湘南ライナーさんのマイ★ベストレストラン 2014

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湘南ライナーの食べある記

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

●今年は北海道、愛媛各1件以外は首都圏の店、特に7件が23区内と昨年に引き続き偏った選出となりました。
●コスパの良い都内の店に多く巡り会えた一方、年々フットワークの衰えを感じ、少々寂しい気持ちもあります。
●そのような中今年の1位は札幌の彩未。2位は中川會で人気ラーメン店のワンツーフィニッシュとなりました。
●今年は、熊公、あげ市、ビリヤニなどお店の人のホスピタリティが気に入った店が多く選出されたと思います。
●ラーメン、中華、魚料理、唐揚、インド料理でベスト10を占める偏った選出となったのは自分でも驚きです。
●食べ歩きの頻度が年々落ちているなと感じます。遅筆も相変わらずで、読者の皆様には申し訳ない気持ちです。
●2015年はもう少し精力的に各地を動きまわり、全国の美味しいものにもっと巡りあいたいと思っています。

マイ★ベストレストラン

1位

麺屋 彩未 (美園、豊平公園 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/03訪問 2014/09/23

彩未(美園) 味噌ら~めん大盛

美園駅から徒歩6分、環状通に並行する道を南西に進んでいき、住宅街にある麺屋彩未

昼食で利用。
外観はいかにも郊外の住宅地に立地する街のラーメン屋さんといった感じで、ややもすれば懐かしささえ覚える。なお、訪問時の建物は取り壊しになり2014年4月隣地に移転している。
店内には10人以上座って待つことができるベンチがあるが、それでも店の外まで待ち客ができる人気ぶり。客の男女比はほぼ半々で、客層は多彩。中年女性が一人で行列に並ぶラーメン店というのは、けっこう凄いことだと思う。
4人掛けテーブル2卓、2人掛け1卓、カウンター10席。

メニューは、「味噌ら~めん」「醤油ら~めん」「塩ら~めん」各700円。大盛100円増し、チャーシューめん200円増し。ライス100円。
この日は、味噌ら~めんの大盛を注文。800円。並んでいる最中に店員がオーダーをとりに来てくれる。

着席してから3分後、味噌ら~めん大盛のご提供。他の客も含め、注文を着席前に伝えているので待ち人数の割にはスムーズ。
スープを一口飲んでみると、意外なことにけっこうマイルド。ニンニクや塩分がもっと強いのかと予想していたが、それらの味はそれほど強くなく、一方で味噌のまろやかながらコクのある味わいが口の中全体を包んでいく。口の中に広がるのは味噌の芳醇なまろやかさだけではなく、野菜の旨味、ニンニクの風味、豚骨の味わいといったものが、絶妙なバランスで混ざり合っている。表面にはラードによる油膜ができており、それが熱々の状態を保つ役割を果たしているのだが、油膜がある割には油っこさを感じない。
麺は中太の縮れ麺で、ちょっと黄みがかっている。いかにも札幌の味噌ラーメンといった感じ。弾力はそれほどないが、シコシコとした食感はなかなかのもの。縮れが強いため、スープの絡み具合がすごい。
のっている具は、チャーシュー、モヤシ、メンマ、挽肉、刻み青ネギ、そしてチャーシューの上におろし生姜。
チャーシューは2枚のっている。脂身が適度にあり、柔らかく食べやすい。モヤシはシャキシャキしており、水っぽさもなくスープの濃度を乱さない。

おろし生姜をスープに溶かして飲んでみると、それまでのコクの強い風味にさっぱりとした口当たりが加わった。生姜の風味がやや前面に出てしまったためせっかくの芳醇でコクのあるスープが存分に堪能できなくなってしまったのはちょっぴり残念だが、生姜の味わいはこのスープにうまくマッチしている。個人的には気にならなかった表面の油が気になる人にとっては、このおろし生姜で口当たりをさっぱりとするのが有効だろう。
大盛にしただけあって、量はまあまああった。

想定していたよりも味はマイルドだったが、一つ一つがしっかりと存在を主張しつつ、それでいてバランスがとれているハイレベルな一杯。
店員の応対はソフトで親切。年配客や小さな子供にもきちんと接しており、これも好感。待ち時間はかかるものの提供までの時間を極力短くしようとする配慮もありがたい。
訪問前はあまりの前評判の高さにやや穿った見方をしていたが、実際に食してみるとレベルの高さに納得。郊外まで足を延ばした甲斐はあった。

  • 彩未 店舗外観
  • 彩未 メニュー
  • 彩未 味噌ら~めん大盛

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2位

麺屋 中川會 (住吉、錦糸町、菊川 / つけ麺、ラーメン)

1回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/03訪問 2016/02/19

中川會(住吉) つけめん横綱盛+カレ変ライス

住吉駅から徒歩3分、錦糸町駅から徒歩10分、猿江恩賜公園と四ツ目通りの中間くらいの所にある、麺屋中川會

昼食で利用。
建物自体は白壁、入口ドア付近は煉瓦状になっており、周辺の住宅街と照らし合わせても違和感はない。白い暖簾と「つけ麺」と書かれた提灯がドア付近にかけられている。
入ってすぐ右手に食券の自動券売機が1台設置されており、まずはここで食券を購入して店内に入る。席はカウンター席のみで厨房側一面と壁に向かった三面、計四面全てにカウンター席が設置されており全部で12席だが、1席は配膳用に使われ実質11席。壁や厨房上の仕切りには、有名人のサインが多数飾られている。卓上にはフルーツ酢、おろしニンニク、七味唐辛子、コショウが置かれている。
午後2時半頃の訪問で、客の入りは8割ほど。この時間ならば並ばずに入れるんだ。

