レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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2位
1回
2013/12訪問 2014/01/04
[2013.12]
クリスマスは同僚3人と文化横丁の八仙で中華となりましたが、せっかく文横まできたのですから源氏に寄らない手はありません。
同僚3人と別れ、おひとり様で訪問しました。
今回ははしごでしたので一杯いただいて退散。一杯めのおつまみは漬物でした。
次回はじっくりうかがいますね♪
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[2013.4]
仙台出張はわりと多いんですが、行くとお客様に食事に誘われることが多く、なかなか自分の行きたい店に行けなくてヤキモキしている自分。
今回は1泊2日ながら、2日目がわりと早目に終わったので、帰りの新幹線の時間を遅らせ、仙台では絶対に行きたいと思っていたこちらにうかがいました(*^-^*)
実は初日の夜も、お客様との食事のあとにトライしたんですが、なんと臨時休業! 今日はリベンジです(笑)。
青葉通りと南町通りに挟まれたエリア、東二番町小学校の裏手あたりには今も昭和の香りが色濃く残る文化横丁と壱弐参(いろは)横丁があります。
昭和20年の仙台空襲後にできた露店がルーツらしいですが、特に文化横丁はかなりディープでいい味を出しています。
その文化横丁で「源氏」の看板を見つけ、さらに細い路地をずんずんと進んでいくと、間口の狭さゆえ斜めにかけた縄のれんが。
のれんをくぐると、薄暗い白熱電球色に照らし出されたカウンター席が目に入ります。
コの字型のカウンターの中には和服の女将さんが。基本、席は自由なようですが、なんとなく指示された(気がした)正面の席に着きました。
まだ18時前ですのでお客さんはちらほら。地元の常連さんと思われるサラリーマンのおふたり。
私のとなりには、ひとりじーっと黙って呑んでいるおひとり様。
大きな声でしゃべるなんてもってのほか! おひとり様の私も渋くしっとりとお酒をいただきます。
店内にはお料理のメニューの短冊があちこちに貼ってあります。
もちろんこうしたお料理を単品で注文することもできるのですが、基本のシステムが変わっています。
飲み物を頼むと、料金にお通し代が含まれていて、ドリンク1杯についておつまみ1品がついてくるというシステム。
さあ、待ち焦がれていた源氏での呑みのスタートです(*^-^*)
■ 1杯目 高清水(900円、お通し付) お通しは菜の花のからし和え
■ 2杯目 國盛にごり(900円、お通し付) お通しは冷奴
■ 3杯目 高清水初しぼり(1,000円、お通し付) お通しは天然ホタテ、かつお、かんぱちのお造り
■ 4杯目 南部美人純米吟醸(1,100円、お通し付) お通しはおでん これでお通しは一巡です。
■ 5杯目 國盛にごりをもう1杯。お値段はいくらになったのか不明ですが、お通し代抜きのお値段なのだそうです。
このほか、間で単品でも注文しました。
◆ 〆さば(900円)
◆ 莫久来(ばくらい、700円)
◆ 愛知県産めひかり
雰囲気だけでなく、お料理もたしかです。おいしい(*^-^*)
おっと、18時前に店に入ったので全然余裕だと思っていた19:53発のはやぶさ18号の発車時刻が気になってきました。
残念ながら今日はこれで打ち止め。
けっして敷居が高いわけではないんだけど、カウンター内の女将さんとの適度な距離感と、もの静かに淡々と飲む客層が相まって、心地よい緊張感。
昭和酒場の時間はゆっくり流れるけど、一歩外に出るとずいぶんと時間が経っちゃってる。
光に近い速度で移動する宇宙船か、ここは。
3位
1回
2016/10訪問 2016/10/22
[2016.10]
いつもおひとりさまで訪れるのだが、今回は人を連れて。
だいぶ久しぶりだとは思っていましたが、まさか1年9ヵ月ぶりとは。
店内の照明がずいぶんと明るくなった印象ですが、気のせいではないですよね。写真がよく写りますもの。
お酒はいつもながら珍しいのが楽しめます。
生うにうまっ! サーモンも本場ノルウェイ産だとか。
しっかり〆の粥までいただきました。ごちそうさまm(__)m
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[2015.1]
年末年始も休みなく営業したという粥茶屋 写楽。恐るべし。20時オープン、翌4時ころまで営業しているというのだから、当然のごとく除夜の鐘も聞き、そしてカウントダウンも地味にあったのだとか。
年始5日に訪問。
いただいたのは、
・いつもどおりの豪華なお通し(お正月バージョン♪)
・天然ぶり
・真鯛酒蒸し
・舞茸の天ぷら
・琥珀ヱビス
・生酛華鳩 純米(ぬる燗)
・鳥海山 純米大吟醸
・福祝 純米吟醸
・風の森 笊籬採り(いかきどり) 露葉風(つゆばかぜ) 純米
いつもながら目を見張るようなメニュー(京の女に言う)をちょうどご主人が書いているころにうかがった。
メニューの豊富さにも驚くが、高級魚などの素材をいつもそろえているのは天晴!
これまたうれしい銘酒とともに正月から堪能した。
* 最初の15枚が今回の写真です。
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[2014.7]
久しぶりに訪問しようと思い立ち、いつもはふらっと立ち寄るのですが、この日は珍しく事前に電話してみるとどうやらほぼ満席。振られてしまいました(>_<)
ならばと、日をあらため、開店時間に訪問。着くなりご主人が、「待ち合わせですか?」と。
????
「いえ、待ち合わせじゃないですけど」
ご主人が奥で女性に2名分のお通しの準備を指示しています。
あれっ、待ち合わせじゃないって言ったのに、通じてないのかな?
そうこうしているうちに、2番目のお客さんが。
...おお、なんとマイレビうん築センセイ(一級うん築士さん)じゃないですかぁ!
ああ、それでご主人、待ち合わせかと思ったわけですね。
ご主人、うん築センセイも私も食べロガーだということ知ってますから(^-^;
その後、後続のお客さんはなく、うん築センセイと写楽を愉しんだのでした。
いただいたのは、
・琥珀ヱビス
・いつもどおりの豪華なお通し
・風の森 純米しぼり華 雄町 80% 無濾過生原酒
・田酒 山廃 純米酒
・目一鯛
・豊醇無盡たかちよ 扁平精米 無調整生原酒(赤ラベル)
・夏野菜の冷し鉢
・磯自慢 純米吟醸 山田錦
・ベーコン粥
ここのところ、豪華なお通しが続いているので訊いてみると、豪華なお通しが食べログで紹介されてしまってるので、ヘタなお通し出すとがっかりされるだろうと思って、とのこと(^-^;
20時の開店からおじゃまして、およそ3時間居座りました。ごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の16枚が今回の写真です。
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[2014.1]
元日に店の前を通りかかったらしっかり営業されていたので、近いうちうかがおうと思ってさっそくうかがってきました。
22時前入店。2組6名以上の先客がいらっしゃいました。
最近は週末はスタッフ3名体制で臨むほど混むのだとか。私は混んだこの店が想像できなかったんですが、先客が6名もいらっしゃることも初めてです。いつももっと遅い時間に訪れるからでしょうか。
後半からはまた私ひとりになり、ご主人との会話を楽しみました♪ ふたりだけのつもりで話していたら、ご主人のとなりにぴったり重なるように女性が...。「あら、いたのね...。」(^-^;
○ 相変わらず見事なお通し ... っていうか、いつもよりずっと豪華♪
○ ぬる燗がいただきたくてお勧めの銘柄をいただいたんですが、最初の銘柄を失念しちゃいました(>_<)
○ 〆張鶴 純米吟醸酒をぬる燗で
○ ヒラメをスダチと塩で ... 絶品!
