。口に入れてみると、肉の持つ甘みがじんわりと口の中に広がる。固さ、いや柔らかさがほぼ均質で食感がすこぶる良い。
衣は薄めでカリッとした軽い口当たり。よくある油臭さは感じない。肉ともどもさっぱりと食べることができ、「とんかつは油もたれがちょっと…」という人でも安心して食べられるだろう。
特徴的なのは、たれが3種類用意されていること。その3種類とは、ソースだれ、醤油だれ、それに柚子味噌だれ。柚子味噌だれは何となく辛いものを想像していたのだが、意外に甘みがある。これだけでとんかつを食べ進めるとなるとちょっときついが、変化をつけたい時には面白い存在。結局、個人的にはソースだれが一番フィットした。レモンも添えられていたが、たれが豊富で出番なし。
ヒレかつに添えられているキャベツの千切りもパサパサしておらず鮮度がある。こちらは醤油だれがよく合う。
ご飯も固めに炊かれており、とんかつによく合う。また、卓上に壷漬けが置かれており、これもご飯を進ませる。

ヒレかつがこの内容でランチなら800円というお手頃な価格で食べられるのは満足感が高い。
鹿児島と言えば黒豚の印象が強いが、この店のとんかつは黒豚ではないとのこと。それでも、お手頃で美味しいとんかつが食べられるのは嬉しい。ランチメニューでこれだけ満足できるのだから、レギュラーメニューの「特上」や「上」だったらどれだけ美味しいのだろう。
味やコストパフォーマンスだけでなく、アットホームな雰囲気や店員の優しい応対も良い、さらには駅から至近となれば行列ができるのも納得。次回は時間のあるときに訪れて特上をいただきたいな。

  • とんかつ川久 店舗外観
  • とんかつ川久 メニュー
  • とんかつ川久 ランチメニュー

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2位

日野亭 (小樽、南小樽 / 海鮮、丼)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2012/05訪問 2012/11/30

日野亭(小樽) ウニ丼

小樽駅から徒歩10分、小樽の繁華街花園町にある、活魚料理・魚介類小樽の味日野亭

昼食で利用。
花園町の飲み屋街の路地にある小さな建物のさらに奥まった所にある店で、店への導線が薄暗く年季も入っているので、ちょっと足を踏み入れづらい。
店の中もちょっと狭く、昭和の時代にタイムスリップしたように思えるほど年季が入っている。厨房に向かってカウンター席が数席と、座敷席が2卓とキャパシティはあまりない。壁にはタレントが来店した際の新聞記事が貼られている。
家族経営といった感じで、週末の昼下がりの訪問だったためか、店主のご家族らしきお子さんが給茶をしてくれる。貝殻で作られた箸置きともども、なんか微笑ましい。

メニューは、お造り、丼物、なべ、コース料理で構成されている。
丼物は、「イクラ丼」2,415円、「しゃけ親子」2,835円、「vivi丼」4,200円、「海鮮丼」4,725円、「生タラバ丼」「ウニ丼」各5,250円など。値段はちょっと張るが、魅力的なメニューが並ぶ。
この日は、ウニとイクラのvivi丼にしようとも思ったが、せっかくなので奮発してウニ丼を注文。105円の味噌汁もあわせて注文。

注文から12分後、ウニ丼のご提供。味噌汁も一緒に運ばれてくる。
丼は直径15cm強。この丼の表面を覆い尽くすようにウニが敷き詰められている。いや、丼からはみ出している。ウニは二折使用しているとのこと。
この店で提供されるウニ丼のウニは、バフンウニを使用しているのが特徴。本来この時期は小樽産のバフンウニが提供されるはずなのだが、天候不順のためあいにく小樽産のウニ漁が解禁されておらず、この日は襟裳産のバフンウニとのことだった。
ウニを口に入れるとじんわりと甘みを感じる。確かに、ムラサキウニよりも粒からの甘さの伝わり方が違う。何と言ってもミョウバン臭さを全く感じないのは嬉しい。
ただ、このウニと温かいご飯との組み合わせは評価が分かれそう。これだけ美味しいウニを、ご飯の上にてんこもりにしてくれるのは贅沢で嬉しいのだが、一方で「ご飯の上にのせずにそのまま食べたい」とも感じてしまうのだ。ご飯の温かさでウニが溶けてぬるい食感になってしまうのは、ちょっと勿体無さを感じてしまう。まあ、ウニでこんな贅沢な悩みを感じるのは初めての体験なのだが。

ウニがたっぷりとは言っても、ご飯の量も結構多いうえ、どうしてもウニばかり食べてしまいご飯のほうが余ってしまう。
店主もそれを予想していたのか、「よければイクラを追加しましょうか?」と声をかけてくれる。
勿論、その申し出を受けることとする。オプション料金840円。商売がうまいなあ。
店主がパックから大きめのスプーンでイクラを掬い取り、ご飯の残ったどんぶりにイクラをのせてくれる。再びご飯が隠れる。
すると、それまでのウニの甘さメインの味わいから、イクラの適度な塩気に味わいがチェンジし、これはこれで楽しめる。
この店では、沖で獲りのイクラを使っているとのこと。河口付近で獲れたイクラは皮が硬めらしい。道理で普段食べているイクラよりも旨味を感じたわけだ。

味噌汁は貝の入ったもので、貝の旨味が汁に溶け込んでいる。
味噌汁の底にもウニが少々入っていた。

残念ながら小樽産のウニにはありつけなかったが、それでも満足。食べる前は5,000円という値段が高いかなと感じていたが、この内容ならやむを得ないか。あえて言うならば、ウニはそのままで食べたかったかな。
アットホームな雰囲気や甲斐甲斐しく世話をしてくれるお店の人のホスピタリティも良く、入りづらい店ではあったものの店を出るときには入ってよかったと思えた。
値段が張るのは難点だが、機会があればまた訪問してみたい。次回は小樽産のウニをそのままで食べたいな。それともアンコウかな?