メニューは、「つけめん」750円、「らーめん」700円、「中華そば」600円の3品がメイン。大盛100円増し、特盛200円増し、横綱盛300円増し(大盛以外はつけめんのみの設定)。つけ麺の場合、並盛200g・大盛300g・特盛400g・横綱盛500gまたは600gで、茹であげ後は麺の量が1.5倍になる。
この日は、つけめん横綱盛とカレ変ライス(150円)を選択。1,200円。横綱盛は500gか600gかを選べるとのことだったので、600gを選択。

店員に食券を渡してから9分後、つけめんのご提供。
つけ汁はかなりポタポタした、濃厚でクリーミーなもの。豚骨のパンチのある風味を最初に感じるが、徐々に鶏のまろやかな味わい、野菜や果物からきているであろう甘み、魚貝の風味、コショウのピリッとした口当たりなどが複雑に混じり合う。主張の強い素材がいくつも組み合わさっているのに、どれかに偏った味になっておらずバランス良くミックスされていて、素直に美味しく感じられる。
麺はかなり太めのストレート麺。都内のつけ麺有名店の多くが導入している浅草開化楼の麺をこの店も使用している。そういえば、店の外に開化楼の箱が積まれていた。
表面が滑らかで、口に入れるとモチモチとした食感を十分堪能できる。表面が滑らかなのにも関わらず、つけ汁の粘度が強いためか麺とつけ汁がよく絡む。ただ、表面がツルツルしている分、箸でつまみづらいのが難点といえば難点。
つけ汁に入っている具は、チャーシュー1枚、メンマ、ネギ、海苔1枚。若干寂しい感じもするが、有料で各種トッピングが用意されている。
チャーシューは脂身が多くトロトロ。口の中で溶けてしまうような感じ。1枚だけなのが惜しい。
メンマは短めのものが3、4本入っていた程度だが、じんわりとした甘みを感じるもので、口直しというメンマ本来の役割がきちんと果たされている。
海苔は1枚のみでやや寂しく、ごく普通の海苔のはずだが、つけ汁に浸して麺をくるんで食べてみると、磯の香りが存分に感じられる。
麺の量が多いだけに、さすがに終盤味が単調になるが、卓上の柚子パウダーを使い、口の中がさっぱりする。

麺を一通り食べ終え、食券とともにカレ変ライスをオーダー。つけ汁の入った器を店員に渡す。麺の量が多かったが、何とかつけ汁を残すことができた。
2分弱でカレ変ライスのご提供。カレ変ライスとは、麺を食べて残ったつけ汁をカレーに変身させ、ライスと一緒に提供してくれるもの。
カレーに化したつけ汁には、チャーシュー片が2片入っていた。ご飯は茶碗半分程度。
このつけ汁、元々の風味を残しながらも見事にカレーになっている。単につけ汁にカレー粉を投入したのではない味わいの深さが感じられる。確かに、つけ汁自体に豚骨、魚貝、野菜、鶏、果物といったものが溶け込んでいるわけなので、カレーと製法は大きく違わない。適度にとろみがあり食べやすい。

かなりハイレベルなつけ麺。それとともに驚きなのはカレ変ライス。素材の持ち味をこのように昇華させられるのかと感嘆してしまう。トータルの出費はそれなりのものになってしまうが、これだけのものをいただけるのなら十分納得できる。
店員の応対もソフトかつアットホームな感じで好感が持てる。最近のつけ麺人気店には威圧感すら感じられる店もあるが、この店はそんなこともなく、老若男女誰でも安心して使えそう。
濃厚魚介豚骨系のつけ麺はもはや都内ではありふれた存在になってしまっており、その中でこの店が異様に支持されていることに対して訪問前多少猜疑心をもっていたが、実際に訪問してみて自分の考えが浅はかだったことを痛感。この内容なら各方面で人気になっても納得。

  • 中川會 店舗外観
  • 中川會 店舗外観
  • 中川會 券売機

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3位

熊公 (浅草橋、馬喰町、馬喰横山 / ラーメン、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/08訪問 2014/10/15

熊公(浅草橋) 極上ジャージャー麺(大盛)

浅草橋駅から徒歩3分、馬喰町駅から徒歩4分、浅草橋駅西口から南下し左衛門橋南詰からすぐの所にある熊公

昼食で利用。
年季の入った3階建ての建物の左半分にひっそりと佇む店。右側はお弁当屋さんだが、そちらのほうが目立っている。
入口は何となく事務所っぽさも感じちょっと入りづらかったが、メニューをベタベタ貼ったガラス戸を開け入店。懐かしさすら感じる椅子やラジカセから流れるAMラジオまで、いかにも昔ながらの食堂といった雰囲気。席はカウンター10席のみ。座ると後ろがすぐ壁で、けっこう狭さを感じる。
午後2時過ぎの訪問で、客は半分弱。ランチのピークを過ぎたからか、中年の女性店員が一人で切り盛りしており、常連客らしき人とにこやかに会話している。