○ たかちよ 純米大吟醸 厳選中取り本生(黒ラベル)を冷やで
ごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の12枚が今回の写真です。
こんな写真はいかがですか(*^-^*)
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[2013.4 再訪]
しばらくご無沙汰していた写楽さんへ。
写楽の描かれたのれんをくぐると、「あれっ?」ちょっと照明が明るくなったでしょうか。
いやいや、それでも一歩足を踏み入れると時間が止まるあの感じは変わりません。
今日は寄り道せずに最初から日本酒で。銘柄選択はご主人にお任せします。
まずは、相模灘 純米吟醸 美山錦から。神奈川は相模原の蔵元のお酒です。
創業1844年の久保田酒造は丹沢山系の湧水を使って酒造りをされているのだとか。
いつもながら、お通しと呼べないような豪華なお通しで合わせます。
料理もお酒もご主人にお任せすると、次は高知でまとめてくださいました。
カツオの本場 高知でよく食される塩たたきという食べ方。
たたきというとポン酢じょうゆのイメージがありますが、塩でかつおの風味がぐっと引き立ちます。
かかっている粗塩でお酒が進みます。塩とわさびでいただくのが多いようですが、ご主人はからしを付けてくれました。
いつもどおり、おひとり様にはかなりのボリュームですが、おいしいのでペロリ(*^-^*)
お酒も高知で合わせます。南 純米吟醸 無濾過原酒 播州山田錦。
もうちょっとつまみたかったのでさらにひと皿お願いしました。
のれそれです。あなごの稚魚ですね。わさび酢でいただきます。
合わせたお酒は、羽根屋 純吟 煌火(きらび)生原酒。富山のお酒です。
〆はやっぱりお粥。
これもご主人におまかせしましたら、意表をついて"オリーブ粥"。
オリーブとお粥という組み合わせは初めてですが、オリーブはザーサイのような食感で、意外にも合います!
中国人の方から教わったのだとか。やっぱりザーサイをイメージしているのでしょうか。
今日もごちそうさまでした<(_ _)>
* 最初の15枚が今回の写真です。
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[2010.9 再訪]
先日、とあるお店でご主人とばったりお会いしたのでまた行きたくなって訪問。
ご主人の他に男性がおひとり働いている。
もともと常連さんだったそうだが、忙しくなりそうなときに手伝ってくれているのだとか。
写楽のことを知りつくしているという感じで、ご主人にいちいち聞くことなく話が通じるのはありがたい。
いただいたのは、田酒、国権、伯楽星、佐久の花。
ぶりの刺身、岩がき、焼松茸、とろ湯葉、ぬか漬け、明太子粥。
ぶりは、写真のとおりの量。でてきたときに圧倒される。
おひとりさまにはちょっと多すぎると思ったが、わさび醤油で食べたり塩で食べたり、おいしいお酒をちびちびやりながら食べていると、けっこうぺろっと食べてしまった(笑)
〆のお粥も同様。おひとりさまサイズではないのだが、やはりこれをいただかないとしまらない。
いや、いつもながらどれもおいしくいただいた。ごちそうさまでしたm(__)m
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[初投稿]
湘南モノレール湘南深沢駅から鎌倉大仏に向かって進み、グリーンハイヤー(鎌江タクシー)の本社の角を左折してしばらく行った先にある。
こんなところに飲食店が?というような場所なので、わざわざ探して来なければ見つからないだろう。
ご主人おひとりで切り盛りしているにもかかわらず、基本的には年中無休、客がいれば朝方4時ころまで営業しているらしいのでびっくりだ。
店内はキッチンを囲むカウンター席とテーブル席がふたつ。ひとつのテーブルは比較的大きい。
全体に電球色の暗めの照明で、壁のあちこちに振り子時計などの時計がかかっている。
また民芸品なども多い。
世間と隔離された別世界に訪れたような錯覚にとらわれる。
ご主人が毎日手書きする今日のメニュー(京の女に言う)にはびっしりと、「生もの」、「煮るもの」、「焼くもの」、「揚げるもの」などが書かれており、裏面には看板メニューのお粥(と雑炊など)がこれまた種類豊富に載っている。
これだけ豊富なメニューをそろえているだけでも驚きだが、どの料理を頼んでもひとつひとつに手のかかった素晴らしいものがでてくるから狐につままれたようでもある。
これまた世間とは別次元のところに迷い込んでしまったかと錯覚する原因のひとつだ。
飲み物はビールと日本酒。
日本酒にはこだわりがあり、厳選された銘柄が並ぶ。
世間を忘れ、時間を忘れ、うまい料理とうまい日本酒をじっくり味わうには最高のお店。
一見とっつきにくそうなご主人も、博学であり、実はけっこうよく話をされる。
一品ごとの量が多いのでと仲間と飲みにくるとあれこれ味わうことができてよさそうにも思うのだが、いまのところこの空間と時間をゆっくり楽しむべくひとりで通っている。
4位
1回
2013/11訪問 2013/12/01
[2013.11]
夜の18,000円のコースをいただきました。
今回もカウンター席。
生ビールの季節が終わってしまったので、ヱビスの瓶ビールをいただきます。あられ湯をいただいて食事のスタートです。
食前酒:しみずの舞 すっきり軽やかなやや辛口。食前酒にはちょうどいいですね。
先付:テーマ「11月」 旧暦10月は亥の月で、その亥の日に「玄猪の儀」が平安時代から行われ、今でも続いています。そこで使われる「玄猪包(げんちょづつみ)」をモチーフにした器での演出です。黄色と緑のいちょうを水引にし、檀紙の上に器を載せることでそれらしく見せています。
中身はホタテをこぶ締めにしたものを千枚かぶらでサンドイッチ、加減酢の煮凝りがかけられ、セリがそえられています。
お椀:今日の煮物椀は、解禁された松葉がにのしんじょ。ほうれん草の軸、もみじの形のにんじん、松葉にみたてた香りづけの柚子が乗っています。しんじょはできるだけ松葉がにの風味が生きるようにかに以外の食材(卵白、山芋?)の割合を少なくしているとのこと。
お椀の中に浸っているので、あまり風味は感じられませんでしたが。
お造り:宮城のマグロ、赤貝、ひらめのお造り。造り醤油、梅肉醤油、藻塩が用意されています。
今回もやはり自分は造り醤油が好みなので、こちらでいただきました。
付け合わせは水菜、黒大根、水前寺海苔。
焼きがに:生ものが苦手な連れには、焼いた松葉がにを用意していただいてました。厨房から持ってくる途中ですでに焼いたかにの芳ばしいいい香りが漂ってきます。かに酢のほか、蟹味噌と白味噌を和えたお出汁にみつばを加えたものも用意されていました。付け合わせはインカのめざめ(じゃがいも)です。
八寸:ざるいっぱいにもみじの葉が。大将が富士山に行ってとってきたんだそうです。ひとしきり紅葉狩りをしたあと、葉をどけてみるとお料理が。
オレンジの四角い皿には、銀杏の素揚げ、鴨ロース、〆サバが、生モノが苦手な連れには、〆サバの代わりにスモークサーモンを入れていただいてました。青い皿には、牡蠣の酒煮、白和え(湯葉みたい)、才巻海老(車海老)の黄身鮨が。柚子の器には、うにに醤油の煮凝りがかかっていました。
焼き物:さわらの付け焼きに長芋とあられ状の柚子が乗せられたもの。さわらの付け焼きがジューシーでおいしかったです♪
炊き合わせ:アマダイのかぶら蒸し。春菊と丹波しめじが入っています。けっこう甘めでしたので、ちょっと好みとは違うかなぁ。
食事:富山県産、新米のコシヒカリに、海苔、いくら、からすみをかけていただきます。いくらがたっぷりでうまい!