  • 日野亭 店舗外観
  • 日野亭 店舗外観
  • 日野亭 メニュー

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3位

饗 くろ喜 (浅草橋、秋葉原、岩本町 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2011/12訪問 2012/01/16

饗くろ喜(浅草橋) 特製塩そば

浅草橋駅から徒歩5分、秋葉原駅から徒歩7分、清洲橋通り沿い総武線高架から少し北側にある饗くろ喜

夕食で利用。
店は和食の小料理屋のような落ち着いた外観。
店内も同様に落ち着いた感じ。カウンターの白木がその印象を増幅させている。入口に置かれた食券の自動券売機がそういった雰囲気を少し壊している感じなのが惜しい。
席はカウンター9席と奥に4人掛けテーブル1卓。ちなみに禁煙。店自体はかなり狭く、カウンター席に客が座っているとその後ろを通り過ぎるのに気を遣う。
午後7時頃の訪問で店内は満席。着席まで少々待つ羽目になった。客の男女比率は8:2くらい。

メニューは、塩味の「塩そば」と味噌味の「味噌らーめん」がツートップ。「塩そば」「味噌らーめん」各750円、「味玉塩そば」「味玉味噌らーめん」各850円、「特製塩そば」「特製味噌らーめん」各980円などがあり、一品料理も数種類ある。
麺は細麺か平打ち麺かを選べる。大盛は100円増し。
この日は、特製塩そばを選択。麺は平打ち麺にした。

着席してから5分後、特製塩そばのご提供。
スープはわずかに濁りがあり、表面の色は金色っぽい。油によって表面がキラキラ光っている。一口目の感想は「味が薄い」というものだったが、このスープ、食べ進めていくうちにじんわりとした味わい、深み、うまみが増していくように感じられる。それでいて塩辛さや油っぽさはほとんど感じないので、飲み出すと止まらなくなる。味としては鶏の旨味とアゴをはじめとした魚介系のほんのりした風味、それに昆布ダシの味がバランス良く交互に訪れる感じ。
平打ち麺はきしめんほど幅広くないが、ピロピロした食感が楽しい。表面がツルツルしている一方、スープとの相性は良く絶妙なバランスでスープが麺に絡みつく。
のっている具は、半熟玉子2分の1個が2つ、小松菜、白ネギ、チャーシュー、海老ワンタン、揚げゴボウ。
チャーシューは凡庸なベーコンみたいで今ひとつだったが、それ以外の具はなかなか。海老ワンタンはタケノコが入っており時折コリコリとした食感が楽しめる。

卓上の梅干を入れてみると、確かにちょっとしたアクセントは味わえる。しかし、元々のスープの完成度が高いので余計なものは入れたくないという感想のほうが強い。

なかなか秀逸な塩ラーメンだった。全体的には上品なイメージ。
塩ラーメンというと、どうしても塩辛さの強さや油っぽさが気になるものが多いが、この塩ラーメンはそれらによる嫌な口当たりを感じさせないものでかなりのもの。これだけ洗練された塩ラーメンはなかなか味わえない。
自動券売機方式だったためサービスは最低限なのかと思ったが、店員の応対はしっかりしており、白木により清潔感のある内装ともども好感が持て、店名に「饗(もてなし)」を冠するだけのことはある。
塩ラーメンの中では屈指のレベルで、塩ラーメンが苦手な人にこそ食べていただきたい一杯。

  • 饗くろ喜 店舗外観
  • 饗くろ喜 メニュー
  • 饗くろ喜 能書き

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4位

天草地魚料理 いけすやまもと (本渡市その他 / 海鮮、日本料理、海鮮丼)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2012/02訪問 2012/12/31

やまもと(本渡) ぜいたく丼

本渡バスセンターから徒歩2分、現在は合併により天草市となった本渡の中心部にある、いけす料理やまもと

早めの夕食で利用。
しっかりとした作りの日本料理屋という感じの建物。店の前には駐車場が完備されている。
店内中央に生簀が設置されており、その周りをカウンター席がコの字型に囲んでいる。壁側には個室、2階には宴会に使える座敷があり、全体としてはかなりのキャパシティ。

メニューは魚介類を中心とした一品料理が各種あるが、昼夜とも食べられる定食系メニューは、「有明御膳」3,000円、「黒潮御膳」「うに丼」各2,000円、「刺身定食」1,800円、「ぜいたく丼」1,500円、「マグロ丼」「海鮮丼」各1,000円など。
この日は、ぜいたく丼を注文。

