8回
2025/11 訪問
斎藤シェフの「パスタの存在証明」も味わいに!
イルテアトリーノダサローネの2025/11には
ディナーで伺いました。こちらの南青山の店舗
には7ヶ月連続で行っていまして、毎回印象深い
美味しいイタリア料理をいただいていますが、
今回は特に斎藤類シェフの「パスタの存在証明」
というイタリアンウィーク100に応募された
パスタも楽しみに伺いました。
月替わりディナーコース【霜月】
〈全10皿+食後のひととき〉
①【先付け】杏子茸 鮟鱇 根セロリ
杏子茸とフランス産のキノコを使った一品
です。イタリアンパセリと、中には根セロリ
のピューレやアンコウを白ワインで煮込んだ
ラグーが入っています。さらにコリアンダー
シードもアクセントとして入れており、
味わいの変化も楽しめます。
一口で食べる料理ですが、食べた後に噛み
進めていくに従って、どんどん味わいが
変化していったので面白かったです。
そして美味しかったです!
②【お造り】寒鰆 辺塚だいだい 蕪
3部構成で味わえるサワラでした。
一番左はサワラをそのまま楽しむ部分で、
中盤には西洋ワサビのピューレと酢漬けに
したカブを使っていました。一番右手には
鹿児島産のだいだいのピューレと皮や
マイクロセロリやマイクロパースレーを
添えたインサラータ仕立てでした。
最近様々なリストランテでサワラを使った
料理を頂きますが、爽やかな路線で言うと
今回が一番シンプルで、かつあっさりして
いました。美味しかったです。
③【冷菜】鴨 フォアグラ プレコーチェ
ロンバルティア州のマントヴァという所の
貴族に出していた料理をオマージュした
一品ということです。本来だと茹でた鶏と
トレヴィス、バルサミコ、オレンジ、チーズ
を使うそうですが、今回は鴨で代用して、
さらにフォアグラを使って旨みを補うように
しており、そのフォアグラは燻製して低温で
調理したそうです。他にもバルサミコや
燻製したヘーゼルナッツ、削ったナッツも
合わせて味の変化も楽しめました。
まずフォアグラを使っているという時点で
驚きで、さらにバルサミコやナッツとの
相性もよく、もう一度食べたい一皿でした!
⭐︎【パスタの存在証明】〜思い出のパスタ〜⭐︎
“幼少期の「胡麻と大葉のつけ素麺」の記憶を、
セモリナ粉の自家製パスタで表現。
アサリと昆布の旨味オイルに、
自家製胡麻ペーストと花穂紫蘇、アオリイカを
合わせ、食べ進めるとバジルソースが終み、
ジェノベーゼへと変化します。
原点の味を現代のパスタに昇華。一斎藤類
シェフの生い立ちと思想を込めた、
真のシグネチャーパスタ。”(公式から引用)
以前夏に斎藤シェフの冷製パスタを頂いた
ことがあり、非常に美味しかったということ
もあり、今回も期待していました。想像を
超える、今まで味わったことのないパスタで、
胡麻と大葉というイタリアンではまず見ない
であろう組み合わせを、食感や喉越しという
観点からも計算されて素晴らしいパスタに
仕立てられていました。
結果は5位ということで、トップレベルに
ランクインされていました。
おめでとうございます!
賞状も贈られて来ると仰っていたので、
次回ぜひ見させて頂ければと思います!
④【葛餡】甘海老 銀餡
スフォルマートという、野菜のピューレや
卵を固める料理があるのですが、今回は
オマール海老を煮詰めて、旨みを凝縮して
それを卵やリコッタチーズを合わせて
作られたそうです。そのため本来のとは
食感が少し異なり、茶碗蒸しのような仕立て
になっています。さらにアサリの出汁と
トマトの出汁を合わせたものにイタリアの
グラッパを加え、上には兵庫産の甘エビや
イタリアンパセリも乗せて、奥深い味わい
を実現していました。美味しかったです!
⑤【麵物】カバテッリ 牡蠣 カーボロネロ
カバテッリというショートパスタを使った
一品です。指で締めながら作るパスタで、
ソースは黒キャベツと牡蠣のエキスで
作ったペーストです。さらにチップス状の
も添えて、牡蠣自体は青のりを使って
蒸しあげて、山椒も合わせて頂きます。
食感も香りも楽しめる一品で、こちらも
非常に印象に残っています。
⑥【お椀】鶏出汁 カモミール インボルティーニ
鶏のコンソメを使ったズッパです。
コンソメを取ったあとにカモミールの香りを
移して作ったものだそうで、今までにない
初めての組み合わせでした。そこにセージを
詰めた鶏肉であるインボルティーニを入れ、
旨味も感じる飲みやすいズッパです。
カモミールというとハーブティーのイメージ
が強いですが、スープでほんのり香る感覚が
唯一無二で美味しかったです!
⑦【麺物】タリアテッレ 霧島黒豚 黒麦酒
黒ビールで煮込んで作ったラグーソースを
使ったパスタです。チーズはアジアーゴと
いうパルミジャーノより柔らかく、また
熟成したものはパスタに合うと言われる
チーズを使用し、香りのアクセントには
ロングペッパーを削っていました。
さらに今回は追加で黒トリュフをかけて
もらいましたので、トリュフの香りも
楽しめる仕立てになりました!
⑧【焼き物】”Premium DEER”鹿ロース炭焼き
火焔菜 木苺
広島産の鹿の炭火焼きです。付け合わせには
ビーツとカブの仲間の野菜を皮付きのまま、
塩釜蒸しにして、2時間ほど包み焼きを行い、
最後にバターで焼いたものでした。
さらにタイムを散らし、真ん中のソースには
フランボワーズも入れて、甘さも感じる
ようになっていました。
⑨【氷菓子】巨峰 黒蜜 赤目箒
巨峰のソルベです。九州産のピオーネに
イタリアのマルサラ酒を少し加えて作った
一品で、さっぱり食べられるように工夫
されています。赤ワインビネガーを入れ、
酸味を加えたり、上にはパープルバジル。
さらに黒蜜も合わせて、独特の香りと
爽やかな喉越しも特徴です。
⑩【甘味】"今牧場”朝日丘 洋梨 トンカ豆
【食後のひととき】コーヒー又は紅茶
フレッシュチーズで、臭みはなく旨味が
濃縮されたチーズらしいクリームを使って、
それに卵黄を使ったソースをトンカ豆の
ジェラートの中に入れ、ティラミスの
ような組み合わせで仕立てられていました。
ココアパウダーやカカオニブなどではなく、
洋梨のコンポートとグラッパの泡のソース
が添えられているのですが、これがまた
美味しくて、全体の味を引き立ててくれて
お代わりしたいほどでした。
ドルチェまで美味しかったです!
