海辺の肴さんが投稿した田楽(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

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移転田楽鎌倉、和田塚/ろばた焼き

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 3.6
1回目

2014/01 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.6
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

囲炉裏の炭火で味噌田楽

鎌倉小町通りに入って最初の(交差する)道を左折、横須賀線の線路方向にしばらく歩くと「でんがく屋」と書かれた暖簾が見えてきます。

看板には、大きな面には「田楽」と、側面には「でんがく屋」と書かれています。それゆえ、「でんがく屋」と呼ぶ人と「田楽」と呼ぶ人がいるようですが、電話帳には「でんがく屋」と記載されているそうです。

まあ、そんなことは「でんがく屋初心者」の私にとってはどうでもいいことなんですが(笑)。

マイレビュアー一級うん築士さまのレビューを拝見して、「なんとも風情があってよさそう♪」と思っていたのですが、今回、そのご本人からお誘いをいただきごいっしょさせていただきました。
なにしろ敷居が高そうなオーラにあふれているので、なかなか一見では入りづらいのですが、こうして常連さんとごいっしょさせていただけると心強いです。

うん築センセイとは、2009年10月に松原庵でごいっしょさせていただいて以来。待ち合わせの時間にのれんをくぐってみると、もう先にいらしてました。

こちらは昭和41(1966)年創業の囲炉裏焼きのお店。ミス鎌倉、秋田ご出身の女将が美人母娘で営むお店として古くから知られているのだそうですが、最近は大女将は体調がすぐれないようで、あまりお店には顔をだしていないようです。

今回は残念ながら大女将にお目にかかれませんでしたが、なかなか厳しいお方との噂も聞いていましたので、物腰柔らかな、これまた美人の若女将のおかげであまり緊張することなく楽しい時間を過ごさせていただきました。若女将は写真撮影にも寛容で、事前にお断りをして撮らせていただきました。

店内は右手に囲炉裏を囲む10席と、左手の小上がりに2人掛けの卓が2つ(うち1卓は荷物置き場になってました)。
囲炉裏は右手奥が女将さんの場所で、左右に3人ずつ、女将さんの正面に4人が座れるようになっています。
囲炉裏右手と正面はイスですが、今回座った囲炉裏左手は小上がりの畳席になっていて、あぐらか正座ということになります。

あぐらがかけない私にはちょっと苦手な席でしたが、壁と背の間に荷物をはさみ、もたれかかるようにして座っていたのでなんとかもちました(^-^;

壁には、短冊に書かれたメニューらしきものが貼ってあります。
豆腐、里いも、茄子 各600円、鳥串やき 650円、鳥 ればー はつ 700円、みそおでん 700円、しいたけ 650円、香のもの 700円、魚田(魚の田楽)、魚塩焼(魚は時価、1,500円より)など。

飲み物は、日本酒 600円、麦酒 700円、焼酎 600円、ロック 800円など。

短冊が貼られた壁のすぐ下には懐かしいピンク電話。別の壁には古めかしい柱時計や書など。極めつけは中央の囲炉裏なわけですが、なんともタイムスリップしたようないい雰囲気です♪

囲炉裏を囲む生活などしたことありませんが、囲炉裏端というのはこんなに心和むものだとは知りませんでした。

私を最後に、囲炉裏を囲む10席と小上がり1卓が埋まり満席。


さて、店名にもなっている田楽ですが、提供されるお料理は囲炉裏の炭火を使った味噌田楽。
豆腐やこんにゃく、茄子や里芋などを串に刺し、柚子や木の芽などで香りをつけた味噌を塗りつけて焼いた料理です。

こちらでは、ふつうの味噌のほか、柚子味噌、山椒味噌が選べます。食材によって女将がオススメを言ってくださるのでほぼおまかせ状態でしたが、何度も足を運ぶようになれば、好みによって味噌を使い分けて味わいたいですね。

炭火といっても、直接炭火の火にかけるのではなく、炭がおこしてあるわきに、竹串のまま刺して立て掛けるようにして輻射熱で調理します。

味噌をたっぷり塗りながら、調理は一切女将がめんどうみてくれます。

今回いただいのは、

○ 樽酒 ... 秋田の美酒爛漫。お正月だけ樽酒を入れるのだそうです。樽の香りが鼻に強く伝わり、樽酒ならではのうまさです!

○ みぞれ酒 ... 美々卯の凍結酒が有名ですが、こちらは秋田のお酒、美酒爛漫をみぞれ状にまで冷やしたお酒。季節によって凍結する温度が違うそうで、夏場はなかなか凍らないとのこと。これがまたうまい! 口当たりがいいから、調子に乗って呑んでるとあとが怖い鴨。

○ お通し

○ 豆腐(山椒味噌と柚子味噌をそれぞれシェア) ... 炭火の輻射熱であぶった豆腐は中まであったかで、火の入った味噌の香ばしさとともに、おいしい♪

○ しいたけ ... しいたけは特殊なスープで素焼きにした後、串を外し、そのスープでひたひたにしていただきます。

○ がんも ... がんもだけ、酒のつまみに食べたらペロっとひと口で終わっちゃいますが、じっくり時間をかけて焼きあがるまでの時間も楽しいものです。表面に塗った味噌の一部が焦げ、この焦げがまたうまい。

○ ぎんなん

○鳥串やき ... かなり大きな串に鶏とねぎがいっぱい。塩でいただきます。

注文してから、炭火でじっくり焼くので、口に入るまでかなりの時間がかかります。その間に話がはずむわけですが、待つ時間を楽しめるかどうかが、このお店の評価の分かれ目になるのでしょう。単なる飲食店と考えてしまうと、この店の価値は見いだせないのではないでしょうか。

せまい空間に10名のお客。それぞれ別の会話を楽しんでいるわけですが、時折、いやでも耳に入ってくる会話の端々に反応してしまったりして。
今回、終盤に、お隣りのお客様と会話が交差したのをきっかけに、意外な接点が、それも複数の接点が見つかるというハプニングが。
世の中狭いもので、そんなご縁でまたそちらのお客様たち、さらに向いに座ってらしたご夫婦とも会話が始まり、一気にお店全体で話がはずんでさらに長居してしまいました(^-^;

2時間半近くの滞在。満席に詰めても10名一回転がせいぜい。みなさん滞在時間が長いので、入れない日も多いでしょう。
名前も憶えていただいたし、次回は電話を入れて訪れてみましょう。

  • 囲炉裏をかこんで

  • 客どうし、客と女将の距離が近い!

  • 樽酒(爛漫)

  • 豆腐田楽(山椒味噌)

  • 豆腐田楽(柚子味噌)

  • がんも

  • ぎんなん

  • とり

  • しいたけ

  • 焼き物の食材

  • みぞれ酒

  • お猪口選びは楽し♪

  • サービスの塩辛

  • お通し

  • 店内はレトロ

  • "なんちゃって"じゃない、ホンモノのレトロ

2014/01/28 更新

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