注文から7分後、ぜいたく丼のご提供。
丼ぶりの他にも、小鉢、香の物、汁物、それにフルーツがついてくる。
丼の上には魚介類。タイ、イカ、タコ、海老、このしろ、きびなごといった魚がのっている。
海老は今ひとつだったが、それ以外は概ね新鮮で満足。タイには脂がしっかりのっており、口に入れると甘みが伝わってくる。一方できびなごの食感もアクセントになり、酢飯との相性も良い。
小鉢がなかなか侮れない。のっていたのはイクラと生ウニ。イクラとウニは丼とは別盛になっているのだ。ウニは天草産とのことで、明礬臭さがなく舌の上で甘くとろける。勿論ご飯の上にのせても美味しい。ぜいたく丼はイクラとウニがついていることにより、この店で提供している海鮮丼のグレードアップ版という位置づけのようだ。
汁物は魚のアラが入っており、ダシが良く効いている。フルーツはみかんといちごだが、どちらも熊本で多く栽培されているものだ。

1,500円という値段は普段使いとしては少々値が張るものの、値段相応の価値はある。
店の雰囲気はまあまあ。店員の応対はおとなしめなものの丁寧。
最上級というほどではなかったものの、満足度の高い内容だった。会席で利用するには適しているし、観光客にもおすすめできる。

  • やまもと 店舗外観
  • やまもと 店舗外観
  • やまもと メニュー

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5位

麺 やまらぁ (人形町、浜町、水天宮前 / ラーメン、つけ麺、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ¥1,000~¥1,999

2016/09訪問 2017/06/04

やまらぁ(人形町) 玉やまらぁ(追記:特盛台湾まぜそば)

<2016年9月追記>

久々の訪問。今回は昼食で利用。
以前訪問した際と店構えはほとんど変わっておらず、入ってすぐ左手にある券売機、ステンレスっぽいカウンターとも健在であったが、店舗外側に写真つきメニューをいくつも掲示するようになっていた。
厨房にいる店員は胸に「花」と書かれたユニフォームを着用しているが、近くの鶏料理人形町花の系列になったようだ。
午後1時頃の訪問で、客の入りは7割ほど。若干ながら女性客の姿も見かけた。

消費増税やメニュー改定もあり、現在のメニューは「やまらぁ」「しおらぁ」各750円、「みそらぁ」「やまつけ」「しおつけ」各850円、「みそつけ」850円がメイン。味玉付きは100円増し、全部のせは250円増し。
これ以外に限定メニューがあり、平日午後1時以降と休日限定の「台湾らぁ麺」750円と「台湾まぜそば」800円、夜の部限定の「激からぁ」900円がある。各種トッピングやおつまみ、丼ものも揃っている。
この日は、時間限定の台湾まぜそばを選択しようとしたところ、麺量2倍の「特盛台湾まぜそば」1,000円のボタンを発見しそちらをポチッ。通常50円のミニライスがランチタイムサービスで無料になるのでミニライスもお願いしたところ、追い飯として対応するので声をかけてくれとの案内を受けた。

店員に食券を渡してから10分後、特盛台湾まぜそばのご提供。やはり少々手が込むのでピーク時間帯に提供できないのも無理はないか。
大きな丼の上に麺、その上に刻みニラ、刻みネギ、肉味噌、もみ海苔、中央に卵黄がのっている。
まずは麺をそのまま一口食べてみる。縮れがほとんどなく断面が四角い太麺は、ややゴワゴワした感もあるがしっかりとしたコシと小麦の風味を感じ、これから混ぜて食する台湾まぜそばの味に期待を抱かせる。
次に全体をよく混ぜる。麺が多い特盛だけに、かき混ぜる途中で手首に疲れを感じ、食べている最中に箸を持ち上げるのがしんどくなってしまう。
肉味噌はラー油が入り適度な辛さを感じるが、しばらくすると脂の甘味がじんわりと感じられるようになり、辛さはややおとなしめ。ニラとネギが辛味をもたらすものの、全体的には味のパンチはあまり感じず、マイルドな中にピリ辛を感じる万人向けの味付けに収まっている。無料オプションのニンニクを頼めばもっとパンチのある味を楽しめただろう。ネギは白ネギだったが、彩りの点だけでなく肉味噌の辛味との対比で甘味を感じさせてくれる点でも青ネギのほうがまぜそばにはフィットすると思う。
ピリ辛な味わいは今一つに思えたので、卓上の一味唐辛子を加えてみたところ味が少し引き締まる。酢も加えてみると爽やかな酸味が加わり食べやすくなるが、少量にしないとピリ辛や脂の甘味が削がれてしまう。

麺を食べ終える頃を見計らい追い飯をオーダー。
追い飯の提供まで2分以上かかり疑問に思ったが、提供された追い飯は小さな茶碗の上にレンゲを置き、その上にご飯をよそい海苔2枚を添えたもので、手が込んでいることに感嘆。このひと手間によって、レンゲを持ち上げるだけでそのままご飯と海苔をまぜそばの丼に運ぶことができ、茶碗にご飯が残らずに済む。
残った肉味噌にご飯を絡めるとコクのある濃厚な味わいを満喫でき、既に満腹近くなっていてもご飯が進む。
海苔は他店の追い飯では見かけないものだったが、この海苔を使って海苔巻みたいな食べ方ができ、うまく考えられている。