メニューは、「らー麺」しょうゆ・みそ・塩各550円、「カレーらいす」600円、「ジャージャー麺」「冷やししょうゆらー麺」各660円、「チャーシュー麺」750円など。おにぎり、おいなりさんは1個50円と良心的な値段。麺の中盛100円増し、大盛150円増し。
この日は、この店の看板メニューであるジャージャー麺の中から、店内外の貼り紙に出ていた「極上ジャージャー麺」を大盛で注文。店員から「大盛は3.5玉ありますが大丈夫ですか?」と確認があったが大丈夫と答える。大盛150円増しで計1,010円。

注文から5分後、極上ジャージャー麺のご提供。提供時に酢をかけて食べることを勧められる。
大きな器にこんもりと盛られたジャージャー麺は見た目壮観。具が表面の4分の3近くを、残り4分の1くらいを肉味噌が占めている。まずは麺と具、それに肉味噌をかき混ぜて食べようとするが、慎重に手を進めないとこぼれてしまいそうになる。
まず肉味噌だが、これが意外に辛い。濃厚でちょっと塩分が強めなので肉味噌単独で口に入れると刺激が強いが、麺と混ざると食をどんどん進ませる絶妙な辛さになり、辛いものが得意でない人でも美味しく食べられる。肉味噌が足りなくなったら、卓上の壺にある肉味噌を追加して食べることができる。
麺は中細の縮れ麺。水でしっかり締められておりコシがある一方、水切りが丁寧にされているため水っぽさは感じない。麺にモチモチ感があるので肉味噌が良く絡む。厨房にあった箱には「新栄食品」と書かれていた。
のっている具は、キュウリ千切り、モヤシ、コーン、チャーシュー4枚、ワンタン3個、ゆで卵。
キュウリやモヤシといった野菜はしっかり水切りがされており、麺や味噌と一緒にかき混ぜても変な水っぽさを感じない。それでいて野菜そのものはきちんと瑞々しさがある。麺の水切りを含め、ジャージャー麺で変な水っぽさが出ないのはさすが。そしてこの野菜のボリュームがたっぷりで、ピリ辛の肉味噌とのバランスが良い。
チャーシューは、ワンタンは餡がぎっしり詰まった茹で餃子のようなもので、こちらがピリ辛肉味噌からの口直しになる。

終盤になって卓上の酢をかけて味を変えてみる。辛さの中にもさっぱりとした味わいになり食べ進めやすくなる。もっとも最初から酢をかけるのではなく、味変アイテムとして使うのがよさそう。
さすがに大盛は完食するのに気合が要ったが、何とか食べ終えると厨房の中年女性店員から「すごいですね。楽勝でしたね。」と声をかけてもらった。

ジャージャー麺を食べ終えるタイミングを見計らって、デザートのコーヒーゼリーが提供される。デザートがある旨はメニューに記されていないのでこれはポジティブサプライズ。
コーヒーゼリーはあらかじめミルクがかかっているが、シロップはかかっておらず苦みがストレートに伝わる。冷やし加減が今一つでいかにも自家製といった感じだが、口直しにピッタリで何か嬉しい。

このジャージャー麺、味もなかなかだったがそれ以上に丁寧に作られている点が気に入った。それでいてボリュームたっぷり。150円増しで3.5倍になる価格設定もさることながら、具だくさんのジャージャー麺がお手頃な値段で食べられ、これで1,000円前後というのはかなりお得。
それとともに気に入ったのは店員の応対。常連客らしき人との会話だけでなく、全ての客との接し方が優しさに包まれており、下町の親しみやすい雰囲気がある。
狭さや年季の入り方などはちょっと好みが分かれそうだが、個人的には非常に親しみが湧いた店。こんなお店が近くにあったら、きっとちょくちょく通ってしまうだろうな。

  • 熊公 店舗外観
  • 熊公 メニュー
  • 熊公 メニュー

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4位

あげ市 六角橋店 (白楽、東白楽 / からあげ)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/11訪問 2014/12/23

あげ市(白楽) デカ盛り丼

白楽駅から徒歩3分、「六角橋ふれあい通り」のアーケード街にある六角橋あげ市
からあげテイクアウトの北海道唐揚げえぞやから、2014年店名変更した。

昼食で利用。
細長い商店街の中にある店で、見た目はお総菜コーナーみたい。テイクアウトが基本のため待合用のベンチも備えている。
店内には蛇腹の扉を開けて入る。店内はかなり狭い。壁には有名人のサインやサッカーのユニフォームがかけられている。テイクアウトがメインの店なだけに、店内の席はカウンター5席のみ。それも、一番奥の席はカウンターが狭く、手前側の人の協力がないと席に着くのも難しい。
午後1時前の訪問で、店内はちょうど満席。

メニューは、「あげ市定食」700円、「てりタル定食」750円、「手羽ミックス定食」780円、「モモイチ定食」「豚丼」各800円、「手羽っかり丼」900円、「デカ盛り丼」980円、「若鶏定食」1,100円など。
この日は、デカ盛り丼を注文。デカ盛り丼の2倍ある「メガ盛り丼」(1,980円)やからあげ1kg・ごはん700g・手羽先3本の「メガ盛り定食」(2,980円)、さらにはメガ盛り定食の倍ある「銀河定食」(5,980円)はさすがに無理!