お吸い物はわかめとぶぶあられ入り。お漬物は、昆布の佃煮、糠漬けと蕪の葉の浅漬け。
菓子:中と外とで異なる餡をつかったお菓子。上に梅をペースト状にしてゼラチンで固めたのしうめが乗っています。
お抹茶
水菓子:洋梨、パパイヤ、それと柿の中にコアントロゼリーを合体したもの、ざくろの実がちらしてあります。
ドリンク:ヱビスの瓶をいただいたあと、万作の花 別誂、獺祭 寒造早槽 純米大吟醸 48% しぼりたて生を冷やして、菊姫 純米を常温でいただきました。
連れは、麦焼酎「中々」をお湯割りで。
今回もごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の41枚が今回の写真です。
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[2013.9]
9月のテーマ:「お月見」
夜の18,000円のコースをいただきました。
今回もカウンター席。あられ湯をいただき、まずはヱビス生ビールをいただきます。
食前酒:梅酒
先付:テーマ「お月見」に合わせて、「井戸の中に写る月」をイメージした演出。ススキもあしらってありますが、もちろん食べるときはどけていただきます(笑)。
お料理は、毛ガニ、焼いた椎茸に長芋を重ねて盛り付けたもの。生姜を入れた加減酢(三杯酢よりお酢を加減した出汁酢)の煮凝りがジュレとしてかかっています。毛ガニももちろんおいしいですが、椎茸の香りにビックリしました。椎茸ってこんなに香りのいい食材だったんですね!
お椀:これまたテーマ「お月見」にそって、お椀のふたの裏が満月をイメージ。中には、お月見の"うさぎ"をかたどったニンジンの飾り切りが。
お椀の底にも"うさぎ"。このお椀はこの季節にだけ使うんだそうです。
お椀の中は、鱧松茸。徳島の鱧を焼霜づくりにしたもの、松茸、銀杏のくず豆腐が入っています。お出しもおいしいですし、くず豆腐がぷるんぷるんでいい食感。焼霜の鱧も適度な歯ごたえで煮崩れてなくていいですね。松茸は特に感動なし。
お造り:北海道のまぐろ、真鯛、あおりいかのお造り。造り醤油、からし醤油(まぐろ用)が用意されています。
大将おすすめのからし醤油ですが、やはり自分は造り醤油の方が好みですね。
石焼:生ものが苦手な連れには、松茸とあおりいかの石焼。浸けてある出汁は不明ですが、焼いた石に乗せて焼くと醤油のような芳ばしい香りが♪ 醤油の焼ける香りってスゴい威力ですね。これ、お隣の方にも間違いなく届いちゃってますよね(笑)。
揚げ物:松茸、マイタケ、いちじくの衣揚げ。 レモンと山椒塩でいただきます。松茸、マイタケの火の通り加減が絶妙。食感がとっても楽しめました。そして山椒塩の刺激でお酒が進みます♪
八寸:小さな桶に入った八寸です。銀杏の素揚げ、白瓜のこぶ締め、あわび、あわびの肝、関サバの〆鯖、うなぎの酒塩焼き、そして小鉢には、おくら、うに、アオサ海苔にわさびのかき醤油がかかっています。ひとつひとつ、どれも酒の肴にぴったりです。ここでけっこうチビチビ呑んでたのでお料理が停滞してしまいました(笑)。
炊き合わせ:地鶏の治部煮、冬瓜油煮、万願寺とうがらしの焼き浸しに、白髪ネギとすった鯖がかかっています。
かなり甘め。いままでいただいたお料理の中では一番好みに合わなかったお料理になってしまいました。
食事:松茸の炊き込みごはん、お椀(あおさの入ったすまし汁)、こんぶ(山椒煮)、きゅうり、かぶ(糠漬け)。
こちらの大将は、炊き込みごはんのお焦げはよしとしないそうですが、自分の好みではお焦げ大歓迎です。松茸を贅沢に使った炊き込みごはんですが、それほど香りは楽しめなかったかなぁ。
菓子:卵のくず焼き。卵黄とわらび粉を練って焼き上げて作ったお菓子、自家製のあんこが乗っています。
お抹茶
水菓子:小さい方は梅を使ったアイス。駄菓子屋の杏子を連想させます♪ 大きい方は、梨、柿、シャインマスカットにコアントローのゼリーがかかったもの。けっこうお腹苦しいです。
ドリンク:ヱビスの生をいただいたあと、“常きげん”を醸す鹿野酒造(石川県加賀市)の「KISS of FIRE(熱いくちづけ)」をいただきました。
このお酒は、ルイヴィトンのレセプション用に最初つくられたお酒だそうですが、私の大好きな菊姫を世に知らしめた名匠農口尚彦氏より伝授された若い七人の蔵人が市販用に作りなおしたもの。
山田錦を50%まで磨いて仕込み、3年間じっくり寝かせた純米大吟醸です。
キレイな青のボトルに残っていた2合弱を、4,500円でいただきました。
そして続いては、やっぱり"ひやおろし"の季節。菊姫 純米ひやおろし 1.5合(1,900円)をいただきました。
連れは、麦焼酎「中々」をお湯割りで(1,300円×2)。
うまい酒は料理を引きたて、またおいしい料理は酒をおいしくする。ご馳走さまでした。
* 最初の35枚が今回の写真です。
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[2013.7]
湘南を代表する美容室ケンジグループの創業会長のご長男が藤沢で開いた日本料理店。
ミシュランガイドの「東京・横浜・湘南2012」で、県内で初めて三つ星をとったお店として広く知られ、2013年も引き続き三つ星をキープ。
藤沢というローカルエリアにありながら、並の料理店でないことは間違いないですね。
滋賀県東近江市にある日本料亭招福楼のご出身とのことですが、修業時代も、そして独立開業されてからも決して順風満帆ではなかったようで、そのご経験が現在の幸庵の礎になっているのでしょう。
藤沢駅南口の雑踏を抜けて、鵠沼花沢町の住宅地にさしかかるあたり、マンションの1Fにひっそりと店を構えています。
外観はこじんまりしていますが、店内は別モノで、落ち着いた和の雰囲気をもったゆったりした空間になっており、余裕をもって配置されたテーブル席のほか、お座敷やカウンター席などを含めて30席もあるそうで、外からはわからないですね。
お料理は、5,800円(昼のみ)、8,600円、13,200円、18,000円のコース料理。5,800円のコース以外は昼夜共通のようです。
あと、「要ご相談」ということで、おまかせのコースもあるようで、わりと柔軟に対応していただけそうです。
こちらの最大の長所はホスピタリティではないでしょうか。
ミシュラン☆☆☆にあぐらをかくことなく、「もてなし」を大切にした接客。それこそがまさにご主人が招福楼で学んできた真髄。
客が肩から力を抜けずに食事しなければならないようなお店では、たとえ料理がおいしくても居心地悪いですもの。
お料理は都内の三つ星店に比べてどうなの?って話題は常についてまわるでしょうけど、この藤沢という地でこれだけ気軽にこれだけおいしいお料理をいただけるお店はよそにないので、それなりの評価をされてもいいんじゃないかと思うのです。
今回は夜18,000円のコースをいただきました。
カウンター席で桜湯をいただき、生ビールとスパークリングワインを注文。
今月の食前酒は梅酒だそうです。
先付:鱧を炙ったもの、間に生のアオサ海苔の重ね盛り、一番上に花穂シソと金粉、手前にグリーンアスパラガスの塩ゆで、下には梅の煮凝りが盛り付けられています。わさびをからめながらいただきますが、この時点で「最初から日本酒にしとけばよかった」と後悔。
この季節、鱧はよく出てきますね。鱧の処理はお上手でした。少し苦味を感じましたが、なんだったんでしょう?
