1回
2013/07 訪問
悠久の時間が流れる懐かしい空間で心を尽くした日本料理を堪能する
玄関
2階廊下
2階和室
プレミアムモルツ グラス
浦霞 純米酒
毛蟹とウニの飯蒸し 酒盗ソースがけ
ひらめの薄造り、マグロとさわらの炙り、はも(淡路)の焼き霜づくり
ひらめの薄造り、マグロとさわらの炙り、はも(淡路)の焼き霜づくり
トウモロコシと小柱のしんじょう
東海道五十三次の宿場町が描かれた椀 沼津
東海道五十三次の宿場町が描かれた椀 大磯
獺祭 磨き二割三分
鮎(和歌山)の塩焼き わさび酢
バクライ
イワガキの陶板焼き
イワガキの陶板焼き
牛肉の陶板焼き
牛肉の陶板焼き
真澄 奥伝寒造り 純米
伊勢海老のから揚げと甘長唐辛子の天ぷら
いちじくの揚げ出し
富乃宝山
麦焼酎 ウーロン割
はも(台湾)しゃぶ
はもしゃぶの出汁
枝豆、油揚げのまぜご飯
枝豆、油揚げのまぜご飯
お食事
甘味(プリンとコーヒー)
プリン
2013/10/03 更新
鎌倉山といえば、昭和初期に日本で最初の分譲住宅地として開発されたところで、著名人が居を構えたり、別荘として足を運ぶ高級住宅地として広く知られています。
最近ではみのもんたさんが何年もかけて豪邸を築き転居したのが有名ですね。
そのみの邸へと入る路地の向かい側に鎌倉山倶楽部があります。
銀座天國のオーナー婦人の別邸として使われていた建物を借り上げ、ほぼそのまま利用したものです。
こちらを経営するのは、腰越に本社をおく訪問介護の会社 ㈱イザカマクラ。
その代表である西かな子氏が、訪問介護の利用者のご家族などをもてなすためにお弁当などを用意したのがきっかけだったようです。
日本食ゆうがたのご店主、道振さんは縁あって、ゆうがたをオープンする以前、こちらのお弁当を手伝っておられました。
ゆうがたオープン当初、道振氏を手伝っていた高校の同窓であった富山氏がゆうがたを辞めるとき、西氏に鎌倉山倶楽部で料理をやらないかと誘いを受け、平成24年3月にオープン。西さんはゆうがたのお客様でもあります。
まだ若き富山氏ですが、京都や銀座のお店で修業してきた腕を、鎌倉山倶楽部で存分に披露しているようですね。
富山氏とはゆうがたでお目にかかっていますが、久しぶりにお会いし、お互いに挨拶をかわしました。
傾斜地に建てられた家屋で、正門の横に1台、少し離れたところにも数台駐車場が用意されています。
バスやタクシーで訪れる方が多いと思いますが、車を利用してうかがう際は、事前に伝えておくと名前を書いた紙を貼って押さえておいてくださいます。
会員制の別邸として使われていた建物だけあって、門構えからして一般の住宅とは思えない立派さです。
「鎌倉山倶楽部」と赤い文字で書かれた看板の掲げられた入り口の門をくぐり、階段をあがっていきます。
高台に建った一軒家。玄関で女将である西さんに丁寧に迎えられます。案内されたのは一階の和室。でもテーブル席でよかったです。
座布団で座る和室は苦手なもので。
メニューは、お昼が、
・ 雪 4,500円
・ 月 6,500円
・ 花 9,000円
夜が、
・ 桜花 10,000円
・ 白梅 15,000円
・ 芙蓉 20,000円
いずれも消費税・サービス料込みなので良心的ですね。
今回は予約時に芙蓉をお願いしました。
いただいたお酒は、
・ 浦霞 純米酒
・ 獺祭 磨き二割三分 1合2,800円とお値段張りましたが、ちょっと奮発して(^-^;
・ 真澄 奥伝寒造り 純米
・ 富乃宝山をロックで数杯
いただいたお料理は、
・ 毛蟹とウニの飯蒸し 酒盗ソースがけ
蒸したモチ米の上に毛蟹とウニが上品に乗せられ、そのうえに酒盗ソースが。
酒盗とウニが喧嘩しそうですが、意外にも相性がよく、最初の一杯をいただくのに最適でした。
・ お造り
ひらめの薄造り、マグロ、さわらの炙り、はも(淡路)の焼き霜づくり
すべてが生でなく、炙りや焼霜が混ざっていることでアクセントになりいいですね♪
量も適度でした。
・ お椀
トウモロコシと小柱のしんじょう
上品な出汁がとれていておいしい。
お椀は東海道五十三次の宿場町が描かれていて、沼津と大磯でした。
・ 焼き物
和歌山で獲れた鮎を塩焼きで わさび酢でいただきます。
鮎の苦味でまたお酒が進みます。
・ バクライ
これぞ酒呑みの究極の肴。
このわた(ナマコのはらわたの塩辛)とホヤの塩辛のあわせたもの。仙台ではよくいただきますが、高級珍味です。
・ 陶板焼き
焼いた陶板の上に食材を乗せて焼いていただきます。私は岩がきを、連れは苦手なのでお肉をいただきました。
演出効果も上手ですね。
・ 揚げ物
伊勢海老のから揚げと甘長唐辛子の天ぷら
意外と知られていませんが、鎌倉・江ノ島あたりではけっこう伊勢海老が獲れますね。伊勢じゃないのでそう呼ぶのかどうかは知りませんが。
産地を訊くのを忘れました。薄衣のから揚げは素材の味を生かしてとってもおいしいです。
・ いちじくの揚げ出し
いちじくを使った揚げ出し。初めて食べました。いちじく自体が苦手なのでどうかなぁと思いましたが、揚げだし豆腐の甘いのという感じ。
出汁もおいしかったです。
・ 鍋物
お造りでいただいたはもは淡路産、こちらは台湾産と使い分けているんだそうです。
出汁にみつばがたっぷり浮かんだお鍋でしゃぶしゃぶしていただきます。
お出汁はスープとして、別途いただきましたが、上品なお出汁で、おいしいですね。
・ 食事
枝豆と油揚げのまぜご飯
おと香の物がついて〆です。
ここで富山氏とごたいめ~ん♪
予約の名前を見て私だと知っていたようです。
・ 甘味
2階の別室に案内され、そちらで甘味をいただきます。
濃厚なキャラメルソースのかかったプリン。
クレーム・ブリュレの加熱してないような感じで、とっても濃厚でおいしかったです。
入店したのが19時、食事を終えて別室に移動したのが22時近く、デザートで別室に移ってからのんびりしてまた1時間近くいましたので帰りは23時近くになりました(^-^;
「時間を忘れてゆったりと寛いでいただき、そして幸せな気分でお帰りになっていただくことが、私どもの喜びです」と語る女将の西さんの言葉どおり、しっかり見送っていただき帰路につきました。