《最後にひとこと》
やっぱり今月も素晴らしく美味しくて、
かつ斎藤シェフの思い出のパスタや
岩名シェフのティラミス風ドルチェなど
ワクワクする料理が多く、嬉しかったです。
さらに松永支配人のお話も面白く、
特に音楽への造詣も深かったので、
今後はその辺についても教えてもらえれば
と思ってます!
IL TEATRINO DA SALONE
2026/02/05
skier-dai27様
毎度ご来店ありがとうございます!
斎藤の思い出のパスタや岩名のティラミス、気に入っていただけて何よりです。スタッフの個性が光る料理を楽しんでいただけるのが、私たちにとっても一番の喜びです。
音楽のお話も、興味を持って聞いてくださり嬉しかったです。
お食事はもちろんですが、ぜひまた音楽についてものんびり語りましょう。
次回のご来店も、スタッフ一同心よりお待ちしております。
支配人松永尚軌
2026/01/16 更新
2025/10 訪問
全てのインパクトが強い 素晴らしいディナーに
2025/10のイルテアトリーノダサローネの
レビューです。今回もディナーで伺いました。
そしていつも通りですが、カウンターで
最後の調理工程などを見ながら楽しく、
過ごさせて頂きました。
“月替わりディナーコース【神無月】
〈全10皿+食後のひととき〉”
①【先付け】真蛸 雪室完熟メークイン 二冬越し
今月も斎藤シェフの一口で食べる一品から
スタートです。タコを50度で4時間もの
時間をかけてじっくりと火を入れたものに、
十勝井上農場からの完熟メークインの
ピューレ、マイクロセロリ、レモンのゼスト
を合わせていました。とても美味しかった
ですし、日比谷の系列店で頂くタコの一品
とはまた異なっていて、面白かったです。
②【お造り】鰹 西洋葱 鹿コンソメ
カツオを使った料理でした。イタリアでは
カツオをあまり食べないらしいのですが、
今回は鹿に見立てるイメージにした作った
そうです。西洋ネギのフリットやポルチーニ
と鹿のお出汁のジュレを合わせていました。
また手前には普通のオリーブオイルが、奥に
イチジクの香りがついたオリーブオイルが
かけられているので、手前から奥にかけて
味わいの変化も楽しむ一品でした。
③【冷菜】仔牛 菊芋
非常に印象に残っている美味しい前菜でした。
食感と香りも良くて、もっと食べたくなる
こと間違いなしです! イタリアの北部で
食べられる、茹でた仔牛にツナマヨのような
ツナのソースを付けるヴィテッロ・トンナート
をモチーフにしたそうです。
今回は仔牛を茹でて、菊芋をのせたソースと
さらにルッコラセルバチコのジュレを合わせ、
ケッパーのソースやマスタードの新芽も
まるで生えているかの如く植えられて
いました。他にもコリアンダーシードが一個
添えられており、以前もテアトリーノで頂いた
ことがありますが、香りのアクセントにも
なるので、味変にも使えて美味しかったです。
④【揚げ物】八色しいたけ レバー
新潟の魚沼産の椎茸を使った美味しい一皿で、
特にレバーの印象も強いです。
まず衣はビールで作られており、
さらに上からはケッパー塩をかけて、
マイクロパースレも添えられていました。
これは北イタリアで、マルサラ酒と
キノコを合わせて煮込む料理があり、それを
モチーフにしたからだそうです。
鶏レバーのなめらかなペーストと
マルサラワインのソースが美味しくて、
椎茸をこんなにも引き立たせられるという
ことに驚きました。美味しかったです!
⑤【お椀】金目鯛 出汁
以前テアトリーノで似たようなお出汁を
使った料理があったそうで、今回はそれを
アレンジして進化させたということです。
金目鯛についてはその時の一番良いものを
仕入れるようにしていて、それをイタリア
でも親しまれている炭火焼きで、お魚の
ブロード、コンソメを取り、和的な感覚
もありながらもベースはイタリアンな一品
でした。オリーブオイルを上からかけられて
いて、そのスープをおちょこに移して飲む
のですが、香りも楽しめてご飯が欲しく
なりました!
⑥【麺物】バヴェッティーニ 赤海老 茸
水分を抜いて、ねっとりとした赤海老を
使ったパスタです。そしてこの海老の食感
は今まで色々な海老を食べた中で最も、
ちょうど良いねっとり感があり、パスタとの
相性も良かったです。ソースのベースには
オマール海老やイカのお出汁を入れて、
甲殻類の香りも引き立たせていました。
上にはハーブのマジョラムを加えて舞茸とも
合わせられています。美味しかったです!
⑦【包物】ファゴッティーニ 牛肉煮込 不断草
小さな包みという意味を持つラビオリの一種
のファゴッティーニを使った一品です。
中には牛の煮込みのソースを入れており、
バターとチーズのソースのサフランの香りを
移し、さらにビエトラというイタリアでの
ほうれん草のような野菜をボイルして合わせて
いました。バターベースということもあり、
誰もが絶対好きな味で、大満足でした。
もう一度食べたいです。
⭐︎「ポルチーニのパスタ」⭐︎
裏メニューということで、丁度ポルチーニ
が最後あったということで、追加で
頂きました。ポルチーニとイタリアンパセリを
少し加え、さらに酸味をアクセントにする
ようにトマトをカットして入れられてました。
ポルチーニのパスタは特にこの時期に、
色んなリストランテで味わうことが多いですが、
トマトの酸味とのバランスもよく、
印象に残りました。美味しかったです!
