おかやまっ子さんが投稿した レ ピエール プレシューズ(岡山/西大寺町)の口コミ詳細

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掲載保留 レ ピエール プレシューズ西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前、県庁通り、田町/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2019/11 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

ランチなのにディナーのようなラインナップ。大満足の時を過ごせました | おかやまっ子の食べ歩き

お昼にフレンチ、しかもワインまでいただいちゃう・・・
そんな昼食いいですよねー。
まさにそれを現実に。ちょっとしたお祝いに妻と一緒に出掛けてきました。お店の名前は、「レピエールプレシューズ」
宝石と言う意味の通り、素敵なランチが楽しめそうです。

注文は、本日限定ランチ3900円(税込)。
ワインのペアリングもお願いできるようですので、一緒に注文。
このペアリングは三種のワインがいただけるそうです。最初は、やっぱり「スパークリングワイン」にしておきます。

クレマンド・ブルゴーニュ・ブリュットフランスブルゴーニュ地方のスパークリングワイン
シャルドネとピノノワール種。ピノノワールは飲み口が柔らかく好きなんですよね。
青りんご、柑橘類といった果実味が感じられます。

アミューズ
「牡蠣と柿のクロワッサン」『かき』を二つ並べたメニュー名がおもしろい。
フランスには柿はないらしいのですが、フランス料理に柿は合うとシェフのアイデアの一品。
一番上がクロワッサンのあわ、その下に、柿のスライス、そしてその下が瀬戸内産の牡蠣。
一番下ジャガイモのピューレが敷かれています。
ピューレが舌に非常に滑らかで程よい甘み。
この四重奏(カルテット)はすばらしい。牡蠣の味が後からじわっと出てきて余韻が長く楽しめます。

前菜
「鰆の炙り黒オリーブソースとレフォールクリーム」
レフォールはあまりなじみのない単語ですが、別名西洋わさび(ホースラディッシュ)です。
それと辛味大根は非常に良く合います。
レフォールは『ツンっ』という感じでなく、やわらかな『ピリっ』とした刺激。
赤と白のラディッシュが色鮮やかです。
岡山の鰆の炙りはさっぱりくせがなく、黒オリーブが美味しさを引き立ててくれています。 

スープと魚料理に合わせて二つめのワインをいただきます。
アニーズ・レイン・リースリング
オーストラリア産の辛口白ワインです。
花の香りを感じるまさに華やいだ感じのフレッシュな酸味の白ワインです。 

スープ
「人参のヴルーテ ベルべーヌの香り」
人参に牛乳を注いで作ったスープです。
ベルベーヌはハーブの一種。よりリラックスした気持ちになってきました。
人参と牛乳のこの甘みのハーモニーにはただただビックリ。
甘さ控えめ、そこに、ほんのりしたハーブの香りが心地よいです。 

パンは自家製で、決して自己主張しない、さわやかな味でした。 

魚料理
「瀬戸内産天然鯛のポワレハチミツとローズマリーのソース」
カリフラワー、春菊、平茸が鯛のポワレに寄り添っています。
スプーンで、ソースと魚を一緒にいただきます。香りがすばらしい。鯛はしっかりした身ながら、適度に柔らかい。
ブロッコリーもさくっとした食べごたえもいいです。
その中に小さなナッツが入っています。
柔らかい食感の中に、カリッとした食感で驚かせてくれます。
意外な発見。お客様のその驚きの表情は、シェフの会心の瞬間でしょうね。
いただいているワインは料理の素材をひきだし、素晴らしいマリアージュ。

 三つ目のワインとしてお肉にあうものをいただきました。
プティ・エニーラ
ブルガリアの辛口赤ワインです。
メルロー、シラー、プティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニヨンといった多彩な品種を称しています。
深みのあるルビー色。プラムやチョコのような果実の甘味が口の中に広がります。

肉料理
「羊肩ロースのロティ ジュのソース」柔らかくてしっかりした味わいです。
口の中では肉汁がじわっと充満してゆきます。
妻に教わりましたが、ジュはフランス料理の肉の焼き汁を利用したソースのことらしいです。
素材を焼いたときに出るジュを水やワイン、塩こしょうなどを加えソースにするんですって。
道理で、このジュのソースはお肉に非常にマッチしている。
ひつこくない肉、だからいくらでも食べれそう。
添えられているのは質実剛健なゴボウ!
ジャガイモを食べたあと、もう一つジャガイモと思ったら、これがサツマイモ!
この組み合わせは意外。だけど、ちょうどよい距離感を保ち、味の対比はすばらしい。
ルッコラもアクセントを奏でるよう。

デザート
「苺とマスカルポーネ」
するっと喉元をすぎてゆきます。なめらかなチーズクリームのようです。
レモンとミントと白ワインのジュレも秀逸。
一見いちごがメインかと思いきや、みんなが、仲良く手を繋ぐ感じの主役たちです。
記念日にとフランス語でお皿に、ボン アニバーサリーの字が入ったお皿を提供してくれました。
 
最後にコーヒーをいただいて、お腹いっぱいです。
 これで3900円。(ワインペアリングは別料金)
このボリュームと味ならこの価格は絶対お値打ち。ランチでしたがディナーを思わせるほどの料理のオンパレード。
香りと味付けは素晴らしい。すっきりしていながら、多重奏のような工夫が凝らされている味。
岡山で著名な企業の社長も通われているらしいですよ。

特別な日だけでなく、ちょっとしたデートにとかもってこいのレストランです!!

2020/01/24 更新

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