麺の量が倍盛だったこともあり、食べ終えた時には十分満腹になることができた。これなら1,000円でも価格面は許容範囲。

全体的に悪くはなく、追い飯の工夫など高く評価できる点もあったが、台湾まぜそば発祥を謳う店のものとはやや異なるもので味を堪能するところまでには至らなかった。ただ、尖った部分がない分万人向けに仕立てられているとも言えるだろう。なので台湾「風」まぜそばと言いたいところだが、台湾まぜそば自体が台湾の食べ物でないので何と言えば良いのだろう。
店員の応対だが、不必要に語尾を伸ばす話し方はいかがかと思うものの全体的にはしっかりしていた。
それでも、本流の台湾まぜそばを意識しなければ十分食べられたし、前回食したやまらぁも良かった。しかも、色々なメニューが開発されており進取の精神を感じる。目立たない路地裏にありながら根強い人気なのも納得。

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<2012年11月>

人形町、浜町各駅から徒歩4分、2010年オープンした麺やまらぁ

夕食で利用。
裏通りにある店で、駅からの距離はさほどない割には訪れにくい場所にある。隣はコインパーキング。
洋食店のようなモダンな店構えで、ドアを開けると左手に食券の自動券売機が置かれている。
店内はL字型のカウンター席のみで11席。席数の割りには広めで窮屈さは感じない。店の奥にはこの店が紹介された雑誌が数冊並べられている。ちなみに禁煙。
午後6時頃の訪問で、客の入りは3割程度。人気店の割りにはすんなりと入ることができた。

メニューは、「やまらぁ」700円、「しおらぁ」750円、「みそらぁ」800円、「やまつけ」750円、「しおつけ」800円、「みそつけ」850円。玉子入りと大盛は100円増しだが、ランチタイムは無料になる。「ごまらぁ」などの限定メニューや一品料理も数種類揃えている。
どれも魅力的なメニューだが、この日は店名を冠したやまらぁを選択。「玉」(玉子)もセットされた「玉やまらぁ」800円のボタンを押下。

食券を渡してから5分後、玉やまらぁのご提供。
スープは鶏をベースとしたものながら、一口目は魚介の風味のほうが強く感じられる。しかしながら食べ進めていくうち徐々に鶏のまろやかさのほうが感じられてくる。どちらかが尖っているのではなく、醤油ダレを含めて三位一体となっている印象で、とろみがあり病みつきになってしまいそうなスープ。
麺は中太のストレート麺。表面が滑らかで口当たりが良い。それでいてとろみのあるスープもしっかり絡んでくる。
のっている具は、チャーシュー、メンマ、海苔、かいわれ大根、ネギ、それに有料オプションの煮玉子。
チャーシューは柔らかく煮込まれておりプルンとした食感。意外に厚みがあり食べ応えがある。煮玉子はやや固め。黄身がどろっとしており塩加減も絶妙。かいわれ大根は辛味があり風味が強いのでスープの味を妨げないかと思ったが、意外にかいわれ大根の味の主張は弱めで、ちょっとしたアクセントに留まっており食べやすかった。
全体的な量はやや少なく感じられたが、無心で食べ進めてしまったことによるものだろうか。

際立った印象は受けない一方で、トータルのバランスが絶妙。なかなかの一杯で、個人的にも好み。
また、店員の応対も腰が低くかつにこやかで爽やかに感じ好印象。清潔感のある店内ともども、女性客にも受け入れられる要素が揃っている。
今回いただいたやまらぁはかなり美味しかったが、他にも魅力的なメニュー多数。是非再訪したい。

  • やまらぁ 店舗外観(2016)
  • やまらぁ メニュー(2016)
  • やまらぁ 特盛台湾まぜそば(2016)

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6位

青島食堂 秋葉原店 (岩本町、秋葉原、馬喰町 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2012/04訪問 2012/06/02

青島食堂(秋葉原) 青島チャーシュー

秋葉原駅から徒歩5分、岩本町駅から徒歩4分、総武線高架下沿いに東進し佐久間公園の斜め向かいにある新潟・東京青島ラーメン

早めの夕食で利用。
この店、北側の道路から見ると青い看板は判別できるものの窓にはシャッターが降りていて閉店かと焦ってしまう。東側に回るとガラス戸1ヶ所のみシャッターが降りておらず、開店を確認して一安心。
入店してすぐの所に食券の自動券売機が1台置かれている。席は厨房を囲む逆L字型のカウンター席のみで9席。ちなみに禁煙。
午後6時前の訪問で満席。タイミングが悪いと暫く待つ羽目になる。客は若い男性客が多い。

メニューは、「青島ラーメン」600円、「青島ラーメン大盛」650円、「青島チャーシュー」700円、「青島チャーシュー大盛」750円の4種類。大盛50円増し、チャーシュー100円増しというのは良心的な価格設定。ほうれん草やネギ等の増量は有料オプション。
この日は、青島チャーシューを選択。店内の待合席で順番を待っていると、厨房から店員が食券を見せてくれと尋ねてくる。