注文から12分後、デカ盛り丼のご提供。丼の他に、高菜を入れた小皿、大根おろしを入れた皿、それに味噌汁もついてくる。
丼の上にからあげの山が築かれており、その中央にが一本のせられている。ご飯と揚げ物の間にはレタスが敷かれている。デカ盛り丼は、モモ肉のからあげ350g・ごはん500g・手羽先1本が盛られた丼なのだ。
メインとも言えるからあげは、全部で8個と端の部分を使った欠片少々。このからあげ、普段目にしているからあげよりも一回り大きく、ゴルフボールよりも大きいのではないだろうか。衣は軽くサクッとしており、竜田揚げに近い。サイズが大きいながらも、鶏のモモ肉に満遍なくニンニク醤油で下味がつけられているため。からあげには何もつけなくても食べ進めることができる。鶏肉もジューシー。
てっぺんに1個のせられた手羽先は、やや甘めの醤油ベースのタレに脂分たっぷりの骨付き手羽。茶色の見た目は周囲のからあげが白っぽいだけに存在感がある。肉が柔らかく、骨は外しやすい。味わいとしてはからあげのほうが好みだったが、味と食感が単調にならない配慮が嬉しい。
ご飯は500gあるが、上半分くらいは手羽先のタレが染み込んでいるし、からあげの味もしっかりしておりご飯を食べ進めるのには苦労しない。
揚げ物ばかりで口の中がくどくなった際には大根おろしが、ご飯のおともが欲しくなった際には高菜が、それぞれ活躍する。からあげに下味がきちんとついていたため、卓上にあった醤油やマヨネーズの出番は最後までなかった。
味噌汁はワカメとネギ入り。

デカ盛りながら味がしっかりしていて、これで980円というのはコストパフォーマンス抜群。これよりもボリュームがあるメニューもあるが、値段もほぼ比例して上がっていくためデカ盛り丼が最もコストパフォーマンスの良いメニューではないだろうか。
また、店員の応対も高評価。ものすごく丁寧という訳ではないのだが、気の置けないご近所さんといった感じで人柄が魅力的。初めての訪問でも自然と打ち解けていくことができる。
イートインの場合店が狭いのが難点だが、それ以外は大満足。近隣ならテイクアウトも可能で、こんな店が近くにあったら通ってしまいそう。

  • あげ市 店舗外観
  • あげ市 メニュー
  • あげ市 デカ盛り丼

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5位

カーン・ケバブ・ビリヤニ (新橋、銀座、内幸町 / インド料理、インドカレー、パキスタン料理)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/11訪問 2015/05/12

カーンケバブビリヤニ(銀座) ビリヤニセット

新橋駅から徒歩4分、銀座博品館6階に2014年オープンした南インド料理カーンケバブビリヤニ
以前は博多華味鳥があったところ。上野の店六本木の店と姉妹店らしい。

昼食で利用。
ステージ目当ての客よりも外国人観光客のほうが多くなった銀座博品館にできた店。インド国旗を前面に出している近隣のインド料理店とは異なり、外観からはあまり南インド料理店っぽさを感じず高級感が滲み出ている。
店内は焦げ茶色をベースとしながらも程よい明るさがある。奥行きがあり席はテーブル席のみで80席。席の配置がゆったりとしており居心地は良い。窓からは高速道路を真下に眺めることができる。
午後3時前の訪問で、客はさすがに多くない。

ランチメニューは、「アプサナランチ」975円、「ビリヤニセット」「ニハリセット」「パヤセット」「フィッシュヘッドセット」「クリーミーバターチキンカレー」「シェフセット」各1,235円(税込)、「ロイヤルセット」1,645円など。休日は値段が変わる。
この日は、メニューブックの最上段に掲載され店名にもなっているをビリヤニセット注文。ビリヤニはチキン、ラム、野菜のの3種類あり、この日はチキンビリヤニを選択した。なお、辛さの選択も可能。

注文してからすぐに、サラダとスープが運ばれてくる。
サラダはレタス、千切りキャベツ、タマネギ、ニンジン、水菜、それに豆腐などが入ったもの。南インド料理でも豆腐があることに驚き。ドレッシングが少々辛い。
スープは冷製のヨーグルトベースのもので、小鉢に入れられて提供される。ヨーグルトのスープとはかなり珍しいが、クリーム色のスープにマスタード粒が浮いており、口に入れると甘さがほとんどなく酸味、それにミントの爽快感があり、口の中がさっぱりする。

注文から10分後、ビリヤニのご提供。あわせてライタというヨーグルトベースのソースも運ばれてくる。
ビリヤニは大きなプレートの上に敷かれた笹の葉の上に炒飯のように盛られており、上にはトマト2切れ、タマネギ数切れがのせられている。脇には練り梅のようなものも添えられている。どこを食べていいのか?食べ方は?など料理を目の前にすると少々頭が混乱してしまう。
まずは米の部分をそのまま掬って口に入れる。米はバスマティライスというもので、細長く水分は少なめで一口目の食感はややパサつきを感じてしまった。しかし水分が少ないことによりサフランの香り、それに複雑で辛味があるのに爽やかなスパイスの風味が口の中に広がっていく。パクチーの独特な風味やレモンのようなさわやかな酸味も感じる。
次に、恐る恐るライタをビリヤニの上にかけて食べてみる。酸味の効いたライタがビリヤニの米をコーティングして、先ほどまでとは異なるしっとりとした口当たりが訪れる。ライスの中にはシナモンの木片の部分やカルダモンの実も入っており、どこまで食べていいのか少々悩んでしまう。
中に入っているチキンは2切れ。スパイスはしっかり効いている一方で、肉が柔らかく食べやすい。
辛さだが、最初は刺激をあまり感じなかったものの食べ進めるうちにじわじわと舌に辛味を覚えるだけでなく、顔や頭頂部から汗が噴き出してきて、スパイスの奥の深さを思い知る。練り梅のようなものはやや甘みがあったのでそれなりの辛さ中和効果があったが、ライタによる辛さ中和効果はあまりなかった。店員がこまめに水を注ぎに来てくれるので助かる。