⑧【焼き物】”愛知県産”あいち鴨炭焼き 蓮根
今回も愛知産の旨みの強いあいち鴨です。
今回の付け合わせはレンコンとオレンジの
風味をつけたマスタードが添えられて
いました。鴨とオレンジの組み合わせは
ヨーロッパではよくあるそうで、それを
モチーフにしたこともあり、マスタードに
採用したそうです。レンコンもホクッとして
いてとても美味しかったです!
⑨【氷菓子】チョコレート パッションフルーツ
見た目は完全なチョコレートですが、食べると
パッションフルーツを感じられるデザートで、
見た目からは想像できない複雑な味わいを
楽しむことができます。
⑩【甘味】和栗 和蘭三葉
【食後のひととき】コーヒー又は紅茶
イタリアのモンブラン、モンテビアンコです。
弓削シェフのレシピをもとに岩名シェフが
作られたそうなのですが、弓削シェフが以前
務められていたフレンチレストランで栗と
根セロリなど、セロリを使うことが多かった
そうで、それをオマージュしたそうです。
上のシートが栗で、下には根セロリを使った、
クリームとホワイトチョコのムース、甘さのない
栗のパウダーも使い、味が重層的に感じられる
ようになっていました。お代わりが欲しいほど
美味しかったです!
《最後にひとこと》
このレビューは少し時間が空いてから
打っているのですが、全ての料理が
口の中で思い出すような感覚があります。
それほど全て美味しかったです。
来月も楽しみです!
2026/01/07 更新
2025/09 訪問
こんなに美味しいリゾットは初めてです
2025/9のテアトリーノにもディナーの
“月替わりディナーコース【長月】
〈全10皿+食後のひととき〉”
を食べに伺いました。
特に今回は海老とピスタチオを合わせた一品
やリゾット、さらにイチジクとゴルゴンゾーラ
のデザートなど今まで食べたことのない、印象
深い素晴らしい料理が多かったです。
また今回は弓削啓太シェフが10/10にサローネを
退社されるということで、テアトリーノで
お会いするのは最後になった会でもありました。
①【先付け】“なかやま牧場”高原黒牛 トリュフ
お肉とトリュフの組み合わせは、横浜の
系列店でも提供していますが、こちらでは
カリカリのチップスの上に具材が乗っている
という感じでした。パンで作ったシートを
焼いているので、パリパリとした食感とパンの
香りも楽しめるように工夫されていました。
お肉は、なかやま牧場の黒牛のカイノミを焼き
薄く切って、卵黄のソースとマジョラムを
合わせ、さらにサマートリュフと熟成した
パルミジャーノを上からかけていました。
先付けとは思えない贅沢な一品でした!
②【お造り】梭子魚 ズッキーニ ライム
ズッキーニの酸が効いたソースにカマスを
合わせた一品です。夏と秋の間ということで、
爽やかな雰囲気も出したいと考えて、
ライムの泡のソースと甘長唐辛子を輪切りに
したものを合わせていました。さらに大根の
つまをイメージして、ラディッシュを塩漬け
にして入れられており、爽やかでありながら
パンチのある大好きな一皿でした。
③【冷菜】ピスタチオ 高海老
初めて食べる味で最初は驚きましたが、
シチリアでは親しまれている組み合わせの料理
だそうです。今回は一年に一回しか収穫しない
という香り高く、彩りも綺麗なピスタチオを
使っており、しかも今回はくず餅を使っている
ため、食感が胡麻豆腐に近い印象を受けるもの
であったことから、ワサビが合うと考えて
西洋ワサビのグラニテを上から散らしたそう
です。上には鹿児島県産の甘エビとマルサラ酒
のゼリーも添えられています。
ワサビが少しアクセントになっていながらも、
ピスタチオと海老の味をしっかりと感じられ、
印象に残る一皿になりました。
④【お椀】赤出汁 淡雪真蒸 オレンジ
甲殻類のお出汁、イカなどの魚介系のお出汁を
中心にトマトと赤ワインで作った赤出汁の味噌
イメージのお椀でした。中にはイカの真蒸を
メレンゲと合わせて、フワフワと柔らかい
口当たりの仕立てになっていました。
特に甲殻類だと思いますが、その旨みが
真蒸とほんわか香るオレンジとマッチして
いてとても美味しかったです。
もう一度飲みたいズッパです!
⑤【揚げ物】鱧 茄子 花穂紫蘇
シチリアで親しまれているナスとチーズと
バジルを入れたトマトベースのパスタがある
ということで、今回はそれをモチーフにした
フリットでした。ナスをローストして、
リコッタチーズとハモのフリットを合わせた
シンプルながらも複雑な味わいが口に広がる
料理でした。トマトのソースと一緒に混ぜて
食べると特に美味しかったです。
⑥【御飯物】ホシユタカ 楚蟹 檸檬
今回一番感動したリゾットです。今まで
リゾットを頂いたことは多くはありません
が、今後もリゾットを食べたいと思った
素晴らしい一品です。本ズワイガニと甲殻
のお出汁で作っているそうで、マイクロセロリ
とハーブも添えられているので、あっさりと
した感じかと思いきや、下には蟹味噌が底に
あり、食べ進めながら味わいの変化も楽しめる
ものでした。お米は佐賀県のホシユタカという
のを使っていて、これは弓削シェフの出身が
佐賀県ということにも因んでいるそうです。
このリゾットを食べにもう一度来た方も
いらっしゃるということでしたが、その理由は
食べて一口でわかりました。美味しかったです!