着席後3分で青島チャーシューのご提供。
丼になみなみとスープが注がれており、表面にはほぼ一面にチャーシューがのせられており、その上に海苔、ナルト、刻みネギ、メンマ、ほうれん草がのせられている。
色の濃いスープを一口飲むとショウガの風味が広がる。しかしショウガの風味は強すぎることはなく、徐々に鶏ガラや昆布の風味、それにまろかやな醤油の風味が感じられるようになる。ほんのりと甘さも感じられ、色の濃いビジュアルから受ける塩辛そうなイメージとは大きく異なる。ショウガは隠し味程度の入れ方でスープ本来の味を引き立てているといった感じ。スープの表面がてかっているように見えたが、表面を油膜が覆っていたのだ。そのためスープが冷めにくい。
麺は中細の縮れ麺。表面がツルツルしていて喉越しが良い。それでいてまろやかなスープとうまく絡み合う。並盛なので量はあまり多くない。
チャーシューはバラ肉の部分が中心で6枚と切れ端部分が数切れのっている。これで100円増しというのは極めてリーズナブル。肉は薄く切られているが、柔らかく脂身も程よいバランス。麺の量に比べてチャーシューの量が多く、肉を食べた満足感に浸れる。

何か懐かしさも覚えるこのラーメン、結構気に入った。町工場の事務所っぽい店のファザードから、食べる前は物足りないかもしれないと危惧していたのだが全くの杞憂に終わった。コストパフォーマンスも素晴らしい。人気になるのも納得。
席数の少なさや夜営業がない点など多少不便な点はあるが、タイミングが合えば是非再訪したい。

  • 青島食堂 店舗外観
  • 青島食堂 店舗看板
  • 青島食堂 店舗外観

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7位

一蘭 新橋店 (新橋、内幸町、汐留 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 2.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/05訪問 2012/05/17

一蘭(新橋) ラーメン

新橋駅から徒歩1分、SL広場向かいのヤマダ電機の左隣のビル地下に2012年5月オープンした、とんこつラーメン一蘭
以前はマイアミパティオ(外堀通り側へ移転)があったところ。

昼食で利用。
一蘭の目印でもある赤い看板が印象的だが、この日の目印は長い行列のほう。
歩道にできた行列に10分以上並んだのだが、通常は入店後に行う味を指定するシートへの記入を並んでいる時に求められる。さらに、地下へ続く階段でも10分近く待たされ、着席できたのは列に並んでから20分後。
入店するとすぐに食券の自動券売機が1台ある。
ちなみに、一蘭は多くの店が24時間営業だが、この店の営業時間は午前11時から翌朝6時。深夜営業の制約でもないのに24時間営業でないのは残念。朝からここのラーメン食べたいのに…。

メインメニューは、「ラーメン」790円のみ。トッピングとしてゆでたまご(100円)、ねぎ増量(100円)、チャーシュー増量(150円)がある。
このラーメン、自分好みにカスタマイズできるのが特徴で、その好みを伝える手段として味を指定するシートがあるのだ。項目は、味の濃さ、こってり度、にんにく、ねぎ、チャーシュー、秘伝のたれ、麺のかたさの7項目。どのように選んでも料金は一緒。
この日は、こい味、超こってり、にんにく1/2片分、青ねぎ、チャーシューあり、たれ2倍、麺かためを選択。体調や気分に応じてアレンジできるのがお気に入り。

客席に入る前に空席を示す電光掲示板がある。もっとも、この日は店員が案内していた。
そして案内を受け店内に入る。一蘭ならではの「味集中カウンター」、つまり両脇を衝立で仕切られ目の前もすだれで遮断されるカウンターが並んでいる。席数は18席で、全席味集中カウンター。卓上には灰皿は勿論、調味料も置かれていない。箸は事前に置かれている。
着席後、味を指定したシートをカウンター越しの通路にいる店員に渡すと「ご注文全て確認いたしました」と告げられる。仕切りがあるため店員の顔が見えないだけに、ちょっと不思議な気分。

シートを店員に渡してから2分後、ラーメンのご提供。黒い丼に黄土色の豚骨スープ、脇に青ねぎの緑、そして中央に真っ赤なタレという一蘭ならではの彩りが目の前に広がる。
スープは豚骨臭をほとんど感じないものの、豚骨のコクがしっかりと感じられる味わい深いもの。塩分も適量で全体的にはマイルドな味わい。超こってりを選択したためスープの表面はかなり油分が多いが、こってりイコール油というのは少々違和感を覚え、これが唯一の欠点。秘伝のたれにより後半は唐辛子の辛味をやや強く感じたが、これはこれで好み。
麺は細いストレート。意外にコシがあり、スープともよく絡む。麺の量はやや少なく、やはり替玉が欲しくなる。
入っている具は、チャーシューと青ねぎのみとシンプル。チャーシューは2枚入っており、なかなかジューシー。

替玉は事前に券売機で食券を購入することもできるが、テーブルで追加料金を支払うことでも対応可能。その場合は箸袋が食券代わりになる。
その替玉だが、丼に盛られた状態で提供されるので自分で麺をスープに投入する必要がある。三方を囲まれているので仕方ない。麺は熱々で冷めかけたスープは高温を取り戻す。これは嬉しい。
卓上には調味料がないので、味わいは替玉をする前とほぼ一緒。