さっそく日本酒に切り替えました(笑)。
煮物椀:アワビの柔らか煮、きぬかわ茄子、ごぼう、スナップエンドウ、柚子が添えてあります。
「お出汁は大将が大変凝っているので、ぜひご賞味ください。」とのこと。その後も「大将が」、「大将が」という説明が多かったですね。
アワビがとっても肉厚。お出汁は、とろろ昆布の味。凝っているという割には、それほどの感動はないかな(^-^;
お造り:大トロまぐろ、真子ガレイ、アオリイカ。ミミを炙り、つるなの花、生アオサ海苔、わかめ、黄色のは糸かぼちゃ(そうめん瓜)が添えられています。
造り醤油、梅肉醤油、からし醤油(まぐろ用)の3種の醤油が用意されてました。
大トロはかなりイイものでした。おいしかったぁ♪からし醤油を勧められましたが、造り醤油の方が好みでした。
お造り代わり:連れは生モノが苦手なため、お造りの代わりに若狭ぐじ(アマダイ)の酒塩焼きを用意してくださいました。
お酒とお塩に10分ほど漬け込んで網焼きしたもの。ぐじ(アマダイ)は、鱗も繊細で細かいので、上手に焼くとたいへんおいしい。
その鱗を楽しむのが、若狭焼き(酒塩焼き)。
普通、鱗は焼くと表面と皮の側の水分量の差から、水分が抜けた側=表面が逆立ってきます。
そうしないで、鱗を寝かせたままこんがりといい焼き色を付けるのが料理人の腕。
水分を補給する意味で日本酒を、またツヤを出すためにみりんを塗りながら焼くんだそうです。皮(鱗)ごといただきます。
もう一品。いかげそを醤油であぶり焼きしたもの。
次のお料理は氷鉢に入った、海藻を練りこんだゴマだれうどん。歯ごたえしっかり、のどごしつるつる。芽セロリとぶぶあられが乗っています。
ゴマだれの濃度も、器になっている氷が融け出したことで濃度がちょうどよくなりました。
ゴマだれうどんが出てくる前に、今日の焼き物の鮎とご対面していました。
大将がご自分で釣った小田原酒匂川の釣り鮎。さきほどご対面した鮎が、織部焼の器に乗せられて登場。
塩焼きですから、そのままでもいただけますし、蓼酢(たです)でもいただきました。
臭みもなく、おいしかったです。
八寸:蛍かごをイメージした囲いに入って登場。開けてみると、マツタケの天ぷら、上には山椒塩がかかっています。
万願寺唐辛子のつけびたし。みょうがの甘酢づけ。しいたけのどんこの山椒煮。
ショットグラスの中には浅利の酒煮。
マツタケの天ぷらは肉厚でおいしいけど、ちょっと塩がきつい? 塩が肉眼ではっきり見えます(^-^;
強肴:鴨ねぎ 下に丸ナスを油揚げしたもの、上には九条ねぎとしょうが。鴨がネギしょってやってきたってやつですね。
食事:焼きおにぎりにした冷やし茶漬け。とびこ、しらす、柴漬け、枝豆、海苔、おかか、ぶぶあられなどが入った素朴なコラボレーション。
漬物:きゅうりと長芋は糠漬け。こんぶは佃煮。
お酒は、最初のスパークリングワインのあと、瀧澤 純米吟醸、船中八策 純米、菊姫 山廃をそれぞれ1.5合ずついただきました。
食事のあと、和菓子(水ようかん)、お抹茶、水菓子と続いて終了。
最後の一品まで手抜きのないお料理でした。ごちそうさまでした。
また違う季節に、違う素材でお会いしたいですね。
5位
1回
2013/07訪問 2013/10/03
悠久の時間が流れる懐かしい空間で心を尽くした日本料理を堪能する
鎌倉山といえば、昭和初期に日本で最初の分譲住宅地として開発されたところで、著名人が居を構えたり、別荘として足を運ぶ高級住宅地として広く知られています。
最近ではみのもんたさんが何年もかけて豪邸を築き転居したのが有名ですね。
そのみの邸へと入る路地の向かい側に鎌倉山倶楽部があります。
銀座天國のオーナー婦人の別邸として使われていた建物を借り上げ、ほぼそのまま利用したものです。
こちらを経営するのは、腰越に本社をおく訪問介護の会社 ㈱イザカマクラ。
その代表である西かな子氏が、訪問介護の利用者のご家族などをもてなすためにお弁当などを用意したのがきっかけだったようです。
日本食ゆうがたのご店主、道振さんは縁あって、ゆうがたをオープンする以前、こちらのお弁当を手伝っておられました。
ゆうがたオープン当初、道振氏を手伝っていた高校の同窓であった富山氏がゆうがたを辞めるとき、西氏に鎌倉山倶楽部で料理をやらないかと誘いを受け、平成24年3月にオープン。西さんはゆうがたのお客様でもあります。
まだ若き富山氏ですが、京都や銀座のお店で修業してきた腕を、鎌倉山倶楽部で存分に披露しているようですね。
富山氏とはゆうがたでお目にかかっていますが、久しぶりにお会いし、お互いに挨拶をかわしました。
傾斜地に建てられた家屋で、正門の横に1台、少し離れたところにも数台駐車場が用意されています。
バスやタクシーで訪れる方が多いと思いますが、車を利用してうかがう際は、事前に伝えておくと名前を書いた紙を貼って押さえておいてくださいます。
会員制の別邸として使われていた建物だけあって、門構えからして一般の住宅とは思えない立派さです。
「鎌倉山倶楽部」と赤い文字で書かれた看板の掲げられた入り口の門をくぐり、階段をあがっていきます。
高台に建った一軒家。玄関で女将である西さんに丁寧に迎えられます。案内されたのは一階の和室。でもテーブル席でよかったです。
座布団で座る和室は苦手なもので。
メニューは、お昼が、
・ 雪 4,500円
・ 月 6,500円
・ 花 9,000円
夜が、
・ 桜花 10,000円
・ 白梅 15,000円
・ 芙蓉 20,000円
いずれも消費税・サービス料込みなので良心的ですね。
今回は予約時に芙蓉をお願いしました。
いただいたお酒は、
・ 浦霞 純米酒
・ 獺祭 磨き二割三分 1合2,800円とお値段張りましたが、ちょっと奮発して(^-^;
・ 真澄 奥伝寒造り 純米
・ 富乃宝山をロックで数杯
いただいたお料理は、
・ 毛蟹とウニの飯蒸し 酒盗ソースがけ
蒸したモチ米の上に毛蟹とウニが上品に乗せられ、そのうえに酒盗ソースが。
酒盗とウニが喧嘩しそうですが、意外にも相性がよく、最初の一杯をいただくのに最適でした。
・ お造り
ひらめの薄造り、マグロ、さわらの炙り、はも(淡路)の焼き霜づくり
すべてが生でなく、炙りや焼霜が混ざっていることでアクセントになりいいですね♪
量も適度でした。
・ お椀
トウモロコシと小柱のしんじょう
上品な出汁がとれていておいしい。
お椀は東海道五十三次の宿場町が描かれていて、沼津と大磯でした。
・ 焼き物
和歌山で獲れた鮎を塩焼きで わさび酢でいただきます。
鮎の苦味でまたお酒が進みます。
・ バクライ
これぞ酒呑みの究極の肴。
このわた(ナマコのはらわたの塩辛)とホヤの塩辛のあわせたもの。仙台ではよくいただきますが、高級珍味です。
・ 陶板焼き
焼いた陶板の上に食材を乗せて焼いていただきます。私は岩がきを、連れは苦手なのでお肉をいただきました。
演出効果も上手ですね。
・ 揚げ物
伊勢海老のから揚げと甘長唐辛子の天ぷら
意外と知られていませんが、鎌倉・江ノ島あたりではけっこう伊勢海老が獲れますね。伊勢じゃないのでそう呼ぶのかどうかは知りませんが。