⑦【麺物】タリオリーニ あいち鴨
今回は少し幅が狭めな手打ちのタリオリーニ
を使ったパスタでした。卵黄を使った歯切れの
良いパスタに、愛知産のあいち鴨という、
柔らかくてクセの少ない鴨肉を使って、その
旨みがしっかり出るモモ肉を骨ごと煮込んだ
ラグーソースを合わせていました。お肉自体
も肉感を感じられるようにと、大きめにカット
して黒胡椒とシンプルに合わせていました。
ラグーの濃厚で奥深いソースのシンプルに
黒胡椒という組み合わせがとっても良くて、
絶妙でした。
⑧【焼き物】グラスフェッド仔羊炭焼き 茸
ローズマリー
アイルランドのグラスフェッド子羊を
炭火焼きしたメインです。国産の舞茸と
大黒しめじと合わせ、ソースにはトマトと
ローズマリーを効かせたカチャトーラソース
を使い、一緒につけながら頂きました。
⑨【氷菓子】アルケルメス トマト
弓削シェフがイタリアのシチリアに研修に
行った際に、現地のジェラート屋に入り
その時に食べて美味しかった味を再現した
ジェラートです。今回はアルケルメスという
ピンク色のリキュールをジェラートにして、
さらにトマトを下に、パッサータという状態
にして合わせたそうです。
シンプルなのですが、キリッとした感じで
食べられるプレドルチェでした!
⑩【甘味】無花果 ゴルゴンゾーラ ポルチーニ
【食後のひととき】コーヒー又は紅茶
イチジクは薄く粉を振って、水に当ててという
サイクルを繰り返し行い、揚げ浸しのような衣
を表面に纏わせて、一度揚げたものです。
上にはイチジクのジャム、ゴルゴンゾーラと
蜂蜜のジャム、そこに赤ワインとポルチーニを
使って、旨みを感じる甘いゼリーに仕立て、
さらにポルチーニのパウダーをかけた極上の
ドルチェでした。こちらも非常に印象に
残っている一品です。
《最後にひとこと》
今回もリゾットを中心に、インパクトの強い
料理が多く、大満足でした!
弓削シェフがいなくなってしまうのは残念
ですが、斎藤シェフ、岩名シェフ、松永さん
を中心としたテアトリーノを今後も
楽しみにしてます!
2026/01/02 更新
2025/08 訪問
心に刻まれる素晴らしいイタリア料理
“月替わりディナーコース【葉月】
〈全10皿+食後のひととき〉”という月替わりのコース
を今月もいただきました。以前はランチに伺っていた
のですが、今回はこちらでは初めてのディナーです!
■【先付け】高海老 バジル トマト
■【お造り】鯵 パプリカ麺
■【温菜】鯉 万願寺唐辛子
■【揚物】”安芸高田”夏鹿
■【冷製麺】胡麻 緑薄荷 本鮪
■【お椀】羊 出汁
■【麺物】タリアテッレ 十勝ロイヤルマンガリッツァ豚
■【焼き物】”なかやま牧場”高原黒牛炭焼き
二冬越しメークイン
■【氷菓子】パイナップル 玉蜀黍
■【甘味】水羊羹 アマゾンカカオ マンゴー
■【食後のひととき】コーヒー又は紅茶
やっぱり素晴らしく美味しかったですね。
そして今月は特に印象に鮮明に残る、印象深い料理
が多かったです。また来月以降も楽しみです!
2025/09/11 更新
2025/07 訪問
驚きと感動と懐かしさと.
【昼重ね】九重・季節の厳選食材と炭火焼きで楽しむ
月替わりランチコース〈全9皿+食後のひととき〉
■【先付け】雲丹 玉蜀黍 海苔
シチリアのウニは磯の香りが強いという特徴がある
そうで、さらに色も赤く、日本のとは違うそうです。
今回のウニは北海道産のもので、その下に磯の香りの
演出として、青のりを佃煮にして、リコッタチーズ
と一緒にしていました。さらに夏の美味しい食感の
とうもろこしを下に敷いて、食感も楽しめるように
工夫されています。殻はウニの殻に見立てた竹炭で
色をつけたカダイフをカリカリに焼いたもので作って
おり、見た目も楽しめる一皿です!
■【お造り】神経締め真鯛
高知県宿毛湾の神経締め真鯛を使用した、フェンネル
とナスタチウムがアクセントのカルパッチョです。
鮎の魚醤と塩で引き出した真鯛本来の甘味とその
口当たりを堪能できるように設計されていて、
手前にはアサリと真鯛の頭、ポロネギから丁寧に引く
出汁のジュレが添え、奥にはマイクロリーフとワサビ
のような香りのするハーブのナスタチウムを融合され
ていて、さらにレホールという西洋ワサビのグラニテ
も爽やかな香りと辛味を引き立てるようになっている
新しいカルパッチョでした!シンプルな味わいでも
複雑に全てが整っているテイストで、楽しめる料理
でした!
■【揚物】白茄子 太刀魚
ナポリのサルデーニャという地方で親しまれている
料理で、元々はオーブンを使う家庭的な料理で、
ナス、トマト、チーズ、バジルを中心としながらも
作る人によって味が異なっているそうです。
今回は日本の白ナスに切れ目を入れて、その間に
チーズ、自家製のセミドライトマト、バジル、太刀魚
を入れて、カリカリのフリットに仕立ててあります。
さらに本来はレモンを絞るのですが、カリカリの衣が
柔らかくなってしまうという懸念から、レモンの酸味
を持たせた、ナスの衣で色をつけたシートを加え、
また何もない部分にはバジリコを下に敷き、味わいの
変化も楽しめるようになっています!
■【お椀】冬瓜 テネルミ
こちらは弓削シェフがイタリアで食べた時に衝撃を
受けた味をリストランテとして再構築して、提供する
という発想から生まれた一皿です。僕も今までの中で
ズッパ系(スープ)の料理の中では一番印象に
残りました。どこか懐かしい日本の味を感じながらも
新しい感覚も味わえる感覚で、面白かったです。
そして今回訪問したイルテアトリーノダサローネの
系列店に当たる、byebyebules Tokyoの本店の
パトリッツァシェフから教わったレシピをもとに、
テネルミという野菜とトマト、バキバキに折った
パスタをムール貝などのお出汁と煮込む方法で、
そのすべての食材が使用されているそうです。
お出汁もパスタから引いて、とろみを付けています。
またズッキーニルンギは和の食材を使うということで
冬瓜で代用しているそうです。シンプルながらも
奥深く、そしてなぜか懐かしさを回顧させる印象的な
料理でした!