食事の後半を見計らって、ラッシーが運ばれてくる。
ビリヤニを食べ終えてからラッシーを飲んだが、濃厚かつ甘さ控えめ。辛い料理の後なのでもう少し甘めでもいいようにも思えるが、くどさがないのでこれはこれでいいのだろう。

全体のボリュームはかなりあった。小食の人なら一人では食べきれないだろう。

料理自体は相当ハイレベル。1,200円を超える値段は最初躊躇したし、ビリヤニの作法の不勉強さに自らを恥じることになったが、この内容なら文句は言えないし、むしろお得に思える。
ただ、あくまでもワンランク上のランチを楽しみたい時に利用すべき店であることを痛感。多彩なスパイスの使いこなしは感嘆すべきものだが、その分好みが分かれそうで、普段使いのランチで同僚や上司を連れていくのはちょっと勇気が要る。
料理とともに気に入ったのが店員の応対。言葉はちょっとたどたどしいところがあるが、にこやかに接してくれ、説明や細かなサービスが行き届いている。以前ディナーで利用したことがあるのだが、その時もサービス精神旺盛かつ親切な接客で好感を持っていた。
自信を持って人に勧められる店である一方、料理の好みが分かれそうなので、人を連れていくなら事前に嗜好を押さえてからのほうがベターだろう。あるいは、看板メニューのビリヤニを敢えて外してカレーメニューにすればハードルが低いと思われる。

  • カーンケバブビリヤニ 店舗外観
  • カーンケバブビリヤニ ランチメニュー
  • カーンケバブビリヤニ ビリヤニセット

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6位

京矢 (新橋、内幸町、汐留 / 日本料理、居酒屋、日本酒バー)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/08訪問 2014/12/18

京矢(新橋) マグロ丼

新橋駅から徒歩3分、外堀通りから一本北の路地沿いのビル2階に2014年オープンした京矢
近くの天國裏に銀座店があり、ここが2号店だそうだ。

昼食で利用。
新しいビルの2階、しかも袖看板には店名表記がなく路地にも店の存在を示すディスプレイが出されていないため、かなり見つけにくい存在。つい気づかずに通り過ぎてしまう。
エレベーターで2階に上がると目の前がこの店。店内は清潔感のある小料理屋といった雰囲気。このタイプの店は夜がメインということを考えると少なからず煙草の臭いが残ってしまうものだが、この店からはそういった空気がまるで伝わってこない。席はテーブル6卓、右手に半個室3室。テーブルの白木が心地よい。
正午過ぎの訪問で、客はまばら。

ランチメニューは、「マグロ丼」「日替り弁当」「鶏唐揚定食」「サバしょうゆ焼き」など、全品800円。
この日は、メニュー表で最も目立っていたマグロ丼を注文。この季節、冷たい布お絞りのサービスが嬉しい。

注文から4分後、マグロ丼のご提供。
マグロ丼、小鉢、味噌汁という構成。盆には醤油さし用の小皿ものっている。
メインのマグロ丼は、ご飯の上にマグロが7切れ、剥き身少々、大葉にのったとろろ、ワサビ、ガリがのっている。間に挟まる刻み海苔はほんの少し。
マグロは中トロっぽいものも含まれている一方、スジの手入れも丁寧で食べやすく味がしっかりと感じられる。変な水っぽさもないので冷凍物ではないのかもしれない。これが7切れあるので満足できる。さすがにご飯の量に対してマグロの量がやや少なめだが、マグロの質や価格を考えると十分良心的だし、ご飯が余り気味になってもとろろが戦力になってくれる。
ご飯は温かいもの。個人的には全く問題ないが、酢飯のほうが好みという人もいるだろう。
味噌汁は豆腐とワカメ入り、小鉢はレンコンの煮物。

800円でこの内容は極めて良心的で、大変気に入った。
清潔な店内で居心地も良い。接客も丁寧。半個室もあり、落ち着いて食事ができる。
場所的に穴場ではあるが、ランチの内容、居心地どちらもハイレベルで、もっと人気になってもおかしくない店。夜の部も期待できそう。

  • 京矢 店舗外観
  • 京矢 マグロ丼
  • 京矢 マグロ丼

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7位

塩つけ麺 灯花 (曙橋、四谷三丁目、四ツ谷 / つけ麺、ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2014/12訪問 2014/12/15

灯花(四谷三丁目) 特製淡麗塩つけ麺(大盛)

四谷三丁目駅から徒歩5分、曙橋駅から徒歩4分、外苑東通り沿いにある塩つけ麺灯花

夕食で利用。
この付近にはかつて一世を風靡した一心ラーメンをはじめ多数のラーメン店が密集しているが、この店は2012年オープンの後発組。仄かな灯りと一面のガラス扉という外観は入店にちょっと勇気が要るものの、ガラスにFacebook・Twitterのアカウント告知や雑誌の切り抜きなどを貼っており、新進の店らしさを感じさせる。
一番右のガラス扉を開けたところに食券の自動券売機が1台設置されている。券売機の横には2階に上がる階段があるが、2階はどうやら使われていない模様で、席は1階の5席のみ。しかも客が座っているとその奥の席には券売機側から直接辿り着くことができず、一旦店の外に回ることになる。
午後8時半頃の訪問で、入店時は空席があったものの暫くすると店外に待ち客ができた。