産地を訊くのを忘れました。薄衣のから揚げは素材の味を生かしてとってもおいしいです。
・ いちじくの揚げ出し
いちじくを使った揚げ出し。初めて食べました。いちじく自体が苦手なのでどうかなぁと思いましたが、揚げだし豆腐の甘いのという感じ。
出汁もおいしかったです。
・ 鍋物
お造りでいただいたはもは淡路産、こちらは台湾産と使い分けているんだそうです。
出汁にみつばがたっぷり浮かんだお鍋でしゃぶしゃぶしていただきます。
お出汁はスープとして、別途いただきましたが、上品なお出汁で、おいしいですね。
・ 食事
枝豆と油揚げのまぜご飯
おと香の物がついて〆です。
ここで富山氏とごたいめ~ん♪
予約の名前を見て私だと知っていたようです。
・ 甘味
2階の別室に案内され、そちらで甘味をいただきます。
濃厚なキャラメルソースのかかったプリン。
クレーム・ブリュレの加熱してないような感じで、とっても濃厚でおいしかったです。
入店したのが19時、食事を終えて別室に移動したのが22時近く、デザートで別室に移ってからのんびりしてまた1時間近くいましたので帰りは23時近くになりました(^-^;
「時間を忘れてゆったりと寛いでいただき、そして幸せな気分でお帰りになっていただくことが、私どもの喜びです」と語る女将の西さんの言葉どおり、しっかり見送っていただき帰路につきました。
6位
1回
2014/04訪問 2014/04/29
[2014.4]
馳走庵 竹隠 坐忘
八王子での仕事のおり、どうしてもこちらのお蕎麦が食べたくて西八王子まで足をのばしてきました(^-^;
着いたのは12時ちょっと前。この時間だとかなり混んでるだろうと覚悟を決めていたんですが、先客は3組ほど。だいじょうぶでしたぁ♪
4人掛けのテーブルにひとりというのは申し訳ない気がしたんですが、迷うことなくその4人掛けテーブルに案内してくださいました。
これだけ人気のお店なのに、フロアの女性の方(奥様?)も、ご主人も腰が低くて感心します。
さて、消費税率アップ後 初の訪問となりますが、一例をあげますと、
せいろ 750円 ⇒ 788円
粗挽き 950円 ⇒ 993円
前回いただいた 夜のそば旬香コースは、3,830円 ⇒ 4,320円。
消費税率アップの影響だけでなく、若干値上げされていました。
さて、今日は仕事ですので、昼からそば屋酒をしているわけにはいきません。
素直におそばをいただきます(笑)。
粗挽き
前回いただいた粗挽きと比べても、色・星ともにほとんど違いは見られません。
麺の太さも前回同様 均一で、きれいにそろっています♪
繊細な香りの違いまでは覚えていないので比較のしようがありませんが、やはり絶品!
わざわざ足をのばしてきた甲斐がありました(*^-^*)
食後には、そば湯とともに、つぶ餡とようかんが提供されます。お茶も差し替えてくれます。ほうじ茶だったかな?
そうそう、食前のそば茶がおいしかったです♪
粗挽き一枚のお客でも しっかりと"もてなしていただいた"と実感できます♪
前回のそば前も大満足でしたが、今回のおそばだけでも満足度は変わりませんでした。
ごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の13枚が今回の写真です。
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[2013.7]
夜のコース(夜のそば旬香)はCPばつぐん! 3,830円
八王子での仕事の帰り、中央線をひと駅、帰る方向とは逆に乗り、寄り道してきました。
先日、JR西八王子駅南口の病院にお見舞いに行ったことから、なんとなく西八王子が身近に感じられるようになり、食べログで以前からBMしていたこちらに行ってみたくなりました。
西八王子駅北口から甲州街道を越え、北西方向に進むと、あたりは住宅地。
スマホの地図をたよりに10分ほど歩くと、黒塀に囲まれた目的のお店が見つかりました。
これは食べログとかの情報がなければ、地元の方じゃなければまず来る機会はないだろうなと思う場所でした。
入口は背の低い障子の潜り戸になっていて、腰を屈めないと頭をぶつけそうな入り口です。
店内は、障子を通して入る柔らかい光と、天井からの間接照明による落ち着いた空間。
まだ18時にならないので外はまだまだ明るいですが、店内は隔離された別世界のようで時間が止まっているかのような感覚です。
客席は板張りの小上がりの様になっていて、テーブルが4卓ほど。靴を脱いで上がります。
また、離れた島に床の間が設けられた小上がりがもうひとつあり、全部で18席ほど。
お蕎麦は、基本的に2種類。
更科系の白いせいろと、粗挽き蕎麦。
せいろ
玄蕎麦の殻を完全に取り除いた物「丸ヌキ」を電動石臼で挽いて六十番ふるいで落とした粉に水だけで打った蕎麦です。
つるりとした食感の江戸前の蕎麦で、色は緑がかった甘皮の色で太さは中細です。
粗挽き蕎麦
玄蕎麦(殻付き)を「手挽き石臼」で粗めに挽いた物と、丸ヌキ(殻無し)を「電動石臼」で粗挽きに挽いた物を合わせて打った蕎麦です。
色はそれほど黒くなく、太さは「せいろ」と同じです。
お蕎麦に期待はふくらみ、もちろん両方いただくつもりで来ましたが、もうひとつの楽しみは蕎麦前。
テーブルの上に、「酒肴」と書かれたメニューがあったり、「一品料理」のメニューの中にも魅力的なものが見つかりましたが、目がとまったのは夜のコース。
「酒肴コース」というサブタイトルで、夜のそば旬香 3,830円。
食事時間の目安が1時間半。季節の酒肴、天ぷら、せいろなどが含まれているとのことで、きっとあれこれ一品料理を頼んでもけっこうなお値段になりそうな気がしたので、こちらの内容をおうかがいし、こちらでお願いすることにしました。
・ 焼き味噌
蕎麦前として最初に出てくる料理としては最高ですね♪ 腰を据えて呑もうと思っていたので、ぴったりです。
・ トウキビ豆腐
トウキビの甘さが口の中に広がります。酒には合わなそうな気もしましたが、意外と合いますね(*^-^*) 単品の料理としてもおいしいです。
・ ひらめと山桃のサラダ
もうこの時点で3,830円の元を取った気分です。一品一品のポーションは小さいですが、酒肴としてはぴったりですし、これだけ手間をかけた品を次々出していただくのは申し訳ないような気がしてきます。
・ ゼンマイと野菜の味噌和え
少し辛めの味噌で和えたゼンマイと夏野菜。日本酒が進みます。
・ 辛みそばがき
おいしい蕎麦屋さんにきたら、まず外したくないのが蕎麦がき。少量ですが、楽しむことができました。
蕎麦がきを揚げ出し豆腐のように揚げてあります。なかにはおいしい蕎麦がきが♪
・ すずきのあらい
よく氷で〆てあるすずき。日本酒に合います。
・ もち豚と夏野菜の辛子煮
少し洋風にも感じられますが、これも実においしい。
・ 天ぷら
この時点でけっこう酒も進み、おなかも膨れてきてましたが、見た目かわいらしい量でしたのでひるまなくてすみました(笑)。
ヤングコーン、さつまいも、シソの葉、海老のかき揚げ。海老のかき揚げが特にうまい!