■【麺物】スパゲットーニ 鰯 ディル
手打ちのスパゲットーニで、もちもちの生パスタを
イワシとピノケットサフランがメインになるように
仕立ててありました。本来はイワシのラグーと
ピノケットというハーブももっと麺に絡ませるのです
が、今回はあえてお出汁にその旨みを凝縮させて、
そのお出汁の中で煮込むというスタイルで調理した
そうです。そのため見た目ではイワシ自体は見えない
ですが、食べた瞬間に口の中で力強く存在感が出る
ようになっていました!非常に美味しかったです!
個人的にはもっと量も食べたいくらいでした!
コース全体のことを考えての事だとは思いますが、
美味しすぎておかわりしたい程です!
■【焼き物】平田牧場三元豚 万願寺唐辛子
イルテアトリーノダサローネの名物の一つでもある
炭火焼きを使ったメインの豚料理です。今回は
平田牧場の三元豚の肩ロースの炭火焼きで、
万願寺唐辛子はシンプルに塩のみで味付けしてあり、
その甘みを感じられるようになっています。
(話はずれますが、先日他のイタリア料理店で生の
万願寺唐辛子を使ったパスタがありますが、そちらは
ピリ辛要素を入れるために使われていました。やはり
生のままだと辛さがまずストレートに来ますが、
一回火にかけると逆に甘みが出るんだな、と勉強に
なりました)
中心の緑のペーストはハリッサと言って、南イタリア
ではよく用いられるそうです。普段は赤色が多い
そうで、フレッシュな唐辛子とスパイスを使います。
今回は青唐辛子を使い、南イタリア風にクミンも
入れているそうです。スパイスが効いていて、今まで
のイタリア料理のイメージとは異なった局面も感じ
られて、楽しめました!
■【お食事】量が選べるトマトソーススパゲッティ
(20g~50g)
サローネ定番のポモドーロです。今回は上のソース
がいつもよりも多かったこともあり、味わい深く
たっぷりとパンを付けながら頂きました。
そして来月の鯉を使った新作メニューを考えられて
いるということで、横浜の店舗でもお世話になった
岩名シェフが目の前で鯉を焼いていらっしゃった為、
来月のメニュー(8月分)を楽しみにしながら、50gの
ポモドーロを頂きました!
■【氷菓子】西瓜 茉莉花
夏にシチリアではスイカをよく食べるそうです。
スイカの形など、日本のスイカのイメージとは
異なる箇所も多いそうです。例えばイタリアでは
スイカを絞り、その果汁を使ったジェロというゼリー
を作って食べるそうですが、日本のだとフレッシュな
感じが出にくく、あえて今回はそのままにしており、
あとはジャスミン茶を使ったジェラート、パウダー、
スターアニスと共に楽しみます!
夏にぴったりのデザートで、スターアニスの香りも
マッチしていて、大満足でした!
■【甘味】あんみつ 巨峰 抹茶
マスカルポーネをベースに抹茶やオレンジゼスト
(オレンジの皮を削ったものです)を合わせた
ジェラートをメインにホワイトチョコと
ヘーゼルナッツのエスプーマやガナッシュクリーム
で整えられたこれまた新感覚の美味しいデザート
です!特に印象深いのは黒蜜のソースが別に用意
されていて、自分の好みのタイミングでかけて頂く
のですが、赤ワインを使用されているという事で
和風な黒蜜とは違い、巨峰とも相性の良い上品な
味わいを堪能できるようになっていました。
さらにローズマリーの寒天やみつ豆も加わり、
コースの締めくくりまで楽しめました!
■【食後のひととき】コーヒー又は紅茶
毎月、伝統的なイタリア料理をベースとしながらも
新しい感覚を味わえるイルテアトリーノダサローネ、
来月のメニューも鯉があるのかも含めて、楽しみに
しています!
2025/08/03 更新
2025/06 訪問
カウンター席で贅沢なイタリア料理を
今月も南青山にある、サローネグループの「小劇場」
イルテアトリーノ・ダ・サローネにて
9品の最高級ランチコースを頂きました!
“【昼重ね】九重・季節の厳選食材と炭火焼きで楽しむ
月替わりランチコース〈全9皿+食後のひととき〉”
(税別9500円+ワイン代+サービス料10%)
■真蛸 茴香 オレンジ
メインのタコは三重県鳥羽から仕入れされたタコで、
しっかり火は入っているのですが、生の食感も
楽しむことができます。シチリアのウイキョウと
オレンジという組み合わせをベースとして再構築
された一品ということです。タコは45度で4時間
茹でられているそうで、独特の食感をオレンジの香り
を楽しみながら頂きました。系列のリストランテの
SALONE TOKYOでも一品目は茹でタコという料理
でして、茹で方などの違いはありますが、どちらも
オレンジの風味を出していて、非常にタコとの相性が
よく、美味しかったです。上にはフェンネルのお花
も添えられています。見た目も綺麗ですね!
■ ガスパチョ 鰹 シナモン
冷製スープです。ガスパチョというトマトを使った
イタリアのスープで、今回はカツオとも合わせた一品
です。現地だとトマトとマグロを組み合わせるとか。
しかし今回はカツオなので、高知で有名なわら焼きを
イメージされたそうです。というのもマヨネーズを
かけて食べることがわら焼きすると多いそうなので、
それをモチーフに卵黄のソースと、燻製させたオイル
がかかっていました。今までのサローネグループでは
頂いたことがないスープで、しかもシナモンが程よく
効いていて、非常に美味しかったです!