メニューは、「淡麗塩つけ麺」800円がメインで、これに「淡麗鶏塩そば」750円が並ぶ。半熟味玉付きは100円増し、特製は200円増し、叉焼付きは250円増し。限定メニューもしばしば登場している模様。つけ麺の中盛(300g)は50円増し、大盛(400g)は100円増し。例えば大盛ならば、茹で上げ前400g・茹で上げ後640gと茹で上げの前後のグラム数を券売機横に明記しているのは親切。
この日は、特製淡麗塩つけ麺を選択。麺の量は大盛にして、計1,100円。麺はあつもりかひやもりかを選べるとのことだったが、この日はひやもりにした。

店員に食券を渡してから11分後、特製淡麗塩つけ麺大盛のご提供。
つけ汁は塩ダレベースだが、鶏の旨味と魚介の風味も感じられる。塩味のつけ麺だと変な油っぽさが前面に出ることも多い中、この店のつけ汁はそういうしつこさを感じず、具材の旨味がきちんと伝わる。塩分もそれほど強くなく、まろやかな味わい。
ただ、ひやもりの宿命であるつけ汁が冷める点は、魚介豚骨以上にこの塩味つけ汁にとってはマイナスに働いてしまうのだが、ここで麺を入れた丼のへりに添えられた柚子胡椒が活躍する。ピリ辛で風味豊かな柚子胡椒をつけ汁に入れると味がシャープに引き締まり、柚子胡椒の存在がマイナス要素を打ち消し最後まで美味しく食べ進めることができるのだ。
麺はやや細めの平打ち。表面が滑らかでつけ汁との相性は良い。ただ、極太麺が主流となっている最近のつけ麺にあっては、やや主張が弱く感じられる。
麺にのっている具は、チャーシュー、味玉、メンマ。つけ汁の中にも短冊状のチャーシューとメンマ、それに水菜とネギが入っている。
麺の上のチャーシューは2枚。フライパンで焼かれたことによって香ばしさがある。表面に脂がのっておりそのまま食べても美味しいが、つけ汁の中に投入するとおとなしめのつけ汁が一瞬パンチを帯びる。一方つけ汁の中のチャーシュー炙られたことによる香ばしさがあり、異なるタイプのチャーシューをうまく使い分けている。味玉は黄身がゼリー状で、味が染み込んでいてそのまま食べても美味しいが塩味つけ汁とも良く合っている。メンマは細めだが適度な歯応え。

麺を食べ終え、スープ割を依頼。店員が1人のためスープ割の申し出には少々気を遣う。
店員がつけ汁の器を受け取り、手慣れた作業でスープ割をしてくれ、手渡ししてくれる。この店ではご飯はサービスとのことで、スープ割したつけ汁の中にご飯を投入し、さらにアラレ玉と刻み海苔を入れて提供される。
スープ割のスープは先ほどまでの鶏の旨味に加えて昆布ダシが効いており、ご飯が投入された割りスープはまさにお茶漬けのよう。こりゃ、ご飯サービスでお勧めするのも道理だ。こういったオンリーワン的な試みも面白い。
茹で上げ後640gの麺に、シメのお茶漬け…じゃなかったご飯入りスープ割をいただき、けっこう満腹になれた。

つけ麺というとどうしても魚介豚骨が主流で、塩つけ麺となると今一つの店が大半だったが、この店の塩つけ麺はかなりの高レベルで塩つけ麺に対する考えが変わった。やや高めの価格設定もこの内容なら納得だが、初めて食べる際にはちょっと抵抗があるかもしれない。
店員の応対もしっかりしている。この日は男性1人で切り盛りしており、それ故提供までの時間は全般的にかかり気味だったが、丁寧な仕事ぶりが見て取れ、ストレスは感じない。難点はやはり店内の狭さ。
居心地という点では難があるが、その点を除けば。塩つけ麺に新たな可能性があることを認識させてくれる店。塩そばも気になる。

  • 灯花 店舗外観
  • 灯花 店舗外観
  • 灯花 店舗入口

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8位

とみや (宇和島 / 食堂、郷土料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2014/04訪問 2014/06/07

とみや(宇和島) 鯛めし定食

宇和島駅から徒歩2分、商店街にある宇和海活魚料理・お食事処とみや

夕食で利用。
駅前商店街とは言え夜になると人通りはあまり多くないが、この店のある辺りは明るい感じを受ける。
店内はけっこう年季が入っている。昔ながらの食堂といった感じで、観光客よりも地元民が多そうな雰囲気。手前側からテーブル2卓、カウンター約10席、小上がり2卓。テーブルに灰皿は置かれていた。
午後7時頃の訪問で満席。仕事帰りにちょっと一杯という男性客が大半だが、ファミリー客もおり和やかな雰囲気。

メニューは、「鯛めし定食」「さつま定食」各1,300円、「お刺身定食」「天婦羅定食」各1,500円といった海の幸を活かした定食に加え、「カレーライス」「親子丼」「肉うどん」各600円など大衆食堂的メニューも豊富。「宇和島じゃこ天」500円や「鹿刺身」850円といった一品料理も多数あった。価格は税別。
この日は、メニューに「うわじま」の文字が冠された鯛めし定食を注文。