・ 粗挽き蕎麦
このコースの〆は、本来はせいろなんですが、二種類食べられるかわからなかったので、まず先に粗挽き蕎麦をお願いしました。
挽きぐるみと丸ヌキをブレンドし外一で打っているということですが、蕎麦はきれいに均等に切られ、他店より白いお蕎麦は美しいです。
粗挽きというともっと黒いイメージがありますが、それほど黒くなく、でもしっかりホシが入っています。
この時期の蕎麦にしては香りも十分で、コシはそれほど強くありませんが、のどごしはとてもいいですね。
・ せいろ
なんとかまだ食べられそうなので、おかわりせいろをいただきました。
意外にも、粗挽きより色が濃い感じです。ホシは見えません。粗挽きよりコシが強く、ツルツルっとした食感。
これはうまい!
つゆは、色が濃い目ですが、しっかり出汁が感じられる意外にもすっきりしたもので、私の好みに合いました。
そば湯は最近お流行のそば粉を溶かしたドロっとしたものではなく、ふつうの蕎麦湯でしたが、〆にはいいですね。
最後に甘味が付きました。
お酒は、上野の関矢酒店(関矢健二氏オリジナル)のお酒を3銘柄いただきました。
・ おんなのひとりごと 愛媛県 吟醸 650円
・ 時代を超えて 愛媛県 純米吟醸 850円
・ 思わず絶句 大阪府 純米t大吟醸 1,500円
実は3合目の思わず絶句をほとんど呑み終えていた時点で、店員さんがおちょこをこぼしていまったのですが、なんとサービスでもう1合いただいちゃいました(*^-^*) 1合1,500円の純米大吟醸を♪
アテがなくなりましたので、おみやげにだし巻玉子を2本いただき、そのうちひと切れを切ってもらい、アテにいただきました。
ということで、予定どおりおよそ1時間半の滞在となりましたが、夜のコース、この充実ぶりで3,830円は最強の蕎麦前ですね♪
場所だけがネックですが、機会をみつけてぜひ再訪したいものです。
7位
1回
2015/03訪問 2015/04/01
[2015.3]
うかがったのはまだ春らしくなる前。春になる前にあったかいおでんをいただいておこう♪
といいつつも、おでんにたどり着くまでにいろいろ出てくるので大変(^-^;
いただいたおでんは、ちくわぶと大根。
ふぐひれ酒もいただきました♪
* 最初の6枚が今回の写真です。
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[2014.10]
あったかいおでんが恋しい季節になってきました♪ およそ半年ぶりの再訪です。
しばらくぶりですが、それでもあたたかく迎えてくれるのがこのお店の魅力。
あったかいおでんとおもてなしで体が温まりました(*^-^*)
* 最初の11枚が今回の写真です。
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[2014.3]
某店にて不完全燃焼だったので、ひと椿さんに流れました。
「今日こそはおでん!」と思っていたので、最初から女将に「おでん食べたいからサービス品遠慮します」とお伝えしておきました(笑)。いつもサービス品ばかりでお腹いっぱいになっちゃうので。
いただいたのは、大根、玉子、ちくわぶ、牛スジ。
やっぱりアゴ出汁のおでんはうまいですねぇ♪ ごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の3枚が今回の写真です。
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[2014.2]
とあるお店で呑んだあとの2軒目に立ち寄りました。
呑んで食べてきたので「軽く」と思って、キープしてあった焼酎「ひと椿」をロックで。
せっかくだからおでんをいただこうという腹づもりだったんですが、茶そばのお通しの次に刺身を頼んだら、ごらんのとおりの大サービス!
これでとどめをさされました(笑)。またもやおでんに辿りつけず。
ごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の1枚が今回の写真です。
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[2014.1]
敷居高いオーラたっぷりのでんがく屋さんデビューを果たしたあと、帰り際、こちらに立ち寄りました。
先日うかがった比呂鮨さんが野村総合研究所(鎌倉研究センター)の影響を強く受けていたという話でしたが、こちらは松竹大船撮影所の影響を強く受けていたお店。
撮影所の関係者や役者さんまで、足しげく通っていたのだとか。
のれんの文字は、俳優 緒形拳さんの弟さんによる書。
なんとなく敷居が高そうに感じたのも、こんなところに原因があったのかもしれません。
これまでも何度か再訪しようと思ってのれんをくぐったんですが、満席のことが多くなかなかタイミング合わず、久しぶりの訪問となりました。
いやぁ、このお店も最初は敷居が高いんじゃないかと思っていましたが、一度足を踏み入れたらそんなことはまったくの杞憂であることがわかり、2度目からはあの大好きなのれんを簡単にくぐれるようになりました。
久しぶりの訪問でしたが、「ひと椿(芋)」のボトルもちゃーんとキープしてもらってましよヨ♪
初訪問が昨年の4月。それから暑くなる季節におでん屋ヘビロテが始まったわけですが、この寒い時期こそあったかいおでんの本領発揮ですね。
いつもサービス品ばかりいただいて、おでんになかなかたどり着けないことが多かったので、今回はお店でもおでんをいただき、さらに持ち帰りまでしちゃいました。
おでん、持ち帰りできるんですよ(*^-^*)
あとは馬刺しをいただきました。
ごちそうさまでしたm(__)m やっぱりここはあったかい。
* 最初の12枚が今回の写真です。
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[2013.6]
あれっ、今日は茶そばのお通し出なかったな。
伯楽星の純米吟醸が入っていたのでいただきました♪
ごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の5枚が今回の写真です。
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[2013.5]
4度目の訪問。
今日は珍しく日本酒を呑まず、最初からひと椿<芋>をロックで。
トマトのおでん 初めて食べました♪ 酸味があって意外とおいしいですね(*^-^*)
ごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の5枚が今回の写真です。
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2013.5
3度目の訪問。
おとなりには食べログを見て初めて来たというご夫婦が。投稿したのは自分だとは言い出せず、なんか照れくさいです(^-^;
伯楽星 純米吟醸、天狗舞 山廃仕込純米酒、高清水 精撰 辛口と、ボトル入れてある芋焼酎 ひと椿をいただきました。
おでんは自分で注文したんですが、あとはなんとなくいただいたもののようで、もう忘れてます(笑)。
ごちそうさまでした。
* 最初の11枚が今回の写真です。
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2013.4
GWに突入し、官公庁や一部の民間企業でもクールビズを開始したというのに、まだまだ気温が不安定で、夜になると肌寒さを感じたりしています。
日が落ちて急に気温が低くなってきているところ、「おでん」の提灯が目に入ったらどうします?