■甘海老 マンゴー リコッタ
近代的なイタリア料理屋の組み合わせとして、
フルーツと合わせる方法があるそうです。日本での
お造りはイタリアではカルパッチョにあたるのですが、
今回はフレッシュで美味しい海老を味わいながら、
海老の濃厚なソースをリコッタチーズと合わせて、
海老味噌のようなイメージで、完熟のマンゴーと
頂きます。さらにイタリアでは海老料理にアーモンド
を合わせることが多いそうで、今回はピーナッツと
豆もやしをサフランの香りをつけて添えてありました。
やはりフルーツが入るとフレッシュな風味、舌触りが
海老と程よく混ざり、旨みを感じられるので、また
新しい経験ができた一品でした!
■仔羊 鰻 ホワイトアスパラ
イタリア料理でなかなか見る機会はないであろう、
ウナギを使った料理です。見た目からも分かるかも
知れませんが、蒲焼きのようなイメージが近く、
ソース(タレ)もうなぎのタレを連想させますが、
これはシチリアのマルサラ酒というお酒の甘口を
煮詰めたソースということで、もちろんイタリアの
要素を充分に含みながら和との融合が図られてます。
仔羊はスペアリブの部分を柔らかく煮込んで、さらに
ホワイトアスパラは炭火で焼いています。最後に
ローズマリーを刻んだオイルを散らしていました。
スパイシーな風味を感じながら、仔羊と鰻とアスパラと
いう全く想像のつかない組み合わせを実現させてくれる
美味しい一皿でした!
■チリオーレ サマートリュフ
僕の中では今回、かなり印象に残ることとなった、
非常に美味しいパスタです。今後も他のグループ店舗
でも追加のパスタとかで頼みたくなる感じです!
パスタ麺はこちらで作られているんでしょうか。
麺がいつもとは違い、カラヒグ麺も大好きなのですが、
また新しい経験ができました。そのパスタですが、
イタリアのウンブリア州のチリオーレと
呼ばれるもので、アンチョビとトリュフの組み合わせ
が定番だそうです。今回もそれに倣い、軽めの
アンチョビバターソースにサマートリュフがたっぷり
かけられていました。シンプルながらも繊細な味が
際立つテイストです。美味しかったです!
■三元豚 玉蜀黍 みのり
カウンター席に座ると目の前で焼いてくれるのですが、
そこで炭火焼きした三元豚がいただけます。
非常に柔らかく、焼き加減もちょうど良く、
豚自体の旨みもあり、付け合わせのとうもろこし
との相性も抜群です。とうもろこしについては、
イタリアの魚醤コラトゥーラで焼きとうもろこしを
イメージしているということで、香ばしい香りが
食欲をそそります。また栃木県那須高原の牧場で
作られた「みのり」というセミハードチーズも
ちょうど良いアクセントになっており、こちらも
非常に印象に残る美味しい一皿でした!
■量が選べるトマトソーススパゲッティ(20g~50g)
いわゆるポモドーロです!
横浜のSALONE2007でも大好きなパスタでしたが、
今回が今までの中で一番パンチがあって美味しかった
です!なぜかは分かりませんが、でもいずれにせよ
誰もが美味しいと感じる濃厚なトマトソースです。
ネットでも購入可能ですので、気になる方は是非!
あと、当日もキッチンにいらっしゃって、沢山お話し
もさせて頂いた弓削啓太シェフのYouTubeでもレシピ
が公開されているので、チャレンジされても面白い
と思います!
■メロン 緑茶 カルダモン
弓削シェフ考案の季節感を取り入れたメロンの
デザートです。完熟メロンと合わせるのはなんと、
渋みのある緑茶のシャーベットです。甘味と渋みの
バランスにもこだわったと仰っていた通り、渋みが
ありながらも甘いデザートとして食べれるのはすごい
と思いました!またカレーのスパイスにも使われてる
カルダモンをアクセントとして取り入れてました。
サローネらしい、かつテアトリーノらしい
オリジナルのデザートです!
■カカオ餅 アプリコット レンズ豆
一言でいうとわらび餅風のデザートで、キャラメルと
アプリコットを使ったジェラートです。
ホワイトチョコをベースとしたエスプーマクリーム、
中には自家製のあんこを、仕上げのソースには
栗の花の蜜から作ったキャラメルのソースがかかって
います。これこそイタリア料理と和との融合を
物語っているという印象を受ける、新しいながらも
どこか食べたことのある気分にもなれる新感覚の
スイーツです。コースの最後まで驚きの味わいを
楽しめて、大満足です。
■コーヒー又は紅茶
+サローネグループが運営している
grape republicというワイナリーの白ワイン
+同じくgrape republic のオレンジワイン
今月も全品美味しく、さらにサマートリュフのパスタや
三元豚のようなメイン料理が特に印象に残りました。
デザートも新しい形で、かつカカオ餅は食感も楽しめ、
季節感を取り入れた一品でした。
サローネグループは接客が丁寧なことでも有名ですが、
その中でもこちらのテアトリーノはカウンター席が
メインなこともあってか、より一段高いレベルでの
お食事を楽しめると思います。
ランチもディナーも、基本コース一本なのですが、
今月からはランチ限定(平日限定ではないと思います)
で、ショートコースも始まりましたので、
より気軽に多くの人に楽しんでもらえるのではないか
と思います。僕自身も来月以降のメニューも非常に
楽しみです!
感動した三元豚ロース、とうもろこしも美味しい
アンチョビバターソースが忘れられません!
オレンジの香りが食欲そそります!
新感覚ながらも和を連想させるスイーツ
“テアトリーノ”を味わえます
グレリパワインと
ガスパチョ 鰹 シナモン
初めての味でした
エビとマンゴーが合います
仔羊、鰻、ホワイトアスパラ
チリオーレ 食感もいいですね
香りが引き立ってます
定番のポモドーロ
今回は50gです
メロンのデザート
紅茶と一緒に
店内は落ち着く明るさが保たれています
お馴染みのオリーブオイル
2025/07/02 更新
2025/05 訪問
小さな劇場でイタリアンを
「月替わりおまかせランチコース 5月」を頂きました!
サローネグループでも特に格式が高いイメージの
“イル テアトリーノ ダ サローネ”でのランチは
「和」との融合も考えられており、
また新しい発見と素晴らしい料理と、
完璧なサービスを体験できました!