注文から8分後、鯛めし定食のご提供。提供時、食べ方についての説明を受ける。
鯛の切り身、生卵入りダシ、ご飯、味噌汁、小鉢、煮魚、漬物、デザートという構成。鯛の切り身とダシは二段の器に入っている。
まずはダシに入った生卵を溶いて、鯛の切り身を投入。南予エリアの鯛めしは、この鯛の切り身を入れた生卵をご飯にかけて食べるというもの。ダシの中には刻み海苔、わさび、ネギも入っている。
ダシはやや甘さを感じるが、味の濃さともどもご飯が進む味付け。それでいて、鯛の味わいを阻害していない。鯛の切り身は6、7切れあり、適度な弾力と鯛の持つほんのりとした甘みを持ちながら固い筋もなく、かき込んで食べるこの鯛めしにぴったり。生卵やダシの味があるのに、かき込んだ時に鯛の風味を感じるのは不思議。
小鉢はこれも南予名物のフカ湯ざらし。淡泊な口当たりのフカに添えられた酢味噌がまろやか。こんにゃく、キュウリ、トマトが添えられている。
煮魚は鯛の煮付けだろうか。甘辛の味付けはやや濃いめで、一緒に添えられた豆腐にも味が染み込んでいる。一緒に煮込まれたタケノコの味わいもいいい。
ご飯はお櫃に入っており空のお茶碗もついてくるので、鯛めしとして食べるだけでなく煮魚や酢物とともに食べることもできる。これだけおかずが豊富だと、お櫃のご飯は多めに入っていてもさらにご飯が欲しくなってしまう。残念だったのは、ご飯の質が今一つだったこと。
味噌汁は麩と豆腐、それにワカメ入り。デザートは小豆をのせた豆腐。

もの凄いご馳走をいただいたという訳ではないのだが、十二分に満足できた。
普段使いができそうな店で、いい意味で敷居が低い。価格設定も特に不満なし。ただ、年季が入っており居酒屋的使われ方をしている店内については好みが分かれるところ。
観光客向けの店や高級感あふれる店も悪くはないのだが、こういった地元密着の店で名物料理を気軽にいただけるのは嬉しい限り。

  • とみや 店舗外観
  • とみや 店舗外観
  • とみや ショーケース

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9位

源来酒家 (九段下、神保町、竹橋 / 中華料理、飲茶・点心)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/10訪問 2014/11/22

源来酒家(神保町) ハーフ&ハーフ

神保町駅から徒歩4分、小川町駅から徒歩3分、専大前交差点から靖国通りを西進し成城石井を過ぎたところにある寧波家郷料理源来酒家

昼食で利用。
外観は入口こそ赤色が目立つが、ビルの色がおとなしめということもあり、行き過ぎた派手さはなく好感が持てる。
1階はテーブル席のみで20席強。2階や3階にも席はあり、全体のキャパシティは100席近くある。
午後2時頃の訪問で、1階のテーブルには空きがない状態。ランチのピークを過ぎたこの時間でも客はコンスタントにやって来る。客の男女比はほぼ半々、年齢層は比較的高めで外国人客もいた。

ランチメニューは、「麻婆麺」「麻婆丼」「ハーフ&ハーフ」「麻婆春雨定食」各1,000円、「豆腐と肉とニラ炒め定食」「野菜麺」各950円など。ランチメニュー以外にも各種麺類・焼きそば・御飯物等があり、単品価格は900円~1,000円がボリュームゾーン。
この日は、この店名物の麻婆麺に玉子チャーハンがついてくる「ハーフ&ハーフ」を注文。玉子(50円)を追加して計1,050円。紙エプロンとともに温かいお茶と冷たい水を運んできてくれ、細かい気配りが嬉しい。

注文から10分後、ハーフ&ハーフのご提供。
麻婆麺は土鍋に入れられた状態で提供され、ぐつぐつと煮え立っている。レンゲは穴なしと穴開きの2種類用意される。有料オプションの生卵は中央にのせられている。
麻婆麺は麺の上に麻婆豆腐がかけられたもの。とは言っても底のほうはスープ状になっている。麻婆豆腐は絹ごし豆腐と挽肉がゴロゴロ入っており、具だくさんで嬉しい。
辛さだが、表面に浮いたラー油が結構な辛さをもたらすものの、豆板醤が放つ辛さの中の甘みを感じ、さらに花椒が効いており程よい痺れもある。いくらか入っているスープも程よい辛さと挽肉から滲み出したコクが出ており美味。メニューブックでは新メニューの「麻婆カレー麺」のみ辛さ選択に関する記載があったが、麻婆麺でも辛さも増すことができれば面白い。
麺は中太の縮れ麺で、麺自体はシコシコした食感の典型的中華麺。時折鍋に麺が張り付いてしまっている部分があり麺の持ち上げに少々手こずる。紙エプロンがあって助かった。
中盤で生卵を崩してかき混ぜると、とろっとした口当たりと先ほどより刺激の弱くなった辛味、それにまろやかな味わいが麺とともに口の中に運ばれる。
残ったスープはレンゲだけでは掬いづらく、アツアツの土鍋なので丼を傾けるわけにもいかずスープを残さず掬い取るのに苦戦したが、何とか食べきれた。