そりゃ入るでしょ(*^-^*)
こちら、長崎ご出身の女将が営むおでん屋さん。長崎おでんが通年いただけます。
九州や日本海側の一部の地域ではトビウオのことを「アゴ」と呼びますが、長崎おでんの最大の特徴は、あごベースの出汁を使い、しょう油などは使わない薄口のあっさりしたところです。
そして、薬味は辛子ではなく、柚子胡椒をつけていただきます。
女将さん自家製の柚子胡椒はかなり辛いです! でも薄口のおでんに柚子の風味がからんでおいしいんです。
店頭には「おでん」の大きな提灯、グリーンの「和」を感じるのれん。
外からは中の様子がわからないので、最初はちょっと敷居が高いかもしれません。
店内はL字型のカウンター席が6席+3席、計9席ほど。奥にちょっとした小上がりもあります。
店内にも表の「和」を感じさせるグリーンののれんがかかり、木目調で明るく清潔感があります。
席に着き、おしぼりをいただいたあと、お通しの登場。
小鉢とおでんに使う大根の皮を使ったお漬物、それに茶そばが最初に出てきます。
ほんのちょっとですが、呑む前にこれをいただくとお腹が落ち着きます。
茶そばを食べ終えると、あごベースのおでんのつゆをいれてくれるので、そば屋の蕎麦湯よろしく、おでんつゆ割をいただくのです。
さあ、呑み始めです(*^-^*)
こういう粋な店では、ビールもいただかず、最初から日本酒です!
5、6銘柄はあります。精米度の高い吟醸系のお酒がほとんどですが、純米です(*^-^*)
すでに2度ほど訪れていますが、浦霞、酔鯨、天狗舞、菊水、高清水、瀧澤など、すべていただきました。
お料理はおでんがもちろん看板ですが、刺身をはじめ、酒のみのツボをついたつまみが用意されています。
こじんまりしたスペースで、なおかつ常連さんの比率も高いので、アウェイな感じがしそうですが、一見でも女将さんもお客さんも温かく迎えてくださり、その日のうちにすっかり溶け込んでしまいました。
居心地がいいのでついつい長居してますと、女将さんからのサービス品が次から次へと(笑)。
おみやげを持ってこられるお客さんもいらっしゃるので、お持たせも含めて後半はけっこうあれこれいただいちゃいました。
いや~、寒い時期にあったかいおでんはうれしいもんですが、ここはお店もお客さんもあったかい(*^-^*)
8位
1回
2013/10訪問 2013/10/27
[2013.10]
久しぶりの訪問です。
夏の間に完全禁煙になったそうです。
伯楽星 特別純米から始めます。
・ 天然ぶり 特上 1,050円
・ 宮城産 生牡蠣 680円
・ 野焼き(ややき) 980円
・ 奥能登の白菊 純米原酒 八反錦 ひやおろし
・ MINOKOTOBUKI JUNMAIGINJYO YAMADANISHIKI60 BATONNACE
・ 鷹来屋 特別純米酒 ひやおろし
・ 加茂福 完熟純米 ひやおろし
やっぱり旨い酒と旨い料理! 最高ですね♪
* 最初の17枚が今回の写真です。
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[2013.6]
ここより完成度の高い割烹はいくらでもあるけれど、日本酒と料理の組み合わせはトップレベル
マイレビュアー モンモンぺんぎん様に、レビューアップ前にこっそり教えていただいたお店。
教えていただいた数日後に訪問しました♪
同じく日本酒好きな私は、なんだかモンモンぺんぎんさんの追っかけしてるみたい(笑)。
仙台の源氏、 大船の貴馳走坊 あ・うん、新海なんかもみんなモンモンぺんぎんさんのレビューを拝見して行きたくなったお店。
こちらの店主さんは、なみ芳をやってらした方。
割烹料理の中でも、魚と寿司に造詣が深い。それにも増して、日本酒に対してマジメな方。
割烹としては、湘南でもまだまだ上を見たらキリがありませんが、日本酒との合わせ技ではトップレベルではないでしょうか。
なので、基本、料理も酒もご店主に「おまかせ♪」
もちろん好きな料理を好きなお酒で楽しむこともできますが、郷に入れば郷に従え!
おまかせで、「お造りを1.5人前ほど」とお願いしたあと、「あと3、4品お願い」し、日本酒は料理に合わせていただきました。
日本酒も、単にレア物とかを集めているわけではなく、ご店主のこだわりで厳選した少数精鋭。
料理との相性はサイコー♪
バイク好きのご店主夫妻とバイクネタで盛り上がりました。
ああ、そうそう。唯一、私のレビューを見てモンモンぺんぎんさんが行きたくなった某お店は、☆をとって基本、コースになってしまったので、最近、私も足が遠のいています。
ここも小さいお店なので、どうでしょう...。
9位
1回
2013/11訪問 2013/11/05
藤沢橘通りに今年8月末にオープンしたダイニングバー。
この手のお店は雰囲気重視、ドリンク優先、食べ物はあまり期待できぬもの、という先入観があったのであまり足が向かなかったのですが、初めて訪れてみてびっくり!
下らない先入観が吹っ飛びました。
なにしろ、
● なにを食べてもうまい!
● お料理はシングルサイズとダブルサイズが用意されていますが、シングルサイズでもポーションは十分。そしてそのお値段の安いこと!
● 店内完全禁煙
外から店内の様子がわかるガラス張りのオープンな雰囲気ゆえ、通りがかるたびにけっこうにぎわっている様子をみるにつけ、常連さんで盛り上がってるんだろうなぁ、きっと入ったらアウェイ感強いんだろうなぁ、と思ってました。
先日、よく拝読しているブログの管理人さんが、こちらのランチに訪問した記事をアップしてらして、「お店のひとも感じがよくて、食事も美味しいです。」とのコメントを書いてらっしゃいました。それで行ってみたいと思っていたのでした。
この日は連休中で、藤沢界隈はわりとにぎわっていたんですが、なぜかお客さんが入っておらず、いい機会なので思い切って入ってみました。
40代半ばのマスター(青森ご出身だそうです)がおひとりで切り盛りされています。
液晶モニターにサーフィンやスケートボードの映像が流れ、店内の雰囲気もオシャレです。さしづめ、ご近所ではジャミンがライバルになりそうな感じ。いや、お料理はコスパも含め、明らかにこちらが一枚も二枚も上ですね。
いただいたのは、
・ カジキマグロのカルパッチョ 590円 → ちゃんとイタリアンしてます。
・ ナチョス&ワカモレディップ 450円 → サルサソース 辛っ! ワカモレでいただきました(^-^; ナチョス自体もおいしかった。
・ 鎌倉野菜グリルのバーニャカウダ 610円 → ししとうが辛っ! アタリでしたww これまたちゃんとイタリアンしてます。
・ フレンチフライ on サワークリーム 440円 → これはまあ普通かな。
・ Hawaiian ガーリックシュリンプの海老マヨ 490円 → ガーリック味に揚げてある海老さんを海老マヨに。揚げ方も上手♪
・ ビーフハラミの炙りステーキ わさび醤油 550円 → しっかりお肉をたたいて丁寧に仕上げ。このお値段信じられません。
・ SNACKピザ 1枚220円 → なんとピザ生地は南部せんべい! これが意外にもすんごい合います!