■アオリイカ 豆乳 花穂紫蘇
白和えをモチーフとして、リコッタチーズで
和えていました。イカの下には豆乳から作った
バーニャフレイダというソースが使われており、
一品目から和を感じる料理です。
下のビスケット生地を持って、一口で頂きました。
■神経締め真鯛 トラパニ風 落花生
これは和食のお造りをモチーフにしています。
高知県の神経締め真鯛のカルパッチョということで、
今回は鮎から作る魚醤を和えていて、さらにシチリア
で親しまれているトラパネーぜと呼ばれるナッツと
トマトを使ったソースがかかっており、バジルと
ローストした落花生と共に頂く面白い一皿です!
■ 栄螺 黒米 新玉葱 貝出汁
季節のサザエを使った一品ということで、サザエは
オーブンでローストして旨みを閉じ込めてから、
身をマリネしたものだそうで、ソースの肝を使い
裏ごししているとのことです。また面白いことに、
黒米を使い、サラダ仕立てになっています。
そして、上にはアサリのお出汁を使ったゼリーが、
バーブの香りと共に楽しむことができる一品です。
■アニョロッティ 加賀棒茶 しまさざなみ
アニョロッティと呼ばれる、詰め物をしたパスタ
です。僕自身は初めて食べるものでしたので、もう
すでにここで新しい体験でして、さらに長崎の地鶏
を使っていて、旨みも濃縮されていました。また、
香りはほうじ茶のような感じです。これは石川県の
加賀棒茶という一番茶の茎の部分を使っているから
ということで、ここでもイタリア料理と和の融合
を感じることが出来ました。
■ マルタリアーティ なかやま牛
こちらのお料理は全く同じではありませんが、
以前横浜にあるSALONE2007でも頂いたことが
あります。ラグーソースが僕は好きなので、その
大好物のベースのソースとチーズの相性は勿論
バッチリで特に気に入りました。そして今回のお肉
は広島のなかやま牧場産のようで、これまた
サローネグループではよく聞く名前ですが、安定の
高肉質な美味しさを毎回楽しむことができます。
さらに今回のチーズですが、チーズを作るときに
出てくる水分を煮て、塩漬けにしたリコッタチーズ
だそうです。また食べたい一品の一つです!
■高原黒牛いちぼ 隠元豆 緑胡椒
こちらも広島のなかやま牧場産でして、部位は
イチボです。インゲン豆と、ロングペッパーと
グリーンペッパーを使用したソースと牛のお出汁
のソースで和えていました。はっきりとした味で
ありながらも牛肉の旨みを楽しめる一品で、
一口食べただけで、「お!」と思いました!
■トマト スパゲッティ
サローネのパスタといったら「ポモドーロ」は
まず外せない一品です。そしてパスタの量は調整
できまして、僕はマックスの50gにしました。
ちなみに横浜のSALONE2007ですと-100gまで
注文できたので、いつも80gくらいは食べていた
のですが、こちらではコースの品数も多いので、
50gでかなり満腹になります。
あと実はこのポモドーロはネットでも冷凍(?)で
購入できるので、中々レストランに行けないという方
にも是非一度は味わってみていただきたいです!
■ブラッドオレンジ ビーツ
お口直しのジェラートということで、今回は
ブラッドオレンジのソルベでした。上にはビーツ
をペースト状にして、ピューレで塗っており、
爽やかな香りと甘さが印象的なドルチェでした。
■ティラミス 黒ビール ラフロイグ 佃煮
このティラミスはパスタの世界一に輝いた、
弓削啓太シェフ考案の「和」を取りいれた、感動的な
忘れられない一品です。下には黒ビールから作った
ジェラートと、ラフロイグというスコッチの香り
を効かせたエスプーマという炭酸ガスで絞った
ソースをかけています。さらにマスカルポーネの
プリンと合わせて、昆布の佃煮と一緒に頂きます。
■コーヒー又は紅茶
また、今回はキッチンに弓削シェフがいらっしゃって、
写真を撮っていただいた上に、サインもして頂いて、
非常に印象深くなる貴重な体験をさせて頂きました。
そして以前、横浜で勤務されていたシェフの方とも
ご挨拶させて頂いたりと、斎藤シェフをはじめとして
「小さな劇場」を楽しませて頂きました。
他のサローネグループ同様、メニューは月替わり
ですので、来月以降も楽しみにして伺おうと思います!
2025/06/09 更新
2025/12のテアトリーノでは新しく始まった
ノンアルコールペアリングも追加して、
一年のラストを飾る素晴らしいコース
を頂いてきました。
月替わりディナーコース【師走】
〈全10皿+食後のひととき〉
①【先付け】タカエビ 温州蜜柑 花穂紫蘇
南イタリアのサルデーニャという島で、エビと
オレンジをサラダ仕立てにして食べる料理が
あり、今回はそれをモチーフにしてフィンガー
フードにしたそうです。エビが餌で海苔を
食べることから、のりで作ったチップスの生地
を敷いて、フルーツトマトとエビのお出汁の
ソースを乗せ、さらにその上にタカエビと
温州みかん、紫蘇も添えた一品です。
そしてペアリングのノンアルコールドリンクは
コーデアルシロップをシトラス系のソーダで
割ったものでした。
エビとオレンジとチップスの相性が抜群で、
一口で楽しめる味わいでしたし、ドリンク
ともピッタリでした。
②【お造り】魬 香檸檬
インサラータ仕立ての冷前菜でした。
手前はマイクロリーフとハマチをシンプル
に味わえるようになっており、奥には
サルモリッチョソースを使い、ケッパー、
ドライトマト、ディルも合わせていました。
ドリンクは、宇治の煎茶を使い、そこに
青リンゴと煎茶を煮出した際にバジルを
漬け込んだ、渋みや旨味を感じながら
ハマチとの相性を考えたものでした。
松永支配人渾身のドリンクで、料理と
一緒に飲んだ時のバランスの良さに
驚きました。
③【揚げ物】鮟鱇 下仁田葱 咱夫藍
アンコウのフリットでした。そして
今回は昆布〆ではなく、生ハムで代用
したそうで、恐らくこのおかげで旨味と
塩味が程よく加えられた、印象深い一品
に仕立て上げられていました。
食べる時には生ハムは取り除かれていますが、
その代わりに下には下仁田ネギのソースと
サフランのバターソースを一緒に付けて
食べるのですが、このソースも美味しくて、
相乗効果を感じる一品でした。
ドリンクは凍頂烏龍茶をベースにしたもので、
フリットの塩味から逆算して、甘さを感じる
ようにするために、モモの香りがするように
調整されていました。本当に甘さとフリット
とのバランスが良くて美味しかったです!