玉子チャーハンは、具に玉子とネギのみを使ったチャーハン。そのため、やや黄味がかった色合いをしている。
シンプルな作りながら、火の通りが均質でほんのりとした塩味が満遍なく行き渡り変な刺激を感じないうえ、ベチャっとした部分もなくクオリティは高い。麻婆麺の口直しとして口の中を穏やかにするのにも使える。

メニュー名は「ハーフ」を謳っているが、両者とも通常の7割くらいのボリュームはありそう。そのため、両方を食べ終えるとけっこう満腹になった。

麻婆麺は各方面の評価に違わず、かなり満足できるものだった。麻婆麺の陰に隠れる形にはなるが、チャーハンのレベルもなかなかのもの。
店員の応対もしっかりしている。厨房から中国語が飛び交っているのが聞こえてくるが、客との会話は丁寧な日本語で、また立ち振る舞いや細かい配慮が洗練されている。居心地も良い。
一人の時だけでなく、家族や仲間同士での食事、特にゆったりと食事をしたいときに向いている。このシチュエーションでは神保町で双璧となるであろう新世界菜館よりもカジュアルに使えそう。

  • 源来酒家 店舗外観
  • 源来酒家 店舗外観
  • 源来酒家 ハーフ&ハーフ

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10位

中国料理 五指山 (神田、小川町、淡路町 / 中華料理、四川料理、担々麺)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2014/08訪問 2014/12/21

五指山(神田) マーボー土鍋ごはん

神田駅から徒歩5分、神田西口通りを西進し外堀通りを渡ってからすぐのところにある中国料理五指山
以前は松陰神社前にあったらしい。

夕食で利用。
交差点すぐの建物には確かに店名を示す看板が出ているが、ビルの前に来ると同ビル内の他店の告知のほうが目立ち、一瞬目当ての店はどこか分からなくなってしまう。
結局、1階の狭い入口がここ五指山であることが分かり入店。店に入ってすぐの所に食券の自動券売機が1台あるが、この券売機の稼働は昼のみで、夜は店員に注文、退店時に精算する仕組み。
店に入ってすぐ4人掛けテーブル1卓、その奥にカウンター席、さらに奥に行くと再びテーブル3卓という配置。店内はかなり狭く、奥のほうに至っては隠れ家的雰囲気すら漂う。
午後8時頃の訪問で、客の入りは8割ほど。客の男女比はほぼ半々だが、女性客は宴会、男性客は一人飯が目立つのは意外。

ランチタイムは「麻婆豆腐とライス」900円をはじめとする定食メニューがあるが、ディナータイムは海鮮料理、肉料理、点心等が一品料理がメインで、中には普段なかなかお目にかからないものもある。一方ご飯ものは少なく、「たんたんめん」980円、「玉子あんかけ焼きそば」「マーボー土鍋ごはん」各1,080円くらい。
この日は、この店の代表的メニューともいえるマーボー土鍋ごはんを注文。大盛は500円増しなので、さすがに自重。

注文から7分後、マーボー土鍋ごはんのご提供。
マーボー土鍋ごはんは、土鍋にご飯、その上に麻婆豆腐をかけたもの。土鍋に入ったマーボー土鍋ごはんの他に、取り分け用の茶碗とおたまもついてくる。土鍋の直径は15cm弱。土鍋から直接レンゲで掬って食べても良いし、おたまを使って茶碗に移してから箸を使って食べても良い。
赤黒い麻婆豆腐は土鍋全体を覆っており、下にあるはずのご飯はこの時点では全く見えない。表面には刻みニラが少々振りかけられている。
麻婆豆腐の辛さは激辛レベルまではいかないもののなかなかのもので、後から汗がじわじわ噴き出してくる。辛さよりも刺激が強かったのが、花椒による痺れ。複雑な味わいの中でも、この痺れは最も強く感じるもので、味の濃さ、極端すぎない辛さ、痺れを与えながらも爽快感もある痺れが複雑に混じり合い、否が応でもご飯が進んでしまう。
豆腐はやや崩れているが、食感と味はきちんと伝わる。さらに存在感が大きかったのが挽肉で、肉の旨味がじんわりと麻婆豆腐全体に溶け込んでいるし、そもそもの挽肉の量がたっぷりで食べ応え十分。
気に入ったのが、ご飯と麻婆豆腐のバランスが良いこと。この手の料理はややもすれば最後にご飯ばかり残ってしまいがちだが、この料理は麻婆豆腐の量もかなりあるので、ご飯と麻婆豆腐がほぼ同時にフィニッシュする。どんぶり飯はかくあるべし。
全体の量は意外に多かった。大盛にしなくても十分満腹になれるが、あえて大盛を選んで至福のひとときをもう少し延長したいような名残惜しさも感じてしまう。

麻婆豆腐としてはかなりのレベル。刺激的な点ばかりがクローズアップされがちだが、辛さと痺れがうまく組み合わさっているうえ、挽肉の旨味や豆腐の食感が絶妙で、久々にハマってしまいそうな麻婆豆腐に出会えた気分。
店内が狭いのが難点な一方、狭さゆえ一人なら静かに食べられる、仲間同士なら隠れ家的に使えるといった利点もある。店員の応対はまあまあ丁寧。
時折無性に食べたくなってしまう、そんな魅力、いや魔力を持った一品。

  • 五指山 店舗外観
  • 五指山 メニュー
  • 五指山 夜のメニュー

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