2回
2024/05 訪問
最高の古民家ステイ。あめごのひらら焼き、祖谷そばなどの郷土料理も頂けます。
香川・徳島の旅 3日目④
落合集落を後にして向かったのは、本日の宿泊先となるこちらの古民家宿。
まず、結論から。最高の宿でした。
よくこの宿を見つけられた自分を褒めてあげたい(笑)
そして、この宿を営まれているご主人夫妻にほんとに感謝します。
なぜ、この宿に宿泊させてもらったのか?
日本全国の郷土料理を楽しんでいるなか、これまで訪れたことのなかった徳島県の郷土料理は何で、それをどこで頂くことが出来るのか?というテーマがありました。
徳島といえば、昔は「海」を連想していました。でも、そうではなく「山」なんだなと気づいて、では、その山ではどんな郷土料理があるのか調べてみると、「あめごのひらら焼き」に辿り着きました。で、これをどこで頂けるのかということを調べていくと、三好市池田町の「あめご亭」というお店で鍋スタイルのひらら焼きが頂けることが分かりました。
でも、昔からのスタイルではない。本当にひらら焼きは、かまどの上に平たい石を置いて、味噌で土手を作って、あめご、豆腐、こんにゃくなどを焼き上げる。ただ、このスタイルで、しかも、宿で食べられるところは見つけることが出来ませんでした。
そんななか、石の上ではなく、鉄板の上に味噌で土手を作るスタイルのひらら焼きを提供している宿を見つけました。東祖谷の「民宿 祖谷八景」さん。でも、ホームページには「あめごのひらら焼き」は6名以上からという記載があり、それがネックで断念せざるを得ない状況に。しかも、ご主人がご高齢で、最近は、通常の営業はされていない模様。
どうしようかと途方にくれながらも、グーグルマップでお店や宿を調べ続けると、この宿を見つけることが出来たのです。1日1組の宿で、旅行サイトなどにも載っておらず、基本、この宿のホームページに辿りつけない限り、宿泊は難しいと思います。そこに辿り着けたのです。
そうすると、「あめごのひらら焼き」を祖谷八景と同じように、土手スタイルでやってくれるとのこと。しかも、2人でもやってくれるということで、見つけた瞬間、すぐ予約。突然、1年前に予約をしたにもかかわらず、こころよくお引き受け頂きました。
そんな、あめごのひらら焼き目的がきっかけで宿泊することにやった宿ですが、実際、宿泊してみると、あめごのひらら焼き以外にも魅力がいっぱいの宿でした。
あめごは、ひらら焼き以外にも塩焼きで出して頂けますが、もう何時間もかけてじっくりと囲炉裏で焼いて頂けます。この火入れ感が最高。
もちろん、ひらら焼きもよかったですよ。祖谷独特の芋、こんにゃく、豆腐を味噌テイストで頂け、目的通り、しっかり郷土料理を頂けました。
それ以外にも、お膳には、鹿のロースト、よもぎやタケノコなど地のものの天ぷら、わらびなんかも出して頂きました。
で、祖谷そばも頂いたのですが、なんと、この夕食の祖谷そばは、私が打ったそば(笑)
宿に早く到着すると、ご主人が「そばを打ってみますか?」とおっしゃるので、人生初の蕎麦打ち、そしてそばのカット。いい経験が出来たわけですが、この蕎麦がうまい。
食後は、外で星を見ました。よく見えましたね。ご主人は写真家でもあるので、きれいな写真を撮って頂きました。その写真も記念にアップしておきます。
囲炉裏で祖谷の郷土料理が堪能でき、ホスピタリティも最高。こんな宿、なかなか無いですよ。
最高の古民家ステイ、ここにこれてよかった。ご主人、どうも有難うございました。
2024/05/06 更新
香川・徳島の旅 4日目①
こちらは、紺屋さんでの朝食です。
普段は朝食は食べないのですが、この日は、剣山を登山するのでしっかり頂きました。
前夜の夕食で、囲炉裏で色んなお話をしながら食事をさせてもらいましたが、その余韻が残る囲炉裏での朝食。
朝食でも、郷土料理の提供が。「そば米雑炊」を出して頂きました。
もともと、祖谷は米が育ちにくい土地のようで、雑穀やそばを育てていたらしいです。
そういった背景があっての、そば米雑炊。地味深かったです。
フィッシュカツという徳島のソウルフード?的なカツも出して頂き、細かいところまで至れりつくせり。大きな玉子焼きもおいしかったな。ご飯は十六穀ごはん。
で、ダメ押しは最後のコーヒー。
私も、自宅では、コーヒー豆を買ってきて挽いて飲んでますが、このコーヒーのテイストは味わったことないです。何?このうまいコーヒー。
朝食を頂いた後、かかしの里経由で、剣山に。
どうもお世話になりました。最高の古民家ステイでした。