④【温菜】クレスペッレ 牛頬肉 黒胡椒
まるでクレープのような料理です。恐らく
クレープ屋が出来るのではないかと思うほど
焼いた、と斎藤シェフが仰っていましたが、
中身はちゃんとイタリアンで、しかも今回は
黒トリュフを追加で合わせてもらいました。
たっぷりの黒トリュフを感じながら、
牛ほほ肉の赤ワイン煮込みを基に、
マダガスカル産のワイルドペッパーを合わせ
トリュフ香るマッシュルームピューレと
バルサミコでマリネしたレーズンも
味わえる贅沢な一品でした。
ドリンクはアッサムティーをベースにして、
ポルチーニのお出汁とも合わせたもので、
味濃いめの料理に対してバランス良く
飲めました。美味しかったです!
⑤【麵物】キタッリーナ 墨烏賊 唐墨
イタリアでギターという意味のキタッラと
いうパスタがあることは知っていましたが、
それを細めにして、断面が四角くなるように
切ったキタッリーナを今回使ったそうです。
確かに歯応えがあり、今回のソースとの
相性も抜群でした。魚介のソースと、
墨イカに酒カスの香りを付けてマリネして、
旨味と甘味を出したものを合わせ、さらに
レモンの皮とサルデーニャ産のカラスミを
合わせた素晴らしいパスタです。
旨味たっぷりでパンのお代わりを貰った程の
美味しいパスタです!
ドリンクはほうじ茶を使ったもので、アオサの
香りを加え、ほうじ茶の苦味と海苔の香りと
フェンネルシードを組み合わせたものでした。
魚醤も入れているそうで、確かにパスタとの
一体感を感じられました。
ペアリングも美味しかったです!
⑥【御飯物】サキホコレ 軍鶏 卵黄
サキホコレという秋田の大粒なお米を使い、
お肉のお出汁とパルミジャーノチーズを
合わせています。下には卵黄で作る
ザバイオーネソースという濃厚なソース
があり、下から合わせて食べるとまるで
カルボナーラのような感覚になりました。
最初は上だけ一口食べて、その後は全部を
混ぜて食べてみました。お出汁も含め、
奥深い味わいを楽しむことができ、
しかもカルボナーラのような卵感もあった
ので、面白かったです。
以前斎藤シェフのリゾットを頂いたときに
そのレベルの高さを感じていましたが、
今回も美味しく頂きました。
ドリンクは高知県の碁石茶というお茶を
ベースにして、舞茸の旨味も加えたもので、
和的なニュアンスもあり、今回のリゾット
との相性も良かったです!
⑦【お椀】蕎麦 玉蜀黍 不断草
北イタリアでそば粉とポレンタという
トウモロコシを使った料理があり、それを
イメージして作ったそうです。そば掻きと
お出汁を加え、美味しいスープと合わせた
のはポレンタを炊いたものや不断草を
煮たもので、お出汁を最初に味わって、
その後に下から混ぜていただきます。
とろみもあり、一体感を味わえるズッパ
でした!
⑧【焼き物】”高原黒牛”フィレ
大浦牛蒡 メークイン
なかやま牧場の高原黒牛のフィレ肉です。
付け合わせは千葉産の牛蒡を使っており、
木の幹のように太い牛蒡でした。
今回はローズマリーの香りを付けて、
コンフィーにしたものを香ばしく焼いた
そうで、食感も香りも楽しめました。
さらに北海道十勝のメークインで作った
焦がしバターのソースも合わせられて
いました。なんと言ってもお肉が非常に
柔らかく、一口食べた時に驚きました。
また、舞茸を塩で発酵させて、乾燥させた
パウダーと一緒に食べても相性がよく、
お肉の美味しさが引き立っていました。
ドリンクは大阪のワイナリーのブドウを
ブレンドして、ブルーベリーとお茶を一緒に
煮出したもので、甘さとのバランスも良くて
大変気に入りました!
⑨【氷菓子】加加阿
カカオの果肉の部分を使ったデザートです。
カカオパルプ自体が南国フルーツのようで、
バナナやライチの香りがします。
今回は砂糖とレモンバームというハーブを
加えているだけで、基本的には素材の味を
前面に出した一品でした。
フルーティな甘味が美味しいプレドルチェ
でして、もっと食べたい程です。
⑩【甘味】紅玉 今牧場りんどう ヘーゼルナッツ
【食後のひととき】コーヒー又は紅茶
北イタリアのドルチェで、キャラメリゼした
リンゴと松の実、レーズンを合わせた料理が
あるそうで、今回はそれをモチーフにして、
斎藤シェフが以前仰っていた今牧場という
栃木の那須高原にある牧場のチーズを
合わせたデザートに仕立てていました。
中にはリンゴのタタン、ヘーゼルナッツの
濃厚なクリーム、りんどうというチーズの
ジェラート、紅玉を皮ごと使った酸味のある
ジャムなどを合わせていました。
色んな味やアクセントが入っていて、
重層的に味を感じる仕立てでした。
コーヒーも美味しく、最後まで
楽しませてもらいました。
《最後にひとこと》
2025/1に横浜のSALONE2007で初めて
サローネの料理をいただいて以来、今回で
テアトリーノは8回目、グループ全体で
34回目の訪問でした。
自分でも少し驚いているのですが、
1年間で34回もの食事をしても、
全く飽きないどころか、毎回異なった
味わいを楽しめます。
それだけ計算され、練られた美味しい料理。
2026年も楽しみです!