『坂ノ下 田茂戸 18』海辺の肴さんの日記

レビュアーのカバー画像

江ノ電&湘南モノレール沿線 呑み歩き・食べ歩き

メッセージを送る

海辺の肴 認証済

日記詳細

神無月のお料理

今回はカウンターワタシたちを入れて2組4名だけ。テーブル席も静かなお客様で、贅沢な田茂戸となった。

先月、売り切れでありつけなかった阿櫻から始める。てふ、稲田姫も。

お料理は次のとおり。

前菜:

 柿ともって菊のなます
  柿、"もって菊"、大根のなます。酢がわりと苦手なワタシにもおいしいと感じるなます♪
 みつはるか白和え
  "みつはるか"という甘くてしっとりしたさつまいもと、どんことを一緒に白和えにしたもの
 子持ちあゆ
  子持ち鮎に山椒の実をあしらったもの
 長芋たまり漬け
 鬼灯
  ほおずきがまた市場にできてたそうなので今回も使ってみたそう
 木の実信田すし
  "信田(しのだ)すし"とは「いなり寿司」のこと。語源はこちらから。
  木の実が入ったいなり寿司。
 揚げ蓮根 銀杏
  メニューでは蓮根となっているが、実際は"アピオス"。「ほどいも」と呼ばれる栄養価の高い芋の一種。
  このほど芋と銀杏の揚げたもの

御椀:

 蟹糝薯 菊花仕立て
  カニと百合根のしんじょ。菊の花を使って菊花仕立てに。田茂戸の出汁が光る♪

造里:

 かわはぎ、だるまいか
  かわはぎは肝をそえて、だるまいかはすだちで。
 鮎、かわはぎの骨せんべい
  生モノがダメな連れには、鮎を。

揚物:

 舞茸と秋鮭 かぶ釜でフォンデュ
  かぶの中をくりぬいて作ったものを釜にみたて、中に白味噌とチーズ、お出汁を入れてチーズフォンデュのように。
  舞茸、秋鮭、ブロッコリー

蒸物:

 いくら空也蒸し
  "空也蒸し"とは、空也派の僧侶が考案したという蒸し料理で、豆腐にだし汁でといた卵汁をかけて蒸し、葛餡をかけたもの。
  さらにいくらをのせて。

煮物:

 里芋餅 煮おろし
  治部煮風の鴨と里芋餅、四角豆、小松菜をいっしょに煮おろしにしたもの

食事:

 栗とほど芋ごはん
  秋らしく栗、そして前菜にも登場したアピオス(ほど芋)のはいったごはん。
 昆布山椒
 赤出し

デザート:

 かぼちゃムース
  男子ってけっこうかぼちゃが苦手な人が多いが、ワタシもそのひとり。
  でもこのかぼちゃムースはめっちゃうまい! 大納言をそえ、ざくろをあしらったもの。

神無月のお料理もおいしくいただきました♪
ページの先頭へ