流石の一杯。味についてはほぼ文句なし。個人的には店によって出来栄えが異なる天下一品の大ファンだが、ここ一蘭のように常に均一的な味を提供してくれる店も、管理がしっかりしていて味がぶれないという点で高く評価したい。
ポジティブサプライズだったのは店員の応対。オープン直後ということもあり、スタッフの増員も含めてサービス面は強化していたのだろうが、その点を除いても親しみやすくかつ丁寧な応対には好感が持てた。この点は近隣のラーメン店だけでなく、福岡の一蘭をも上回るだろう。何より、周りから遮断される無機質な空間に放り込まれる不安さも、サービスの良さで吹っ飛ばせている。
味良し、サービス良しということで、ついに新橋豚骨ラーメン界の絶対王者が現れた…と思ったが、王者にはそう簡単に君臨させてはくれないことも食べてみて分かった。
それは何と言ってもコストパフォーマンス。ラーメンが790円、替玉をすれば950円という値段は新橋ランチとしては高め。特に、この界隈の豚骨ラーメンの大御所博多天神、新興勢力風龍MAXのどちらもが1杯500円前後、替玉実質無料というコストパフォーマンスの高さを誇るだけに、この点では大きなハンデ。
しかしながら、味や雰囲気といった点でそれらの店とは棲み分けが図られそう。うまく共存共栄してもらいたいものだ。

  • 一蘭 店舗外観
  • 一蘭 店舗看板
  • 一蘭 店舗入口

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8位

麺壱 吉兆 (大井町、鮫洲、青物横丁 / ラーメン、つけ麺、餃子)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/09訪問 2012/09/25

麺壱吉兆(大井町) 焼豚麺+ピリ辛納豆丼

大井町駅から徒歩4分、平和小路のほぼ終点に2011年戸越から移転オープンした青竹平打ち中華そば麺壱吉兆。

昼食で利用。
外観は何となく民家っぽい作りだが、「青竹平打ち」と大きく書かれた看板が目につく。
店内はかなり狭い。引き戸を開けるとすぐにカウンター席があるが、座っている客の後ろを通過するのは困難。席は丸椅子で7席。ちなみに禁煙。
午後1時頃の訪問で店内は満席。時折店外に待ち客の列ができていた。

メニューは、「中華そば」650円、「支那そば」700円、「焼豚麺」950円、「ネギそば」800円、「つけ汁そば」850円など。中華そばと支那そばの違いが分からなかったが、スープに魚介を加えたものが支那そばなんだとか。
この日は、焼豚麺と、ランチタイムには半額の100円になる「ピリ辛納豆丼」を注文。計1,050円。

注文から7分後、焼豚麺のご提供。1分ほど遅れてピリ辛納豆丼が提供される。
スープは鶏がらの風味が感じられる、あっさりめの醤油味。なんとなく懐かしさも覚えるが、口当たりがマイルドでついつい飲み進めてしまう。油はけっこう使われているのにあっさりに感じるのは不思議。
看板に「青竹手打ち麺」と書かれた麺は太くやや平べったい。そして縮れが強い。表面がツルツルしておりモチモチした食感がある。縮れが強いことによりスープをしっかり絡ませており、口に入ってからの味わいもかなりのもの。
のっている具は、チャーシュー、なると、海苔、小松菜、メンマ、刻みネギ。
何と言ってもチャーシューが素晴らしい。鉢一杯を覆うように6枚のチャーシューがのせられており、見ただけでも嬉しくなる。このチャーシュー、最近主流の煮豚ではなく焼豚で、周囲が赤く炙っているため香ばしさがある。適度な固さがあるのも魅力。サイズも直径10cm弱、厚さ1cm弱あり、これが6枚もあるので食べ応え十分。中華そばより300円高くても納得。
なるとと海苔は各1枚。海苔は直角二等辺三角形でちょっと珍しい。小松菜が口直しになる。
メンマは細いものが数本。細いながら歯ごたえがある。刻みネギは白ネギだったが、ネギそばには青ネギが使われていた。

サイドメニューのピリ辛納豆丼は、茶碗にのせたご飯の上に、ひきわり納豆、刻みネギ、刻み海苔がのったもの。
豆板醤でピリ辛感を出しており、ラーメンだけでなくこちらも気に入った。これがランチタイム100円と言うのはお得。

あっさりめの醤油ラーメンで、これといった目新しさや中毒性はないはずにもかかわらず、食べ終えた後は「また食べたい」と素直に思える一杯。それに加え、お得感たっぷりの焼豚が評価をさらに引き上げる。
夫婦っぽい中年男女店員の誠実そうな接客も好感が持てる。
店が狭い点や席数が少ない点は難点だが、この中華そばの味は確か。このあっさり中華そば、こってり派にも納得の一杯。

  • 麺壱吉兆 店舗外観
  • 麺壱吉兆 店舗外観
  • 麺壱吉兆 メニュー

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9位

もうやんカレー しんばし (新橋、内幸町、汐留 / カレー、居酒屋、アジア・エスニック)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/10訪問 2012/10/31

もうやんカレーしんばし(新橋) ランチカレービュッフェ

新橋駅から徒歩2分、烏森通りを西進し烏森神社の少し先、天丼てんやが1階に入居しているビルの地下1階に2012年3月オープンしたもうやんカレーしんばし

昼食で利用。
この店は地下1階にあるのだが、階段を降りる前に「ランチカレービュッフェ1,000円」と書かれた紙が貼りだされている。オープンからしばらくは「オープン記念ランチカレービュッフェ1000円」と書かれていたが、1,000円が定着した模様。
階段を降りると原色を組み合わせたような妖しい色合いの壁があり、そこに「いらっしゃいませ」と白い文字で書かれている。そのまま店内に入るが、店内も同様な妖しい色使いで少々落ち着かない。
店内は地下の割にはまあまあ広く、入って右手にカウンター席20席ほど、左手にビュッフェコーナーとテーブル席30席くらいがある。
正午過ぎの訪問で客の入りは8割強。客の男女比は8:2くらいだが、新橋にしてはサラリーマン比率が低く、新宿渋谷池袋同様若い男性客、それに男女グループが目立った。