・ いぶりがっこクリームチーズ 440円 → これは大好物♪ いぶりがっこはいいつまみになりますね(*^-^*)
・ スルメイカのグリル ゴロソース 590円 → イカのわたがうまい! シングルサイズでもこの大きさ。これまた奇跡のコスパです。
・ バターチキンカレー 680円 → グリーンカレーと迷いましたが、〆はこちらで。カレーも本格的。
いただいたアルコールは、
・ コロナビール 730円
・ クルエボ エスペシャル(テキーラ) ストレート 590円
・ クルエボ シルバー(テキーラ) ストレート 590円
・ カイピリーニャ 630円
・ 三戸どんべり(にごり酒) 710円
・ I.W.ハーパー ゴールドメダル 610円 × 2
カクテルもそこそこ種類ありましたよ♪
写真は料理が不味そうに見えないようかなり増感(明るく)修正していますが、実際の店内はかなり暗いです。
雰囲気もなかなかよくてゆったり過ごせました。
その日の混み具合にも左右される(料理の提供や騒がしさなど)と思いますが、外からのぞいてみてアウェイな感じがしなさそうだったらまた来てみようと思います。
10位
1回
2013/10訪問 2014/02/04
湘南モノレール 富士見町駅すぐ下でひっそりと営業して今年で21年目になるという味処丁稚。
女将さんがおひとりで切り盛りする雰囲気じゅうぶんの割烹・小料理屋さんです。
ご近所の常連さんが多いのかと思えば、かなり遠方からもはるばるやってくるんだそうです。
というのも、早くから銘酒を取り揃え、「丁稚に行けば銘酒が呑める」という口コミが、ネットのないころから文字通り「口コミ」で広がったからだとか。
店内は木のカウンター席。奥にはお座敷もあるそうです。
お通しは今年お初のきぬかつぎ。そしておから。
刺身の盛り合わせも納得の品。
いただいたお酒は、竹鶴 杜氏 石川達也をまず。
風露(ふうろ) 純米大吟醸は、2種類いただきました。どこが違うのかと思ったら、たしかに裏のラベルに印が押してあるのとないのと。なんか違うんだそうです。
東北泉 特別純米と佐藤の黒。
4合呑んだあと、佐藤の黒をいただいて、素敵な時間を過ごさせていただきました。
ごちそうさまでしたm(__)m
[2013.12]
ご近所でいつもお世話になっていた喜楽さん。
今年5月に大蔵さんが卒業されたばかりですが、今年いっぱいでお店を閉めることになりました。
最後、どうしても訪れたかったんですが、予約で満席であったりこちらの都合がつかなかったりでうかがうことができませんでした。悔やまれます。
今までおいしいものいっぱいいっぱいありがとうございましたm(__)m
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このあたりで呑みながらお寿司をいただくなら、まずお勧めしたいお店
2013.5
久しぶりの喜楽です。
その間、喜楽にとっては大きな転機が訪れました。
これまで樋口さん、大蔵さんの、板前ふたり体制でやってこられた喜楽さんですが、大蔵さんが卒業され、樋口さんおひとりになりました。
客側としても慣れるまでちょっと違和感がありますが、ネタ、味は変わらず。
今日もごちそうさまでしたm(__)m
* 最初の7枚が今回の写真です。
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国道467号線から片瀬山の住宅地にのぼる坂の途中にあるすし屋の喜楽。
住宅地の中にある店舗なので出前も多いが、いつ行っても新鮮なネタをカウンターでしっかり食べられる(呑める)お店だ。
カウンターが8席程度、小上がりに3卓ほどあるほか、ちょっとまとまった集まりには2階が利用できる。
「すし屋に行けば医者にあたる」と、どこかの寿司屋のレビューで書いたことがあるが、こちらのお店も医者の接待に使われることが多い。
それだけ接待する側の薬屋さんも評価しているということなのだろうが、連れて来られたお医者さんもその後自腹で常連に定着する例が少なくないのも、ここが並の住宅地内の寿司屋でないことの証だろう。
こう書くと、接待向けの高級寿司店を連想してしまうかもしれないが、その真逆。
あくまでも普段はご近所のお客さんが気楽に足を運ぶお店なので、レビュー上位に名を連ねるお店にありがちな、ある種の敷居の高さ、堅苦しさみたいなものは微塵もない。
ご家族連れのお客さんも多いし、いたってアットホームなお店なのだ。
板さんがおふたりと、お寿司を握らないオーナーのおやじさんの3人で切り盛りされている。
板さんはお二人とも気さくな方で、一見の方でも暖かく迎えてもらえることだろう。
おやじさんはたいそうな話し好きなので、波長が合えば会話がはずむこと間違いなし。
話が延々と続くようであれば、板さんに助け舟をだしてもらおう(笑)
ネタは、築地がメイン。
豊富な品ぞろえというのは無理としても、旬の新鮮なネタがある。
マグロは店側でも自信があるとおっしゃるだけあって、ホントにうまい。お勧めだ。
欲を言えば、酒の銘柄がもっとたくさん揃っているとありがたいかな。
日本酒なら、越乃寒梅、雪中梅、変わったところでは、底ぬけ、鬼萬歳という銘柄がメイン。
焼酎なら、枯酒(麦)、燃島(芋)といったところ。
底ぬけという銘柄は、個人的に思い出のある酒なので、こちらのお店に初めてうかがったときに目にしてたいそう感激したことを覚えている。
河忠酒造(新潟県)が蔵元、築地中央市場の小田原屋で販売されていて、一般酒販店には卸されない特選料飲店のみに流通されている(個人でも営業者でも、場外市場に行けばふつうに買えるのだが)。
長岡市にある蔵元の河忠酒造は明和2年(1765)創業の老舗で、関東信越国税局主催酒類鑑評会において17年連続金賞受賞の実力蔵なのだそうだ。
枯酒(麦焼酎)というのも、これまた小田原屋で販売されているもの。
光酒造(福岡県)による麦焼酎。
蒸留後、樫樽にじっくりと寝かせた5年モノ。深くまろやか。
薩摩酒造(鹿児島県)の神の河(かんのこ)に似て、ちょっとウィスキーっぽい。
ちなみにこの小田原屋は、築地東京中央卸売市場内の通称魚がし横丁にある酒屋さんで、大正15年、築地で開業。
当時の地名の京橋區小田原町から、小田原屋という屋号となったのだそうだ。
ちょっと脱線してしまったが、個人的にはこのあたりではイチオシのお寿司屋さんだ。
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今年(2011)も〆は喜楽で♪