神無月のお料理今回はカウンターワタシたちを入れて2組4名だけ。テーブル席も静かなお客様で、贅沢な田茂戸となった。
先月、売り切れでありつけなかった阿櫻から始める。てふ、稲田姫も。
お料理は次のとおり。
前菜: 柿ともって菊のなます
柿、"もって菊"、大根のなます。酢がわりと苦手なワタシにもおいしいと感じるなます♪
みつはるか白和え
"みつはるか"という甘くてしっとりしたさつまいもと、どんことを一緒に白和えにしたもの
子持ちあゆ
子持ち鮎に山椒の実をあしらったもの
長芋たまり漬け
鬼灯
ほおずきがまた市場にできてたそうなので今回も使ってみたそう
木の実信田すし
"信田(しのだ)すし"とは「いなり寿司」のこと。語源は
こちらから。
木の実が入ったいなり寿司。
揚げ蓮根 銀杏
メニューでは蓮根となっているが、実際は"アピオス"。「ほどいも」と呼ばれる栄養価の高い芋の一種。
このほど芋と銀杏の揚げたもの
御椀: 蟹糝薯 菊花仕立て
カニと百合根のしんじょ。菊の花を使って菊花仕立てに。田茂戸の出汁が光る♪
造里: かわはぎ、だるまいか
かわはぎは肝をそえて、だるまいかはすだちで。
鮎、かわはぎの骨せんべい
生モノがダメな連れには、鮎を。
揚物: 舞茸と秋鮭 かぶ釜でフォンデュ
かぶの中をくりぬいて作ったものを釜にみたて、中に白味噌とチーズ、お出汁を入れてチーズフォンデュのように。
舞茸、秋鮭、ブロッコリー
蒸物: いくら空也蒸し
"空也蒸し"とは、空也派の僧侶が考案したという蒸し料理で、豆腐にだし汁でといた卵汁をかけて蒸し、葛餡をかけたもの。
さらにいくらをのせて。
煮物: 里芋餅 煮おろし
治部煮風の鴨と里芋餅、四角豆、小松菜をいっしょに煮おろしにしたもの
食事: 栗とほど芋ごはん
秋らしく栗、そして前菜にも登場したアピオス(ほど芋)のはいったごはん。
昆布山椒
赤出し
デザート: かぼちゃムース
男子ってけっこうかぼちゃが苦手な人が多いが、ワタシもそのひとり。
でもこのかぼちゃムースはめっちゃうまい! 大納言をそえ、ざくろをあしらったもの。
神無月のお料理もおいしくいただきました♪