ディナータイムにはチキンカレー、和牛ビーフカレー、回鍋肉カレー、エビアボガドカレーといったカレーメニューが並ぶのだが、訪問した日のランチは前述の「ランチカレービュッフェ」のみの展開。
店員に指定された席に座ると、すぐにカレービュッフェが1,000円である旨、残すと1,000円を追加で徴される旨の説明がある。この説明で大半の客はあらかじめ渡されたプレートを持ってビュッフェコーナーに向かうのだが、新橋サラリーマンには「ビュッフェ」が通じにくいらしく、何度か説明した挙句「バイキングのことです」と補足説明をしている店員を何度か見かけた。

説明後、早速ビュッフェコーナーへ。
ビュッフェ台には、入口側から、ライス、カレー、サイドメニュー、サラダ類、デザートの順に並べられている。

○ライス
黒米とバターライスがそれぞれ大きな炊飯器に入れられている。ここがスタートになるためビュッフェ台はいきなり渋滞発生。
黒米があるのは何か嬉しい。炊飯器の中のご飯は補充が早く、バイキングのご飯にありがちな臭みは発生していない。
 
○カレー
大きな器にポークカレー、中くらいの器にビーフカレー、そして小さな器に激辛20辛ソースが入っている。
このカレー、ビーフ、ポークとも味付けは一緒。ドロドロ濃厚なカレールーは口に入れるとリンゴから醸し出されたようなフルーティーな香りが感じられる。それとともに、タマネギの風味もじんわりと感じられる。野菜や果物を形がなくなるまで煮込んで作ったカレーという触れ込みはだてじゃない。ちょっと独特な味わいで好みが分かれるかもしれないが、個人的には気に入った。
ビーフカレーとポークカレーの違いは肉のみ。どちらも5cm立方を超えるサイズの肉が入っている。ビーフには牛ほほ肉が、ポークには豚バラ肉が使われており、どちらも柔らかく煮込まれている。
感心したのは、店員が肉の補充をこまめに行っていたこと。バイキングのカレーの場合、皆が具をどんどん取ってしまうため後半はルーしか残らないことが起こりがちだが、ここでは肉のみを途中で投入しているのだ。そのため、取るタイミングにかかわらずカレーの中に入っている肉にありつける。そういったシステムゆえ、肉自体の味わいが弱いのはやむを得ない。
激辛20辛ソースを掬うおたまは他のものより小さいサイズで、しかもソースがどろっとしているため少量ずつしか掬うことができず、辛口派にはややストレスが溜まる。
それもそのはず、激辛ソースはビーフカレーやポークカレーと混ぜて食べるように作られている。夜は店側で調合して提供している模様。激辛というだけあって確かに辛いのだが、インドカレー系の辛さとは異なる辛さで、辛さの中にもコクがある。

○サイド
うどん、モヤシの和え物、味噌味の照り焼きチキン、春雨など。
うどんは「世界一カレーに合ううどん」とのポップが出されている。ちょっと辛さのある醤油ベースの味付けでうどんだけでも十分美味しくいただけるのだが、カレールーと一緒に食べると、確かにうどんのピリ辛風味とカレーのスパイスが複雑に混じり合いどんどん食べ進めることができる。
照り焼きチキンもサイズは大きめ。味付けが良くこれ単独でも食べられるが、個人的にはこのチキンにカレールーをかけてチキンカレーにして食べるのがお気に入り。これで、ビーフ、ポーク、チキンを制覇できるのだ。
どのメニューも手が込んでおり感心する。1,000円のバイキング、しかもサイドメニューではちょっと珍しいクオリティ。

○サラダ
千切りキャベツ、千切りセロリ、オクラ、コーン、ヤングコーン、サルサなど。高菜やキムチ、らっきょうなどもこのコーナーに置かれている。
中にはカレーとの相性が良いとは思えないものもあるが、ご飯と一緒に食べると考えれば問題ない。
こちらもサイド同様、どれも手が込んでいる。バイキングのサラダは業務用を使用するケースも見受けられる中、この店はきちんと作っているのが感じ取れる。

○デザート
パイナップルとコーヒーゼリー。パイナップルが瑞々しく、店でカットしているものと思われる。
コーヒーゼリーがプレートに残ったカレーの味を巻き込んでしまうのはご愛嬌。

○ドリンク
ソフトドリンクは基本的に別料金(1杯200円;女性は無料)なのだが、コーヒーとルイボスティーは無料で飲むことが可能。いずれもセルフサービス。

プレートは直径30cmくらいのサイズで、ついつい沢山取ってしまう。しかも、せっかくなのでお替りをしたくなるのでさらに量を摂取してしまう。
プレートは一皿のみというのがこの店のビュッフェのルールなので仕方がないのだが、カレー類とサラダ類は別に盛りたいところ。

このエリアのランチで1,000円というのはやや高めの価格帯ではあるが、この内容なら十分満足。カレー自体のレベルがなかなかであるだけでなく、サイドメニューの充実は高く評価できる。
ビュッフェ台の周りが狭く料理が取りづらい点や椅子が座りづらい点、壁の色遣いが怪しく落ち着かない点など気になる点はあるが、全体的には満足。暫くするとまた訪れたくなる魔力を持っている。新宿や池袋で人気になるのも納得。

嗚呼、今日も食べ過ぎた…。

  • もうやんカレー 店舗入口
  • もうやんカレー 店舗入口
  • もうやんカレー 店内

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10位

ラーメン凪 炎のつけめん (新宿西口、西新宿、西武新宿 / つけ麺、ラーメン)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/01訪問 2012/08/02

凪 炎のつけめん(新宿西口) 炎のつけめん(3辛・大盛・一反も麺50%)

新宿駅西口から徒歩5分、西新宿駅から徒歩3分、新都心歩道橋から少し西にある常圓寺の北側のビル2階、凪炎のつけめん

一階は中華そばで、左横にある扉を引いて急な階段を2階へと上っていくと炎のつけめんになる。
店はかなり狭い。テーブル1卓とカウンター6席。カウンター席も奥の出入りには手前側に座っている客の協力が必要。テーブル席の上に屋根裏部屋のようなテーブル席が見えたが、訪問した日は稼動していなかった。
午後1時過ぎの訪問で、ちょうど満席。客は若者がほとんどで、カップルで来ている人もいた。

メニューには「つけ麺」「中華そば」(各650円)もあるが、やはり目を引くのは「炎のつけ麺」「炎の中華そば」(各800円)。味玉入りは100円増し、マル得という具が増量されたものは200円増し。
麺の量は、150gの小盛・200gの中盛・300gの大盛が同料金、400gの特盛が100円増し、500gの特盛Wが200円増し。有料オプションとしては「一反も麺」をいうものもあり、50%盛りが50円増し、100%盛りが100円増し。
また、炎のつけ麺と炎の中華そばは1辛~5辛の間で辛さが調整できる。通常は2辛とのこと。
この日は、看板メニューの炎のつけ麺を3辛・大盛で注文。さらに一反も麺50%にしてもらった。850円。

注文から6分後、炎のつけめんのご提供。
麺の上に肉味噌がかけられているが、色はかなり黒っぽく独特なビジュアル。挽肉がゴロゴロ入っているのが見ただけで分かる。
まずは、つけ汁を使わずに麺と肉味噌のみで食してみる。この肉味噌は花椒がかなり効いたもので、口に入れるとすぐに舌の痺れを感じる。それでいて、徐々に麺の持つ甘みとうまく調和していくのが分かる。つけ汁をつけなくてもこれだけで十分食べられると思える完成度。「一反も麺」のピロピロした形状が口の中で独特な動きをする。

つけ汁の中には、チャーシュー、メンマ、輪切りのネギ、海苔が入っている。
つけ汁は確かに唐辛子の辛みが強いもの。ただ、辛さ一辺倒ではなく、しっかりと煮干っぽい味わいも感じられるのが嬉しい。なお、辛味が足りない場合は辛味を追加してくれるとのこと。
このつけ汁に、肉味噌がまとわりついた麺をつけて食べ進めると、辛みと痺れの混じった複雑な味わいになっていく。途中からこめかみが汗ばむ。
難点は、つけ汁の跳ねを気にしなければならないこと。ただでさえ服につくと目立ってしまうつけ汁なのに、一反も麺が汁跳ねを助長する形状で、汁跳ねを防ぐため慎重に食べ進めざるを得ない。
チャーシューは細切れだが沢山入っており食べ応えがある。メンマは太いものが3本で、こちらもなかなかの食べ応え。
辛さ担当のつけ汁と痺れ担当の肉味噌がうまく組み合わさり、それでいて麺やチャーシューを含む素材一つ一つの味わいがしっかり感じられる。

スープ割を所望したら、割り汁の入ったポットを渡してくれた。
スープ割をすると、辛さが和らいだためか、魚介系の風味とコクが増したように感じる。さらに、途中で麺から剥がれ落ちた肉味噌を余すことなく食べ切ることができる。

やや値段が張る点や食べづらい点など多少気になるところはあったが、全体的に満足できた。特に、ただ辛いだけではなく全体的なバランス、辛さや痺れだけではない味わいなど、ハイレベルに仕上がっている。
それとともに、店員の応対が素晴らしい。会計時「お味はいかがでしたか?」と声をかけてくれたり、退店時階段の所まで見送りに来てくれたりと接客レベルは高い。カウンターの奥の席の客が出入りする際にも手前側の席の客に「狭いのでご迷惑かけて申し訳ありません」と低姿勢な声かけをしている。
また、店員どうしで「あと1分で茹で上がります!」などと声をかけ合っているので進捗度が把握でき、待っていてもストレスを感じないのも評価できる。
店内が狭く窮屈なのがちょっと残念だが、つけめんの味だけでなく、サービス面でも高評価。また訪れたくなる店。

  • 凪炎のつけめん 店舗外観
  • 凪炎のつけめん 店舗入口
  • 凪炎のつけめん メニュー

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